馬見塚デンタルクリニック
東京都中央区明石町8-1 聖路加ガーデン内 セントルークスタワー1階

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織姫と彦星は今年もちゃんと出会えたのでしょうか。
七夕の夜に見られる天の川も都会では見る事が難しいですが、無事に
二人が出会えた事を祈らずにはいられません。皆様は、どんな願い事をしましたか?
さて、前回までのRoad To 馬見塚はいかがでしたか?作成している私達も新たな発見ができ、嬉しく思っています。また、これ以外に何か知っている耳より情報があれば是非、
次の機会に教えて下さい。
今回からは当医院の内部を皆様にご紹介します。普段はあまりご紹介できない設備や歯科関係の機材等を分かり易くご説明できればと思います。
それでは、皆様を馬見塚デンタルクリニック院内ツアーにご案内致しましょう。下の一番左の写真にあります、木目調の淵にガラス張りの大きな扉を開ける(少し重いのが難点です)と、まず正面に受付カウンターがあります。右手に靴棚その上に季節に合った飾り付けや
お花を飾っています。
実はこのお花、同ビル内2階のお花屋さんに、定期的に生け込みをお願いしているのです。
最近では、造花も色々な種類があり華やかですが、やっぱり生きているお花は私達に元気を与えてくれますよね。
その隣にあるクマのぬいぐるみ。以前にもご紹介いたしましたマイク君です。マイク君はユニセフ募金への参加をした際、同協会から頂いたものです。当医院では微弱ながら他団体への募金活動にも参加させて頂いております。
その代表が、盲導犬募金です。
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常に盲導犬募金箱は、受付カウンター横に設置させていただいておりますが、スタッフが各々で持ち寄った本を1冊100円以上で販売し、その集金全額を盲導犬基金に提供するという活動も定期的におこなっております。院長の犬好きが高じてこのような尊い活動に参加できることを嬉しく思います。
さて、ここで皆様にお願い事があります。
まずは、傘のお願いです。雨が降っている時の来院にかかせないのが傘。
靴棚の隣には傘たてをご用意しておりますのでこちらをご利用下さい。お帰りの際は、傘をお忘れにならないようにお気をつけ下さい。また、最近は、残念ながら傘のお間違いも増えておりますので、充分ご確認の上、お持ち帰り下さいませ。
ところで、雨の日だけに見る事ができる特別な看板があるのを
皆様知っていますか?今度是非探してみて下さいね。
次に保険証のお願いです。私達が月初めの診療の際に必ず確認させて頂いているものが保険証です。保険証にご変更が無くとも
お手数ですが確認の為、必ずご持参頂きますよう宜しくお願い申し上げます。
既にお約束を頂いている方は診察カードを受付にご提示下さい。初めてご来院の方はお名前を受付にお申し付け下さいませ。
さて、これで診療へ向かう準備は整いました。ご自分のお名前が呼ばれるまで待合室のイスにお掛けになってお待ち下さい。
いかがでしたか?今回のツアーは、ここまでです。
今回のお話では、入り口のドアを開けてから受付までをご案内いたしました。
私達がこちらで一番大切にしている事は、まごころをこめた
お出迎えです。歯科医院というところは、皆様にとってはおそらく
世の中で一二を争うほど行きたくない所だと思います。
私もこの仕事をさせて頂くようになるまでは、苦手なところでした。
ですから、皆様がここの扉を開けるときというのは、不安と緊張でいっぱいなのではないでしょうか?そこで、微力ながらも私達に出来ることは、まごころをこめた笑顔でお出迎えすることだと思っております。忙しさにかまけて充分な対応ができず、御迷惑をおかけしていることもあるかと思いますが、今後もこの気持ちを忘れずに頑張っていきたいと思っております。
どうぞ宜しくお願い致します。
次回は、今お掛け頂いているイスのご紹介を含めたご紹介をさせて頂きます。
どうぞお楽しみに!
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みなさん、こんにちは。
昨日午前10時13分頃新潟県中越沖地震が発生しました。私はその時間帯電車に乗っていましたので地震の揺れには気がつかなかったのですが、「地震により上越新幹線運休」との案内があり、地震の規模はわからなくても、また大きな地震が発生したのだと感じずにはいられませんでした。
今回私達に出来る被災地支援活動の一環として微弱ではありますが募金活動を行なっていきたいと思います。本日平成19年7月17日〜平成19年7月31日までの期間、スタッフより持ち寄った本を一冊100円で販売し、その売り上げの全てを寄付させて頂きます。
どうか皆様の温かいご支援お願い申し上げます。
さて、前回からスタートした馬見塚デンタルクリニック院内ツアー、引き続き今回も受付周辺をご案内致します。
ここで突然ではございますが、みなさん、当医院の床の色を覚えていらっしゃいますか?
