天候が安定しない日が続いています。
皆さん、体調管理に注意して下さいね。
さて、前回から、
虫歯のなりやすさについてのお話をしています。
最近では、歯科医院でその子の虫歯のなりやすさをいろんな検査でより性格に判断するようになってきています。
その中のひとつに唾液の検査があります。
しかし、これはご自宅で簡単に出来ないのが、この検査のひとつのデメリットになります。
このような特殊な検査を受けなくてもある程度正確にお子さんの虫歯になるリスクを判定し、
それに基づいてお子さんをハイリスク、モデレートリスク、ローリスクの三段階に分類することが出来るのです。
前回はモデレートリスクについてでした。
モデレートリスクとはいったいどんな状態のことを言うのでしょうか?
これは、言い換えればリスクがあるという状態だと思ってください。
モデレートリスクとはいったいどんな状態のことを言うのでしたでしょうか?
モデレートリスクとは
1.この1年間で虫歯が一ヶ所出来てしまった。
2.奥歯の溝が深い。
3.歯磨きがあまり上手に出来ていない。
4.初期虫歯や歯と歯の間に虫歯がある。
5.フッ素を上手に使えていない。
6.歯科矯正治療を受けている。
7.定期的に歯科で検診を受けていない。
などが該当します。
このようなことが当てはまった場合は、一度歯科医院を受診し、定期的にチェックを受けるようにされて法が良いでしょう。
そして今日は、
ローリスクについてです。
簡単にいうと、虫歯になりにくい状態の事を表します。
それは、
1.この1年間で虫歯が出来ていない。
2.奥歯の溝が浅い。あるいは溝を予防的につめてある(シーラントがしてある)。
3.歯磨きが上手に出来ている。
4.フッ素を上手に使えている。
5.定期的に歯科で検診を受けている。
以上のようなことが当てはまった場合は、
ローリスクの状態という事が出来ます。
お口の健康にとっては、理想的な状態と言えるでしょうね。
出来れば皆さんのお子さんがローリスクになるように頑張っていただけたらなと思っています。
「あなたの大切なお子さんを虫歯にしないために大事なこと」と題したこのシリーズも108を迎える事が出来ました。
今回で、このシリーズは終了させて頂きたいと思います。
次回からも、皆さんのお役に立てる情報を発信していく予定ですのでよろしくお願いします。
現在は、お子さんだけでなく
虫歯も歯周病もその原因と予防法に関しては、ほぼ100%わかって来ていると言えます。
皆さんのお口の健康を守り育てるために歯科医院を上手に利用をしていく事が大切ですね。
再三お話させて頂いている事ですが、
PMTCは、お子様だけではなく皆さんのお口の健康維持に有効で安全な手段です。
一度、受けてみてはいかがでしょうか?