ご 案 内

 

  • 当医院では、一般の方々向けに健康歯考講座を定期的に開催しております。
    本講座は、健康な歯を維持し、虫歯や歯周病を予防し、お口のQOLを向上するために役立つ知識、考え方、そしてさまざまな治療法に関する正しい知識等を公開している講座です。
    講座の日程、お申込みなどの詳細はこちらをご覧ください。
  • 当院ではご覧頂いている「健康歯考ブログ」の他に、公式ホームページにてインプラント治療に関する「インプラントブログ」、歯科全般に関する「予防治療ブログ」、「PMTC専門サイト」を開設しております。
    よろしかったら、そちらもご覧になってください。

あなたの大切なお子さんを虫歯にしないために大事なこと109(特別編)

11月11日に日本歯科医師会館で、開催された「8020•すこやか家族」の表彰式に出席してきました。

 

実は、とても嬉しいことに当院に通っていただいている患者さん親子が、東京都の一位に選らばれたんです。

 

「8020•すこやか家族」とは都民の歯科保健意識の普及・向上を図ることを目的として、地域でかかりつけ歯科医を持ち、日頃から口腔の健康作りに積極的に取り組んでいる家族を表彰するものです。

 

私達のクリニックは、皆さんもご存知のように健康創造型歯科医療を提唱しているため、

虫歯予防、歯周病予防の為だけに通って頂いている方が1000名以上はいるのですが、

それでも、やっぱり東京都で一番はとても嬉しいです。

 

今回受賞したお子さんは、まだこんなに小さいのに糸ようじ(このご家族は熊さんブラシと読んでいるそうです)が大好きなんです。

 

皆さん、歯ブラシだけでなく、デンタルフロスや歯間ブラシを使っていらっしゃいますか?

 

日々のケアが、とても大切ですから、忘れず励行して下さいね。

そして、私達が出来るサポートケアであるPMTCをお受け頂くことで、

今皆さんのお口にある歯の寿命を命の寿命と同じにしていくことが、健康寿命の促進になります。

 

このご家族のようなみなさんが増えたらいいな〜、いや、絶対に増やしていきたいと思っています。

 

 

あなたの大切なお子さんを虫歯にしないために大事なこと108

天候が安定しない日が続いています。

皆さん、体調管理に注意して下さいね。

さて、前回から、

虫歯のなりやすさについてのお話をしています。

最近では、歯科医院でその子の虫歯のなりやすさをいろんな検査でより性格に判断するようになってきています。

その中のひとつに唾液の検査があります。

しかし、これはご自宅で簡単に出来ないのが、この検査のひとつのデメリットになります。

 

このような特殊な検査を受けなくてもある程度正確にお子さんの虫歯になるリスクを判定し、

それに基づいてお子さんをハイリスク、モデレートリスク、ローリスクの三段階に分類することが出来るのです。

 

前回はモデレートリスクについてでした。

 

モデレートリスクとはいったいどんな状態のことを言うのでしょうか?

これは、言い換えればリスクがあるという状態だと思ってください。

 

モデレートリスクとはいったいどんな状態のことを言うのでしたでしょうか?

 

モデレートリスクとは

1.この1年間で虫歯が一ヶ所出来てしまった。

2.奥歯の溝が深い。

3.歯磨きがあまり上手に出来ていない。

4.初期虫歯や歯と歯の間に虫歯がある。

5.フッ素を上手に使えていない。

6.歯科矯正治療を受けている。

7.定期的に歯科で検診を受けていない。

 

などが該当します。

 

このようなことが当てはまった場合は、一度歯科医院を受診し、定期的にチェックを受けるようにされて法が良いでしょう。

 

そして今日は、

ローリスクについてです。

簡単にいうと、虫歯になりにくい状態の事を表します。

 

それは、

1.この1年間で虫歯が出来ていない。

2.奥歯の溝が浅い。あるいは溝を予防的につめてある(シーラントがしてある)。

3.歯磨きが上手に出来ている。

4.フッ素を上手に使えている。

5.定期的に歯科で検診を受けている。

 

以上のようなことが当てはまった場合は、

ローリスクの状態という事が出来ます。

 

お口の健康にとっては、理想的な状態と言えるでしょうね。

出来れば皆さんのお子さんがローリスクになるように頑張っていただけたらなと思っています。

 

「あなたの大切なお子さんを虫歯にしないために大事なこと」と題したこのシリーズも108を迎える事が出来ました。

今回で、このシリーズは終了させて頂きたいと思います。

次回からも、皆さんのお役に立てる情報を発信していく予定ですのでよろしくお願いします。

 

現在は、お子さんだけでなく

虫歯も歯周病もその原因と予防法に関しては、ほぼ100%わかって来ていると言えます。

皆さんのお口の健康を守り育てるために歯科医院を上手に利用をしていく事が大切ですね。

 

再三お話させて頂いている事ですが、

PMTCは、お子様だけではなく皆さんのお口の健康維持に有効で安全な手段です。

一度、受けてみてはいかがでしょうか?

 

 

 

あなたの大切なお子さんを虫歯にしないために大事なこと107

桜の季節も東京では終わりですね。

ゴールデンウィークを控え本格的な春が訪れ手ほしいものですね。

さて、前回は、

虫歯のなりやすさについてでした。

最近では、歯科医院でその子の虫歯のなりやすさをいろんな検査でより性格に判断するようになってきています。

その中のひとつに唾液の検査があります。

しかし、これはご自宅で簡単に出来るわけではありませんね。

それが、この検査のひとつのデメリットになります。

 

このような特殊な検査を受けなくてもある程度性格にお子さんの虫歯になるリスクを判定し、

それに基づいてお子さんをハイリスク、モデレートリスク、ローリスクの三段階に分類することが出来ます。

 

その中でも前回はハイリスクについてでした。

ハイリスクとはいったいどんな状態のことを言うのでしょうか?

 

1.過去一年間に新たな虫歯が2本以上発症してしまった。

2.歯のかむ面や隣り合ったところ以外の平らなところに虫歯が出来ている場合。

3.フッ素をまったくあるいはほとんど使用していない場合。

4.哺乳瓶を不適切に使ってしまっている場合。

5.奥歯の溝が深い。

6.毎日甘いものを多く摂っている。

7.歯磨きがほとんど出来ていない。

8.虫歯菌が多い。

9.唾液の量が少ない。

10.定期的に歯科で検診を受けていない。

などがハイリスクに該当します。

  

特にこのようなことが当てはまり、ハイリスクと診断された場合は注意が必要ですね。

歯科医師、歯科衛生士に相談してみてくださいね。

 

さて、今回はモデレートリスクについてです。

これは、言い換えればリスクがあるという状態だと思ってください。

 

モデレートリスクとはいったいどんな状態のことを言うのでしょうか?

1.この1年間で虫歯が一ヶ所出来てしまった。

2.奥歯の溝が深い。

3.歯磨きがあまり上手に出来ていない。

4.初期虫歯や歯と歯の間に虫歯がある。

5.フッ素を上手に使えていない。

6.歯科矯正治療を受けている。

7.定期的に歯科で検診を受けていない。

 

などが該当します。

 

このようなことが当てはまった場合は、一度歯科医院を受診し、定期的にチェックを受けるようにされて法が良いでしょう。

 

 

 

あなたの大切なお子さんを虫歯にしないために大事なこと106

  前回の、あなたの大切なお子さんを虫歯にしないために大事なこと105では、

 

フッ素の効果を確実にするために、軽くゆすぐだけでいいといっても、

結果としてお口に残ったフッ素入りの歯磨き粉は、飲み込んでしまっても大丈夫なのでしょうか?

についてでしたね。

 

そして、 

答えは、飲み込んだとしても安全といわれています。

でした。

 

フッ素の急性毒性という観点から判断すると、

たとえば体重15kg 4歳児の場合、30mgFのフッ素を摂取してしまうと危険なのですが、通常フッ素の効果を期待して簡単にゆすいだとした場合に、お口の中に残るフッ素は0.04mgF程度といわれています。

つまり、一度に750回分の歯磨き後のフッ素を飲み込んだとしたら問題が起こる可能性があるということなのです。

 

つまり、通常の方法で日々お使いになる場合は、安全だということです。

 

さて、今日は、

虫歯のなりやすさについてです。

最近では、歯科医院でその子の虫歯のなりやすさをいろんな検査でより性格に判断するようになってきています。

その中のひとつに唾液の検査があります。

しかし、これはご自宅で簡単に出来るわけではありませんね。

それが、この検査のひとつのデメリットになります。

 

このような特殊な検査を受けなくてもある程度性格にお子さんの虫歯になるリスクを判定する方法があります。

それに基づいてお子さんをハイリスク、モデレートリスク、ローリスクの三段階に分類することが出来ます。

 

今日は、ハイリスクについてです。

ハイリスクとはいったいどんな状態のことを言うのでしょうか?

 

1.過去一年間に新たな虫歯が2本以上発症してしまった。

2.歯のかむ面や隣り合ったところ以外の平らなところに虫歯が出来ている場合。

3.フッ素をまったくあるいはほとんど使用していない場合。

4.哺乳瓶を不適切に使ってしまっている場合。

などがハイリスクに該当します。

 

いかがでしたか? 

特にこのようにことが当てはまり、ハイリスクと診断された場合は注意が必要ですね。

歯科医師、歯科衛生士に相談してみてくださいね。

 

フッ素入りの歯磨きで日々のケアを正確に行うこと、

そして定期的に歯科医院を受診されPMTCを受けられることが虫歯予防をより確実なものにしていきます。

 

WHO(1994)も継続してフッ化物配合の歯磨き粉を使用していくと虫歯抑制率は高まるという見解を公表しているのです。

安全性も確立されていますから、安心して継続的にお使いになることが、虫歯予防には効果的だとうことでしたね。

 

フッ素入りの歯磨き粉で日々のケアを正確におこなうこと、そいして定期的に歯科医院を受診されPMTCを受けられることが虫歯予防をより確実なものにしていきます。

 

 

 

 

 

 

 

あなたの大切なお子さんを虫歯にしないために大事なこと105

  前回の、あなたの大切なお子さんを虫歯にしないために大事なこと104では、

フッ素の虫歯予防効果を得るために、

フッ素入りの歯磨き粉を使ったとしても、すぐ洗口してしまったら効果はあるのでしょうか?

についてでしたね。

 

実際に、フッ素入りの歯磨き粉を使った後、どの程度洗口すればよいのでしょうか?

 

答えは、

約15mlの水で、5秒程度洗口するのが良いのでしたね。

 

ほんのちょっとのお水で、軽くゆすぐだけが、虫歯予防には良いのですね。

歯磨きの後、一生懸命洗口してしまうことはフッ素の効果という意味では良くありませんね。

 

では、

軽くゆすぐだけでいいといっても、

結果としてお口に残ったフッ素入りの歯磨き粉は、飲み込んでしまっても大丈夫なのでしょうか?

 

答えは、飲み込んだとしても安全といわれています。

フッ素の急性毒性という観点から判断すると、

たとえば体重15kg 4歳児の場合、30mgFのフッ素を摂取してしまうと危険なのですが、通常フッ素の効果を期待して簡単にゆすいだとした場合に、お口の中に残るフッ素は0.04mgF程度といわれています。

つまり、一度に750回分の歯磨き後のフッ素を飲み込んだとしたら問題が起こる可能性があるということなのです。

 

つまり、通常の方法で日々お使いになる場合は、安全だということです。

 

フッ素入りの歯磨きで日々のケアを正確に行うこと、

そして定期的に歯科医院を受診されPMTCを受けられることが虫歯予防をより確実なものにしていきます。

 

WHO(1994)も継続してフッ化物配合の歯磨き粉を使用していくと虫歯抑制率は高まるという見解を公表しているのです。

安全性も確立されていますから、安心して継続的にお使いになることが、虫歯予防には効果的だとうことでしたね。

 

フッ素入りの歯磨き粉で日々のケアを正確におこなうこと、そいして定期的に歯科医院を受診されPMTCを受けられることが虫歯予防をより確実なものにしていきます。

 

 

 

 

 

 

 

あなたの大切なお子さんを虫歯にしないために大事なこと104

  前回の、あなたの大切なお子さんを虫歯にしないために大事なこと103では、

フッ素の虫歯予防効果を得るたまには、一日何回フッ素入り歯磨きで磨けばよいのでしょうか? ということについてでした。

 

フッ素の虫歯予防効果を得るためには、毎食後+寝る前にフッ素入り歯磨きで磨くことが効果的です。

 

私たちは食事をするたびに、歯に脱灰が起こっています。

フッ素には、再石灰化を促して、脱灰した歯の表面を修復する働きがありましたね。

つまり、酸によって溶かされてしまった歯の表面をフッ素が修復してもとあった状態に戻す働きがあるということです。

この能力を最大限に活かすためには、毎食後にフッ素入り歯磨きを使うことが大切ですね。

 

そして、

私たちは、寝ている間唾液の出る量が少なくなり、なおかつねばねばした唾液が出るようになるのです。

これは、簡単に言うと寝ている間は虫歯になりやすい環境になっているということなんです。

寝ている間に、歯の表面に脱灰が起こりにくくするためにも

寝る前にフッ素入りは磨きを使うことは、虫歯予防には効果的といえます。

 

でも、フッ素入りの歯磨き粉を使ったとしても、洗口してしまったら効果はあるのでしょうか?

 

つまり、

フッ素入りの歯磨き粉を使った後、どの程度洗口すればよいのでしょうか?

 

答えは、

約15mlの水で、5秒程度洗口するのが良いといわれています。

 

ほんのちょっとのお水で、軽くゆすぐだけが良いのですね。

歯磨きの後、一生懸命洗口してしまうことはフッ素の効果という意味では良くありませんね。

 

フッ素入りの歯磨きで日々のケアを正確に行うこと、

そして定期的に歯科医院を受診されPMTCを受けられることが虫歯予防をより確実なものにしていきます。

 

WHO(1994)も継続してフッ化物配合の歯磨き粉を使用していくと虫歯抑制率は高まるという見解を公表しているのです。

安全性も確立されていますから、安心して継続的にお使いになることが、虫歯予防には効果的だとうことでしたね。

 

フッ素入りの歯磨き粉で日々のケアを正確におこなうこと、そいして定期的に歯科医院を受診されPMTCを受けられることが虫歯予防をより確実なものにしていきます。

 

 

 

 

 

 

 

あなたの大切なお子さんを虫歯にしないために大事なこと103

  前回は、「フッ素によって虫歯予防ができるのはどうしてでしょうか?

についての話題でしたね。

  

フッ素には大きく分けて三つの虫歯予防効果があります。

それは

1.歯を強くして、産に溶けにくい歯にすることができる。

2.再石灰化を促して、脱灰した歯の表面を修復する。

  これは、酸によって溶かされてしまった歯の表面を

  フッ素が修復してもとあった状態に戻す働きがあるということです。

3.プラークが酸を作り出す働きを弱める。

の三つがありましたね

これら三つの働きによってフッ素は歯を守っているのです。

 

では、フッ素の虫歯予防効果を得るたまには、一日何回フッ素入り歯磨きで磨けばよいのでしょうか?

 

答えは、毎食後+寝る前です。

 

まず、私たちは食事をするたびに、歯に脱灰が起こっています。

フッ素には、再石灰化を促して、脱灰した歯の表面を修復する働きがありましたね。

つまり、酸によって溶かされてしまった歯の表面をフッ素が修復してもとあった状態に戻す働きがあるということです。

この能力を最大限に活かすためには、毎食後にフッ素入り歯磨きを使うことが大切ですね。

 

それプラス、

私たちは、寝ている間唾液の出る量が少なくなり、なおかつねばねばした唾液が出るようになるのです。

これは、簡単に言うと寝ている間は虫歯になりやすい環境になっているということなんです。

寝ている間に、歯の表面に脱灰が起こりにくくするためにも

寝る前にフッ素入りは磨きを使うことは、虫歯予防には効果的といえます。

 

フッ素入りの歯磨きで日々のケアを正確に行うこと、

そして定期的に歯科医院を受診されPMTCを受けられることが虫歯予防をより確実なものにしていきます。

 

 

 

 

WHO(1994)も継続してフッ化物配合の歯磨き粉を使用していくと虫歯抑制率は高まるという見解を公表しているのです。

安全性も確立されていますから、安心して継続的にお使いになることが、虫歯予防には効果的だとうことでしたね。

 

フッ素入りの歯磨き粉で日々のケアを正確におこなうこと、そいして定期的に歯科医院を受診されPMTCを受けられることが虫歯予防をより確実なものにしていきます。

 

 

 

 

 

 

 

あなたの大切なお子さんを虫歯にしないために大事なこと102

  前回は、「フッ素の入っている歯磨剤を使っていれば、虫歯の予防はそれで大丈夫といえるのでしょうか?についての話題でしたね。

  

答えは、NOでした。

 

虫歯は、さまざまなことが重なり合って起こる病気で、多因子性疾患といいます。

 

つまり、ひとつのことをコントロールしただけで病気の発症を防げるわけではないのです。

 

虫歯にならない為には、

丁寧に正しいブラッシングをすること、食事のコントロールをすること、そして歯を強くしていくことをすることが大切です。

フッ素は、この中の歯を強くしていくことに有効です。

ということでしたね。

 

本日は、ではそのフッ素によって虫歯予防ができるのはどうしてでしょうか?

 

フッ素には大きく分けて三つの虫歯予防効果があります。

それは

1.歯を強くして、産に溶けにくい歯にすることができる。

2.再石灰化を促して、脱灰した歯の表面を修復する。

  これは、酸によって溶かされてしまった歯の表面を

  フッ素が修復してもとあった状態に戻す働きがあるということです。

3.プラークが酸を作り出す働きを弱める。

 

の三つです。

これらの働きによってフッ素は歯を守っているのです。

ですから、

WHO(1994)も継続してフッ化物配合の歯磨き粉を使用していくと虫歯抑制率は高まるという見解を公表しているのです。

安全性も確立されていますから、安心して継続的にお使いになることが、虫歯予防には効果的だとうことでしたね。

 

フッ素入りの歯磨き粉で日々のケアを正確に行うこと、そして定期的に歯科医院を受診されPMTCを受けられることが虫歯予防をより確実なものにしていきます。

 

 

 

 

 

 

 

あなたの大切なお子さんを虫歯にしないために大事なこと101

本年一回目の健康歯考ブログです。

昨年末で、「あなたの大切なお子さんを虫歯にしないために大事なこと」も100回目をむかえ、今日が101回目となります。

今年も、歯に関するいろんな情報を提供していきたいと持っておりますので、

どうぞよろしくお願いいたします。

  

前回は、「実際にフッ素の虫歯予防効果はどれくらいあるのか?」についての話題でしたね。

 

フッ素の虫歯予防に効果は、世界中で100以上の質の高い臨床研究論文で証明されており、

ある発表では、

フッ化物が配合されている歯磨き剤を使うことで、2〜3年の期間で25%程度の虫歯予防効果があるということでした。

 

そして、

WHO(1994)も継続してフッ化物配合の歯磨き粉を使用していくと虫歯抑制率は高まるという見解を公表しています。

安全性も確立されていますから、安心して継続的にお使いになることが、虫歯予防には効果的だとうことでしたね。

 

では、フッ素の入っている歯磨剤を使っていれば、虫歯の予防はそれで大丈夫といえるのでしょうか?

 

答えは、NOです。

 

虫歯は、さまざまなことが重なり合って起こる病気で、このような原因がひとつでない病気のことを多因子性疾患といいます。

 

つまり、ひとつのことをコントロールしただけで病気の発症を防げるわけではないのです。

 

虫歯にならない為には、

丁寧に正しいブラッシングをすること、食事のコントロールをすること、そして歯を強くしていくことをすることが大切です。

フッ素は、この中の歯を強くしていくことに有効です。

 

フッ素が入っているからといって、歯磨きは適当でよいというわけでないんです。

 

フッ素入りの歯磨き粉で日々のケアを正確におこなうこと、そいして定期的に歯科医院を受診されPMTCを受けられることが虫歯予防をより確実なものにするのです。

 

 

 

 

 

 

 

あなたの大切なお子さんを虫歯にしないために大事なこと100

本日で、今年の診療は最後となりました。

皆さん、一年間本当にありがとうございました。

 

このブログも一年間何とか継続することができました。

そして、「あなたの大切なお子さんを虫歯にしないために大事なこと」も本日で100回目になりました。

  

前回は、歯磨き粉についての話題でしたね。

最近は、かなりの種類の歯磨き粉が販売されています。

いろんな効果がうたわれ、その効果を狙ったいろんな成分が入っていますが、虫歯予防に大切なのはフッ素です。

お選びになる場合は、フッ素という成分が入っていることを確認して選んでみてくださいということでした。

 

では実際にフッ素の虫歯予防効果はどれくらいあるのか?

フッ素の虫歯予防に効果は、世界中で100以上の質の高い臨床研究論文で証明されており、

ある発表では、

フッ化物の入っていない歯磨剤を使っていた人たちが2〜3年で10本の歯が虫歯になってしまったのに対して、

フッ化物が配合されている歯磨き剤を使うことで、7,5本に抑えることができたというものがあります。

 

これは、フッ化物が配合されている歯磨き剤を使うことで、2〜3年の期間で25%程度の虫歯予防効果があるということになります。

 

前回もお話しましたが、

WHO(1994)も継続してフッ化物配合の歯磨き粉を使用していくと虫歯抑制率は高まるという見解を公表しています。

安全性も確立されていますから、安心して継続的にお使いになることが、虫歯予防には効果的ですね。

 

フッ素入りの歯磨き粉で日々のケアをおこなうこと、そいして定期的に歯科医院を受診されPMTCを受けられることが虫歯予防をより確実なものにします。

 

新年を迎えるにあたり、歯磨き粉もフッ素入りに変えてみてはいかがでしょうか?

それでは、

来年も皆様の素敵な笑顔に会えることを楽しみにしています。

どうぞ、良いお年をお迎えください。

 

 

 

 

 

あなたの大切なお子さんを虫歯にしないために大事なこと99

しばらくブログの更新ができませんでした。

皆さんごめんなさい。

年末にむけ、原稿以来をいただいたり、風邪を引いてしまったりとばたばたしでおりました。

 

このブログ以外にも当院では、こんなブログを運営しております。

そちらは、毎日更新しております。

よろしかったら、そちらもご覧になってみているださいね。

 

さて、本日は、歯磨き粉についてです。

みなさんは、歯磨き粉ってどのような基準で選ばれていますか?

最近は、かなりの種類の歯磨き粉が販売されていますよね。

 

あまりに多すぎて、選ぶのが難しかったり、面倒になったりしますよね。

いろんな効果がうたわれいます。

 

それぞれに、その効果を狙ったいろんな成分が入っていますが、虫歯予防に大切なのはフッ素です。

お選びになる場合は、フッ素という成分が入っていることを確認してみてくださいね。

 

フッ素は、虫歯予防に効果があることが、世界中で100以上の質の高い臨床研究論文で証明されています。

WHO(1994)も継続してフッ化物配合の歯磨き粉を使用していくと虫歯抑制率は高まるという見解を公表しています。

安全性も確立されていますから、安心してお使いになってみてくださいね。

 

 

 

あなたの大切なお子さんを虫歯にしないために大事なこと98

前回までのマタニティ外来については、いかがでしたでしょうか?