受付周辺・診療室はオレンジ、通路はグリーンの2色です。床なんて私自身も含め、ほとんどの方は気にもとめない場所ですよね。
この機会に、院長にインタビューを取ったところ、実はもの凄いこだわりがある床だという事が判明しました。 当医院の床は、天然素材でかつ抗菌作用があるそうです。ヨーロッパの病院・学校等で使用されているものと同じなのだそうです。また偶然にも、聖路加国際病院と同じ床なんですよ。みなさん、お気づきでしたか??
みなさんが何気なくお座り頂いている待合室の椅子にも実は秘密があったのです。待合室の椅子は、欧米・ヨーロッパの公共施設で使用されているものだそうです。空港に設置されているものと同じ椅子なのです。どうやら、見た目よりも座り心地の良いところが1つのお勧めポイントのようで…実際その椅子に座る回数が私達スタッフよりも多いみなさんに、ぜひ座り心地についてお聞きしてみたいと内心では強く思っております。ちなみにこの椅子、衣替えが出来るんです!!
衣替えというのは、木に貼り付けてある布を張り替える事です。当医院でも度々張り替えをしているのですが、みなさんはお気づきでしたか?ただ、開業以来、布の色を変えていないのです。「他に何色が合うかな〜」と密かに考えたりしていますので、みなさんも何か御意見があればお声がけ下さいね。
床・待合室の椅子を含めまして、当医院は出来る限り「天然」ということにこだわりを持っております。エコが注目されている今日この頃ですが、院長は十年以上前から環境の事を考えていたそうです。このブログを読んで頂き、1人でも多くの方が今までとはまた違った目線で床を歩き、椅子に腰掛けて頂ければとても嬉しいです。
最後に、当医院のアポイントシステムについてお話させて頂きます。
当医院は予約制とさせて頂いております。
事前にお電話や窓口にてアポイントをお取りくださいますようお願い致します。急患対応については随時受付けておりますが、混み合っている際は、事前にお約束を頂いている方を優先に拝見させていただきます。できるだけお待たせしないで診療できるお時間帯をご案内致しますので、事前にご連絡下さい。
現在のアポイント状況は大変混みあっております。次回のアポイントが2〜3週間先になる場合もございます。皆様には大変ご迷惑をおかけしておりますが、予め御了承下さい。
当医院ではコンピュータ管理によるアポイントシステムを導入しております。このシステムは、実は私達の医院だけのオリジナルソフトで動いているんです。このアポイント管理システムにより、各スタッフがアポイント状況を離れた別の場所からでも同時に確認することができます。また、アポイントの履歴や確認を短時間でできるようになりました。
各パソコンには名前が付いているんですよ。写真のパソコンは「ブリット」です!
