昨日は、結婚式に招待され出席してきました。前途洋々で、幸せいっぱいの二人とともに時間を過ごすと、何かパワーをいただいた様な気がします。幸せな笑顔、幸せな涙はいいものですね。二人には素敵な家庭を造ってもらいたいです。
インプラントの表面性状とデザインについてです。
インプラントの表面はどうあるべきかについても、様々なものが検討されています。
ブローネマルクのオリジナルの表面は機械研磨の見た目がツルツルのものではじまっています。それはもちろん長期にわたるデータがあるのですが、それに勝るものをもとめて、その後様々なものが開発されました。開発された時は鳴り物入りの様な登場をするのですが、なかなか上手くはいかないようです。
90年代になり、インプラントの表面がザラザラなものが発表され現在はそれが主流になっています。
ブローネマルクにもザラザラな物が導入されています。
カタチもいろいろと、試されてきました。以前にも説明した今では否定されているブレード型という板みたいなものや、棒状の物、中が空洞になった筒状の物、ワインのコルク抜きみたいな形の物、それぞれ開発時はそれなりの理屈を伴っているのですが、これもなかなか上手くいかない物が多い様です。
結論として、現存するほとんどのインプラントが、ブローネマルクインプラントと同じスクリュー型になっています。
私達は、ブローネマルクシステムに固執しているのではありません。
患者さんの立場にたち、それが本当によりよい物ならば、積極的に導入して行きたいと思っています。
アストラテックインプラントを始めとして、信頼出来るインプラントシステムも現在ではいくつか開発されています。
ただし、私達はインプラントを選ぶ際に、各メーカーの提示するデータや文献、能書きを鵜呑みにするのではなく、それらが科学的に信頼出来るかちゃんと評価した上で選ばなければいけない」という事が大切だと思うのです。
材料費が安いとか、面倒くさくないとか、新しくて何か良さそうだというだけでは、選ぶべきではないと思っています。
余談ですが、歯科医師や歯科衛生士を採用する際の面接で、当院がブローネマルクシステムを採用しているとしらせると、「それは大変ですね」とか「面倒じゃないですか」と言われてしまう事があります。
もちろんその様な方は、採用対象外となります。