すこしでも、皆さんのお役に立てればうれしいです。

 

さて、昨日、当院スタッフの一部は聖路加看護大学主催のナースクリニックという勉強会に参加してきました。

これは、地域の子供たちの健康を考えることをメインテーマとして年間を通して行われているものです。

 

昨日のテーマは「子どもにかかりやすい病気と薬・予防接種」でした。

 

講師は、聖路加国際病院小児科医長の草川功先生でした。

草川先生はとても素敵な先生で、お会いすると小児科の先生だな〜って思える優しい笑顔が素敵な先生です。

 

私たちの医院は、予防を中心とした歯科医療である健康創造型歯科医療を提供しており、子供たちを虫歯の一本もない大人にしていくことを目指しています。

 

そのため、小さな赤ちゃんから子供たちまで多くの小児が通ってくれています。

 

必然的に、子供たちに接する機会も多くなります。

お口の健康を守り育てるためには、子供たちのことを良く知ることが大切です。

 

一般的な子育てについては、ママさん歯科衛生士が多数在籍しているので、いろいろ勉強させてもらっているんですよ。

そして、医学的なことに関しては、この勉強会で学んでいます。

 

一般のお母様や保育士さんも対称なため、とてもわかりやすいお話をしていただけるのです。

私たち歯科衛生士もとても勉強になります。

 

実は、私たちもこのコースの中の一コマを与えていただき、虫歯や、転倒による歯の怪我、歯並びについてお話をさせていただいているんです。

 

昨日も、大半役立つお話をしていただきました。

感染症や予防接種のお話だったんですが、

その中でも

「予防接種が広く行われるようになったがために、今の若い先生たちは、麻疹(はしか)の子供たちを見たことがほとんどなくなってきている。」

というお話には、何か少し複雑な気持ちになってしまいました。

時代の変化といえばそれまででしょうが、

いろんな病気を実際に診ている草川先生のような先生に診てもらえる子供たちは幸せだな〜と思ってしまいました。

 

昨日のお話の中のひとつでも今後に活かし、子供たちに対する歯科医療を安心で、安全なものにしていきたいと思っています。

 

あなたの大切なお子さんを虫歯にしないために大事なこと97 マタニティー外来について6

当院の診療科目にはマタニティー外来というかが標榜されています。

マタニティー外来の対象者は、これからお子さんを授かりたいと思われている方から出産後のお母さんとなります。

目的は、

妊娠期間中に起こるお母さんのお口の中の問題を引き起こさないため、

また万が一にも起こってしまった問題に対して、適切な対処をするため、

そして、これから生まれてくる赤ちゃんのお口の健康を守り育て、一本も虫歯にならないようにするためのお手伝いをさせていただくためです。

 

ここ数回にわたり、

マタニティー外来では、具体的にどのようなことを行っているのかというお話をさせていただきました。

前回は、「親知らず」のお話でしたね。

 

いかがでしたでしょうか?

妊娠してからではなく、妊娠する前からの口腔ケアの大切さは、理解していただ桁でしょうか?

 

それでおさらいですね。

 

妊娠中の女性は、

 

1.つわり等で口腔内の環境が悪くなりやすい

2.中等度以上の歯周病にかかっている女性が、妊娠すると早期低体重児出産のリスクが高くなる

3.妊娠中は、ホルモンの関係で歯ぐきがとても腫れやすくなる

4.妊娠中は、親知らずの周りの歯ぐきが腫れる病気が起こりやすくなる

5.出産後に、お母さんのお口の中にいる虫歯菌がお子さんに移る可能性があるため、可能な限り積極的にお口中の

  虫歯菌のコントロールをしておくことは、ご本人だけではなく、こっれから生まれてくるお子さんを虫歯にしないためにに効果がある。

などのことがありましたね。 

妊娠前にちゃんと検査をし、必要な治療を行っておくことが、ご自身だけでなくこれから生まれてくるお子さんのお口の健康のためにも有用なことが証明されています。

 

お母さんと生まれてくるお子さんのお口の健康を守り育てる歯科医療を提供しているのがマタニティー外来なのです。

 

マタニティー外来には、出産を何度か経験した選任の歯科衛生士が配属されておりますので、自らの経験に基づいたお手伝いができると自負しています。

 

 

皆様のご来院お待ちしています。

 

あなたの大切なお子さんを虫歯にしないために大事なこと96 マタニティー外来について5

当院の診療科目にはマタニティー外来という科が標榜されています。

マタニティー外来の対象者は、これからお子さんを授かりたいと思われている方から出産後のお母さんとなります。

目的は、

妊娠期間中に起こるお母さんのお口の中の問題を引き起こさないため、

また万が一にも起こってしまった問題に対して、適切な対処をするため、

そして、これから生まれてくる赤ちゃんのお口の健康を守り育て、一本も虫歯にならないようにするためのお手伝いをさせていただくためです。

 

ここ数回にわたり、

マタニティー外来では、具体的にどのようなことを行っているのかというお話をしています。

前回は、、妊娠期間中は、歯周病が進行しやすいという話でしたね。

妊娠期間中は、歯周病が進行しやすく、妊娠期間中に歯周病が中等度以上になってしまっていると、早期低体重児出産のリスクが高くなるという研究報告があるということでしたね。

 

 

今日は、「親知らず」のお話です。

 

妊娠期間中は、歯周病が進行しやすいという前回のブログの続きになるのですが、

歯周病が進行しやすいということは、歯ぐきが腫れやすいということですね。 

この、歯ぐきの腫れなんですが、多くの場合痛みを伴うことがとても少なく、自覚症状がないため知らず知らずのうちに進行してしまうことが多いのです。

 

しかし、親知らずの場合、それも下顎の親知らずは、歯ぐきが腫れるととても痛むのです。

腫れがひどくなると、口が開けられなくなってしまったり、食べ物が飲み込めなくなってしまうこともあるのです。

 

同じ、歯ぐきの張れなのに状況はまったくといって良いほどに違うのです。

そのため、たとえ妊娠期間中でも場合によっては、親知らずを抜かざる得なくなる場合が多いのです。

 

現在では、妊娠期間中でも比較的安全に治療を行うことは可能になっていますが、なるべくならば治療や投薬は避けたいものです。

 

妊娠期間を安全に快適に過ごしていただくためにも、

妊娠前に、親知らずがあるかどうかのチェックが必要ですね。

親知らずは多くの場合に、歯ぐきに覆われてしまいご自身ではその存在に気がつかないこともあります。

そして、親知らずがあった場合には、抜歯が必要かどうかをちゃんと検討しておく必要があります。

 

いかがでしたか?

こんな問題も、マタニティー外来は解決してくれます。

 

皆様のご来院お待ちしています。

 

あなたの大切なお子さんを虫歯にしないために大事なこと95 マタニティー外来について4

当院の診療科目にはマタニティー外来という科が標榜されています。

マタニティー外来の対象者は、これからお子さんを授かりたいと思われている方から出産後のお母さんとなります。

その目的は、

妊娠期間中に起こるお母さんのお口の中の問題を引き起こさないため、

また万が一にも起こってしまった問題に対して、適切な対処をするため、

そして、これから生まれてくる赤ちゃんのお口の健康を守り育て、一本も虫歯にならないようにするためのお手伝いをさせていただくためというお話をさせていただきました。

 

マタニティー外来では、具体的にどのようなことを行っているのかというお話をしています。

前回は、現在は予防処置のレベルがあがり、かなり高い確立で虫歯の一本もないお子さんになってもらうことができるというお話でしたね。 

 

今日は、歯周病(歯槽膿漏)のお話です。

 

実は、妊娠期間中は、歯周病が進行しやすいのです。

そして、妊娠期間中に歯周病が中等度以上になってしまっていると、早期低体重児出産のリスクが高くなるという研究報告があるんです。

 

つまり、歯周病のコントロールをしっかりすることは、お母さんのお口の健康を守るだけではなく、早産を防ぐことになる可能性が高いのです。

 

歯周病のコントロールはいろんな意味で大切なんですが、

実は、

妊娠期間中は、つわりや頻回な食事のためにお口の中のぷラークコントロールが難しくなります。

それから、妊娠期間中に分泌されるホルモンの影響で、歯ぐきが晴れやすくなってしまうのです。

このような理由から、妊婦さんに特有の妊娠性歯肉炎という病気があるくらいなんですよ。

 

妊娠するといろんな要因で、歯周病になりやすくなってしまう、

そして、妊娠中に歯周病が進行してしまうと早産のリスクが高まってしまう。

 

これは、注意が必要ですよね。

 

こんな問題も、マタニティー外来は解決してくれます。

 

皆様のご来院お待ちしています。

 

あなたの大切なお子さんを虫歯にしないために大事なこと94 マタニティー外来について3

当院の診療科目にはマタニティー外来という科が標榜されています。

マタニティー外来の対象者は、これからお子さんを授かりたいと思われている方から出産後のお母さんとなります。

その目的は、

妊娠期間中に起こるお母さんのお口の中の問題を引き起こさないため、

また万が一にも起こってしまった問題に対して、適切な対処をするため、

そして、これから生まれてくる赤ちゃんのお口の健康を守り育て、一本も虫歯にならないようにするためのお手伝いをさせていただくためというお話をさせていただきました。

 

前回からは、マタニティー外来では、具体的にどのようなことを行っているのかというお話です。

よくお子さんをお連れのお母さんが

「私は、虫歯で苦労したからこの子には虫歯の苦労はさせたくないんです。」

と言われます。

そのお気持ちは痛いほどわかります。

でも、安心してくださいね。今は予防処置のレベルがあがり、かなり高い確立で虫歯の一本もないお子さんになってもらうことができるんです。

 

そのためには、

まず、お母さんのお口を健康な状態にすることが大切なんです。

 

どうしてかって?

それは、お母さんのお口の中に住んでいる虫歯菌をお子さんに移さないようにするため何です。

 

2歳前後の期間に、お母さんのお口の中に住んでいる虫歯菌が、お子さんに移る(病気がうつるという感覚はあまり持たないでほしいんです)といわれているんです。

 

それを防ぐためには、お母さんのお口の中にいる虫歯菌をしっかり退治しておく必要があるんです。

 

お母さん、あるいはお母さん予備軍の皆さん、自分のお口の中にどれくらい虫歯菌が住んでいるかご存知ですか?

今は、その数も簡単な唾液の検査で調べることができるんですよ。

 

そして、今お口の中に虫歯があったとしたらそれもしっかりと直しておくことが大切ですね。

 

あなたの大切なお子さんを虫歯にしないために大事なこと93 マタニティー外来について2

当院の診療科目にはマタニティー外来という科が標榜されています。

マタニティー外来の対象者は、これからお子さんを授かりたいと思われている方から出産後のお母さんとなります。

その目的は、

妊娠期間中に起こるお母さんのお口の中の問題を引き起こさないため、

また万が一にも起こってしまった問題に対して、適切な対処をするため、

そして、これから生まれてくる赤ちゃんのお口の健康を守り育て、一本も虫歯にならないようにするためのお手伝いをさせていただくためというお話をさせていただきました。

 

今日からは、マタニティー外来では、具体的にどのようなことを行っているのかというお話です。

 

まずは、対象となる患者さんです。

マタニティー外来というということから、妊婦さんだけと思われがちですが、そうではありません。

これから赤ちゃんがほしいなと思っているような方も対象となるんです。

 

岡山大学の仲井雪絵先生が提唱されている「マイナス一歳から始める虫歯予防」というコンセプトでもあるように、

妊娠してからではなく、妊娠する前からの口腔ケアの大切さを理解していただきたいと思っています。

 

妊娠中には、

 

1.つわり等で口腔内の環境が悪くなりやすい

2.中等度以上の歯周病にかかっている女性が、妊娠すると早期低体重児出産のリスクが高くなる

3.妊娠中は、ホルモンの関係で歯ぐきがとても腫れやすくなる

4.妊娠中は、親知らずの周りの歯ぐきが腫れる病気が起こりやすくなる

5.出産後に、お母さんのお口の中にいる虫歯菌がお子さんに移る可能性があるため、可能な限り積極的にお口中の

  虫歯菌のコントロールをしておいたほうが良い

 

等の理由から、妊娠前にちゃんと検査をし、必要な治療を行っておくことが、ご自身だけでなくこれから生まれてくるお子さんのお口の健康のためにも有用なんです。

 

 

あなたの大切なお子さんを虫歯にしないために大事なこと92 マタニティー外来について1

当院の診療科目にはマタニティー外来という科が標榜されています。

マタニティー外来の対象者は、これからお子さんを授かりたいと思われている方から出産後のお母さんとなります。

その目的は、

妊娠期間中に起こるお母さんのお口の中の問題を引き起こさないため、

また万が一にも起こってしまった問題に対して、適切な対処をするため、

そして、これから生まれてくる赤ちゃんのお口の健康を守り育て、一本も虫歯にならないようにするためのお手伝いをさせていただくためです。

当院がある中央区では、行政が妊娠された方たちを対象に、産前産後歯科検診を行っており、大きな成果を示しています。

しかし、検診で何らかの問題が見つかったとしてもそれをどう解決していくのかが、大切ですね。

その解決のために、安心して受診いただけれる環境を整えたものが、マタニティー外来だといえます。

聖路加国際病院の産科をはじめ、地域のレディースクリニックを中心に病診連携、診診連携をとり母子ともに安全で安心して受診いただける環境となっています。

ご興味のある方は、ご連絡ください。

詳細は、今後掲載していく予定です。

あなたの大切なお子さんを虫歯にしない為に大事なこと91 フッ素の安全性

前回のブログで虫歯予防にフッ素が効果的だというお話をしました。

フッ素の虫歯予防効果は、さまざまな研究で証明されています。

そして、その文献でもフッ素入り歯磨き粉の虫歯予防効果も実証されています。

 

フッ素については、特に日本では過去にその毒性に関心が集まり、虫歯予防への応用が遅れてしまった事実があります。

 

フッ素の毒性では、その摂取量が多くなると、斑状歯と呼ばれる、歯に点状の白い斑点ができてしまうもの、歯が出来上がるのに影響を与えてしまい、正常な形に歯が育たないことがおきることがあるとされています。

そして、それ以上に大量に摂取してしまうと骨硬化症と呼ばれる病気や、腎臓や甲状腺に悪い影響を与えてしまうとされています。

 

しかし、歯磨き粉に含まれるフッ素はごく微量で以上のようなことが起こりえる心配はないといえるでしょう。

 

ちなみに、フッ素を多量に摂取した場合に起こる急性中毒の可能性は、

たとえば歯磨き粉チューブ一本をすべて一度に飲み込むようなことがあるとするならば起こりえるといえますが、

通常現実問題としては、そのようなことが起こる可能性はあるのでしょうか?

 

つまり、歯磨き粉やフッ素の洗口剤を通常の用法容量で使用したならば、その安全性は確保されているといえます。

 

あなたの大切なお子さんを虫歯にしない為に大事なこと90 虫歯予防をするには6

前回までのブログで、

虫歯の原因は細菌で、 虫歯を予防する為に、

まず、ばい菌退治が大切になるということをお話してきました。 

  そのばい菌退治では、

物理的に取り除く方法が一番有効であり、それが歯ブラシなんですね。

そして、科学的、あるいは化学的には、

ばい菌を殺す方法として、洗口剤は多少効果はあるが、万全ではありません。

そして、穏やかではありますが、ばい菌を殺し、またその活動を抑える方法としてキシリトールは有効だということがご理解いただけると思います。

 

そして、ばい菌の活動を抑える方法として、シュガーコントロールがあり、

ひとつの方法としては、砂糖などの糖質の摂取を量的にコントロールするということがあげられます。

簡単に言えば、可能な限り間食では特に甘いもの摂取を控えるということです。

たとえば飲み物を糖分の入っていない麦茶などに変えるということは大切ですね。

 

そして、もうひとつが糖分を摂るにしても、代替甘味料が使われた製品を摂取するという質的コントロールがあります。

キシリトールだけでなく、

例えば、

 日本トゥースフレンドリー協会という協会がもちいている「歯に信頼マーク」のついている製品お菓子を摂取することでも虫歯予防には効果が期待できると思います。

ということでしたね。

 

そして、今回は虫歯菌が出す酸に溶けにくい質の歯を作り出す方法についてです。

 

それは、フッ素の応用です。

歯を酸に溶けにくい質に改善する為には、フッ素を歯の表面に塗布することが効果的です。

 

フッ素塗布といっても、日々使う歯磨き粉をに含まれるフッ素は、低濃度で、それによって歯の質を強くすることはあまり期待が出来ません。

どちらかというと、一度溶かされてしまった歯の表面をもう一度修復する(これを再石灰化といいます)のに役立つといわれています。

 

それとは別に、高濃度のフッ素を定期的に塗布することによって、歯の質を強くすることが出来ます。

高濃度のフッ素は、家庭では使うことが出来ませんのでう、歯科医院を受診し、歯科医師、歯科衛生士

に相談してください。

また、高濃度のフッ素塗布は歯の質を強くする為には効果的ですが

、いくら歯の質を強くしたとしても虫歯にならないわけではありませんので、ご注意くださいね。

 

  

 

 

あなたの大切なお子さんを虫歯にしない為に大事なこと89 虫歯予防をするには5

前回までのブログで、

虫歯の原因は細菌で、 虫歯を予防する為に、

まず、ばい菌退治が大切になるということをお話してきました。 

  そのばい菌退治では、

まずは、ばい菌がいたとしても、歯にこびりつかない様にすることが大切で、

その為には、

1.歯磨きが大切なのです。

 つまり、歯ブラシというのは、「物理的な」ばい菌退治だというお話をしました。

 

また、面倒くさい歯ブラシの代わりに、最近発売されている洗口剤があるが、

これらによって、化学的にばい菌退治は出来ないのかについては、

 

残念ながら現時点では、「ノー」であり、 まったく効果が無いということではないく、補助的に使用するとそれなりに効果が期待できると思っていただくと良いでしょう。 洗口するだけで、歯ブラシと同様の効果を得ることは出来ないということになります。

 

そして、、虫歯菌に対して科学的にアプローチできる方法には、 キシリトールを摂取することがありました。

 

キシリトールとは、天然の甘味料で現在では、ガムを中心にいろんな形で応用されています。

このキシリトールを摂取しても、

 

まず、同じ糖質なのに虫歯菌たちはキシリトールから酸を作り出すことが出来ません。

つまり、虫歯にならないのです。

 

そして、虫歯菌たちはキシリトールを摂取してもそれを上手く代謝することが出来ないのです。つまり、食べても自分たちの栄養にならないのです。

結果として虫歯菌たちの数を減らしてくれるのです。

 

それから、キシリトール製品は甘く、特にガムのようなものは、唾液分泌を促進するので虫歯予防効果が期待できます。

 

だからといって歯ブラシの代わりになるわけではありません。

やはり歯ブラシは大切です。

ただし、たとえばどうしても食後に歯ブラシをすることが出来ないときに食後、可能な限り速やかにキシリトールガムを噛むことは、虫歯予防には効果があるといわれています。

以上が前回までのあらすじになります。

 

以上のことから

ばい菌退治では、

物理的に取り除く方法が一番有効であり、それが歯ブラシなんですね。

そして、科学的、あるいは化学的には、

ばい菌を殺す方法として、洗口剤は多少効果はあるが、万全ではありません。

そして、穏やかではありますが、ばい菌を殺し、またその活動を抑える方法としてキシリトールは有効だということがご理解いただけると思います。

 

そして、今回はばい菌の活動を抑える方法としてのシュガーコントロールについてです。

キシリトールの摂取もシュガーコントロールのひとつになります。

その他の方法としては、砂糖などの糖質の摂取を量的にコントロールするということがあげられますね。

簡単に言えば、可能な限り間食では特に甘いもの摂取を控えるということです。

言うのは簡単ですが、実行するには努力が必要ですね。

しかし、たとえば飲み物を糖分の入っていない麦茶などに変えるということは大切ですね。

 

そして、もうひとつが糖分を摂るにしても、代替甘味料が使われた製品を摂取するという質的コントロールがあります。

キシリトールだけでなく、

例えば、

 日本トゥースフレンドリー協会という協会があります。

この協会は,1993年10月, Toothfriendly Sweets International の趣旨に基づき, 日本の口腔保健の推進を目的に発足した非営利団体です.

 この目的を達成するために,「食べてから30分以内に歯垢の pH を 5.7 以下に低下させないお菓子」,すなわち, むし歯のことを気にせず安心して楽しめるお菓子に 「歯に信頼」マークをつけることを認定し,むし歯のメカニズム並びに 「歯に信頼」マークも持つ意味の啓蒙活動を通じ, 日本におけるむし歯の発生の減少に寄与するものです.

 

この協会が、もちいている「歯に信頼マーク」のついている製品のようなお菓子を摂取することでも虫歯予防には効果が期待できると思います。

 

その他にも、さまざまな製品が現在では開発されています。

全てが信頼できるかどうかは定かではありませんが、それらの製品を十分調べて上で利用されることも良いかもしれませんね。

 

 

 

 

 

 

あなたの大切なお子さんを虫歯にしない為に大事なこと88 虫歯予防をするには4

 

前回までのブログで、

虫歯の原因は細菌で、 虫歯を予防する為に、

まず、ばい菌退治が大切になるということ。 

  そして、どうやって退治するか?は、簡単にばい菌がいたとしても、歯にこびりつかない様にすればいいわけです。

その為には、

1.歯磨きが大切です。

 

そして、歯ブラシというのは、「物理的な」ばい菌退治だというお話をしました。

 

「歯ブラシをするのは大切だろうけど、面倒くさいな」と思われている方もいらっしゃいますよね。

そこで、最近は、さまざまな種類の洗口剤が発売されています。

このような洗口剤は、虫歯予防の為の歯ブラシの代わりなるのでしょうか?

つまり、化学的にばい菌退治は出来ないのでしょうか?