ディズニー映画「リトルマーメイド」の人魚姫“アリエル”とヤドカリの“セバスチャン”と同じ名前のパソコンもいるんですよ。
今回の院内ツアーはここまでです。続きは次回火曜日アップのブログチームへバトンタッチ。受付横を通り、坂を登った所にあるレントゲン室についてご紹介します。
 みなさん、こんにちは。新潟県中越沖地震では原子力発電所の放射線漏れなどの管理体制が問題になっていますね。今回はその放射線に関わるお話です。
 馬見塚デンタルクリニック院内ツアーは受付を過ぎ診療スペースに入っていきます。
 受付の横を過ぎてすぐのところに灰色の厚い扉があります。ここがレントゲン室の入り口です。
どこの病院でもそうですが、レントゲン室は放射線管理区域といわれドアから壁、ガラスにいたるその周囲に鉛が埋め込まれ外部に放射線が漏れないように密閉されているのです。
室内にはレントゲン機器が二台あります。室内に入って左側にある機器(写真左:デンタル画像/写真右:デンタル機器)は、デンタルといわれる歯科ではよく撮影される写真1枚に歯2〜3本を撮影することができるレントゲン写真用のカメラです。
右側の大きな機器(写真下)はパノラマといって顎全体を撮影することができるレントゲン写真用のカメラです。
このパノラマ撮影機にはさらにもう一つの機能があって矯正治療(歯並びの治療)に使われる頭全体を撮す機能も持っているのです。これらの機能を必要に応じて使い分けているのです。虫歯や歯を支えている骨の検査であればデンタルを、親知らずやインプラント治療のために顎の骨全体の状態を検査するのであればパノラマをというように使い分けます。当医院のレントゲン撮影機はドイツ・シーメンス社製のものです。シーメンス社は、レントゲンを発明したレントゲン博士とともに開発をおこなったメーカーなのです。日本的な表現をすれば、元祖レントゲンと言ったところでしょう。
 皆さんの中にはレントゲンは放射線、体に害があるから撮りたくないと考えている方がいらっしゃるのではないでしょうか?実際に、放射線は人体に対してけして無害なものではありません。しかし、私たちは普通に暮らしている中でも自然と放射線にさらされています。それは空の向こう宇宙から降り注ぐものであったり、私たちの立つ大地から発するものであったり、地球上で生きている限り、自然といくらかの放射線を浴びているのです。実際、私たちはこうして生きているわけですから、自然に浴びているくらいの放射線では大きな影響がないことがわかります。ただし、一度に大量の放射線を浴びれば、身体を形作っている細胞が壊されてしまいます。また頻繁に放射線を浴びることで、ガンや白血病など細胞の突然変異から起こる病気になる可能性が高まります。つまり、さらされる放射線の強さや時間が多ければ多いほど、その影響は大きいと言えるのです。ですが、このような人体への影響がでてくるには、人間が一年間に自然に浴びる量の100倍以上もの放射線が必要となることがわかっています。では、実際に歯科で使われているレントゲン写真はどうでしょうか。一年間の自然放射線量を基準として、それぞれのレントゲン撮影一回につき使われる放射線量を比べてみましょう。デンタルではその1/100、パノラマでは1/50の量となります。全く問題のない放射線量ということがわかります。さらに、当医院では、世界で優秀といわれるレントゲン装置と、レントゲンフィルムに感度の良いものを使用しています。
こうすることで、より少ない放射線量でも、くっきりと鮮明なレントゲン写真を撮影することができます。また撮影時には鉛の入ったエプロンを着用して頂き、首より下の検査に関係のない部分には放射線が当たらないようにしています。レントゲン検査は、このような放射線の影響を考慮に入れて行われ、可能な限り皆様が浴びる放射線量を低減するようにしています。また、これらの影響は撮影される患者さんだけでなく、撮影する我々にもあります。当医院では撮影する歯科医師がどのくらい放射線を受けたかを測るバッジをつけ管理しています。
 簡単にレントゲンについてお話しましたが、実際の治療に際し疑問や不明な点がありましたら、遠慮せずにスタッフに聞いてください。
今回の院内ツアーはここまでです。次回は当医院の手術室についてご紹介します。
今回の院内ツアーでは手術室をご案内します。
前回ご紹介したレントゲン室を通り、右に曲ると個室が2部屋あります。向かって右手の部屋が手術前の準備、手術後の回復室として使い、左手の部屋は手術を行う手術室としています。
当院が使用しているインプラントは、ブローネマルク教授が開発したブローネマルクシステムです。ブローネマルク教授はインプラントの成功の条件のひとつとして、『インプラント手術は手術室または手術室に準じた場所で行う』ことを定義しています。これは必ず守らなければならないことのひとつです。
みなさんはテレビなどで手術の様子をご覧になったことはありますか?なんだか厳粛な印象を受けませんか?インプラントの手術も医科の手術と同様、清潔なところで手術を行わなければなりません。なぜならインプラント治療は顎の骨の中に、インプラントを埋入するいわば移植と同じなのです。通常の診療の空間は、手術を行うという点では適しているとはいえません。そこで限りなく清潔な環境で手術をすることを目的に、手術室があるのです。
では、当日の流れに沿ってお話しを進めます。
インプラント手術を受ける方は、まず右手の部屋に入ります。
手術着への
着替え、血圧、脈、体温測定などの体調の確認をし、手術中、手術後の注意事項などのご説明をします。その後、ブラッシングなどのお口の中の消毒を行います。お口の周りの消毒を行い準備完了です!!(この時が1番緊張されるのではないでしょうか、、、)
