ご 案 内

 

  • 当医院では、一般の方々向けに健康歯考講座を定期的に開催しております。
    本講座は、健康な歯を維持し、虫歯や歯周病を予防し、お口のQOLを向上するために役立つ知識、考え方、そしてさまざまな治療法に関する正しい知識等を公開している講座です。
    講座の日程、お申込みなどの詳細はこちらをご覧ください。
  • 当院ではご覧頂いている「健康歯考ブログ」の他に、公式ホームページにてインプラント治療に関する「インプラントブログ」、歯科全般に関する「予防治療ブログ」、「PMTC専門サイト」を開設しております。
    よろしかったら、そちらもご覧になってください。

良いインプラント、悪いインプラント4

smallPICT0232.jpg前回のつづきです。
前回、健康歯孝講座にご参加頂いた方のアンケートの質問に対する回答をさせて頂きましたが、
その中に、インプラント治療が高いのは、チタンが高いからですか?
という質問がありました。
費用が高いか安いかとは、そのものに対する価値観の違いが、大きく原因していると思います。
そのものに対する価値観が見いだせれば、安く感じ、見いだせなければ、高く感じてしまうものですよね。
とはいえ、相対的には歯科治療の中で、インプラント治療は高額な治療の一つといえるでしょう。
では何故高額になるのか?
チタンは、金属として考えれば、決して高い金属ではありません。しかし、インプラント体となると、その価格は決して安いものではありません。また手術に使う、使い捨てのドリルや、その他の医療品も、高額です。
そして、手術室等の設備にかかる費用、そして、手術チームの人件費(当院では、一次手術のスタッフ数は、平均5〜6名になります。)等様々な費用がかかる為、高額になると言えるのではないでしょうか。
詳しい事は、当院公式ホームページのインプラント治療施術編にも掲載しています。
ご興味のある方は、どうぞご覧になって下さい。

良いインプラント、悪いインプラント3

ニューヨーク先日の健康歯考講座にご参加の皆さんからいただいたアンケートの中に質問がありましたので、今日はそれに対してお答えしたいと思います。
「チタンが入ると飛行機に乗る時、探知にかからないでしょうか?」
という質問でした。
最近はテロの問題もあり、空港厳しくなっていますよね。私も一昨年、友人が、ニューヨーク大学に留学していたため、ニューヨークに行って来たのですが、帰りにズボンについていた小さな金属が、金属探知器に引っかかってしまい危うく全裸になるところでした。
まあそんな事はさておき、念のため、成田空港に問い合わせてみたのですが
お口の中にインプラント(チタン)が入っているくらいは、問題ないそうです。
またまた、余談ですが、私はバイクが好きで、バイクのレーサーではバリーシーンというライダーが、大好きなんです。彼はレースで2度大きな事故を起こしてしまい。両足に金属製のボルトが何本も入っていて、それが原因で、空港を通過するたびにひっかかってしまいそれを防ぐ為に、自分のレントゲンを持ち歩いていたという逸話があるそうです。

良いインプラント悪いインプラント2

昨日も地震がありましたね。大地震は本当に起こるのでしょうか?
起こらないでほしいですね
さて、前回の続きです。
前回、インプラントのガイドシステムを用いる事によって、外科的侵襲を少なくする事が出来るというお話をしました。「このシステムは、あらかじめ撮影しておいたCTのデータをコンピュータ上で補正、解析しそれに基づいて、手術を行なうものなのです。似た様なシステムは既に日本にも存在していましたが、多少の問題もありました。」とも書きました。
その問題とは、今までのシステムは、撮影されるCTのデータが正確であるという事を前提に、CTのデータをコンピュータ上で解析しそれに基づいてガイドしていたという事です。
しかし、CTのデータには使われる機器によって若干のゆがみやヒヅミが起こってしまうことがあります。ミリ単位あるいはそれ以下のゆがみやヒヅミなので、通常の診断においては何ら影響もないのです。
しかし、私達のインプラントの手術の時はこのデータをもとにミリ単位以上の精度で手術を行ないたいのです。
ところが元々のデータにそれ以上のゆがみやヒヅミがありそれを正確なものとして、解析し利用してしまっていたらこれは大きな誤差をうんでしまい、場合によっては事故につながってしまう恐れがありました。
今回の新しいシステムでは、まず始めに、使用するCT自体をチェックしその誤差を補正してから、データを解析し、インプラント手術をガイドするため、ほとんど誤差のない手術が可能になります。
理論上で250ミクロン前後の誤差ですむと言われています。
これは画期的な事だと言えます。
このことにより、今までは骨の量が少なかったり、神経の位置の問題で手術を断念せざるを得なかった患者さんの中にも、安心してインプラント手術が受けられる様になり得ると言えます。