 

残念ながら現時点では、「ノー」なんです。

まったく効果が無いということではありません。

 

しかし、洗口するだけで、歯ブラシと同様の効果を得ることは出来ないんです。

 

現時点では、補助的に使用するとそれなりに効果が期待できると思っていただくと良いと思います。

 

やはり、基本は歯ブラシなんです。

 

でも、虫歯菌に対して科学的にアプローチできる方法があるんです。

それについては今回説明します。

 

それは、キシリトールを摂取することです。

 

キシリトールとは、天然の甘味料で現在では、ガムを中心にいろんな形で応用されていますね。

このキシリトールを摂取しても、

 

まず、同じ糖質なのに虫歯菌たちはキシリトールから酸を作り出すことが出来ません。

つまり、虫歯にならないのです。

 

そして、虫歯菌たちはキシリトールを摂取してもそれを上手く代謝することが出来ないのです。つまり、食べても自分たちの栄養にならないのです。

結果として虫歯菌たちの数を減らしてくれるのです。

 

それから、キシリトール製品は甘く、特にガムのようなものは、唾液分泌を促進するので虫歯予防効果が期待できます。

 

だからといって歯ブラシの代わりになるわけではありません。やはり歯ブラシは大切です。

ただし、たとえばどうしても食後に歯ブラシをすることが出来ないときに食後、可能な限り速やかにキシリトールガムを噛むことは、虫歯予防には効果があるといわれています。

 

 

 

 

 

あなたの大切なお子さんを虫歯にしない為に大事なこと87 虫歯予防をするには3

 

前回までのブログで、

虫歯の原因は細菌で、

虫歯菌たちがもつ特殊な能力によって、歯にくっついて(こびりつくといった方が良いかも知れませんが)、そこで、お口に入ってくる炭水化物を利用して酸を作り出し、歯にかけます。

その酸によって歯が溶けてしまうことを脱灰(だっかい)と呼び、この脱灰(だっかい)が進むと虫歯になってしまうということでしたね 。

 

そして、この虫歯を予防する為に、

まず、ばい菌退治が大切になります。

 

では、どうやって退治するか?です。

まずは、簡単にばい菌がいたとしても、歯にこびりつかない様にすればいいわけです。

その為には、

1.歯磨きが大切です。

歯ブラシをする、糸ヨウジ、デンタルフロス、歯間ブラシをするということがやはり基本なんだということでしたね。

そして、歯ブラシというのは、「物理的な」ばい菌退治だというお話でした。

 

では、たとえば化学的にばい菌退治は出来ないのでしょうか?

「歯ブラシをするのは大切だろうけど、面倒くさいな」と思われている方もいらっしゃいますよね。

「洗口剤とかではだめなの?」と思っていらっしゃいますか?

 

最近は、さまざまな種類の洗口剤が発売されています。

このような洗口剤は、虫歯予防の為の歯ブラシの代わりなるのでしょうか?

 

残念ながら現時点では、「ノー」なんです。

まったく効果が無いということではありません。

 

しかし、洗口するだけで、歯ブラシと同様の効果を得ることは出来ないんです。

 

現時点では、補助的に使用するとそれなりに効果が期待できると思っていただくと良いと思います。

 

やはり、基本は歯ブラシなんです。

 

でも、虫歯菌に対して科学的にアプローチできる方法が他にあるんです。

それについては次回説明します。

 

 

あなたの大切なお子さんを虫歯にしない為に大事なこと86 虫歯予防をするには2

前回からもう一度原点に戻って、

「虫歯を予防する為の基本的な事柄」についてお話ししています。

 

前回のブログでは、

虫歯に限らず、他の病気であったとしても、「予防」をする為には、まずその病気自体について知ることが大切で 虫歯を知ることからはじめました。

 

虫歯の原因は、細菌で、虫歯菌たちがもつ特殊な能力によって、歯にくっついて(こびりつくといった方が良いかも知れませんが)、そこで、お口に入ってくる炭水化物を利用して酸を作り出し、歯にかけます。

その酸によって歯が溶けてしまうことを脱灰(だっかい)と呼び、この脱灰(だっかい)が進むと虫歯になってしまうということでしたね 。

 

では、この虫歯を予防する為には、

まず、ばい菌退治が大切になります。

 

では、どうやって退治するか?です。

まずは、簡単にばい菌がいたとしても、歯にこびりつかない様にすればいいわけです。

その為には、

1.歯磨きが大切です。

歯ブラシをする、糸ヨウジ、デンタルフロス、歯間ブラシをするということがやはり基本なんです。

 

「やっぱり、歯ブラシか」と思われている方も多いでしょうね。

基本が大切なんですね。

 

ここで、考えていただきたいことは、歯ブラシというのは物理的なばい菌退治だということなんです。

物事を行なう上で、大切なことのひとつにどう意識を持って行なうかということもあります。

 

ただ、なんとなく習慣で行なうのではなく、

「ブラッシングとは、ばい菌の退治なんだ」と思って行なうことで、

効果的にブラッシングを行なうことが出来ると思います。

 

がんばってみて下さいね。

 

 

あなたの大切なお子さんを虫歯にしない為に大事なこと85 虫歯予防をするには1 

一週間後に迫った健康歯考講座親子で虫歯予防も皆様のおかげで、満員となり受付は終了させていただきました。

この講座はおかげさまで参加されている皆様からご高評をいただいており、今回で17回目になります。

今回も、またまたパワーアップしていこうとスタッフ一同力を合わせてがんばっていこうと思っております。

 

さて、「あなたの大切なお子さんを虫歯にしない為に大事なこと」も本日で85回目になります。

そこで、今回からもう一度原点にもどって、「虫歯を予防する為の基本的な事柄」についてお話したいと思います。

 

虫歯に限らず、他の病気であったとしても、「予防」をする為には、まずその病気自体について知ることが大切です。

つまり「敵」を知ることが大切ですね。

 

そしてそれと同時に「己」を知ること、自分の身体の仕組みを知ることも大切です。

 

その上で、ちゃんと対策を立てる必要がありあます。

では、今日は、敵を知ることからはじめましょう。

 

虫歯の原因は、細菌です。

細菌の中の、虫歯菌たちがもつ特殊な能力によって、歯にくっついて(こびりつくといった方が良いかも知れませんが)、そこで、お口に入ってくる炭水化物を利用して酸を作り出し、歯にかけます。

その酸によって歯が溶けてしまうことを脱灰(だっかい)と呼ぶことは以前もお話しましたね。

この脱灰(だっかい)が進むと虫歯になってしまうのです。

 

もう耳にたこが出来ている方も多いのではないでしょうか。

しつこくてすみません。

でもとても大切なので、何度でもお話しさせて下さい(笑)。

このメカニズムは覚えておいてくださいね。

 

あなたの大切なお子さんを虫歯にしない為に大事なこと84 甘いものということが虫歯の原因というのは本当か? 5  

前回のブログで、歯磨きだけがむし歯予防ではなく、 食事のとり方や間食の選び方を工夫することも虫歯予防のひとつとなるということをお話しました。

そして、甘いものだけが虫歯の原因でもないこともお分かりいただけたとおもいます。

今日は、甘いもののお話です。

関東地方も梅雨が明け、毎日暑い日が続いています。そして、節電ということもあり皆さん暑さをいろんな工夫で乗り越えていらっしゃると思います。

クーラーの使用は我慢し、冷たい飲み物をとることで乗り切っている方も多いのではないでしょうか?

 

その飲み物の選び方を間違うと、ペットボトル症候群と呼ばれる状態になってしまうことがあるのをご存知でしょうか?

ウィキペディアによると、

 ペットボトル症候群(ペットボトルしょうこうぐん、: PET bottle syndrome)とはスポーツドリンク清涼飲料水などを大量に飲み続けることによっておこる急性糖尿病である。糖尿病性ケトアシドーシスの症状となった若い人達の多くがペットボトルで清涼飲料水を飲んでいたことから「ペットボトル症候群(清涼飲料水ケトアシドーシス)」と名付けられた。1992年5月に、聖マリアンナ医科大学の研究グループが報告した。

 

前回のブログで、歯磨きだけがむし歯予防ではなく、 食事のとり方や間食の選び方を工夫することも虫歯予防のひとつとなるということをお話しました。

 

市販飲料の多くには、100mlあたり10g(グラム)程度とかなり多く糖質が含まれている。スポーツドリンクにはたいてい100mlに6g程度の糖分が含まれている。ペットボトル飲料の普及とその手軽さから、知らず知らずのうちに過剰な糖分を摂取することになる。20代から30代の若者に多い。

これを普段水代わりとして飲んでいる場合、1日に2L程度飲むと仮定すれば120 - 200gもの糖分を摂ることになる(熱量にして470 - 780kcal)。120gの砂糖は1個当たりの重量が3.5 - 4g程度の角砂糖で換算すると約30個、ハンバーガーショップ等で多く使われている2gのスティックシュガーだと60本分となりスティックシュガーの袋詰め商品一つ分を摂取していることになる。

人間が1日に必要とする炭水化物は総エネルギー必要量の50%から70%を目標にすべきとされる[1]。またWHO/FAOの2003年のレポートで、砂糖は総エネルギー必要量の10%未満にすべきだと勧告されている[2]

とされています。

 

皆さん注意してくださいね。

そして、私たちが注目したいのが、

1日に2L程度飲むと仮定すれば120 - 200gもの糖分を摂ることになる(熱量にして470 - 780kcal)。120gの砂糖は1個当たりの重量が3.5 - 4g程度の角砂糖で換算すると約30個、ハンバーガーショップ等で多く使われている2gのスティックシュガーだと60本分となりスティックシュガーの袋詰め商品一つ分を摂取していることになる。

ということです。

一時に、ペットボトル飲料を飲み干されてしまう方はほとんどいらっしゃいません。

少しずつ、飲む方がほとんどだと思うのです。

ということは、だらだら食いと同じで、常にお口の中は、酸性に傾いた状態になり、脱灰した常態が続いてしまうのです。

暑さをしのぐ為にそして脱水にならない為、健康のためにも水分のこまめな摂取は大切ですが、その内容には十分お気をつけくださいね。

あなたの大切なお子さんを虫歯にしない為に大事なこと83 甘いものということが虫歯の原因というのは本当か? 4  

前回のブログで、

私たちのお口の中では食事のたびにこの脱灰と再石灰化が繰り返されていて、このバランスが崩れるとむし歯になってしまうため、

たとえば、長時間だらだら食べ続けたり、いつまでもお口の中に食べ物が残っていると、再石灰化がなかなか起こらずに歯がどんどん酸で溶かされてしまい脱灰と再石灰化のバランスが崩れ虫歯になってしまうということお話しました。

 

ということは、

むし歯を予防するには、再石灰化の時間が長くなるような食生活をするのがポイントとなるわけです。

その為に出来ることは、

食事や間食の時間を決めてだらだらといつまでも食べないことが大切です。

あわてて食べる必要はありません。

むしろよく噛んで食べることは、唾液の分泌も促しますから大切です。

しかし、あまり長い時間食べ続けないようにすることが良いでしょう。

 

むし歯を予防するには、歯みがきももちろん大切です。

しかし、

歯磨きだけがむし歯予防じゃないんですね。

食事のとり方や間食の選び方を工夫することも虫歯予防のひとつとなるのですから日ごろから意識したいですね

あなたの大切なお子さんを虫歯にしない為に大事なこと82 甘いものということが虫歯の原因というのは本当か? 3  

以前にもお話ししましたが、
お口の中にいるむし歯菌達は、私たちが食べるものに含まれている炭水化物を食べ、それを分解して酸を出して、歯を溶かします。
これを脱灰といいます。

私たちのお口の中では食事のたびにこの脱灰が起こっているんです。
チョット心配ですね。

しかし、安心して下さい。
私たちには、むし歯になるのを防御する能力が備わっています。

私たちの唾液には、むし歯菌が出した酸に抵抗して、溶けてしまった歯を基にもどしてくれます。
これを再石灰化といいます。

私たちのお口の中では食事のたびにこの脱灰と再石灰化が繰り返されています。

このバランスが脱灰側に崩れるとむし歯になってしまうんです。

だらだらと長時間食べ続けたり、いつまでもお口の中に食べ物が残ったりしていると、脱灰が続いてしまうのです。
そのため、再石灰化がなかなか起こらずに歯が酸で溶かされてしまうのです。

 

あなたの大切なお子さんを虫歯にしない為に大事なこと81 甘いものということが虫歯の原因というのは本当か? 2  

前回のブログで、その食べ物が、むし歯をどの程度誘発するか表す指標として、「う蝕(むし歯)誘発指数」というものがあるというお話をしました。

そして、
「う蝕(むし歯)誘発指数」は、下記の4つの要因

a.プラーク形成(歯垢をつくる)能力
b.酸を作る能力
c.食べる時間
d.口に残る時間

から総合的に判断しているのでしたね。

つまり、その食べ物が甘いかどうかだけで、虫歯のなりやすさは、評価できないのです。

たとえば甘い味がするとしても、キシリトールは、 

a.プラーク形成(歯垢をつくる)能力
b.酸を作る能力                    

はほとんど無いとされているんですね。

 それどころか、キシリトールのガムは、その性質上(噛むということ)唾液の分泌を促します。

唾液が出るということは、再石灰化を促進する為に虫歯予防にとってはとても優れた食品のひとつといえるんです。

再石灰化については、次回お話します。

 

 


 

あなたの大切なお子さんを虫歯にしない為に大事なこと80 甘いものということが虫歯の原因というのは本当か?  

甘いものということが虫歯の原因というのは本当でしょうか?

 

その食べ物が、むし歯をどの程度誘発するか表す指標として、「う蝕(むし歯)誘発指数」というものがあります。
「う蝕(むし歯)誘発指数」は、下記の4つの要因から総合的に判断しています。

a.プラーク形成(歯垢をつくる)能力
b.酸を作る能力
c.食べる時間
d.口に残る時間

の4つの要因を以下の数式に当てはめて、「う蝕(むし歯)誘発指数」を算出します。

う蝕(むし歯)誘発指数=(a+b)×(c+d)

例えば、
キャラメルは
a.プラーク形成(歯垢をつくる)能力 5
b.酸を作る能力                     5
c.食べる時間                       3
d.口に残る時間                     5
ですから、
(5+5)X(3+5)=80となります。

では、ポテトチップはどうでしょう?
しょっぱいポテトチップスは
a.プラーク形成(歯垢をつくる)能力 2
b.酸を作る能力                     1
c.食べる時間                       2
d.口に残る時間                     3
ですから、
(2+1)X(2+3)=15となります。

では、甘いゼリーはどうでしょう?
ゼリーは
a.プラーク形成(歯垢をつくる)能力 5
b.酸を作る能力                     5
c.食べる時間                       1
d.口に残る時間                     1
ですから、
(5+5)X(1+1)=20となります。

キャラメルは何となく虫歯になりやすそうなイメージがありますが、ゼリーとポテトチップスがあまり変わらないのはちょっと意外ですね。

 

 


 

子供の健康、知ろう!考えよう!

子供の健康、知ろう!考えよう!

この会は、「子供の健康を家族と一緒に考える会」として中央区に勤務する保健師、看護師(病院、保育園、大学)、歯科衛生士などで企画している会です。

この会のお手伝いを私たちの医院のスタッフもさせてもらっています。

お子さんの健康のことをさまざまな方と一緒に勉強したり情報交換をしています。

たくさんの方に参加していただければと思っています。

 

そして、6月のテーマが

「良い歯を目指そう!子供の歯の健康」

です。

担当は、私たちがさせていただきます。

 

日時

6月24日(金)18:00〜20:00

場所

聖路加看護大学2号館、3階(交流ラウンジ)

参加費 

500円

 

です。

今回は、

「虫歯はどうして出来るの?」

「虫歯菌は母子感染するの?」

「虫歯菌はどう退治したらいいの?」

など子供たちを虫歯にしない為に知っておいてほしこと、

そして、

仕上げ磨きのポイントを直接指導させていただきます。

また、

転んだり、ぶつけたりした場合の歯のトラブルや歯ならびについてのお話もさせていただく予定です。

 

申し込み方法

6月20日までにFAXまたはメールで下記の内容をご連絡ください。

1.テーマ 良い歯をめざそう!子供の歯の健康

2.氏名

3.職種

4.連絡先(電話かメール)

5.お子さんと一緒に参加されるか?

6.保育(別室)が必要か?(必要な方はお子様の年齢)*保育希望の方は6月17日までにお知らせください。

保育の人数には限りがあります。

聖路加看護大学 及川郁子 平林優子

FAX:03-5565-1626(代)

E-mail: kodomokenko@slcn.ac.jp

 

です。

ふるってのご参加お待ちしています。

 

 

 

 

あなたの大切なお子さんを虫歯にしない為に大事なこと79 歯医者に行くということ

私たちとしては、やはり残念なことですが、歯医者さんに行くことが好きな人はほとんどいらっしゃいません。

それって、どうしてでしょう?

 

歯医者が怖いところだから?

 

では何で歯医者は怖いんでしょう?

 

痛いことや怖いことををされるから?

 

そうですね。

多くの場合、治療にさいして、麻酔の注射をします。

テクニックのある歯科医師が丁寧にすれば、麻酔もほとんど痛くはないんですが、やはり口の中に注射されるのは、怖いですよね。

 

でも、このようなことは、子供の頃に刷り込まれたことが基になっていますよね。

子供の頃、虫歯の治療で怖い体験、痛い体験をしたために刷り込まれてしまったこと。

 

そして、それに拍車をかけるように、

駄々をこねている子や、いうことを聞かない子に向かって、親御さんが

「そんな悪い子なら、歯医者に連れて行くわよ」と叱る。

 

この間も、近くのお店でものをほしがっている子に対して、お母さんが、

「〜ちゃん言うこと聞かないんなら、歯医者に連れて行くわよ!」って言っているところに遭遇しちゃいました。

ちょっと、悲しかったです。

 

歯医者が嫌いになるか、ならないかは、親御さんにかかっています。

虫歯になるまでほおっておいてから、歯医者に連れて行けば、そこでは治療をされいやな思いや怖い思いをしてしまう。

 

そんなことが繰り返されれば、やはり怖くなるのは仕方がありません。

 

逆に、何にも問題が無いうちから、歯医者に連れて行って歯磨き指導を受けたり食事指導を受ける経験をさせる。そうすれば、子供にとって歯医者は痛いところでも、怖いところになると思いませんか?

 

実際に、当院に通っているこの中には、こともあろうか、学校帰りに予約も無いのに立ち寄ってくれる子もいるんです。

 

そうなってくれれば、予防も上手くいきますし、予防が上手くいけば、虫歯にならないし、大人になってもその習慣が続けば、歯医者に通ってはいるけれど、治療をしたことがない、

つまり、歯医者で怖い思いや痛い思いをしたことが無いという状態になることも可能ですね。

 

私たちは、一人でも多くのお子さんが、一本も虫歯の無いお口でいていただく為のサポートをすることで、社会に貢献していきたいと思っております。

あなたの大切なお子さんを虫歯にしないために大事なこと78 子どもが電動歯ブラシを使っても大丈夫ですか?

  私たちのまねをして4歳になる子どもが電動歯ブラシを使いたがります。使ってもいいものでしょうか? 

 

ご家族や身近な方のだれかが電動歯ブラシを使っていると、子どももまねをしたがりますよね。

そのことがきっかけで、歯みがきに興味をもってくれ、習慣になってくれれば、しめたものですね。

子どもが使いたいと思っているなら、電動歯ブラシを使わせてあげてもかまいません。
 

その場合、子供の口にあった歯ブラシのヘッドの大きさ、毛のかたさを選んでくださいね。

電動歯ブラシの利点は、ブラシを持って歯にあてるだけでブラシ自体が細かく振動してみがいてくれる点です。

手先がうまく動かせない場合、簡単に良く磨けるので良いと言えるでしょう。

 

普通の歯ブラシは、電動歯ブラシと違って、自分で上手に動かさなくてはいけません。

その為、上手くいかないと磨き残しが出来てしまうのは問題ですが、

自分で歯ブラシを動かして歯をみがくことによって、手の動かし方を学習することが出来ます。

結果として、手先の運動機能を高めることになるわけですね。

 

お箸を使えるようになるのと同じですね。

 

こういう点を考えると、やはり普通の歯ブラシを使って自分で歯みがき出来るようにさせたいですね。

その場合は、はじめのうちは特に磨き残しに注意をし、仕上げみがきが大切になります。

電動歯ブラシの場合でも、小さいお子さんの場合は、面白がって遊ぶだけになりがちのようですので、仕上げ磨きはするようにして下さいね。

あなたの大切なお子さんを虫歯にしないために大事なこと77 八重歯について3

昨日は、本当の良いお天気でしたね。

東京マラソンに参加された方も良かったですね。

昨日と今日が逆だったら、大変でしたもんね。

今日は、昨日に比べ14度も低いそうですので体調管理に注意しましょうね。

 

さて、前回の続きです。

前回、もし八重歯だったとしても可能な限り犬歯は抜かないほうが良いという話をしました。

 

ではどうしたら良いのでしょか?

お勧めは、もし可能ならば歯科矯正治療をお勧めします。

 

多くの場合矯正をするにしても、顎の大きさと歯の大きさの不釣合いの為に、犬歯の生えるスペースが足らないのですから、多くの場合矯正治療をしたとしても小臼歯を抜くことになります。

 

歯は、もちろん全てが大切ですが、あえて優先順位をつけるとすれば、小臼歯よりも犬歯の方が大切と考えられているため、小臼歯を失ったとしても犬歯を正常な位置に誘導し、機能させることを優先したほうが良いと考えられています。

 

 

あなたの大切なお子さんを虫歯にしないために大事なこと76 八重歯について2

前回、八重歯とは、 乳歯の奥歯に大きな虫歯ができてしまったことを理由に抜かれてしまって、その後そのまま放置されていたり、顎の成長発育に問題がある場合になってしまうというお話をしましたね。
では、もし八重歯になってしまったら、どうしたらよいでしょうか?
まずできるだけ避けてほしいのが、その八重歯を抜くということです。
歯には、それぞれに役割があり、どれも大切なのですが、あえて言えば犬歯と六歳臼歯はとても重要です。
これらの歯が、いつまでも健康であること、そして適正にかみ合っていることはお口の健康維持に欠かせません。
犬歯は、永久歯の中で一番根が長く、食べ物を食いちぎったり、顎を左右に噛み締めながらずらすときにそのガイドとなるのです。いろんな方向に力がかかっても大丈夫なように根が長くなっているんです。
そして、顎の成長発育にも重要で、乳歯の犬歯を早期に失うと顎の成長がスポイルされてしまうことすらあるんです。 
ですから、犬歯を抜くということはできる限り避けたいのです。

あなたの大切なお子さんを虫歯にしないために大事なこと75 八重歯について1

歯並びが悪くなることで一番多く見られるのが、叢生(そうせい)あるいは乱ぐい歯と呼ばれるものです。
これは、歯並びがきれいに並んでいない状態ことを言います。
基本的には、顎の大きさに対して歯の大きさ(特に幅)が大きい場合に引き起こされます。
中でも、日本人に多いのがこの八重歯なんです。
八重歯とは、上顎の真ん中から三番目の歯(犬歯あるいは糸切り歯)がはみ出してしまっている状態になります。
表現は不適切かもしれませんが、イメージがわきやすいと思いますので、あえて表現させていただくと、ドラキュラのような状態だと思ってください。
乳歯の奥歯に虫歯ができてしまったことを理由に抜かれてしまってそのまま放置されていたり、顎の発育に問題がある場合にも八重歯になります。

あなたの大切なお子さんを虫歯にしないために大事なこと74 生え変わり時期に大切にしてほしいこと3

前回、歯の生え変わり時期の頃に発見されることのひとつとして、これから生えてくる永久歯の数が少ない、あるいは多いということがあり、その中で歯の数が多いときについてふれました。

実は、歯の数はすでにお母さんのおなかの中にいる頃(胎児期)に決まっているため、もうすでに生まれる前から決定しているんですね。

歯の数が少ない場合は、そこの部分の乳歯が、標準的に生え変わる時期になっても抜けてこない、あるいは生えてくる場所に歯がはえてこないということで気づくことが多いようです。

 

この生え変わりの時期というのは、かなり幅があり標準値と比較したり他の子供と比較して「まだ生えてこない」ということを必要以上に心配をする必要はありません。

 

多くの場合は、歯の生え代わりの時期が少し遅いだけのことが多いのです。

しかし、それ以外に歯の芽がない場合もあります。

 

歯の芽がない場合は、そのままにしておいても永久歯は生えてきません。

親知らずや下あごの前歯、そして犬歯の後ろに生えてくる歯などの芽がないことが多いです。

レントゲン検査を受けることで歯の芽があるか無いかはわかります。

 

そのほかの理由としては、乳歯の根っこが何らかの理由で吸収されないために後から生えてくる永久歯が出てこれない場合や永久歯が生えるスペースが足らないために生えて来ない場合もあります。

 

でき得る事ならば、定期的な受診でこのようなことを未然に防ぐといいですね>

 

 

あなたの大切なお子さんを虫歯にしないために大事なこと73 生え変わり時期に大切にしてほしいこと2

歯の生え変わり時期の頃に発見されることが多いのが、これから生えてくる永久歯の数が少ない、あるいは多いということです。

実は、歯の数はすでにお母さんのおなかの中にいる頃(胎児期)に決まっているのです。もうすでに生まれる前から決定しているんですね。

 

そして、歯の数が多い場合と少ない場合があるんです。

歯の数が多い場合は、この多い歯のことを過剰歯と呼びます。

この過剰歯と呼ばれる歯は、上顎の真ん中にできることが多いのですが、生えてくることはまれです。

 

この歯が原因で、たとえば正中離開(スキッパのようになる)が起こったり、前歯の生える位置が変なところになったり、あるいは歯が生えてこないことがあります。

 

逆に、何も問題が起きないこともあります。

しかし、見た目では問題がないように見えても、いずれ問題を引き起こす可能性があることもありますので、過剰歯があった場合は、歯科医師に相談されることが大切ですね。

 

あなたの大切なお子さんを虫歯にしないために大事なこと72 生え変わり時期に大切にしてほしいこと1

前回まで生え変わりの時期の食事に関してお話してきましたが、いかがでしたでしょうか?