その後、左手の手術室に入ります。手術室は部屋の全てが消毒された後に、手術の準備をします。滅菌された清潔なものを使用します。
手術に入るスタッフは、手術室の入口にある手洗い場で手洗いをし、滅菌されたガウンを着て入室します。これが手術中の様子です。
手術が終わると、右手の部屋に戻ります。当院ではなるべくリラックスした状態で手術を受けて頂くために、お口の中の局所麻酔と、静脈内鎮静法という麻酔法を併用しています。全身麻酔のように意識がなくなってしまうわけではありませんが、半分眠っているような状態になるため、手術後、麻酔がさめるまでお休み頂いています。個人差はありますが、覚醒まで30分から1時間くらいかかる場合もあります。
くわしくは→
ここをクリック
以上がインプラント手術のおおまかな流れです。
院内ツアーはまだまだ続きますので、楽しみにしていて下さい。
ユニット1
近頃、チャイナフリーという言葉をよく耳にします。 アメリカのスーパーでは商品に『チャイナフリー(中国産ではありません)』の表示で安全性を謳っているようです。 日本でも中国産の商品の安全性について、連日ニュースで取り上げられています。私は妊娠をしてから、とくに食の安全には敏感になり、値段が高くても国産のものを選ぶようにしています。それでも、時々本当に大丈夫なのか、と不安になります。食生活の安全性に関しては、生産者と業者、そして消費者との信頼関係の上に成立します。 これは、医療についても同じです。 患者さんと医療施設、そして担当医との信頼関係がなければ診療はうまくいきません。 ひとりの医療従事者として、改めて身を引き締めて日々の診療に取り込む決意をいたしました。
さて、院内ツアーもいよいよ診療室の中へ入っていきます。
今回は歯科医院の中でもみなさんが一番行きたくなくて緊張する所・・・治療を受ける時に座って頂くイスをご案内いたします。私たちはこのイスをユニットと呼んでいます。
いざユニットに座ると、誰もが緊張してしまうものです。
以前、患者さんが、「ああ、まな板の上の鯉になった気分だよ。」と、おっしゃっているのを聞いて、これこそまさに患者さんの本音なんだ!と痛感したことがあります。それほどユニットに座ると緊張しますよね。でも、同じ患者さんが、何回か通院を続けているうちに、診療中にグッスリ眠ってしまうようになりました。「この椅子、座り心地がいいんだよね。家にも一台欲しいよ。」なんておっしゃってくださって、担当医としては、安心して治療を受けていただいているのだと実感し、嬉しく思いました。
シロナロゴ
当医院には11台のユニットが設置されており、おかげさまで毎日たくさんの患者さんにご利用いただいております。患者さんに安心して診療を受けていただき処置中の負担を少なくするために、国内外の数有るメーカーの中から世界最高といわれる
ドイツ シロナ社製のユニット
を使用しております。
早速座ってみましょう。
座り心地はいかがですか?
このユニットは、体全体が適度に支えられ、ゆったりとした座り心地です。背中を倒しても変に身体が窮屈になったり、また着ている服がずれてきたりしません。というのも、ユニットの背もたれが倒れると同時に座椅子も連動するからで、横に寝た状態になった時、体全体を水に浮いた状態に保って全身の筋肉の緊張が緩むように設計されているのです。人間工学に基づいた機能とデザインが施されることで、小さなお子様から高齢の方まで対応でき、座りやすさとスムーズな動きが実現できているのです。
座って周りを見渡すと何が見えますか?
スピットン
左手には口をすすぐところがあります。ここからコップに出てくる水は、ユニット内で殺菌された清潔なお水です。また治療の前に出すコップの中にはイソジンを入れさせていただきお口の中の消毒も行っていただくようにしています。イソジンが苦手な方やアレルギーの有る方は、前もってスタッフにお知らせ下さい。
ライト
正面を見るとレントゲン写真を見るための蛍光板があります。
治療の合間に余裕があれば、ご自分のレントゲンがどのように写っているか見てください。ご質問があれば、遠慮なく担当医に聞いてください。
無影灯
少し上を見上げるとライトがついています。これは無影灯といって、照らした部分に影を作らないようになっています。とても明るいライトでお口の中の隅々まで照らすことができるんです。
機械
またみなさんが治療前に極力緊張しないように、治療で使用する道具、機械などはユニットに座った位置からは視界に入りにくいところへ設置されています。
ユニットには歯科治療で必要な機器(みなさんの嫌いな歯を削る道具などです)や機能が搭載されていて、このユニット無しには私たちの仕事は成り立ちません。またこれらの機器の位置や角度も操作のしやすいように設置されています。このため診療をする側の負担も少なく治療もスムーズに行えますし、長時間の診療でも疲れにくく大変助かっています。
感染予防対策にも力を入れており、このユニットは日本の基準よりもさらに高いレベルの欧米の基準をクリアした設計とな。っています。ユニットで手の触れることのできる部位の殆どが取り外せて、滅菌が可能となっています。こうして日々の診療を清潔に行うことができるのです。
ユニット2
いかがでしたか?当医院は、患者さんに安心して座って治療を受けていただけるよう、ユニットにもこだわりを持っています。 
是非、このユニットの座り心地を体感してみてください。
来週の「スタッフの小言」は夏休み期間に伴い、お休みさせていただきます。
次回、院内ツアー6は平成19年8月21日にアップいたします。
お楽しみに!