良いインプラント、悪いインプラント1

昨日は、難しいインプラントの手術がありました。
医療関係者の方からの紹介の患者さんで、過去にインプラントの手術を受けたのですが、それがうまくいかず、インプラントに痛みがあり、うまく咬めない事を理由にご紹介を受けました。
結果として、残念ながら当歯科医療センターでインプラント除去手術を行なった方でした。
その後の治癒をまち、再度インプラント手術を行なう事と成り、昨日その手術を行ないました。
今日、術後の消毒にお見えになり、「痛みも殆ど無く、助かりました。」と言って頂きました。
さて、今回はインプラントについてです。
HPを検索して見ても、ブログにしてもインプラントに関するものがものすごく多いですね。日本でもインプラントが普及し始めている証拠でしょうか?
本来なら日本でもインプラントはもっと普及し、より一般に受け入れられているべきなのですが、そうとは言い難いのが実情ではないでしょうか?
それは何故か?
私が思うに日本には良いインプラントと悪いインプラントが存在してしまっているからです。
その良し悪しはインプラント自体の問題だけでなく、その臨床への応用の仕方や、医院の環境、医療者の技術、知識等様々な事がかかわっています。
今回の患者さんも結果としては悪いインプラントをされてしまったと言えるでしょう。今回はその苦しみを乗り越えられ、当歯科医療センターを信頼して頂き、新たなインプラント手術(もちろん良いインプラントです)を受けて頂くことになりました。
しかし、はじめから良いインプラントが施されていたら、もっと言えばインプラントをしなくても良い状態を維持していらっしゃったなら、どんなに良かったでしょうね?
その為には、健康創造型歯科医療が大切ですね。(売り込みです。)
私達にとってはとてもお光栄な事といえるのですが、この患者さんは、新幹線を利用しわざわざ遠方から通院して下さっているのです。
今後は、この様な不幸な結果に成らない為に、このブログでもインプラントについても取り上げていく事で、皆様が正しい知識を得る為の参考にして頂ければと思ってインプラントについて書いていこうと思っています。
まずは、前回お話しした当歯科医療センターが導入している新しいインプラントシステムについてです。
このシステムとは、あらかじめ撮影しておいたCTのデータをコンピュータ上で補正、解析しそれに基づいて、手術を行なうものなのです。似た様なシステムは既に日本にも存在していましたが、多少の問題もありました。しかし、このシステムではそのほとんどの問題がクリアされており、今後の普及が期待されるものです。
どのような事が優れているかをお話していきます。
一つにはこのシステムを使う事で、外科的侵襲(げかてきしんしゅう)が少なくてすむという事です。
いきなり難しい言葉ですが、外科的侵襲とは手術に伴ってうける患者さんがわのダメージだと思って下さい。
という事は、そのダメージは少なければ少ないに越した事はありません。いま、医療の分野では、歯科に限らずミニマムインベーシブが重要視されています。
これは、先ほどでてきた外科的侵襲を可能な限り少なくする事で、患者さんの負担を減らそうという事です。
代表的なものに、内視鏡による手術があります。皆さんもご存知の様に最近では内視鏡を利用する事で、手術による切開を最小限にして、患者さんの負担がかなり減っており、入院の日数も少なくなってきています。
インプラントの手術においても、可能な限り小さな切開で手術を行ない患者さんの負担を減らしていく事が重要視されています。そうする事で、術後の不快症状(腫れ、痛み、出血等)を少なく出来、ひいては、手術に対する不安を減らす事が可能になります。
今回のシステムを利用する事で、このミニマムインベーシブが可能になるのです。これは、患者さんにとっても私達にとっても素晴らしい事ですね。
少し長くなってしまったので、この続きは次回にします。