楽しく、おいしいものをバランスよく食べることがやはり大切ですね。

 

さて、この生え変わり時期は、健康な永久歯、そしてその歯並びとかみ合わせを作っていくためにとても大切な時期になります。

 

この時期に、注意してほしいことが、

まず乳歯を虫歯にしないこと、そして万が一にも虫歯になってしまったら早期に治療を受けることが大切です。

乳歯は、いずれ抜ける歯ではありますが、健康な永久歯の歯並びやかみ合わせに導いていくためにとても重要な役割があるんです。

 

そして、乳歯から生え変わる永久歯はその大きさが大きいために、ちゃんと生えそろうには顎の成長、発育がとても大切です。

 

日々の生活の中で、しっかりとサポートしてあげていただくことが第一なのですが、多くの場合それが十分にできないのも事実ですね。

 

そんなときにこそ、歯科医院を受診していただきチェックしてもらうようにしてみてください。

何か問題が起きてから通院するのではなく、定期的な受診が大切です。

あなたの大切なお子さんを虫歯にしないために大事なこと71 生え変わり時期の食事5

前々回までのブログで歯の生え変わりの時期の食事について注意すべきことを書いてきましたが、できればあまり神経質に考えないでいただきたいと思っています。

しいて言えばあのようなことが考えられるという程度にとらえていただけるとうれしいです。

重要なことは、歯の生え変わりの時期は口の中が大きく変わり、それと同時に噛むための筋肉や骨格も成長していく時期になります。

その期間に、生え変わることがマイナスになって食べることがうまくできなくならないように、上手に食べられる支援ができると良いと思います。

 

その為に重要なことは、食べることが楽しいと感じてもらえることが大切だと思います。せっかくおなかがすいて、食卓に着いたのですから、家族みんなで食べ物の味をよく噛んで味わい、おいしさをユックリと感じて、食べることの喜び、そしてそれだけではなく家族との団欒を楽しみ、また時にはおとうさんおかあさんから食事を通してしつけてもらうことが重要なのではないでしょうか?

 

きっとそれがお子さんの身体の成長と心の成長に一番の支援になると思います。

あなたの大切なお子さんを虫歯にしないために大事なこと70 生え変わり時期の食事4

当院の診療も明日までとなりました。

健康歯考ブログもなんとか更新を続けることができました。

基本的には今日が今年最後の更新の予定です。

来年も、皆様のお役に立てる情報を発信していくようにがんばっていこうと思っておりますので、よろしくおねがいします。

 

さて、本題です。

今日は、お子さんの臼歯の交換時期についてです。

 

お子さんが9歳頃になると、臼歯の生え代わりが始まります。

生え変わるために、乳臼歯の根っこが短くなり、歯が揺れ始めるためにかむ力をかけにくくなります。

そして、乳歯が抜け、永久歯が生えきるまでに多少の時間がかかる為に食べ物がかみにくい時期になります。

 

左右の臼歯がある部分がかみ難いため、それまで食べていたものを食べたがらなくなることがあるようです。

また、うまく噛み砕くことができないことを補正するために、食べ物を飲み物で流し込むようにしたり、あまり噛まずにまる飲みしてしまうなることもあるようです。

 

前歯と異なり、臼歯の生え変わりは周りの人たちが、気がつきにくいことがあるので、注意が必要ですね。

歯のはえ代わりが原因で引き起こされる偏食は、味覚による嗜好が原因ではありませんから、食べ物の調理法を工夫することで、食べやすくしてあげることが大切ですね。

あなたの大切なお子さんを虫歯にしないために大事なこと69 生え変わり時期の食事3

前歯の交換期の食事
 
 前歯は、乳歯が揺れ始め、抜けてから永久歯が生えるまでに時間がかかることもあります。
また、よく見える所であるため、お子さんの上の前歯がどこか欠けている時期というのは親御さんにとって気になる時期でもありますね。
本来は、二度とない時期ですのでこの頃のお写真をとっておかれるのも良いかもしれませんね。
本来起きるべき発育の過程ですから、あまり心配をされる必要はありません。
 
しいていえば、前歯で食べ物を噛み切ることができずに、食べにくいものが増えること、そして、お子さん自身が、適切な量を噛み切って口にほおばることができにくくなる事があります。
 
前歯がないため、飲み込みにくく、その隙間を埋めるように、自分で舌を前に出して飲み込む習慣がつきやすくなってしまうこともあります。
 
場合によっては、食べ方が上手くいかなくなってしまったり、牛乳やお水などで食べ物を流し込むように食べるようになってしまうことを助長することがあるといわれています。
 
乳歯が抜けて、前歯がない時期にはお子さんの食べ方をよく観察して見て下さい。
もし、食べにくそうなときには、食べ物の大きさを配慮してみることも一方です。
もともと食の細いお子さんの場合は、食べにくいことが災いして、すぐに食べるのを中断してしまう事になりません。
食事の内容に気をつけ、栄養のバランスを崩さない中で、おいしくそして楽しく食べられるように工夫する事も大切ですね。
 

あなたの大切なお子さんを虫歯にしないために大事なこと68 生え変わり時期の食事2

6歳臼歯の萌出時期の食事

 6歳臼歯(第一大臼歯)はとても重要な歯であることは何度か説明してきました。

そして、この歯が一番虫歯になりやす伊波でもあるんです。

 

また、噛み合わせの鍵になる歯で、噛む力が一番大きな歯となります。

大人になるとこの歯一本に自分の体重分の力をかけることができるとも言われています。

 

6歳臼歯は口の中に一部がはえ始めてから、全部生えきるまでに一番時間がかかるために、歯がはえてきるまでの、歯肉が一部被っている間にむし歯になりやすいのです。

 

このはえきるまでの期間は、最近の軟食傾向が、さらに助長し、歯肉が下がるのを遅くしているのではないかといわれています。

 

このことを考えると、6歳になってからではなく、幼児期から、いろいろな食べ物を食べて(特に歯ごたえのあるもの)、ちゃんと噛む能力と習慣をつけておくことが大切ですね。

 

また、歯ごたえのある食品は、それを食べること自体が歯のお掃除の助けにもなるんです。
 

第一大臼歯が生え、そしてしっかり噛み合うようになる7〜8歳頃は、子どもの噛む力はかなり大きくなる時期であると言われています。

 

この時期には、噛みごたえのある食品を意識してとるようにすることが、噛む力を育てることにも大切です。

 

あなたの大切なお子さんを虫歯にしないために大事なこと68 生え変わり時期の食事1

 6歳前後になると、乳歯の奥歯のその後ろに、第一臼歯が生え始めます。

そして、同じ頃に前歯の生え代わりも始まります。

生え代わりで乳歯が抜ける時期には、乳歯がグラグラして気になるものですね。

指や下でいじってしまったり、していることをよく見かけると思います。

 

でも、お子さん自身が違和感だけで、痛みがないようならば、あまり神経質にならず、普通の食事で様子を見るのがよいでしょう。

 ほとんどの場合は自然に痛みもなく抜けてしまいます。

 

もし、歯がグラグラすることを気にして、食事を食べたがらないようでしたら食事の内容を変えることよりも歯科医師に相談してください。

場合によっては、揺れてきた乳歯をとってしまった方がよい場合もありますから。

 

また、生え変わる歯の場所によっては、噛みにくくなってしまったりすることもあります。

またこの生え変わる時期をうまく利用することで、咀嚼や顎の成長、発達を促すことにもなります。

 

生え変わりの時期の食事の内容をご家族の方が少し工夫するだけで、お子様のお口の健康、発達に役立たせることが出来ます。

 

次回以降で、その辺について触れて生きたいと思います。

 

 

あなたの大切なお子さんを虫歯にしないために大事なこと67 子供の歯並びはなぜ悪くなるのか?6

昨日は、よいお天気でしたね。

少し動くと汗ばむくらいでしたが皆さんはどう過ごされていたのでしょう?

私は、午前中の早い時間に自転車で走っていました。

よろしかったらこちらのブログもご覧になってみてください。

 

さて、本日は、永久歯列(大人の歯並び)の完成とその噛み合わせについてです。

永久歯列は、第二大臼歯が生えそろった時点で完成します。

乳歯列が完成し、学齢期になると第一大臼歯が生え始め、混合歯列期(乳歯と永久歯が一緒に生えている時期)を経て、永久歯列が完成するのです。

学齢期とは、お口がもっとも劇的に変化する時期ともいえるわけですね。

つまり、正しい永久歯のかみ合わせになるための重要な時期とも言えます。

 

実は、正しい噛みあわせといっても、背丈、体つき、顔つき等に個人差があるように個人差があるのです。

これを、バイオロジカルバリエーション(生物学的個性)という人もいます。

正しい噛み合わせとは、その個人に適したかみ合わせのことをいい、それは見た目の形だけを現しているのではなく、機能的にもちゃんとしていることが大切なのです。

 

顎の大きさや、その上下の位置関係、歯そのもの大きさ、歯同士の上下の関係や隣同士の関係等を全体的に見ることが必要になります。

そして、上下の歯がどのようにかみ合っているか、それが顎の関節に対して影響があるのか等を見ていくのです。

 

この時期の判断の遅れや誤りによっては、顎の骨が変形してしまったり、顎の関節に異常をきたし手お口が開かなくなってしまったりすることもありまので、注意が必要ですね。

 

虫歯のことだけでなく、歯並びや顎の成長発達に関しても歯科医師に見てもらうとよいでしょう。

あなたの大切なお子さんを虫歯にしないために大事なこと66 子供の歯並びはなぜ悪くなるのか?5

前回は、
上顎中切歯(上の真ん中の歯)が「ハ」の字状態生え始める状態の正中離開が直らないことの理由のひとつとして 「上唇小帯の異常 」というものがあるということでした。
今回は、奥歯の歯並びについてです。
乳歯の犬歯と奥歯(乳犬歯、乳臼歯)が永久歯にはえかわる時期は、日本人の平均年齢からすると、9〜12歳ころになります。
この時期のことを側方歯郡交換期といいます。
この時期には、すでに前歯と第一大臼歯は生えているのです。
つまり、その間に生えてくる歯のスペースというものはある程度限定されてしまっているのです。
この間(前歯と第一大臼歯の間)のスペースを確保することが、乳歯から永久歯への交換がうまくいく大切な条件となります。
ところが、第一大臼歯は手前に動きやすく、たとえば、虫歯で、この側方歯郡交換期前に乳歯の犬歯あるいは臼歯を失ってしまったり、虫歯を放置しして歯が崩壊するような状態を放置すると、第一大臼歯は手前に動いてしまい、このスペースを確保することができなくなってしまうのです。
結果としては、後からこのスペースに生えてくる永久歯の生える場所が不足してしまい。歯並びが悪くなってしまうことがあるんです。
乳歯を虫歯にしないことは、後々はえてくる永久歯の歯並びの為にも大切ですね。

あなたの大切なお子さんを虫歯にしないために大事なこと65 子供の歯並びはなぜ悪くなるのか?4

前回は、
上顎中切歯(上の真ん中の歯)が「ハ」の字状態生え始める状態の正中離開が直らないことの理由のひとつとして 「過剰歯 」というものがあるということでしたね。
本日はその続きです。
正中離開が直らないことの理由のもうひとつとして
上唇小帯の異常というものがあります。
この小帯とは、上唇の内側から前歯の真ん中に向けて、あるいは置くの頬の粘膜から奥歯にかけて、そして舌のから前歯の裏側の奥に向けて縦に走っているヒダのことを言います。
このヒダが太く、大きかったりすると歯はその部位を避けるように生えてしまい正中離開が起こることがあります。
この場合は、簡単な手術でこの小帯を切除することができます。

あなたの大切なお子さんを虫歯にしないために大事なこと64 子供の歯並びはなぜ悪くなるのか?3

前回は、
上顎中切歯(上の真ん中の歯)が「ハ」の字状態に、生え出してから、犬歯が生えてきれいに並ぶまでの時期を「みにくいアヒルの子の時期」についてお話しました。
さて、本日はつづきです。
実は、上顎中切歯(上の真ん中の歯)が「ハ」の字状態生え始める状態の正中離開が直らないことがあるのです。
その理由としては、
1.過剰歯
2.上唇小帯の異常です。
過剰歯とは、通常の本数より余分にある歯のことを言います。過剰歯自体はそんなに珍しいことではありませんし、それが大きな問題になることも少ないのです。
そのなかの一つ、正中埋伏過剰歯呼ばれるものがあります。
これは呼んで字のごとく、あごの真ん中、つまり左右の前歯のちょうど間に埋まっている歯のことを言います。
このような歯がある場合は、正中離開が直らないことがあるのです。

あなたの大切なお子さんを虫歯にしないために大事なこと64 子供の歯並びはなぜ悪くなるのか?2

前回に引き続いて、歯並びについてです。

今日は前歯のお話です。

上の前歯が、生え変わるときに上顎中切歯(上の真ん中の歯)が「ハ」の字のように開いてはえてくることがあります。いわゆるすきっ歯のような状態になることがあります。
この状態のことを私たちは「正中離開」と呼んでいます。
でも、この時期の「正中離開」のほとんどは、心配が要りません。
これは、病的な状態ではなく、生理的な状態であることがほとんどだからなのです。
なぜならば、この上顎中切歯(上の真ん中の歯)は、生え出す前にすでにあごの骨の中で既に「ハ」の字状態になっているんです。
その隣の上顎側切歯も真ん中のはと並行に並んでいます。しかし、その隣の犬歯は「逆ハ」の字の状態になっています。
ですから上顎中切歯(上の真ん中の歯)がたとえ「ハ」の字状態に生えたとしても、犬歯が生えてくるときに内側に押されることになり、隙間が閉じることが多いのです。
上顎中切歯(上の真ん中の歯)が「ハ」の字状態に、生え出してから、犬歯が生えてきれいに並ぶまでの時期を「みにくいアヒルの子の時期」ともいわれているんですよ。

あなたの大切なお子さんを虫歯にしないために大事なこと63 子供の歯並びはなぜ悪くなるのか?1

前回は、歯のはえかわる時期とその順番についておはなしをしました。

子供の歯並びが悪くなるのはなぜですか?

乳歯から永久歯に、はえかわっていくということは、すなわち小さな歯から、大きな歯へはえかわるということになります。

そのため、お子さんの顎の大きさも、この時期に大きく成長していくのです。

この成長が十分でない場合、生えてくる永久歯がきれいに並ぶことが出来なくなってしまいます。これが、歯並びが悪くなるひとつの原因です。

あるいは、歯の大きさが、成長した顎の大きさに対して大きすぎることも考えられます。

このような状態では、歯が重なってはえてしまったり、八重歯になったりしてしまうのです。

こんな歯並びのことを、私たちは叢生(そうせい)と呼んでいます。

歯が重なってしまったところは、とても歯磨きがしにくく、虫歯になりやすくなってしまいますので、注意が必要です。

 

 

その他にも

あなたの大切なお子さんを虫歯にしないために大事なこと62 歯のはえ換わりは何歳くらいからですか?

今回から、歯のはえ換わりについてのお話しです。

 

歯のはえ換わりは何歳くらいからですか?

 

乳歯から、永久歯へのはえ換わりは6歳ころから始まります。

日本人の平均的なはえ換わりの順番は、下顎の中切歯(真ん中の前歯)がはえはじめ、次に下顎第一大臼歯(今はえている乳歯の奥にはえてくる歯)、上顎第一大臼歯(今はえている乳歯の奥にはえてくる歯)、上顎中切歯(真ん中の前歯)という順番になります。

これは、平均的なお話でして、順番が違うからといって心配することではありません。

 

あなたの大切なお子さんを虫歯にしないために大事なこと61 唾液の作用9

9月20日の祝日、そしてパソコンの修理の為更新が出来ず二週間も空いてしまいまいした。

ご迷惑をおかけしてすみませんでした。

 

では、唾液の作用について、を始めていきたいと思います。

唾液の作用には、口の中を一定の環境に整える作用あり、その作用は、細かく分けると6つの作用があると言われていますというお話しをしています。 

それは、以下の6つになります。

1.抗菌作用

2.洗浄、自浄作用

3.溶解作用

4.緩衝作用

5.皮膜保護作用

6.潤滑、あるいは円滑作用です。

 

本日は、6.潤滑、あるいは円滑作用   についてです。

 

みなさんが、お話しをしたりするときには、言葉を発しています。

この時にお口おなかでは、舌は、歯茎、上顎(口蓋)、頬の内側の粘膜や歯の表面に触れたり動いたりしながら、微妙なコントロールをしています。

その動きを滑らかにするために、唾液は働いているのです。

ある種の潤滑剤の働きをしているのです。

 

このように、唾液はいろんな作用を持っています。

虫歯予防にも、とても大切ですが、それだけではなく身体のを守るためにも、また生活をしていくためにもとても大切な働きをしているんですね。 

あなたの大切なお子さんを虫歯にしないために大事なこと60 唾液の作用8

唾液の作用には、口の中を一定の環境に整える作用あり、その作用は、細かく分けると6つの作用があると言われていますというお話しをしています。 

それは、以下の6つになります。

1.抗菌作用

2.洗浄、自浄作用

3.溶解作用

4.緩衝作用

5.皮膜保護作用

6.潤滑、あるいは円滑作用です。

 

本日は、5.皮膜保護作用   についてです。

これは、歯や粘膜の表面を唾液が覆っていることで、歯や粘膜を守る作用です。

最近注目されている、ドライマウスの問題の一つは、唾液の量が少ないと歯を覆うことが出来ずに、虫歯が簡単に発症してしまうのです。

つまり、唾液の量の多い少ないもとても重要になってきます。

そして、この唾液量も検査で調べることが出来るのです。

ご自身の唾液を調べてみたい方、ご興味のある方はこちらをご覧ください。

あなたの大切なお子さんを虫歯にしないために大事なこと59 唾液の作用7

唾液の作用には、口の中を一定の環境に整える作用あり、その作用は、細かく分けると6つの作用があると言われていますというお話しをしています。 

それは、以下の6つになります。

1.抗菌作用

2.洗浄、自浄作用

3.溶解作用

4.緩衝作用

5.皮膜保護作用

6.潤滑、あるいは円滑作用です。

 

本日は、4.緩衝作用   についてです。

この緩衝作用 (かんしょうさよう)とは、お口の中をある一定のpHに保つ作用のことです。お口の中が一定のpHに保たれることによって、お口の中の細菌の繁殖をコントロールしていると言われています。

そしてもう一つが、虫歯菌が出す酸から歯を守る作用があります。

虫歯とは、虫歯菌が出す酸によって歯が溶かされる病気のことを言います。皆さんがお食事をするたびに、食事に含まれる炭水化物を分解し、酸を出します。極端な言い方をすると、食事のたびごとに歯は、酸にさらされることになります。

ところが、この酸を緩衝作用によって、唾液が酸性にならないようにしてくれているのです。

この緩衝作用の能力には個人差があるんです。

能力が高い人は、虫歯になりにくく、逆低い人は、虫歯になりやすい事になります。

そして、この能力は検査で調べることが出来るのです。

ご自身の唾液を調べてみたい方、ご興味のある方はこちらをご覧ください。

あなたの大切なお子さんを虫歯にしないために大事なこと58 唾液の作用6

唾液の作用には、口の中を一定の環境に整える作用あり、その作用は、細かく分けると6つの作用があると言われていますというお話しをしています

それは、以下の6つになります。

1.抗菌作用

2.洗浄、自浄作用

3.溶解作用

4.緩衝作用

5.皮膜保護作用

6.潤滑、あるいは円滑作用です。

 

本日は、3.溶解作用  についてです。

私達は、なぜ食事をするのかというと、それは生きていくために必要だからですね。

栄養をとるためです。

しかし、それだけではなく、美味しさを楽しむこともできますね。

どちらかというと現代はそちらの方が優先されていると思います。

美味しさを楽しむためには、味、匂い、見た目、雰囲気等が大切ですが、その中でも特に大切なのが、味ではないでしょうか?