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超音波
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先週は夏休み期間中のため、ブログをお休みさせていただきました。連日にわたる猛暑で気温40度を超える厳しい残暑となりましたね。まだ暑い日が続くようですので、しっかり水分補給をして熱中症には充分に気を付けましょう。
今回の院内ツアーは、さまざまな器具や器材を消毒、滅菌するための場所であるサプライをご案内していきます。
診療室のほぼ中央に位置するこの場所は、普段患者さまの目にはふれる事はありませんが、診療をする上で最も大切な所で、クリニックの心臓部といっても良いでしょう。
皆さんのお口を診察する時には清潔な器具や器材が必要です。そして一度使用された器具・器材は診療を終えるとサプライに運ばれます。サプライでは目に見える汚れを洗浄し、目に見えない微生物に対し消毒、滅菌を行います。この業務はサプライ担当のスタッフや歯科衛生士が行います。
少し難しい表現になってしまいますが、消毒と滅菌の定義についてお話します。
消毒とは、病原微生物を殺すこと。または病原微生物の能力を減退させ病原性をなくすことです。
消毒に使われる科学物質を消毒剤とよび、アルコール類や界面活性剤などがあります。
0−157やSARSなどでは、手指消毒に用いられましたね。
滅菌とは、有害、無害を問わず対象物に存在している微生物およびウイルスを死滅させるか除去すること。高圧蒸気滅菌器を使用します。
お分かりと思いますが、人間には用いる事ができません。
体やお口に直接触れるのか、そうでないのか。また手術器具など色々な器具があるので、消毒か滅菌かを的確に分類し行っています。
これが消毒剤が入っている槽です。
これが高圧蒸気滅菌器です。
定義だけを考えると、消毒や滅菌を行えば大丈夫!と思ってしまいますが、「しっかり汚れを除去し洗浄できていなければ、その後の消毒や滅菌もできない」というのが基本的な考え方です。
ですからサプライでは、まず目に見える汚れを綺麗に洗います。また、ウォッシャーディスインフェクターという温水ジェットと洗浄剤を使用する洗浄器を使用しています。この洗浄器については、以前のブログ
「衛生士のインプラント歳時記」
でも少しご紹介させていただきました。また、今後の院内ツアーでも詳しくご紹介させていただきます。
これは超音波洗浄器です。
ブラシを用いた洗浄では取り除けないような場所、隙間の汚れを除去します。
今回はサプライの機械についてご紹介させていただきました。
次回も引き続きサプライをご案内していきます。
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最近は夜になると気温が少し下がり、寝苦しさから開放されてきましたね。鈴虫の鳴き声に秋の訪れを感じるようになりました。私は四季の中でちょっぴり切なさを感じる秋が好きなのですが、皆さんはどの季節が好きですか?