この「甘い」「辛い」「酸っぱい」「にがい」等を感じるためには、お口に含んだものを溶かす必要があります。

それが今回の溶解作用です。

唾液の溶解作用によって、私達は味わうことが出来るのです。

あなたの大切なお子さんを虫歯にしないために大事なこと57 唾液の作用5

健康歯考ブログをご覧頂いている皆様、更新が遅れてしまい申し訳ありませんでした。

PCに問題が発生し、更新することが出来ずにおりました。何とか問題をリカバーしましたので、これからもよろしくお願いします。

土曜日曜の二日間、当院のインプラントチームのメンバーと共に、インプラントメーカー主催のシンポジウムに参加してきました。特定のメーカーが主催していることもあり、その内容には偏りのあるところもありましたが、ブローネマルク教授の示唆に富んだお話しが聞けたこと、少数ではありましたが、メーカーのコントロールをほとんど受けていないであろう内容の素晴らしいお話が聞けたのが、有意義でした。

 

さて、唾液の話です。

唾液の作用には、口の中を一定の環境に整える作用あり、その作用は、細かく分けると6つの作用があると言われていますとお話しをしましたね。

では、復習でそれは、以下の6つになります。

1.抗菌作用

2.洗浄、自浄作用

3.溶解作用

4.緩衝作用

5.皮膜保護作用

6.潤滑、あるいは円滑作用です。

 

本日は、2.洗浄、自浄作用 についてです。

これは、食事をしたときの食べかすを洗い流す作用のことです。食事をしたときに良く噛むことは、唾液の分泌を促し、その結果としてお口の中の環境をきれいに整える作用があるのです。

きれいに整えるといっても、これは、前回お話しした抗菌作用という意味ではなく、どちらかというと物理的に洗い流す作用だと思ってください。

しかし、ここで注意が必要です。唾液に食べかすを洗い流す作用があるからといって、良く噛んで食べれば、食後の歯磨きが要らないとは言えないんです。

昔の、食事の様に食べものが、硬く噛みごたえのあるものだけを食べていたときは、食後に歯磨きなどしなくても、虫歯にも歯周病にもならなかったとと言われているのです。

しかし、現代の軟らか食事をとる生活では、良く噛んだとしても、食後の歯磨きは大切になります。

あなたの大切なお子さんを虫歯にしないために大事なこと56 唾液の作用4

本当に暑い日が続いていますね。

みなさん体調はいかがですか?私は、汗をかくことが、苦にならないタイプなのと、運動が好きで動いているので、大丈夫みたいです。

そうは言ってもこの酷暑、日中は無理をせず、可能な限り水分の補給を心がける事が大切です。

さて、唾液の話です。

唾液の作用には、口の中を一定の環境に整える作用あり、その作用は、細かく分けると6つの作用があると言われていますとお話しをしましたね。

では、復習でそれは、以下の6つになります。

1.抗菌作用

2.洗浄、自浄作用

3.溶解作用

4.緩衝作用

5.皮膜保護作用

6.潤滑、あるいは円滑作用です。

 

今日は、その中の1.抗菌作用の説明をさせていただきます。

お口はものの入り口で、食べものや、飲み物が入ってくるだけではなく、時として呼吸で、空気も入ってきますね。

ということは、ばい菌や、身体にとって有害なものが入ってくる可能性もあるわけです。

そのために、唾液には、殺菌作用のある成分や、解毒?作用のある成分が含まれているんです。

このような、作用を発揮する物質としては、ペルオキシダーゼ、リゾチーム、ラクトフェリン、免疫グロブリン(IgA)、等がふくまれています。

これらの成分を有効に働かせるためには、入ってくるものと、唾液をよく混ぜてあげなければ、いけません。そのために、みなさんが出来る事は?

そうです、やっぱり良く噛むことですね。

お子さんのうちから良く噛む習慣をつける事は、いろんな意味で大切ですね。

今週も暑い日が続くのでしょうが、みなさんお身体に注意してお過ごしくださいね。

今週も一週間が、良い一週間でありますように。

あなたの大切なお子さんを虫歯にしないために大事なこと55 唾液の作用3

本当に毎日暑い日が続いていますね。

どうやって夏バテを対策するか、頭を悩ましますね。

夏バテの対策の一つである、栄養のあるものを食べると言うのはとても大切ですが、バテているのは、内蔵も一緒です。

やはり良く噛んで、食べることで少しでも内蔵の負担を減らしましょうね。

 

さて、前回良く噛むことは、消化の助けになることをお話ししました。

そして、今日は良く噛むことの効果のもう一つです。

特にお子さんにとってとても大切な成長発達についてです。

実は、最近の軟食化の問題もその一つの原因ではなかといわれているのですが、結果としてものが飲み込めない子供たち、お口がちゃんと閉じられない子供たちがいるのです。

 

原因はもちろん様々ですし、その治療法もその症状、状態に合わせる必要があります。

しかし、その問題がないとしても、良く噛むことは咀嚼筋の発達を促しますし、嚥下(飲み込み)反射にとっても、効果は期待できます。

良く噛むことは、顎の成長発達にとっても良いことで、歯並びを良くするためにも効果はあるようです。

食べるということは、その栄養価、美味しさに目がいきがちですが、出来る事なら、噛みごたえにも少しでも関心を持って頂けると、お子様のお口の健康を考える上でもとても大切ですね。

良く噛むことで、健口生活です。

あなたの大切なお子さんを虫歯にしないために大事なこと54 唾液の作用2

先週が祝日になった為、少し間があいてしまいました。

しかし、暑い日が続いていますね。皆さん夏バテは大丈夫でしょうか?

出来るならばしっかりと美味しくて栄養のあるものを良く咬んで召しあがってくださいね。

 

さて、唾液についての続きです。

今日の冒頭の話にもありますように、美味しいものを食べる時、そしてものを良く噛んでいる時は、唾液がよく出ますね。この様に食事の時に出てくる唾液には、消化酵素の一つアミラーゼというものが含まれています。このアミラーゼは、食べ物の中に含まれているデンプンを麦芽糖というものに分解する力をもっているのです。

そして、良く噛んでアミラーゼがデンプンを消化しそれがその後、胃の消化酵素であるペプシンに作用して、ペプシンの働きをスムースにするというメカニズムがあるそうです。

また、よく噛んでいる間に、食べ物が小さく噛み砕かれるだけでなく、唾液中のアミラーゼともよく混ざるので消化吸収をより促進します。

その間に、その先にある胃や腸などが為ものを取り入れ消化吸収する準備が整い、自分たちにとって必要なものをしっかりと吸収し、不必要なものを体内に取り込まず、ちゃんと排泄するように働くのです。

 

もっと言うと、食べる前に、その食べ物を目でよく見て、香りを楽しむことで脳(大脳辺縁系)に刺激がいき、唾液がよく分泌され(美味しいものを見たりするとつばやよだれが出るのはそのためです)、胃や腸は食べ物を受け入れる準備を始めるのです。

良く噛むことは、ダイエットにも良いと言われていますよね、良く噛んでいくことで、食事にある程度時間がかかり、その間に満腹中枢が刺激され、食事の量を多く取らずにすむとも言われていますね。

それだけでなく、噛むことは、お子さんの顎の成長発達にとっても、良いものです。

いずれにしても、一度、口に含んだものを出来れば50回位噛んでから飲み込むのが理想で、最低でも20回は噛んで頂けると良いと思います。

でもこれが、意外と難しいもので、数回噛むと飲み込みたくなってしまうんですね。ちょっと試してみてくださいね。

そこでひと工夫、食事の中に、食べ応えのあるものや、良く噛まなければいけないもの例えば玄米の様なものを入れると良いようです。

いずれにしても、今まで出来あがった習慣を変えるのは難しいものです。しかし、その習慣もはじめはなく、自分で作ったも野なのですから、新たのことも習慣となってしまうように継続することが大切ですね。

 

 

 

あなたの大切なお子さんを虫歯にしないために大事なこと53 唾液の作用1

サッカーのワールドカップも終わりましたね。

前評判と違い、日本代表も頑張ってくれ、寝不足の日々が続いている方もいたのではないでしょうか?

いずれにしても、岡田監督、日本代表選手、そしてコーチやトレーナースタッフの皆さんお疲れさまでした。

振り返ってみると、マスコミの力と言うのは本当にすごいものだと思います。

嘘を伝えているのではないですが、ワールドカップ前の岡田批判のあらし、そして試合が始まってからの豹変ぶり、しかたのないことかもしれませんが、いかがなものなのでしょうか?

ビフォア―アフターというような番組があるそうですが、マスコミワールドカップビフォア―アフターの様な番組をやってみるのもおもしろいかもしれませね。

想像以上に力をもったマスコミが、もう一度自分たちのあり方を問うてみるの良いのでは名でしょうかね。

 

試合が始まるまでの、選手、岡田監督そして、そのご家族ははどんな気持ちだったのでしょうか?

私の様な人間には、到底耐える事のできなかったと思います。

 

さて、今日は唾液の話です。

唾液には、大きく分けるとまず2つの大きな働きがあります。1つは、みなさんもくご存じの消化作用です。そして、2つ目が、口の中を一定の環境に整える作用です。その作用は、細かく分けると6つの作用があると言われています。

ご存知でしたか?

それは、以下の6つです。

1.抗菌作用

2.洗浄、自浄作用

3.溶解作用

4.緩衝作用

5.皮膜保護作用

6.潤滑、あるいは円滑作用です。

それぞれに付いて、今後説明をさせていただきます。

あなたの大切なお子さんを虫歯にしないために大事なこと52 東大生の歯は美しい?2

東大生の歯医者さんが教えるはと脳の最新科学という本の中で、

東大生だからといって、生まれつき歯に違いがあるわけではなく、 

虫歯の数も、歯並びも、歯の丈夫さも、他の大学の学生と変わらないということでした。

東大生と言っても特別ではないようですね。

しかし、この本によると卒後の東大生は、歯を長持ちさせる割合が多い可能性があるそうです。そこで、今日は、この話題についてです。

このことについても、厳密に統計を取ったわけではないそうなのですが、東大生のなかで、在学中に堀先生に治療を受けられた方の中でその後も堀先生のクリニックに通い続けている方と長年接してこられたことで感じられているそうです。

この本によると、東大生は二年生の時に必修科目の保健学の中で、堀先生から虫歯や歯周病になるメカニズムと正しい予防法を論理的に説明され、それを目をか輝かせながら真剣に聴いて、よく理解してくれるそうです。

そして、脳に叩き込まれた予防法を、愚直なまでに守るそうです。

ここが流石なのかもしれませんね。

予防法(ブラッシング等のケア)と言う単純な作業に意味を見出し、律儀に、まじめに、毎日コツコツ積み重ねることが、老後の健康な歯を作っているんです。

真実とは、シンプルなことですね。

いかがでしたか? 

あなたの大切なお子さんを虫歯にしないために大事なこと53 東大生の歯は美しい?  「歯が生まれ育った環境から影響を受けることはないのでしょうか?」2

先日のいたましい事故をうけてブログを書かせていただいたために、間があいてしまいました。

今日からまた再開しますね。

前回のブログで、東京医科歯科大学が行ったフィールドワークによって明らかにされたことの一つに、モンゴルの遊牧民の子供たちは、虫歯の数が極端に少ないのです。

そして、事もあろうか、彼らには歯磨きの習慣がないというお話しをしました。

 

今日はその理由について、お話ししますね。

モンゴルの遊牧民の子供たちに虫歯が少ないのは、食生活が理由なのです。

モンゴルの遊牧民の食べ物は当時、乳製品と肉が中心でした。甘いもの、柔らかいものはほとんど食べずに、主食の肉は乾燥させたもので、それを良く噛んで食べなければならないのです。

そのため、咬むという行為自体が歯をきれいにし、そして顎の発達を促していたのです。

そして、この調査から年月が経って、モンゴルの遊牧民の子供たちも甘くて柔らかい食べ物をたくさん食べられるようになったため、先進国と呼ばれる国と同様に、モンゴルの遊牧民の子供たちのお口にも虫歯がたくさんできてしまったのです。

このことからも、食生活、食習慣の重要性が伺えますね。

しかし、今日の日本で生活していくうえで、甘いものや柔らかいものを食べないようにすることは不可能ですよね。

ですから、より一層、食事の取り方、甘い物の取り方の工夫、そしてプラークコントロールが大切になるのです。

あなたの大切なお子さんを虫歯にしないために大事なこと52 東大生の歯は美しい?  「歯が生まれ育った環境から影響を受けることはないのでしょうか?」

東大生の歯は美しい?

 「歯が生まれ育った環境から影響を受けることはないのでしょうか?」  

 

東大生の歯医者さんが教えるはと脳の最新科学という本の中に、

東大生の歯を診ているという話をすると、よほど興味をひくものらしく、「東大生の歯には何か特徴がありますか?」とよく聞かれます。

「頭がいいのだから、歯も普通とは違って上部なのでは」、

あるいは逆に、「勉強ばかりしているから、ひ弱で虫歯が多いのではないか」といった質問を受けます。

 こうした問いに対しては、「東大生だからといって、生まれつき歯に違いがあるわけではありません。

虫歯の数も、歯並びも、歯の丈夫さも、他の大学の学生と変わりませんよ」とお答えしています。

これは、別に厳密な統計をとったわけではありませんが、診療所に歯の治療に来る学生だけでなく、入学時の検診で新入生全体の歯を診た経験からもいえることです。

とありました。

東大生と言っても特別ではないようですね。

しかし、この本によると卒後の東大生は、歯を長持ちさせる割合が多い可能性があるそうです。

このことについては、またあとで述べていきます。

そして、今回のテーマで、この本にも書いてあるのですが、 

「歯が生まれ育った環境から影響を受けることはないのでしょうか?」 

答えは、影響を受けます。 

世界には、虫歯の極端に少ない民族が存在することが知られています。

この本にもありますが、

例えば、東京医科歯科大学が行ったフィールドワークによって明らかにされたことの一つに、モンゴルの遊牧民の子供たちは、虫歯の数が極端に少ないのです。

そして、事もあろうか、彼らには歯磨きの習慣がないのです。

きっと皆さんもびっくりされているでしょうね。

その理由については、次回にお話ししますね。 

あなたの大切なお子さんを虫歯にしないために大事なこと51 お子さんの成長と虫歯予防5

前回のブログで、6歳臼歯の大切さと虫歯になりやすさはご理解いただけましたか?この6歳臼歯を虫歯にしないことが、とても大切です。

そして、7歳頃になると、自分の口の中を自分で管理する習慣ができてる子と、そうでない子の差が大きくなってきます。これは、34才の頃にブラッシングが習慣になっているかどうかが、ポイントです。ブラッシングが習慣になっている子たちは、おのずと親の手を離れてなにも言わなくなっても、当たり前のように磨く子になります。その自主性を尊重しつつ、最終的な仕上げ磨き、あるいは仕上げのチェックはちゃんとしてあげてくださいね。そして、デンタルフロスも使い続けることが大切です。

6歳臼歯は、その名のとおり、6歳前後に生えるのですが平均的ですが、それでもやはり個人差というものがあります。早い子は、5歳前後、そして遅い子は8歳くらいになって生えてくることもあります。もし心配ならレントゲンによる検査で、6歳臼歯があるかどうかを調べることも可能です。お通いになっている歯科医院に相談をされてみてください。

あなたの大切なお子さんを虫歯にしないために大事なこと50 お子さんの成長と虫歯予防4 6歳臼歯について

健康歯考ブログ「あなたの大切なお子さんを虫歯にしないために大事なこと」も今回で]50回目を迎えることが出来ました。 少しでも、みなさんのお役に立てていれば幸いです。

さて、では始めていきましょうね。

6才になると、下顎の一番奥に6才臼歯が生えてきますが、この歯はかみ合わせの面の凹凸が激しいので、この歯から虫歯になる可能性が高いのです。ほとんどのお子さんがこの歯を虫歯にしてしまい、大人になると、抜かなくてはいけなくなってしまうことが多いのです。

しかし、この歯はとても重要な役割があり、その一つは、咬む力がとても強くてしっかりした歯です。ですから、この歯をきちんと一生保護することが非常に大切になります。

そういう意味もあって、6才臼歯が生え始めると、様々な方法で、虫歯にならないようにアプローチをすることが重要です。

そのひとつに、咬み合わせの面から虫歯にならないように、その溝を埋めるフィッシャーシーラントというものがあります。

いずれにしても、この時期は、定期検診をまめに行ったほうが良いでしょう。

6才臼歯は生えてきてからきちんと咬み合うようになるまで6ヶ月から、1年位かかると言われています。はじめに下顎の6才臼歯が生えてきて、途中から上顎の6才臼歯が出てきますが、上下顎で咬み合わない状態がしばらく続きます。

咬みあっていればそのこと自体で自浄作用がありますが、咬み合わないとそこだけが非常に汚れて、その間、虫歯になりやすい環境になります。その期間を無防備に過ごさないことが大切です。

もうひとつ6才臼歯がう蝕になりやすい理由として最後方に生えてくるので清掃が困難ということもあります。そしてまた、生えてきて間もない歯は歯の質が未成熟で、柔らかく、虫歯菌の出す酸に対する抵抗力が非常に弱いので、そういった点でも虫歯になりやすいのです。

大切にしてくださいね。

あなたの大切なお子さんを虫歯にしないために大事なこと49 お子さんの成長と虫歯予防3

今日も前回の続きになります。

45才になるとかみ合わせの面の虫歯よりも、歯と歯の間(隣接面)の虫歯が問題になってきます。歯と歯の間(隣接面)というのは最初に歯が生えてきた時には比較的隙間があるのですが、生えてきてしばらく経つと、後方の臼歯はどんどん前のほうに力がかかるようにはえるので、この隙間がなくなります。そうすると、そこにはブラシの毛先が入らなくなるので歯磨きをしても歯と歯の間(隣接面)はほとんど磨けていないということになります。

そのため、歯と歯の間のおそうじには、11回デンタルフロスを使うようにしてください。

デンタルフロスは、無理に使うと痛いものですので、歯科衛生士に使い方の指導をうけるといいですよ。

あなたの大切なお子さんを虫歯にしないために大事なこと48 お子さんの成長と虫歯予防2

前回、乳歯の生え始めについてお話ししました。

では、前回の続きです。

生後6ヶ月位で、乳歯の前歯が生え始めてくることはお解りいただけたと思います。

そして、1才半になると奥歯まで出てきます。この時期に生えてくる下の第一乳臼歯のかみ合わせの面は凹凸があるため特に虫歯が多い場所です。プラークがたまりやすい場所なので、丁寧にブラシをするようにしてください。

次に3才ぐらいの特長です。乳歯列が完成する時期で、一番後ろに第二乳臼歯が出てきます。この歯もかみ合わせの面に凹凸があるので、虫歯に注意してください。

歯の形態によっては、この溝が深くて、とてもブラシがしにくいこともあります。フィシャーシーラントという、かみ合わせの凹面にマネキュアのようなものをコーティングする予防処置を行います。

これは磨り減ったり、取れたりすることもあるので、定期検診へ半年に一度は行き歯医者さんで見てもらうと良いですね。あと、時間を決めて食事をするようにして、だらだら食いを防ぎ、その後、かみ合わせの面を中心にブラシをすることも大切ですよ。

あなたの大切なお子さんを虫歯にしないために大事なこと47 お子さんの成長と虫歯予防1

今日は発育段階による虫歯発生の特長についてお話したいと思います。

子供のお口の中は年齢によって変っていきます。乳歯が生え、そして永久歯に生え換わり、それと同時に顎の骨自体も成長していきます。

また精神的な成長もありますので、それに合わせた虫歯予防の指導を行う必要があります。

 まず、乳歯萌出期です。生後6ヶ月くらいから乳歯が生えてきます。

歯の生えていない段階では母乳や哺乳瓶で栄養をとっています。

特にこの時期は、哺乳瓶の影響が尾を引く場合があります。ミルクやジュース、スポーツドリンクなどを哺乳瓶に入れて飲む習慣が歯の生え出した後も続くと、上の前歯のほっぺた側に典型的な虫歯ができます。これは「哺乳瓶う蝕」という名前がついています。

唾液の自浄作用は上の前歯がもっとも劣っているため、上の前歯だけ虫歯になってしまうのです。

 この時期になれば、なるべくお水やお茶だけをあげるようにしましょう。

また、母乳を2歳過ぎまで飲んでいた子は口腔全体の虫歯が多くなると言われています。

考え方は様々ですが、母乳は1才を過ぎると栄養的な価値はほとんどないとも言われています。

いつ断乳するかは、親御さんの考え方次第となりますし、スキンシップは大切なので十分にお考えいただくことが大切ですね。

 ただし、虫歯予防の観点からは、母乳のだらだら飲みを辞めたり、寝る前に与える習慣をなるべく辞めたりするなど工夫をして頂くことが効果的です。

あなたの大切なお子さんを虫歯にしないために大事なこと46 キシリトールについて2

 

前回、キシリトールが虫歯抑制に効果があるというお話しをしました。

今日は、具体的にキシリトールにどんな効き目があると言われているかについいてです。

まず、キシリトールはムシバラスの数の減少に効果を示すように考えられていますが、現実的にはムシバラスの「質の変化」を生じていると考えられています。

もともとムシバラスの中にはキシリトールによって代謝阻害が生じず数が減少しない「キシリトール非感受性菌」とキシリトールによって代謝阻害を生じ数の減少する「キシリトール感受性菌」があると言われています。

ということは、キシリトールが効くムシバラスと効かないムシバラスがいるということです。

ではまず、キシリトールが効くムシバラスについてです。

キシリトールが効くムシバラス(キシリトール感受性菌)というのが、悪いムシバラスで、このムシバラスは、歯にこびりつく能力が高く、そして歯を溶かす酸をたくさん作ることができるのです。

簡単に言うと、虫歯を作る能力に富んだムシバラスなんです。

そして、効かないムシバラス(キシリトール非感受性菌)は、歯にくっつきにくく、たとえくっついたとしても、剥がれやすい上に、歯を溶かす酸を産生する力が低いと言われています。そのため、口腔内に存在しても虫歯発症のリスクが低いのです。言いかえれば良いムシバラスですね。

そして、キシリトールを長期摂取すると、う蝕原性の高い「感受性菌」である悪いムシバラスがどんどん減少し、う蝕原性の低い「非感受性菌」良いムシバラスに置き換わっていくため、より容易に虫歯の抑制が可能となり、またムシバラスの母子感染を生じにくいものに変化すると考えられています。母子感染が生じにくいことから、子供のう蝕予防にも効果があると言えます。

あなたの大切なお子さんを虫歯にしないために大事なこと45 キシリトールについて

前回、虫歯菌の母子感染についてお話しましたが、今日はムシバラス退治についてです。

ムシバラス退治には、様々な方法があります。歯みがき、食事のコントロール、フッ素の利用等いろいろな方法があります。

その中で、今日はキシリトールについてです。

みなさんはキシリトールを利用したことはありますか? キシリトトールはプラム、イチゴ、ラズベリー、カリフラワー、レタス、ほうれん草などに含まれる砂糖と同じくらいの甘みがある5単糖の糖アルコールです。

砂糖と同程度の甘みですが、カロリーは砂糖の75%です。

では、どうして虫歯の抑制が出来るのかというと、そのメカニズムはムシバラスがキシリトールを食べたとしても、キシリトールが非発酵性であるために酸を作ることが出来ないのです。さらに、歯垢とムシバラス達の増大を抑制し、歯質の再石灰化(歯を強くすること)を促進すると言われています。

次回も続きを掲載します。

あなたの大切なお子さんを虫歯にしないために大事なこと44 虫歯菌をお子さんにうつさない為に

 皆さんは、ゴールデンウィークいかがお過ごしだったのでしょう?リフレッシュできましたか?

天候にも恵まれて、行楽地は多くの方でにぎわったみたいですね。

 

さて、前回、虫歯の原因は間違いなくムシバラス(虫歯菌mutansu streputococciMS))だということ、そして、何とかしなければいけないということをお話ししました。

 

今日は、その続きです。

今回はこのムシバラス(虫歯菌mutansu streputococciMS))がなぜうつるのかについてです。

では、ここで質問です。

お母さんが食べものを噛んでから子供に与えたり、親子で同じスプーンやお箸を使ったりしていませんか? 

 

実は、お子さんのお口の中のムシバラス(虫歯菌mutansu streputococciMS))は、ご家族からうつるといわれているのです。

それも、口移しによって移るといわれています。接する機会の多いのが一般的にお母さんであることから、母子感染するという表現をされています。

特に生後1931ヵ月の間は母子感染(実際には口移しによる感染)しやすいので注意してください。

2歳前に感染すると、お子様の虫歯になる可能性が高くなると言われています。

出来ることなら、お母さんのお口に入れたものを、そのまま赤ちゃんのお口の中に入れないほうが良いですね。

虫歯菌(MS)をたくさん持っているお母さんからはうつりやすいので、気をつけてください。

しかし、このことにあまりにも神経質になりすぎるのはいかがなものかと思います。

赤ちゃんにとって、スキンシップはとても大切なこと、虫歯菌のことを心配しすぎてスキンシップがおろそかになっては、本末転倒な気がします。

出来るならば、お母さんがちゃんと歯科医院で検査を受けて、虫歯菌の量を調べてみることが大切ですね。全員が虫歯菌が多いわけではありませんし。そのコントロールもある程度は可能になってきています。

そして、お母さんもきちんと虫歯の治療をして、毎日の歯ブラシをがんばって、お口の中をきれいに保つことが大切です。

あなたの大切なお子さんを虫歯にしないために大事なこと43 虫歯は感染症ですか?

前回まで、医療情報のとらえ方について、少し難しい話をしてきました。

今日からは、虫歯菌の母子感染についてのお話をしていきたいと思います。

生まれたばかりの赤ちゃんの口の中には、虫歯菌mutansu streputococciMS)は存在しません。

それでは、なぜ虫歯菌が赤ちゃんのお口の中に住み着いてしまうのでしょうか。その原因の多くは、ご家族とくにお母さんの虫歯菌が、唾液を介して子供にうつる母子感染が多いと言われています。

 感染と聞いてしまうのととても怖いものだと思われてしまいますよね。確かに、虫歯という観点からは、怖いことではありますし、これを防ぐことは虫歯予防の観点からするととてもよいことになります。

 では、まずこの感染ということについてです。

感染とは、「病気を引き起こす可能性がある生物が体内に侵入すること(ステッドマン医学大事典より) 」をいいます。

その結果として、咳、くしゃみ、発熱、発疹、下痢などの何らかの症状がでた場合を「発症、発病」といいます。

そして、感染症とは感染によって引き起こされた病気のことを言うのです。

実は、虫歯、そして歯周病は、感染症と呼んでよいのか?というと専門的にはそう簡単にはイエスと言えないものなのです。

まあ、そのあたりはさておき、虫歯の原因は間違いなくムシバラス(虫歯菌mutansu streputococciMS))なわけですから、何とかしなければいけません。

では、次回はこのムシバラス(虫歯菌mutansu streputococciMS))がなぜうつるのかについてです。

あなたの大切なお子さんを虫歯にしないために大事なこと42 医療情報のとらえ方13

前回まで、医療の数字に関していろいろとお話してきました。少しでもお役にたてるようにと考えたつもりですが、なんだかよくわからなくなってしまったかもしれませんね。

チョト極端な表現ですが、医療に関する情報は、それ自体が間違っているわけではないが、それが全てではなく、それゆえに足らない部分、あるいは表されていない部分を読み取ることが必要となるということです。

これは、我々医療従事者も同じことなのです。

では、それらを正しく評価、判断するにはどうしたらよいのでしょう。 

 

 まずは、参考までに我々医療従事者の場合は、その数字に表わされていない情報を自分たちの経験や専門的な知識で補うことで、その情報を批判的?に解釈しています。

この方法の講義があるくらいなのです。 

例えば、私達であれば、ある治療をしなかった場合に、どのような問題が起こるのか、起こらないのかを判断できますし、その薬治療法がどのくらい行なわれているかのおおよその判断もできます。

情報に欠けている部分があっても、それを補いながら判断することができるのです。

ですから、基本的にはみなさんに比べて、情報に振り回されない解釈ができていると言えるのかもしれません。

私達の知識があるかないかの違いは、その持てる知識の量だけではなく、その知識を利用していかに的確な判断が出来るかなのです。

 逆にみなさんはその情報を補わずに判断してしまう可能性が大きいのです。専門的な知識を得ることは難しいですし、その経験も身近な人あるいはネット上の評判の様なものから判断してしまうため、ついつい目に見えている数字や、その表現方法ばかりに気を取られてしまうのは、無理はありません。

たとえは悪いですが、テレビショッピングのCMについつい信じて買いたくなってしまうのと同じ様なものなのかもしれませんね。

あなたの大切なお子さんを虫歯にしないために大事なこと41 医療情報のとらえ方12

前回のブログで、

「成功率の表示についてだけいえば、症例数の多い方が信頼性が高くなるといえるのですが、だけが太線になっていることからもご想像はつくと思うのですが、症例数がただ多ければいいというのではない」というお話をしました。

症例数が多いことを統計学上でサンプル数が多いという表現をします。

このサンプル数、私達の場合でいえば、症例数が多いということになります。

すると前回の考え方では、その成功率の信頼性は高くなります。

しかし、例えば、その症例に偏りが大きいつまり、比較的簡単な状態、あるいは条件の良い患者さんたちを主に対象としいるとします。

そうすると、そこで難しい状態の患者さんの治療を行うことになった場合は、同じような結果を得られるとは言えないのです。

集まったあるいは集めた症例に偏りが大きいければ、そこからは正しい結論を導きだすことは出来ず、その結果が一般的だとすることもでくなるのです。 

以前にもお話ししましたが、このような結果に影響を与える偏りのことをバイアスと呼びます。

統計をするうえで集団を集める時に、生じるこのようなバイアスを完全にとり除くことは不可能なのですが、意図的であろうとなかろうと、その集団に明らかな偏りが認められれば、たとえその集団の規模が大きくても、今回の場合でいえば、症例数が多いとしてもその結果からは、正しい結論を導き出すことはできないのです。

あなたの大切なお子さんを虫歯にしないために大事なこと40 医療情報のとらえ方11

これまでのインプラント手術の成功率は93,5%って安心? 

 

上のフレーズはよくあるものですよね。

でも、93.5%では少しわかりにくいので、これまでのインプラント手術の成功率は100%にしてみましょう。

では、この歯科医院で、あなたがインプラント手術を受けるとしたら、成功する確率は100%でしょうか?

そう思いたいでしょうが、残念ながら、そうではありません。

でも逆にこれまでのインプラント手術の成功率は100%なんて言われたら、ちょっとうそくさくありませんか?そう思ってしまう私は、疑い深いのでしょうかね?

では、100%の手術成功率―これは、今まで行った手術の総数が1例でも、あるいは100例でも5000例であっても、それぞれ成功した手術件数が11005000例であれば、ウソではありません。 

しかし、たとえ同じ成功率100%だとしても、それぞれの医院で、次に手術を受けた時に、成功する可能性は、手術の経験数が増えるほど上がります。

これは、極端に聞こえるかもしれませんが、統計学的に見ても経験数が限られているうちは、その成功がたまたま偶然に起こっている可能性があるからです。  

医学の世界では、あることを100回行って95回は正規分布(極端なばらつきを除外した範囲、統計結果のグラフや表の両端2.5%を除いた範囲)の範囲の結果が得られるだろうという95%信頼区間というものが用いられます。 

この95%信頼区間の考えを用いて、成功率100%の手術が次に成功する可能性の最低ラインを手術の経験数ごとに計算してみましょう。

そうすると、以下のようになります。  

これまで行った手術が

1人中1人が成功の場合   → 成功率の下限は   5

2人中2人が成功の場合   → 成功率の下限は  22

3人中3人が成功の場合   → 成功率の下限は  35

10人中10人が成功の場合 → 成功率の下限は  74  

となるのです。

すなわち、1人受けて1人成功した手術を、次にあなたが受けた場合に成功する割合は、最も厳しく見積もると5%ですが、すでに10人中10人が成功していれば、同じように厳しく見積もっても74%の成功率が望めることになります。 

つまり、このような成功率の表示についてだけいえば、症例数の多い方が信頼性が高くなるといえるのですが、だけが太線になっていることからもご想像はつくと思うのですが、症例数がただ多ければいいというのではないんです。

それについては次回をお楽しみに。

あなたの大切なお子さんを虫歯にしないために大事なこと39 医療情報のとらえ方10

 前回は、成功率等にみられる数字の見せ方で小数点以下の数字が出ると何となく真実味が出てしまうというお話をしました。 

このような成功率の話では、よくあるのがインプラント治療の成功率が94,6%である等の表記ですね。

さて、今日はこのようなある医院での成功率表記の落とし穴についてです。

グループの情報をとりまとめた数字だけに注目してしまうことの危険性についてのお話です。 

治癒率や生存率などは、いずれもある集団(このような場合はその治療を受けた人達)の情報をとりまとめて算出されます。

このとりまとめ方を間違ってしまうあるいはあえて取りまとめ方を意図的に操作する、あるいは統計の仕方を間違うと、そこから導き出される数字はいかようにもなってしまうのです。

    

例えば、学習塾のテストの成績を考えてみましょう。    

試験で、 受験クラス3人  100点、90点、80点、平均点90点          

     進級クラス3人  70点、60点、50点、平均点60        

という結果が出たとします。

しかし、塾の情報をHPに出す際に、少しでも見た目を良くしたい場合、受験クラスで80点をとった生徒を進級クラスに移してみましょう。    

すると、どうでしょう        

受験クラス2人   100点、90点、       平均点95        

進級クラス4人   80点、70点、60点、50点、 平均点65   

となってしまいます。

つまりこの塾の先生は、生徒に何も教えなくても両クラスの平均点が上がってしまうのです。    

この様な数字のマジック?は、医学の数字や、医療機関の数字にもあてはめることができますね。

統計っていうのは、本当に難しいものですね。

あなたの大切なお子さんを虫歯にしないために大事なこと38 医療情報のとらえ方9

もう少し医療にかかわる数字の捉え方についてお話させてくださいね。

前回、治療成績をそのままとらえるのではなく、その対象者について十分考慮煮れるべきだというお話をしました。

 今回は、ここで用いられる数字についてです。

例えば、インプラントの治療の成功率が93.5%というような表記というものをよく見ると思います。

このように小数点以下まで93.5%細かく数値が示されると、もっともらしく見えますよね。

これが90%となっていたらどうでしょうか?

何かぴったりしすぎて、いかにも作られた数字のように見えませんか?

でも、実際は、この数パーセントの違いを厳密に評価したり、その違いについて十分議論して、結果あるいは違いの意味を出せるほど、このような数字に厳密さはないと言えるんです。

だからと言って、学会等でこのような発表をする場合に大まかな数字で良いわけではありません。

しかし、みなさんがこのような情報の数字を見る場合は、小数点以下まで細かく気にしたりするのは、ほとんど意味はなく、ある程度おおまかな情報に過ぎないと考えたほうがよい場合が多いと思います。 

あなたの大切なお子さんを虫歯にしないために大事なこと37 医療情報のとらえ方8

さて、今までのダイエット等の数字から、もう少し医療に関する専門的な数字についてお話させてください。 

ここ数年、医院、病院そして医者選びのための出版物、たとえば「病院ランキング」と称される本が多く出ています。

そのランキングをつけた理由として、用いられる数字があります。

たとえば、治療や手術の成功率や5年生存率、治癒率などです。 

これらの数字は、いままでのダイエット食品等の広告と比べると、数字も詳細で、「真実味」というか「本当らしさ」を感じるように見えます。

でも、このような数字でも単に鵜呑みにせずに、注意深く見るべきポイントがあるんです。 

 

たとえば、

A病院の胃がんの治療結果の5年生存率は93.5%、

B病院では5年生存率は80.3    

この数字をみるとおそらく多くの人が、A病院が安心だと思われるでしょうね。

しかし、本当にそうだといえるのでしょうか?  

例えば、二つの病院が出したこの結果は、どのような患者さんを対象とした胃がん治療の成績なのでしょうか? 

 

たとえば、単に胃がんの5年生存率といっても、その患者さんが診断を受けた時のがんの進行度、状態によって、その結果は、大きな開きが出てしまいます。 

つまり、がんが進行した患者さんや難しい状態になった患者さんを多く受け入れている病院と、比較的早期に発見されたうえで、紹介されて来院され様な患者さんの多い病院とでは、その治療の生存率に違いが出る可能性があるますね。

また、手術が可能な患者さん(治療効果が認められるであろう患者さん)だけの治療成績だけを抜粋して、統計を取り、生存率を出していることもないとは言えないのです。 

このような、対象者となる患者さんの偏りも、以前に述べた「バイアス」の一つになります。  

 

あなたの大切なお子さんを虫歯にしないために大事なこと36 医療情報のとらえ方7

 昨日、桜の開花宣言が東京でもありましたね。

今週末は、お花見でにぎわうのでしょうね。

 では、前回の続きです。 

 健康、ダイエット、医療関連の数字の突っ込みどころの続きです。 

驚異のダイエット食品! 1日1回これを食べるだけ! たったの3カ月で30キロの減量に成功! この宣伝の数字に対する突っ込みどころB 

この食品を食べた人は、本当にこの食品の効果で痩せたのでしょうか?   

 今回この3ヶ月で痩せた人たちは、ダイエット食品がどのくらい影響を及ぼしているか、その因果関係を示す為には、この表現だけでは根拠があるとは言えません。

 たとえば、痩せた人たちは、この期間、せっかく痩せるのだから頑張ろうと、いつもしていない運動をし始めたのかもしれません。

あるいは、せっかくだからと大好きな甘いものを我慢していたのかもしれませんね。 

 このように、その効果に影響を与える複数の物事が存在することを専門的には「バイアス」といいます。そして、このようなバイアス(ここでは、始めた運動や、中断した甘いもの)が実は痩せる為の本当の原因だったということもあるうるわけです。 

 ですから、原因と結果の関係を示すためには、たとえば今回の場合でしたら、この食品をとる・とらないという点を除いて、その他のことや条件(年齢、体組成(体重や体脂肪率、筋肉量)、生活習慣、食習慣、日々の運動量など)を可能な限りそろえ、できればなるべく多くの人数を集め、そしてその人達をこのダイエット食品をとった人達と取らなかった人達という、2つのグループに分けて、その結果を比較しないといけませんね。 

あなたの大切なお子さんを虫歯にしないために大事なこと35 医療情報のとらえ方6

さて前回の続きです。 

健康、ダイエット、医療関連の数字の突っ込みどころの続きです。 

驚異のダイエット食品! 1日1回これを食べるだけ! たったの3カ月で30キロの減量に成功! 

 

この宣伝の数字に対する突っ込みどころA 

いったいこの食品は何人が摂取して、そのうち何人に効果があったのでしょうか?

 

 このような広告には、複数の体験談が載っていることが多いですよね。

一人よりも複数のほうが真実味がありますからね。 

 しかし、たとえ10人の喜びの声が寄せられていたとしても、もし500人の「飲んでも全然体重が減らなかった人」がいたらどうでしょう。

 また、あってはいけないことですが「かえって太っしまった」あるいは、「食べたら体調が悪くなった」人たちがいるかもしれませんよね。

このような記事の場合、これらの情報はきちんと書かれているでしょうか。 

 この数字(ここでいう「3カ月で30キロ」)が示す意味つまり効果の有用性を判断するには、まずもとになった「分母」であるその食品を摂取した人の数の大きさを知る必要があります。 

 100人中100人に、あきらかにわかる効果(この判断も実際には難しくどう判断するかだけでも論議の対象となるのですが)があったのと、10000人中100人にしか効果が現れなかったのとでは、この食品の評価は大きく違ってくるわけです。

法的に示す必要があるかどうかは定かではありませんが、とても大切なことですね。

あなたの大切なお子さんを虫歯にしないために大事なこと34 医療情報のとらえ方5

前回、「医療関係者は数字や統計学というものを用いて分析していくことで、治療効果を少しでも高くしようと努力しているのです。」というお話をしました。

テレビ、新聞、雑誌、インターネットで治療について調べても「成功率が何%だ」とか、「症例数が何百です」というものをご覧になると思います。

この数字にも、いろいろと突っ込みどころがあり、それをどうとらえるかをこれから知ってもらえればと思うのですが、まずその前にもう少し身近な数字で、この数字捉え方を学んでみましょう。 

 

では、よくある宣伝です。

 驚異のダイエット食品! 1日1回これを食べるだけ! たったの3カ月で30キロの減量に成功!といったものがありますよね。  

このような数字には、我々からすれば、突っ込みどころ満載なのです。もちろんこのような表現が嘘をついていると言っているのではありません。

たとえば、

たしかにこの人(対外このような宣伝の場合、体験者の型の写真が載っていますものね)には効果があったのでしょうが、これが、本当に皆さんに聞くものなのか?

あるいは単に特異な場合だったのかがこの表現ではわからないのです。

また、以前に何かの雑誌で、

このような、使った→減った(あるいは効いた)というのは、〈祈った→降った→(だから)効いた〉とする雨乞いと同質であるとして、『雨乞い【3た】論法』というと書かれていた記憶があります。(うまいことを言いますよね)

期限を決めず、雨が降るまでずっと雨乞いを続けていれば、すべての雨乞いは“有効”ということをもじっているのだと思います。 

こういった数字の使い方は、民間療法や健康食品の宣伝そして、語学学習の宣伝等良く使われる論法ですね。

もしそれが事実ならば、世の中で太った人がこんなにいるのはなぜでしょうね。

そして、アメリカや日本までもが国を挙げてメタボ対策をしているのはなぜでしょうね?

また、世界中の医療者が日夜研究を重ねているがんについても、その民間療法が万人に有効であれば、がんの人もいなくなっているはずですよね。そうしたらどれほど幸せなのでしょう。

ですから、みなさんもこのような耳触りのよい宣伝文句にだまされないようにしてくださいね。

アッ、すみません。このような宣伝が全部嘘を言ってるというのではありませんよ。

話は、横道にそれますし、これは単なる私見ですが、なぜこれほどまでに様々なダイエット法が世の中にはあるのでしょうか?

そして、ブームになったダイエット法は今どうなっているのでしょうか?

また、芸能人の方でダイエットを提唱された方たちはその後どうなのでしょうね。

生理学的に考えると、食事をバランスよくコントロールし、継続的に適度な運動を継続する以外に、体重、厳密には体組成のコントロールはできないのではないでしょうか?

ちなみに私は、3年前から始めたクロストレーニング(走る、泳ぐ、自転車に乗る)の実践で、体脂肪率は10%代の前半を維持しています。

あなたの大切なお子さんを虫歯にしないために大事なこと33 医療情報のとらえ方4

先週までで、医療の世界、あるいは医学の世界が多くの皆さんが思っていらっしゃるよりも不確実な部分があるということがおわかりいただけたでしょうか?

 それではなぜ、健康情報や医療・医学を語るのに、統計や数字が使われているのでしょう。 

 一つには、先に述べたように医療・医学の世界にはまだまだ不確実な部分が多いということ、そして、医学には「絶対」がないということを意味しているといえます。 

 これは、言いかえれば、人間の体は複雑で、工業製品を作ったり、修理したりするように単純にはいかないと言うことの表れなのです。もちろん工業製品でも、マニュアル通りにはいかないことはあるでしょうし、その技術者、職人さんの勘所が大切になってくることもあると思います。

 しかし、医療ではたとえば、よく効くとされる抗生物質のような薬でさえ、ある程度の人(10%前後)で、事前にその薬効に定めた期間内に、期待どおりの効果が得られないこともあるといわれています。 

 ですから、薬の効果がある・ない、効果がでるまでの時間、そしてその薬によって引き起こされてしまうであろう副作用の有無、種類、そしてその程度などはいずれも一定ではなく、人によって異なってしまうのです。だから、薬の能書き、あるいは使用説明書はじっくりと読めば読むほどわかりにくいものなのです。

 人の体が、複雑で医療がいかに進んだ現代でも、不確実な部分がおおく、そして未知なるものも多いがために、

 どのようなことが原因で、治療結果や薬に効果にそのような差が生じるのか、治療を行った患者さんや治療を行わなかった患者さんの情報をたくさん集めて検討すること(これを統計と言います)で、その要因を明らかにする必要があるのですね。その過程では、数字を使った要約は不可欠なのです。

 ですから、医療関係者は数字や統計学というものを用いて分析していくことで、治療効果を少しでも高くしようと努力しているのです。

あなたの大切なお子さんを虫歯にしないために大事なこと32 医療情報のとらえ方3

ここ2回ほどわかりにくい話になっていますが、みなさまが今後医療を受けていくうえで、必ず役に立つものですのでもう少しお付き合い下さい。 

 

では続きです。

確か、99.9%は仮説という本があったと思います。

その本の内容はどうであれ、実は、医学の世界の情報も皆さんが思っているほど確固としたものではないのです。

医療は科学的根拠に基づいたものでなければならないと言われているのはご存知でしょうか?

ちょっと誇張した表現で言いかえればそれは多数決の理論にのっとっているべきだと言っているのです。

そして、ある学説にはそれを覆す学説が存在します。

つまり、医療の上では、良い・悪い・効く・効かないのように、白黒がはっきりした情報がほとんどないと言えるかもしれないのです。おそらく「何をばかな」と思われるでしょうね。

しかし、このようにとらえることができるということも理解していただきたいのです。「これではあまりにあいまいだ」と思われるかもしれませんが、人がそれぞれ違うように、そして、医療はその人を対象にしたものである故に、ある意味あいまいさが存在するのです。

この現実を冷静にそして自己都合ではなく客観的に理解する覚悟が必要なのかもしれません。その上で、いかに、正確と思われる、あるいはまともな情報を見出す事が出来るかが、情報の受け手である皆さんとそして我々医療従事者にも問われているのです。

極論ではありますが、情報が少なかった時代では、得られた情報が全てであり、それを頼りに自分で判断するしかなかった、その為、情報を出す側も、受け取る側も真剣だったのではないでしょうか?

また、ある意味であきらめもついたのではないでしょうか?