さて今回のブログでは、前回に引き続きサプライについてご紹介していきます。
診療で使用した器具と一緒に、診療で出たゴミもサプライに運ばれます。診療を行うことで様々なゴミがでます。その中には医療廃棄物に分類されるものもあり、ゴミを分別するのは、安全のためにも又環境のためにもとても大切なことです。
サプライにはゴミを仕分けする場所があります。
燃えるゴミと燃えないゴミの他、医療ゴミとして注射針、血液の付いたガーゼやゴム手袋などがあります。医療ゴミは、医療廃棄物として専用の容器に入れ密閉された状態で業者の方に引き取っていただいています。
これが医療廃棄物専用の容器です。
診療ではディスポーザブルの物品も多く、日々出るゴミについては悩みの種ですが、ちょっとした工夫で少しでもゴミを減らすようにスタッフ同士の声掛けをしています。
この他にも、歯型模型の石膏やレントゲンのフイルムケース内に入っている鉛箔なども通常のゴミとは分別する必要があります。
このように、私たちのような医療機関のゴミの分別は、特に意識をして行わなければなりません。                                                       
サプライ担当のスタッフは、器具のある場所や個数、また器具がどう使われているかを把握しなければなりません。
治療によっては、一度に色々な器具が沢山使われることがあります。
常にとどこおりなく診療を行うためには、サプライと歯科医師・歯科衛生士との連携も大切です。急な滅菌が必要になったり、器材の数が足りなくなったときには、「急ぎで使用します。お願いします。」とサプライを管理しているスタッフに無理をお願いしてしまいますが、そんなときでも「大丈夫よ、何分で持っていける!」と迅速に対応してくれます。信頼をおいているので、私たちは診療に専念できています。
「院内ツアー6 その1」
で、最初にサプライは心臓部と表現しましたが、ご理解いただけたでしょうか?毎日の診療を安全に行い、皆さんに安心して診療をうけていただけるように、サプライを含めスタッフみんなで意識を高めていきたいと思っています。
次回の院内ツアーでは診療室で用いる器材についてご紹介していきます。
暦の上ではすでに初秋を迎えましたが、まだまだ日中は残暑が厳しく、暑い日が続いていますね。
先日、私は訪問診療で1日中外回りをしていましたが、冗談ではなく本当に!!‘ゆでダコ’状態でした。
ただ、夏生まれの私としてはやはり、スカッと晴れた青空にカンカン照りの太陽は’夏‘という感じがして大好きです。
残りわずかとなった夏を思いっきり満喫したいものですね。
さてさて、先週まで夏休みだったと言うこともあり、医院にはたくさんの子供たちが来院していました。
当医院には乳歯の生え始めから永久歯列完成まで、一度も虫歯の治療をした事がない子、または、たとえ乳歯に虫歯があったとしても永久歯列完成時には一本も虫歯が無い!!と言う子供たちがいます(すごいですね〜)
このような状態を作るために一番大切なのは徹底したホームケアーですが、定期的な検診やメインナンスも重要です。
今回は検診で行う診断、つまり虫歯があるかどうか、
又、その虫歯は治療が必要かなのかどうか、を診断する際に一つの判断基準となる秘密兵器「ダイヤグノデント」を御紹介します。
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いかがでした?
一番大切なのは虫歯をつくらないことですが、もし、虫歯ができてしまっても全て削る必要があるわけではない事がお分かりいただけたでしょうか。
もし、虫歯ができてしまったらきちんとした検査、診断を受け、適切な対応をしてもらうことが大切なのです。
9月に入り、8月までの蒸し暑い日々からめっきり秋の気配を感じるようになりました。“食欲の秋!!"ということで、先日当医院スタッフが持って来てくれた今年初の栗を食べました。実が大きく立派で、とっても美味しかったです。そんな和やかなお昼休みのひと時でした。
院内ツアーもいよいよ後半に差し掛かり、本日は、治療するうえで必要不可欠である“滅菌器”についてのご紹介を致します。
“滅菌器”の役割である滅菌とは、“全ての微生物を死滅させる”ことです。院内感染を防止する為に、器具や器材の滅菌の徹底が必要不可欠となるのです。
ピンミラ
当院では3台の『高圧蒸気滅菌器』を使用しています。そのうち2台は
院内ツアー6その1
でご紹介したものです。一般的な診療に用いる器具を滅菌する能力があります。
しかし、歯科で使用する器具には様々な形状の物があります。
右の写真は歯を削る歯科用のハンドピースです。ハンドピースには3つの方向から穴があいています。この中に空気が残っていると、ハンドピース内の滅菌はできないのです。
そこで、もう1台の滅菌器を使用します。
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歯科衛生士のインプラント歳時記4
でもご紹介しました『真空式蒸気滅菌器』です。
庫内をポンプによって真空状態にして、全ての器具類の隅々まで素早く蒸気を行き渡らせます。こうして、エンジンの中の空気も確実に除去し滅菌することが出来るのです。
また庫内は2台の滅菌器と違い、四角い構造となっていて器具を無駄なく入れられるのですが、実は滅菌器の庫内を四角い構造にするのはとても大変で、高度な技術が必要なのだそうです。