現在の進歩した情報化社会では、本当に多くいの情報が簡単に手に入ります。

とても便利になったように一見見えますが、その弊害は確実に医療の世界にも押し寄せています。

あなたの大切なお子さんを虫歯にしないために大事なこと31 医療情報のとらえ方2

 昨日今日と温かい日が続いています。気持ちがよいのはありがたいですが、寒暖の差がこうも激しいと体調を崩しがちですのご注意ください。

 さて、前回の続きです。前回もお話ししましたが、健康や医療、そして病気とその予防に関する情報は、ほぼ毎日のようにさまざまなかたちで発信されています。  

 

 たとえば、「これを飲めば、血糖値がみるみる改善する」、「血圧が高いと言われた方へ」という広告、「○○を食べてボケ予防」と、「これを食べれば簡単ダイエット」と、ある特定の食材をとり上げるテレビ番組や雑誌、「〜で選ぶ病院ベスト〜」「名医が選ぶ病院ランキング」などの出版物、「○○がんはワインを飲む人の方が、全く飲まない人に比べ発症率が低かった」等の新聞報道など、きりがありませんね。 

 

 そして、数字となると健康診断や血液検査を受ければ、検査値が提示され、その数値が基準値より高かったり低かったりすれば何らかのチェックがついてしまい、場合によっては「再検査」あるいは「精密な検査を受けるように」となってしまいます。 

 

 現在、医療では「インフォームドコンセント」が当たり前となっています。それどころか、「インフォームドチョイス」だともいわれるようになってきていますね。

 それ自体はある意味で良い事ではあるのですが、その結果として最終の判断はご本人にゆだねられ、治療方針はご自身で決める事が前提となってきました。

 その為に、今や病院で行われる検査、検査値に関する本や、一つの病気を題にした出版物も数多く出回っています。

 つまり、病気になって医療機関を受診したら、皆さんが好むと好まざるに関わらず、場合によっては機械的に、薬に関する数字や、その治療法の成功率、病気の再発リスク、手術後、治療後の5年生存率などの数字を突き付けられてしまいます。数字というものは、物事を評価、判断するには良いと言われてはいますが、事医療に関する数字は、ときとしてあまりにも非情であったり、かってな解釈をされてしまったが為にトラブルになったりしがちです。 

 そして、このような情報は多種多様で、玉石混交な状態です。その上、受け取る側(これが多く場合患者さんという素人になるわけで)に情報をちゃんと判断する力が備わっていないことが多く、結果として、理解しがたい方法や特定の食品に翻弄されてしまい、事もあろうか無駄な時間とお金を使った挙句、良かれと思って取った行動で健康を損ねることになりかねません。

 また、情報の偏りから、その利点のみが誇張されてしまい、医療や健康、予防にたいする期待があまりに大きくなりすぎて、治療方法や手術法の選択を誤ったり、本来保たなければならない医療従事者との信頼関係を損ねる原因になってしまうこともあります。 

 それだけではなく実は我々医療従事者も、文献、学会、研修会、講座、情報紙から出される情報の選択や解釈を誤ってしまっていないとは言えないのです。

その背景には、医療従事者の勉強不足ということもあるとおもいますがそれだけではないのです。

本人は一生懸命勉強していたとしても信じたその発信元で間違いがある場あるのです。

 医療を取り巻く環境のあまりにも速い変化、関連企業の偏った営利追求、医療機関自体の経営環境の悪化、患者獲得のための安易に新しいものに飛びついてしまう等があるのです。

 もちろんおわかりでしょうが、全ての医療者がそうだと言っているのではありません。

大変残念なことですが、ごく一部でこのような事が起こってしまいっていると思って下さい。多くの情報が簡単に手に入る様になった事は、良い面ももちろんあるのですがその取捨選択は難しくなっているようです。

なんとも複雑です。

あなたの大切なお子さんを虫歯にしないために大事なこと30 医療情報のとらえ方

  健康歯考ブログも回を重ねいろいろな情報を発信してきました。

最近は、「あなたの大切なお子さんを虫歯にしないために大事な事」と題し、今回で30回目になります。

そこで今回から数回に分けて、我々医療者が題している情報について、そのとらえ方、向き合い方をお話ししたいと思っています。

 21世紀になり、世の中がいくら進歩したとしても一生病気にならず、医療と無縁でいることはとても難しいですね。

しかし、その中でも歯科医療(虫歯、歯周病)は、皆さんの少しの努力と、我々のサポートで、かなりの確率で予防が可能なのです。その為の情報として、このブログもあると思っています。

 やはり、例えどのように世の中が変化しても、健康でありたいという願いは、普遍的なものの一つでしょう。そして、ITがもたらした、情報革命で、おびただしい情報があふれる中、皆さんの関心は健康情報番組や最新治療の話題へと向かっているように思います。

 そのため、テレビ、雑誌、新聞等でも、健康、医療にかかわる情報が、毎日のように取り上げられています。 

しかし、この時、情報の受け取り方を誤ると、良かれと思ってとった行動、たとえば、健康の為に摂った食品やサプリメントあるいは健康法が、かえって健康を損ねたり、医師との信頼関係を崩壊したりすることもあります。 

 私達が発信しているこのブログですら、本当に正しいのか、どうしてそんなことが言えるのかと思われることもあると思います。

そこで、次回から、医療や健康に関する情報、そして、特にその情報の正当性を示す上で用いられる「数字」を中心に、情報の捉えかた、そして向き合い方についてお話しします。

あなたの大切なお子さんを虫歯にしないために大事なこと29 甘いものとの付き合い方

バレンタインデーは、ついに友チョコと呼ばれるものまで出現してしまいましたね。

これは製菓会社の戦略なのでしょうか?

いずれにしても、今まで以上に日本中で大量のチョコレートが消費されるわけですね。

そんな事もあってでしょうか?

こんな質問がありました。

「甘いものはやっぱり虫歯の原因だと思うのですが、子供に甘いものを食べるなという事もなかなかできません。何か良い方法はありませんか?」

 

甘いもの(炭水化物)は確かに虫歯の原因です。その摂取量を減らす事は、虫歯予防には有効だと思います。

しかし、だからと言って絶対に食べてはいけないわけではありません。

実際には、炭水化物をとらないなんてことは、不可能ですし。栄養学的にも良くありません。

まず、甘いもののとり方について、覚えて頂きたいのは、虫歯予防という観点からだけなら、大切になるのは、その量よりも、とる回数と時間なんです。

もちろん、入らない事が一番なのは事実ですが、甘いものがお口の中に入る量が問題といより、入っている時間が問題です。

食事自体を含め、だらだらと長い時間をかけて食べるのではなく、比較的短時間で食べるようにすることが望ましいのです。

だからと言って、食事を楽しむことなく一気に食べるというのはどうかとも思います。

食卓での団らんは、家族のふれあいにとっては大切なはずです。

テレビなど見ずに、みんなで楽しくご飯を食べる事を楽しんでほしいです。

しかし、おやつとなると、回数と時間を決めてあげることが大切ですね。

なるべく時間をかけずに、食べてもらうことが大切です。

テレビを見ながら、ゲームをやりながらではなく、おやつを食べる事に集中してもらうことも大切かもしれません。

甘いものを否定するよりも、その摂り方を工夫することが大切です。

また、できうる限りひと手間加えたご家族の手作りおやつをあげられた方が良いと思います。

そして、食べたらすぐ磨く習慣を身につける事も大切ですね。

 

 

あなたの大切なお子さんを虫歯にしないために大事なこと28 歯磨きでインフルエンザの予防

今日は、虫歯予防についてではなく番外編という形で、「歯磨きでインフルエンザの予防」というテーマです。

 

2010年2月8日付け共同通信社の発表で
「歯磨き効果?インフル減少 洗面台増設の小学校で」というものがありました。

それによると

 東京都杉並区が児童に歯磨きの習慣を付けるため、昨年夏に区立小2
校で洗面台を増設したところ、この2校の2学期中の新型インフルエン
ザによる学級閉鎖率が平均45%と、ほかの区立小41校の平均79・
6%に比べ大幅に小さかったことが6日、分かった。

 歯磨きで口の中を清潔に保つとインフルエンザの予防になるとする指
摘があるが、区は当初は念頭に置いておらず、思いがけず効果
が"実証"された格好。これを受けて区は2010年度にさ
らに区立小5校で洗面台を増設する。

 杉並区教育委員会によると、同区の歯科医師会から「小学校で歯磨き
ができる環境を整備してほしい」との要望があり、夏休み期間中にモデ
ル校として2校で計49個の蛇口が付いた洗面台を増設。2学期開始の
9月から洗面台に近い教室の児童らに給食後、歯磨きをさせていたとい
う。

 区教委は「科学的な因果関係は証明できないが、歯磨きをすれば、う
がいや手洗いも並行してやることになる。児童の予防意識の向上にもつ
ながったのではないか」と分析している。

 学級閉鎖率は、全学級数のうち学級閉鎖になったクラスの延べ数の割
合。同区では1クラスの欠席児童が1割を超えた場合、校長などが学級
閉鎖を検討する。

ということでした。

以前のブログでも書いたのですが、

なぜ口の中をきれいにしておくと、インフルエンザにかかりにくくなるのでしょう?

そのメカニズムは以下のように推定されています。

鼻からのどにかけての粘膜はタンパク質の膜で覆われているため、ウイルスはなかなかくっつくことができないようになっています。

しかし、口の中にいる細菌が出す「プロテアーゼ」という酵素(タンパク質を壊すことができる物質)がタンパク質でできた膜を壊すことで、ウイルスが鼻からのどにかけての粘膜にくっついて、インフルエンザにかかってしまうと考えられます。s-ムシバラス.jpg

ですから、お口の中をきれい(細菌を減らす様)にすることで、鼻からのどの粘膜を覆っているタンパク質の膜を守ることが出来るのですね。

もしよろしければ、以下のブログもご覧になってみてください。

http://blog.118.md/article/13395590.html

http://blog.118.md/article/13397780.html

http://blog.118.md/article/13398658.html

あなたの大切なお子さんを虫歯にしないために大事なこと27 乳児の食事について

前回、赤ちゃんの食事についてお話したので、今日は乳児の食事についてお話したいと思います。

大人も同じですが、虫歯予防にもよくかむことが大事です。

それは虫歯を防ぐ働きのある唾液の分泌がさかんになるからです。

もちろん、咬むということは消化を助け、唾液中の酵素の働きで、がんの予防にも効果があるとされています。

それだけではなく、咬むことであごの発育が促されたり、脳が刺激され、頭の働きが良くなり、精神も安定するといわれています。実は、この良く咬むということは、習慣づけがとても大切なんです。最近はあまり咬まなくても食べられてしまう食品が多く、咬まないあるいは咬めない子供たちが問題になっているんですよ。

ですから、小さいうちから良くかむ習慣を身につけさせてあげることが大切です。

 1才を過ぎて奥歯が生え、モグモグかむ動作が上手になる乳児期には、素材の切り方やゆで方の加減を変えたり、ヨーグルトにきざんだ果物を組み合わせたり、揚げ物の衣にゴマを使って咬みごたえをアップさせるなど調理法を工夫してかむ回数を増やすと良いですね。

奥歯の第二乳臼歯がはえそろう3才までは、あせらずに子供の発育に合わせて、少しずつかむ練習をしましょう。追加ですが、食物繊維の多いひじきなどの乾物や根菜類は歯の表面についた汚れを清掃する効果もありますよ

 さて、次はおやつについてです。市販のお菓子や清涼飲料水にはカルシウムと結合して体外に排出させてしまう、添加物や糖分を多く含んでいます。

出来る事なら、手作りのおやつをつくってあげられると良いですね。

あまり難しく考えずに、例えばさつまいもをふかしたり、とうもろこしをゆでたり、牛乳を使ったデザートを作ったり。ちょっとした手間で、バランスの良いデザートになります。

一番大切な事は、食べるということは本来楽しい事のはず、咬むことを強制するのではなく、咬むことを楽しめるおいしい食材を使って楽しい食事を心がけて下さいね。

あなたの大切なお子さんを虫歯にしないために大事なこと26 赤ちゃんの食事について

以前に、赤ちゃんの歯を強くするための妊娠中のお母さんの食事を注意する必要性があるかないかに関するお話をしました。

 

今日は赤ちゃんの食事についてです。

以前にお話したように、歯の芽は妊娠7週目くらいから作られ始めます。

健康で丈夫な歯を作るために実際にどれほど効果があるかは、わかりませんが、いずれにしても食事の栄養バランスに気を配る必要があります。

では、実際に赤ちゃんの食事はどうするべきでしょうか?

離乳食が始まるまでは母乳やミルクが赤ちゃんの栄養源なので、ママがきちんとバランスのとれた食生活をするようにしてくださいね。

そして、新生児期を過ぎて授乳のリズムが一定になったら、赤ちゃんのお口の清潔を保つためにダラダラ飲みをさせないように注意してください。

 離乳食が本格的に始まったら強い歯そして健康な体を作るためにも、しらす干しや煮干などの小魚、大豆製品、緑黄色野菜、乳製品、海藻類、肉、魚などカルシウムやタンパク質を多く含む食べ物をバランスよくあげて下さい。

この時、食べ物を丸飲みしないように離乳食の量や硬さに気をつけて料理してあげることが大切です。あと、ダラダラ食べたり飲んだりさせないことも気をつけてください。

唾液には口の中をきれいに洗い流す働きがありますが、しょっちゅう何かを食べていると その効果が追いつきません。離乳食を与える時間を決めましょう。離乳食をしっかり食べるようになったら、できれば寝る前の授乳はやめたほうが良いですね。

上の前歯に汚れがつきやすく虫歯になる可能性が高いので、1才を過ぎたら哺乳ビンやおっぱいだけでなく、コップで飲む練習を始めましょう。

あなたの大切なお子さんを虫歯にしないために大事なこと25 指しゃぶり3

さて、指しゃぶりの続きです。

 

指しゃぶりは、いつまでにやめさせればよいのでしょうか。

3歳頃までの指しゃぶりは心配ないとされていますが、日中も遊びに夢中になれないくらい頻繁にしていたり、指にたこができるほど強く吸っている場合は注意が必要です。それ以降、習慣化している場合はやめるよう促すことが必要になるとされています。

 

 さて、多少の知識を持っている私ですが、実は小学校にあがる前まで娘の指しゃぶりが続いていました。

日中、保育園ではすることはないそうですが、家にいて眠い時や、テレビを見ている時に指しゃぶりをします。

本人いわく、左手はバナナ味、右手はイチゴ味がするそうで、指を吸うと安心するとの言い分でした。

「お誕生日をむかえたらお姉さんになるからやめようね」とか「歯が前にでるからやめようね」というのは効果ありませんでした。

親指にからしを塗るなどを試したことはないのですが、ここまできた以上、自覚をもって自らやめていくように促したいと思い、夜、寝る前に両手の親指にキャラクターのばんそうこうを貼って、「歯が前にでないようにやめよう」と話をしました。

 これが少し効果があって、就寝前の指しゃぶりはばんそうこうをはらなくてもしなくなりました。

ただし、睡眠中や普段も時折しており完全にしなくなったわけではなかったのです・・・

しかし、しばらくすると嘘のように指しゃぶりをしなくなったんです。 

 というわけで、指しゃぶりを治す方法でこれだ!といえるものを私は分かりません。

その子にあった時期、方法は千差万別だと思います。大切なのは、その子が指しゃぶりがやめられない状況を考えて、子供が指しゃぶりをしなくても安心できる環境をつくることはなのだと思います。

いずれにしても、指しゃぶりを続けてしまうことは後々問題になる事が多いので、愛情を持ってやめさせてあげることが大切ですね。

あなたの大切なお子さんを虫歯にしないために大事なこと24 指しゃぶり2

前回の続きで、指しゃぶりについてです。

前回、6歳を過ぎても指しゃぶりをしている場合は、特別な対応をしないとやめることが難しくなるということをお話ししました。

 

 では、指しゃぶりが長く続くことで、どのような影響がでるのでしょうか。

まず、ひとつはかみ合わせの影響です。上の前歯が前方にでてきたり、上顎の顎そのものが前方にでてくることがあります。分かりやすくいうと、出っ歯の状態です。上の前歯が前方にでることによって、上下の前歯が咬み合わなくなり、隙間があくことがあります。

この状態は、単に見た目が出っ歯さんになってしまうというだけではなく、前歯で物が咬みきれなくなッてしまいます。特におそばやスパゲティーのような麺類が咬みにくくなることがあります。

そして、発音がしにくくなったり、舌を隙間に入り込ませる習慣がついたり、唇が閉じにくいことで口呼吸になることがあります。 この状態を放置することは問題で、発音障害、呼吸障害が取れなくなってしまうことがあるのです。

そして、この状態のまま成人になってしまうと矯正をしても、理想的な状態にすることは難しいことが多いのです。

単なる指しゃぶりと安心せずに、歯科医院を受診して相談される事をお勧めします。

あなたの大切なお子さんを虫歯にしないために大事なこと23 指しゃぶり

新年明けましておめでとうございます。

お正月休みはいかがお過ごしでしたでしょうか?

実は、年末まで働いていたスタッフが昨日無事元気な男の子を出産しました。

私達にとって新年早々から嬉しいニュースでした。

お正月中は久しぶりにお子さんと長い時間一緒ん過ごされた方もいらっしゃるのではないですか?

そして、お子さんがお昼寝する時や夜眠りに就くときに、指しゃぶりをしている姿を見かけませんでしたか?

今日は、そんな子供の指しゃぶりについてお話しをしたいと思います。

お子さんの指しゃぶりについて悩んでいるお母さんは多くいらっしゃるようで、患者さんから聞かれたり、保育園の父兄の懇談会などでも話題にでることが多くありました。

恥ずかしながら、歯科衛生士の私も、6歳の娘の指しゃぶりをどうやめさせるか、悩みを抱えている母親のひとりでした!!
今回は私の体験も合わせてお話しをしていきたいと思います。

 

 まずはじめに、何故、指しゃぶりを始めるのかお話しをしたいと思います。
実は、人間はお母さんのお腹の中にいる時からすでに指しゃぶりを始めているそうです。これは、生まれてすぐに母乳を飲むための練習として重要な役割を果たしています。

 生後2〜4ヶ月頃は、口のそばにきた指や物を捉えて無意識に吸うため、指しゃぶりは自然な行為だといわれています。そして、5ヶ月頃になると何でも口にもっていってしゃぶるようになるため、この時期の指しゃぶりも自然な行為なので心配はいりません。

 1〜2歳になると遊びが増え、昼の指しゃぶりが少なくなり、退屈な時や眠い時にみられるようになります。その後、5歳を過ぎると自然と指しゃぶりをしなくなるのが平均的な発達です。そして、6歳を過ぎても指しゃぶりをしている場合は、特別な対応をしないとやめることが難しくなるそうです。

あなたの大切なお子さんを虫歯にしないために大事なこと22

前回の続きです。

赤ちゃんの歯の芽と言える「歯胚」ができ始めるのは、妊娠7週目。

この頃に、もうすでに赤ちゃんは、自分の歯を作る準備が始まっています。

健康な歯をつくるためにも、カルシウム、良質のタンパク質やビタミン類が欠かせません。

特に大事なのがカルシウムですが、実は、その土台になっているのがタンパク質です。カルシウムの吸収を助けるタンパク質、カルシウムやタンパク質が効率よくはたらくために必要なビタミンACD

これらをちゃんと摂取するために、1日3回バランスのとれた食事を心がけましょう。

ただし、赤ちゃんが必要とする量は少量なので、つわりのひどい時には無理をせず、食べれるものを食べて下さいね。

前回もお話ししたとおり、ただカルシウムをたくさん取ればよいというわけではないのですが、比較的不足しやすいカルシウムですから、注意して取る必要があるかもしれませんね。

では、カルシウムが多い食品はどんな物があるでしょう。

牛乳、煮干、いわしの丸干しなどはすぐ想像するかもしれませんね。

実は、他にも納豆や小松菜、モロヘイヤ、キャベツ、昆布などもカルシウムが豊富なんです。

納豆にはビタミンBも多く含み、理論上は歯周病予防にも効果があります。

フッ素を多く含む緑茶や食物繊維をが多い干ししいたけ、寒天、ひじきもバランス良く取り入れるとよいですね。

インスタント食品やスナック菓子、清涼飲料水に多く含まれているリン酸塩は多く取りすぎるとカルシウムと結合して体外に排出され、カルシウム不足を引き起こしてしまう可能性があります。

可能な限り手作りのお料理を美味しく召し上がってくださいね。    

あなたの大切なお子さんを虫歯にしないために大事なこと21

子供の歯を丈夫にするために、妊娠中の食事では、どんなことに気を使うべきでしょうか?

 

きっと皆さんは、カルシウムの多いもを食べたほうがよいと思われているでしょうね?

つまらない答えになりますが、

基本的に、栄養のバランスの良い食事を心がけることが大切なのです。しばらく前になりますが、あるあるなんとやらというTV番組がありました。最終的にその報道の根拠についての問題で中断になったと思うのですが、そこでこの食品は〜に効果がある等の事が良く取り上げられていましたよね。今でもそれに似た番組や雑誌などがありますが、理論上栄養学的にその効果があったとしても、それだけをあるいはそれを偏って多く取ることには、問題があります。

〜ダイエットという、たとえばバナナダイエット等の単品食品によるダイエットがあたかも効果がある様に見えるのは、その成分に優れたものがあるのではなく、それしかとらなくて良いから、簡便で、それでいて摂取カロリーを低く抑えられるからなんですね。本来良いことではないんですよ。

ですから、皆さんに注意してほしいことは、栄養のバランスの良い食事を心がけること、可能であるならば、旬のものを新鮮な状態で、楽しく、おいしくお腹にいる赤ちゃんに元気に育ってねと話しかけながら召し上がることだと思うのです。

それでも、おそらくもう少し詳しく、お知りになりたいと思いますので、それは次回にさせて下さい。

あなたの大切なお子さんを虫歯にしないために大事なこと20

 今日は虫歯の進み方についてのお話です。

最初の段階の虫歯は歯の表面を浅く溶かし、歯が白く濁ったり、溝が茶色くなったりします。

見つけにくいので検診を受けることをお勧めします。

もう少し虫歯が進むと、歯の一番外側のエナメル質がある程度溶けてきます。この段階では、痛みも自覚症状ありません。小さな穴が開いた状態になっていますが肉眼では解りくいこともあります。この段階なら治療もわずかな時間ですみます。

虫歯がもっと進んで象牙質まで達すると、見てわかる穴が開いて しみることがあります。穴が小さくても奥で広がっていることもあります。

象牙質と呼ばれる部分は、エナメル質に比べて軟らかく虫歯の進行も速いため、すぐに治療が必要です。

もっと進み歯髄(神経)まで届くと、しみたり、強く痛んだりします。このままがんして放置すると最後には神経が腐り、歯ぐきが腫れたり、硬いものが噛めなくなります。こうなると重症です。乳歯の根の先に病気ができてしまい、永久歯の生え方にも影響するので、注意してくださいね。場合によっては、歯を残せない可能性があります。        

乳歯のエナメル質や象牙質の厚さは、永久歯の半分しかないので、虫歯になるとあっという間に進み

ます。痛みも感じにくいので、定期的に歯科健診を受けてチェックしておくことが大切です。                 

 

あなたの大切なお子さんを虫歯にしないために大事なこと19

2010年1月17日に、第13回健康歯考講座を開催させて頂くことになりました。

今回の講座では、「PMTC」についてのお話をさせていただきます。

虫歯、歯周病の予防に最も効果があるPMTCは、お子様の歯を虫歯にしない為にも、たいへん効果のあるものです。

当院でも、このPMTCを継続的に受けて頂くことで、虫歯の一本もない永久歯を持ったお子様たちが通院しています。

今回の講座では

PMTCは、本当に効果があるのか?
その歴史的背景
当院の実績
PMTCってどんなものなのか?
なぜ、当院はPMTCを取り入れているのか?
PMTCはなぜ虫歯や歯周病を予防することができるのか?

等、PMTCについて理解をふかめて頂き、PMTCをより身近なものにしていただければと思っております。

皆様のふるっての参加をお待ちしています。

ご興味のある方は、こちらをご覧になってみて下さい。

よろしくお願いいたします。

 

 

今日は虫歯がどうやってできるのかをお話したいと思います。

お口の中に食べ物のカス(特に糖分)が残っていると、口の中にいる虫歯菌はその糖分を食べてのり状の物質をつくりだし、そのネバネバを上手く利用して歯の表面に膜のように張りつきます。そのネバネバに引き付けられていろんな菌達が集まってきます。

これを歯垢(プラーク)と言います。歯垢は虫歯菌を含んだ細菌の大集団のようなものなのです。

そして虫歯菌は食べカスからネバネバをつくるだけではありません。

実は、ネバネバの他にも歯を溶かす酸を作りだします。この酸はとても強くて、いくら硬い歯の表面のエナメル質と呼ばれるカバーすら溶かしてしまうのです。

こうやって歯に穴があいていくことを虫歯と言います。そして、歯垢の付着は素早く、食事直後から始まります。

この歯垢を取り除くために歯磨きが必要なのです。歯磨きを怠ると歯垢はどんどん成長していきます。そして、自分の歯磨きでは取りきれないような歯垢まで完全に取り除くことができるのがPMTCなのです。

ただし、お口の中にはいつも唾液が流れていて、特に良く噛むとその刺激でたくさんの唾液が分泌され、汚れをあらい流す事が出来るのです。歯ごたえのある良く噛まなければいけない食品を多く含んだ献立を食べている人は、虫歯になりにくい食生活をしていることになります。

また、いったん虫歯菌の出す酸で溶かされた歯は、初期のうちなら自分の唾液の中からカルシウムやリンなどを取り込み、かたまり直し(再石灰化)てもとに戻る力をもっています。

良く噛むことは、虫歯予防に大変役立つのです。

すごいメカニズムで歯は守られているのですね。

でも、安心しないでくださいね。

甘いものが好きな子、歯につきやすいベトベトした食べ物が好きな子、一日中ダラダラ食べ続ける子、歯磨きをちゃんとしな子たちは、溶かされた歯が戻るよりも虫歯に金によって溶かされる量が多いため虫歯が進行してしまうのです。                        

あなたの大切なお子さんを虫歯にしないために大事なこと18

虫歯になりやすい所はどこですか?

 

虫歯菌が住みやすい所、居心地の良い所が、虫歯になりやすい所となります。

今日はその場所、虫歯菌の好きな3つの場所のお話をします。

虫歯菌は歯ブラシが当たりにくい場所を住みかにどんどん増えて虫歯を作ります。

 まず、一番目、特に虫歯になることが多いのが奥歯です。

奥歯はよく使う歯なので汚れやすいのに、ブラシがとどきにくいですよね。噛む面の溝には汚れがたまりやすいので、特に注意が必要です。

 二番目は上の歯の前歯も早い時期に生えてくるので虫歯になりやすい歯です。特に歯並びに隙間がない子は要注意。歯と歯の間がくっついたところは歯ブラシだけでは磨きにくく汚れがたまって、この場所も虫歯になりやすい場所の1つです。 

 そして、もう1箇所が歯の生えぎわのくぼんだ部分。ここもよごれがたまり易いのに、お子さんが歯ブラシを嫌がる場所ですよね。

まんべんなく磨いているつもりでも、磨き残しはあるものです。もちろん100%磨ければよいのですが、それを親御さんが頑張ろうとしすぎ、無理やりやっては、お子さんが歯磨きを嫌いになっては本末転倒です。

効率的な歯磨きの仕方、自分の磨き癖、つまりどこに磨き残しをつくってしまいやすいのか?等を知ることが大切ですよね。歯科医院の歯科衛生士は歯磨き指導のプロフェッショナルなんです。一度相談されてみることをお勧めします。

また、冒頭でお知らせした健康歯考講座のテーマでもあるPMTCというクリーニングで、お口の中の歯垢を完全に取りきることもできます。歯科医院によっては、虫歯予防プログラムを実施しているところもあると思いますので、ご相談されて見てはいかがですか?

あなたの大切なお子さんを虫歯にしないために大事なこと17

前回までよだれについてお話をしてきました。

よだれは、お口からあふれ出る唾液の事ですね。

今回はこの唾液のお話です。

 

唾液は、虫歯予防に大変重要な役割を果たしています。

唾液はとても個人差があり、サラサラしている人もいればネバネバしている人、その量の多い人少ない人、そして酸に強い人、弱い人がいます。

簡単にいうと、唾液がサラサラで量が多く、その性質が酸に強いと虫歯予防にたいへん効果的なのです。

 だからといって、うちの子はよだれを垂らすくらいだから、唾液の量は多いから、虫歯にはなりにくいんだと安心しないでくださいね。

前回までのブログでお解りいただけたと思うのですが、よだれが多い事=唾液が多いとは言い切れないことを、忘れないでくださいね。

 ではどうしたらいよいのかと言うと、

歯科医院で唾液を調べてもらうことができるのです。

その検査によって、唾液の量、質などが解るんです。

とても簡単な検査ですから、ご興味のある方は歯科医院に相談されてみてはいかがでしょうか?

この検査では、唾液の性質だけでなく、虫歯菌の量や今後の虫歯へのなりやすさもチェックできるんですよ。

ご興味のある方はこちらをご覧になってみて下さい。

 

あなたの大切なお子さんを虫歯にしないために大事なこと16

前回は、唾液が何らかの原因で、出る量が多くなる場合の事をお伝えしました。

今回は、唾液の出る量は正常でもその唾液を飲みむことにに問題ある場合についてです。

このような症状で小児に多いのは、へんとうの肥大(アデノイド)や舌が大きすぎてしまうことで、普段から何かに夢中になっている時、たとえば、テレビを見ていたりする時に口が閉じずにぽかんとあいていたり、舌を出している、あるいは、睡眠中のいびきが大きい等の症状があった場合は、これらの疑いがある場合があります。

他の原因として考えられる小児のよだれは、脳性まひや精神発達遅滞などがある場合にも起こることがあります。

以上のように様々な原因が考えられますので、歯科を受診され、必要があればその後一度、小児科もしくは耳鼻咽喉科を受診をされた方がお良いかもしれません。

基本的には、唾液が多いことは虫歯予防には有利な事でもあります。

あなたの大切なお子さんを虫歯にしないために大事なこと15

いつも、ご覧頂きありがとうございます。

今日の質問です。 

二歳半になる男児がいます。歯が生え始めたころから、ほかの子に比べてよだれが多く、気になっています。絵本やテレビや何かに夢中になっている時によだれが多いようで心配です。どこか悪い所があるのでしょうか。 

 

よだれとは唾液(だえき)がお口の中に過剰に存在し、口の外に流出する状態をいいます。

よだれが多くなる原因には、実際に唾液の量が多い場合と、出る量は正常でもその唾液を飲みこむことに問題がある場合が考えられます。

それとは別に、何らかの原因で、唾液を出す命令が必要以上に脳から出てしまうことによることがあります。 たとえば、けがにより外傷や脳炎、腫瘍などによる障害や、精神障害、薬物中毒よってもおこることがあります。

 

小児歯科でよく見かけるよだれは、実際に唾液の量が多い場合は、乳歯の生える時期によるものが多く、生後四―五カ月ごろから始まります。

この場合は、お口の中に乳歯が生える時の刺激により、唾液の分泌が多くなるためです。ほとんどの場合、唾液の飲み込み方が上手になり、乳歯が生える刺激も減ってくる頃、離乳が完了する一〜二歳までには改善しますが、多少長びいて三歳ごろまでよだれの多い子も時々見かけますが、基本的には問題はありません。

その後、三〜四歳以上で、よだれが多くなった場合は、口内炎、虫歯などの痛みが原因して起こることが多いものです。これらの場合、疼痛で、食べたがらなくなったりします。病気が治り、痛みがなくなれば、よだれの量は元に戻ります。

続きは、次回にさせて下さい。

あなたの大切なお子さんを虫歯にしないために大事なこと14

Q:下の前歯がグラグラしてきました。どうしたら良いですか? 

A:基本的には自然に抜けるのを待つのが良いと思います。

もし、ぐらぐらしている乳歯の後ろに永久歯が生えてきたのに抜けないときは歯科医院へ行って下さい。

無理に抜こうとしないでくださいね。

6才を過ぎると下の前歯が抜け、次に上の前歯、下の前歯の順で乳歯が抜け永久歯に生え変わります。

この頃はとても注意が必要です。

なぜなら,第二乳臼歯(一番の奥の歯)の奥に「6才臼歯」と呼ばれる第一大臼歯が生えてきます

この「6才臼歯」は噛む力がたいへん強い、歯並びの中心になる歯ですが、一番虫歯になりやすいのです。

大人になって時に、初めて失うことになる歯もこの歯が一番多いのです。

永久歯の虫歯予防では、キーになる歯です。

この歯が生え始める少し前から、積極的な虫歯予防を歯科医院で行うことをお勧めします。

当院でも、子供の永久歯を一本も虫歯にしないための予防プラグラムを実施してきます。ご興味のある方はこちらへどうぞ。

奥にあり溝が複雑でブラシが難しいので、自分でよく磨くように促してあげて下さい。本来仕上げ磨きはもう卒業ですが、場合によっては子の歯だけでもチェックしてみて下さい。

食事も大人と同じ硬さ、大きさの食べ物が食べられるようになってきます。

そして、6才臼歯が出てくるときに歯ぐきの一部が歯にかぶさり痛がることがあります。痛みが続いたり、つよいときには歯科医院を受診して下さい。

  

あなたの大切なお子さんを虫歯にしないために大事なこと13

子供を虫歯にしたくありません。歯の定期健診はどのくらいの間隔で受ければ良いのでしょうか?

1歳半、と3歳では、多くの自治体でお口の検診をしているようです。

まずは、少なくともこの検診は受けられた方がよいでしょう。

理想的には。赤ちゃんが生まれて歯が生え始めた時に、一度歯科を受診されその後のことを相談されることが大切です。

定期健診は大切ですが、それはやはり受け身なものです。予防とは、積極的に行うことが成功のカギとなるため、まずはかかりつけ歯科医を見つけ、その先生、歯科衛生士と一緒に取り組むことが大切ですね。間隔は、その子のお口、食生活等の状態によって決定することが大切です。

2歳半から3歳頃には一番奥の乳歯(第二乳臼歯)が生え、乳歯が全部生えそろい、食べられるものの範囲が広がります。

硬さ・形・味にバリエーションをつけ、食事が楽しくなるようにしてあげると良いですね。どうしても、虫歯になりやすいものの摂取も増えがちです、まして乳歯は虫歯になりやすいので、定期的に(お口の状態にもよりますが、1〜3ヶ月に一度くらいは)歯科医院で定期健診を受けると安心です。

あなたの大切なお子さんを虫歯にしないために大事なこと12

2才のお子様をお持ちのお母様から「もうそろそろ、大人と同じ食事をあげてもいいのですか?」という質問がありました。 

2才を過ぎてくると多少の個人差がありますが、おむつがとれ、いろいろなことが1人でできるようになってきます。

この頃になると先の尖った乳歯の犬歯(前から数えて3番目の歯)も生えて、上下合わせて16本の歯がそろいます。

少し硬いものでも噛み切って食べられるようになります。

これならなんでも食べられるようになると思ってしまいがちなのですが、乳歯が20本生えそろう前に、あまりあせって硬いものや大きすぎるものをあげるてしまうと、あまり噛まずにまる飲みする習慣がついてしまうこともあるのです。

まして、最近の食べ物は軟らかくあまりかまなくても食べられるものが多いので、注意が必要です。食べ物をしっかり咬む習慣は、顎の成長発育、歯並び、そして健康のためにもとても大切なおものです。

歯やお口の成長にあったものをあげてください。

そして、小学校へ行くころになると自分だけで磨けると本人も家族も思いがちですが、このころから大切な永久歯が生え始めます。そして、実際には子供一人では磨けていないことがほとんどなんです。もうひと頑張り、できれば高学年になるまではご家族が仕上げ磨きをちゃんとしてあげてくださいね。

あなたの大切なお子さんを虫歯にしないために大事なこと11

下顎の前歯の片方が、大きくてかむところがへこんだような形なのです。隣の歯と比べると明らかに形も大きさも違っていて心配です。

歯医者さんに連れて行った方が良いですか? 

 

 

正面から見た形が、隣の歯に比べて大きなハート型をした歯が生えてくることがあります。

これは、癒合歯というものです。そんなに珍しいものではありません。

隣同士の2本の歯がくっついて生えてきたものです。

そのままにしてもほとんどの場合は大丈夫ですが、念のために 歯医者さんで診てもらってください。

あなたの大切なお子さんを虫歯にしないために大事なこと10

Q:歯ブラシはいつから始めるのがよいですか?

      A:一つの目安ですが、13ヶ月頃に以前お話した第1乳臼歯(手前の奥歯)が生え始めたら、注意しながら歯ブラシを持たせてあげてくだい。

もちろん最後はママが仕上げ磨きをしてくださいね。

ここで、ワンポイント

ママの仕上げ磨きは、丁寧にしてくださいね。

これが乱暴だと、歯ブラシが嫌いになってしまいます。

歌を歌いながら、一緒に楽しみながら、行ってください。

そして終わったら、かわいい赤ちゃんにご褒美のチューをしてあげて下さいね。

そうすれば、赤ちゃんにとって歯磨きタイムは楽しい時間になりますね。 

 

1才を過ぎる頃には上下8本の前歯がそろい、ある程度の大きさの食べ物がかみ切れるようになります。

この頃に哺乳ビンは卒業するのがよいでしょう。

ママが手を添えると、自分でコップを持って飲みます。

マンマなど意味のある単語を話し始めたり、1人で歩き始めたりするのもこの頃からです。

1乳臼歯が生え始める16ヶ月ごろには離乳食を完了できるといいですね。

お食事は大人よりやわらかめ、小さめのものを与えて下さいね。

当院では、このブログの他に、予防に関するブログインプラント治療に関するブログ、そして当院とはどんなところなのか(就職、採用)に関するブログがあります。


よろしければそちらもご覧になってみて下さい。

また、当院のHPもよろしくお願いします。 

あなたの大切なお子さんを虫歯にしないために大事なこと9

Q:いつくらいから離乳食を始めたらいいのでしょうか?

 そして、離乳食が始まったら虫歯予防のためにどんなことを注意したらよいですか?

 

A:歯が生え始める7〜8ヵ月頃からゆっくり始めてください。

        

  この頃の赤ちゃんはハイハイからつかまり立ち、伝い歩き、ひとり立ちへと体を支える力がついてきます。手の機能も発達して、物を手でつまむことができるようになってきます。 さて 離乳食のお話に戻りますが、78ヶ月には豆腐くらいのベタベタ食を舌や歯ぐきでつぶして食べるようになります。911ヶ月にはバナナくらいの硬さの食事を歯ぐきでモグモグ。12ヶ月以降には家族と同じ食卓で、形のあるやわらかい物を手つかみで食べます。基本的には1才前後から、お食事の後に ぬれたガーゼで歯を拭いてあげるようにしましょう。

あなたの大切なお子さんを虫歯にしないために大事なこと8

現在妊娠中の方からの質問です。

妊娠3カ月です。

つわりがひどくてほとんど食事が食べられません。

ブログの記事を読むと赤ちゃんの歯ができる時期だと知りまいした。

やはり、このままだと赤ちゃんの歯に影響はありますか?                         

 基本的には心配ないと思います。

 つわりと赤ちゃんの歯ができる時期が重なっているのは皆さん一緒です。

そして、ほとんどの方が多かれ少なかれつわりによって食事がとりにくくなります。

ですから、通常のつわりだけで赤ちゃんの歯に影響がでることはありません。

ただし、殆ど食べられない状態がずっと続いてしまうことは、歯の為だけではなく、様々なことで心配です。

歯についていえば、弱い歯ができたり、あごの成長が不十分になってしまう可能性もあり得ます。

心配でしたら、担当の産科の先生に相談されたほうがよいでしょう。

あなたの大切なお子さんを虫歯にしないために大事なこと7

Q.生後5ヵ月になるのですが、下の前歯の歯が生えるところが白っぽくなっているように見え、そこの歯ぐきを指で触ると硬くなってきたのですが大丈夫ですか?

A.赤ちゃんは生後36ヵ月頃になると、下の前歯の歯が、生えようとしてきます。

その時点で、乳歯の歯冠(口の中に生えてくる部分)が歯ぐきの中で成長します。

その為、歯ぐきが透けてきて、歯ぐきを通して歯が見えてくるんです。

こうなると、もうすぐ、はじめての乳歯(下の前歯)が生えてきます。

あなたの大切なお子さんを虫歯にしないために大事なこと6

Q.大人の(歯永久歯)はいつ頃から作られるのでしょうか?

A.実は、お子さんが六歳になった頃から生え始める永久歯も、その一部は妊娠中にでき始めます。

最初に生える永久歯の第一大臼歯(一番奥の乳歯のお隣に生えてくる大きい歯)は、妊娠34ヵ月ごろに、そして中切歯、側切歯、犬歯の順に芽ができます。

それ以外の永久歯ができ始めるのは誕生後です。

乳歯だけではなく、永久歯も強くするために、お母さんが、妊娠中に偏らない食生活を心がけることが大切になります。

あなたの大切なお子さんを虫歯にしないために大事なこと5

乳歯は、いずれ抜けてしまうものですが、その大切さに関しては前回のブログでご理解いただけたでしょうか?

さて、今日は

     Q.子供の歯(乳歯)は赤ちゃんがいつくらいから作られるのでしょうか?

        についてです。

 

A.実は乳歯の歯の種は、赤ちゃんがお母さんのお腹の中にいるときからでき始めます。

まず、下あごの真ん中の歯・乳中側切歯とそのお隣の歯・乳側切歯が妊娠7週頃、もっとも遅い第2乳臼歯(一番奥に生える乳歯の臼歯)でも妊娠10(3ヵ月)ごろに歯の種ができます。

そして、妊娠12〜23週(46)ごろには、歯冠と呼ばれる、実際に口の中に出てくる歯の噛む部分がつくられるようになりかたくなり始めます。完成は生まれてからです。

ですから、歯の強い子にするためには、生まれた赤ちゃんの食事に気をつけるだけではなく、実際には妊娠中のお母さん自身が偏らない食生活を心がけ事が大切ですね。  

あなたの大切なお子さんを虫歯にしないために大事なこと4

Q.乳歯は結局いつかは抜けてしまうもの。大切にする必要はあるの?

 A.乳歯は、結果として永久歯に生え換わるまでの歯です。

 

 しかし、食べ物を噛み砕いて消化・吸収を助けたり、永久歯が生えてくる位置を決めたり、あごの発育のために重要で、あごや顔の形を整えたり、言葉を覚え、発音するのを助けたりするなどの大事な役割があるのです。

 

 また、乳歯の虫歯が進行し、神経が死んでしまいそれを放置してしまうと後から生えてくる永久歯の発育に問題を起こすこともあります。
 ですから、可能な限り虫歯にはしない方が良いのです。

 

 しかし、前回もお話ししましたが、歯の表面のエナメル質が永久歯の半分しかなく、歯の質が柔らかいために永久歯に比べ虫歯になりやすく、そしてむし歯の痛みを感じにくくなっています。

ある意味では、永久歯以上に虫歯に気をつけて大切にしましょう。

 

 当院の小児歯科に関してはこちらをご覧になってみて下さい。

 当院では、このブログの他に、

予防に関するブログ

インプラント治療に関するブログ

そして当院とはどんなところなのか(就職、採用)に関するブログがあります。

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また、当院のHPもよろしくお願いします。


 

あなたの大切なお子さんを虫歯にしないために大事なこと3

 Q.乳歯と永久歯はどこが違うのですか?
 

 A.乳歯は永久歯より小さく、歯の表面を覆っている一番硬いエナメル質が永久歯の半分位の 
厚さしかありません。

つまり、硬く覆われている部分が薄いために虫歯になると進行が速いのです。

また、皆さんが神経と呼んでいる部分である、血管や神経の通った真ん中の部分(歯髄腔と呼ばれます)の広さは永久歯より広いのですが、歯の痛みを脳に伝える神経の束の数が永久歯よりも少ないため、虫歯が進んでも痛みを感じにくくなっています。

このため虫歯に気がつくのが遅れることが多く、気づいた時にはかなり進行してしまっていることがあるので注意して下さいね。

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あなたの大切なお子さんを虫歯にしないために大事なこと2

台風が、上陸していますね。

皆さんのところは、いかがですか?

被害が少ないことを祈るばかりです。

 

前回、乳歯が生えそろうと、全部で20本になるとお話ししました。

さて、前回の続きです。

Q.乳歯は、何歳ころから生え始めるのでしょうか?


 A.生後7〜8ヶ月ころから、最初の乳歯である下の乳中切
  歯が生え始めます。
  生えてくる順番は、

  下の真ん中の歯・乳中切歯(7〜8ヶ月 頃)→

  上の真ん中の歯・乳中切歯(10ヶ月頃)→

  上の前から2番目の歯・乳側切歯(11ヶ月頃)→

  下の前から2番目の歯・乳側切歯(1才頃)→

  上の奥に生えてくる少し丸い歯・第一乳臼歯(1才4ヶ月頃)→

  下の奥に生えてくる少し丸い歯・第一乳臼歯(1才5ヶ月頃)→

  上の糸切り歯・乳犬歯(1才6ヶ月頃)→

  下の糸切り歯・乳犬歯(1才7ヶ月頃)→

  下の第一乳臼歯の1つ後ろの歯・第二乳臼歯(2才3ヶ月頃→

  上の第一乳臼歯の1つ後ろの歯・第二乳歯第 二乳歯(2才5〜6ヶ月頃)。

  口の中に見えている部分の歯(歯冠)が出てきた後も、あご
  の骨の中に埋もれてる部分(歯根)は1年ほどかけて成長し乳歯が完成します。

 

  当院の小児歯科に関してはこちらをご覧になってみて下さい。

あなたの大切なお子さんを虫歯にしないために大事なこと1

いつもご覧いただきありがとうございます。

これから、しばらくの間健康歯考ブログでは、「あなたの大切なお子さんを虫歯にしないために大事なこと」と題して、虫歯のない子供になってもらうための情報を発信していこうと思っております。

今週は週末になってしまいましたが、第一回目です。

では、始めます。

Q.乳歯ってはえそろうと何本になるのでしょうか?

A.全部で20本になります。

お口の真ん中から左右に、

真ん中の前歯の乳中切歯2本

そのお隣に乳側切歯2本

そのお隣に先の尖った乳犬歯2 本

そしてその奥に奥歯の第一乳歯2本

一番奥に第二乳歯2本が生えます。

それが上下合わせて合計20 本になります。

 

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