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この滅菌器には滅菌の工程が確実に行われているかどうかをチェックする機能も付いています。滅菌器にプリンターが付いていて、圧変化、温度変化が所定の時間起きた事を記録しているのです。
それだけではなく
ボウイ・ディックテスト
を併用することにより、この滅菌器がきちんと作動しているか(残留空気を除去できているか)も確認しています。
また、滅菌を行う際は、インジケーターと呼ばれるストリップスを滅菌する器具と一緒に庫内に入れ、確実に熱、湿度が器具に加わっているかを調べています。
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近年では、既存の細菌やウィルスだけでなく、MRSAや狂牛病、プリオン病などの新たな病原性微生物や物質も発見され、それが問題視されています。
外科処置はもちろん、通常の診療においても「感染」の危険性があります。これらの事を私達は常に念頭に置き、いかに院内で予防し、安全で確かな治療を提供出来るかということを考えています。
次回は滅菌をする前の大切な工程を行っている『ウォッシャーディスインフェクター』のご紹介をいたします。
院内ツアーも今回で最後になります。ラストを飾るのは、『ウォッシャーディスインフェクター』です。以前のブログ「歯科衛生士のインプラント歳時記」でもご紹介させて頂いておりますが、今回はもう少し詳しくお話させてください。
歯科診療では、外科処置だけでなく一般の診療でも、治療器具に感染の原因となる血液や唾液が多く付着します。この感染の原因を次の患者さんに持ち込まないようにするために、洗浄・消毒・滅菌という工程が重要になります。ウォッシャーディスインフェクターは、その中でもとても大切な、洗浄と消毒を行ってくれる洗浄消毒器です。
洗浄とは、主に器具に付いた唾液や血液を洗ってきれいにすることをいいます。この洗浄がきちんとできていないと次の段階である消毒や滅菌は確実に行えません。感染の原因である血液や唾液がべっとりついたままの器具を、どんなに強い薬で消毒しても、どんなに優れた滅菌器で滅菌しても確実に消毒や滅菌はできません。そのため、第一段階である洗浄をきちんと行う必要があります。
その洗浄と消毒を行うのがウォッシャーディスインフェクターで、温水ジェットと酵素を使ってきれいにします。きれいにといっても目で見てきれいになるだけではありません。感染の原因になる、唾液や血液の主成分であるタンパク質を確実に分解し、器具の表面を消毒します。
では、下の写真を見て下さい。
左の器具には血液が付着しています。右上の器具は、左の血液の付着した器具を水洗して消毒液に浸けたものです。血液の赤い色素が無くなっているので、一見きれいになったように見えますが、よーく見てみると白く濁っています。この白く濁ったものが、血液の主成分であるタンパク質です。これが感染の原因になってしまいます。
右下の器具は、血液の付着した器具をそのままウォッシャーディスインフェクターで洗浄、消毒したものです。血液の成分はきちんと落とせています。また、汚染された器具をそのままウォッシャーディスインフェクターへ入れることができるので、私たち医療従事者への感染も防いでくれています。
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このように、この器械を使用することで、確実な洗浄、消毒ができるようになり、また、私たちも安心して仕事をすることができます。
私たちは、患者さんから次の患者さんに感染物を持ち込ませないように、また、私たちを介して患者さんに感染させないように、日々考えて診療を行っています。
さて、今回で院内ツアーは終わりになります。いかがでしたでしょうか?受付やレントゲン室、診療室をはじめ、普段はなかなかみなさんにご紹介できない器材などをご紹介させて頂きました。先日、このブログも見て頂いている患者さんから、「いつも目にするあの器械、何のために使うものなのか気になっていたの、疑問がとけました!」とお言葉を頂きました。これからも、みなさんの疑問や不安に少しでもお答え出来ればと思っております。何かご要望等ございましたら、ご遠慮なく教えて下さい。お待ちしております。
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医療法人社団 成扶会
馬見塚デンタルクリニック

歯科・小児歯科・矯正歯科・口腔外科

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〒104-0044
東京都中央区明石町8-1
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AM 9:00〜13:00
PM 月・水・土・祝
14:30〜18:00
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15:00〜18:30

休診日:木、日

プロフィール

馬見塚デンタルクリニック院長
馬見塚賢一郎
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