ご 案 内

 

  • 当医院では、一般の方々向けに健康歯考講座を定期的に開催しております。
    本講座は、健康な歯を維持し、虫歯や歯周病を予防し、お口のQOLを向上するために役立つ知識、考え方、そしてさまざまな治療法に関する正しい知識等を公開している講座です。
    講座の日程、お申込みなどの詳細はこちらをご覧ください。
  • 当院ではご覧頂いている「健康歯考ブログ」の他に、公式ホームページにてインプラント治療に関する「インプラントブログ」、歯科全般に関する「予防治療ブログ」、「PMTC専門サイト」を開設しております。
    よろしかったら、そちらもご覧になってください。

まみクリ新聞 〜インプラント特集〜 Vol.16

色々な『卒業式』にまつわる話はいかがでしたか?

単に『卒業式』といっても年代や個人によって様々な歴史があるんですね(スタッフ間で年令差があることがバレたかもしれませんが…)

私たちの班も今号で最後になります。加えて“まみクリ新聞・ブログ版”も、さながら『卒業』といったところでしょうか。

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今回は『6つの条件』の
5患者さんのお口や体の状態
6術後の患部への負担
について、お話しましょう。


5・患者さんのお口や体の状態
さて、インプラントの手術は誰でも受けることが出来る治療だと思いますか?
年齢やお体の具合、状態でインプラント手術は無理かな?と諦めていませんか?
基本的には年齢に関係なく手術は受けられます。例えば全身的な病気を伴っていても医科の主治医と十分に相談してケアーすることで、ほとんどの場合可能になります。
ただし、放射線療法を受けた場合は骨の質が変性してしまうためインプラントと骨がくっつきにくくなるので手術が難しいとされています。
もっとも重要な条件は顎の骨の状態です。つまり、インプラントを埋めるために十分な骨の幅や厚みがあるかどうかが大切になります。
そのために通常のレントゲン写真や場合によってはCTなどを使用して検査を十分行い、手術が可能かどうか診査します。

6・術後の患部への負担
インプラントと骨がくっつくための最後の条件は、術後、顎の骨に負担をかけないようにすることです。
では、いつ咬むことが出来るのでしょうか。
本来なら歯がないために行う手術です。すぐにでも咬めるようになれればと期待してしまうかもしれません。
しかし、例えば骨折した場合ギブスをつけて出来るだけ動かないようにしますよね。インプラントも同じなのです。骨の治りを待つことが大切なのです。その期間は上あごで4〜6ヶ月、下あごで3〜4ヶ月くらいは必要になります。
骨に負担をかけないことでインプラントと骨のくっつきをより確実にします。

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 『インプラントと骨がくっつく為の6つの条件』は、少しでも理解していただけたでしょうか?
読んでいて気付いた方もいると思いますが、実はこの『6つの条件』は私たち医療者側が守らなければならないことなのです。
みなさんは何も知らなくてもインプラント治療は受けられます。
しかし、このようなことを知ってこそ、より安心した治療を受けられるのではないかと私たちは考えています。
そして、そういった医療情報をみなさんに正確にお伝えする事も、私たちの役割だと思っています。

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桜も開花し、新しい春が訪れました。
みなさんの毎日にも何か新しいことが訪れる事を願いながら“健康歯考”を念頭に私たちも日々精進していきたいと思います。

まみクリ新聞 〜インプラント特集〜 Vol.15

こんにちは。
卒業の話題になってますが、残念ながら前の二人のように淡い思い出がないんですよ・・・グループで行動していたのでそういう発想がなかったんですね、あの頃は。今考えるとそれ自体が淡い思い出なんですね。そう考えるともっと何かちがうことも出来たのかと色々と考えさせられますね。若い頃はトライアンドエラーも有りだったと。それによって何か新しいことが芽生えたかもしれないのかなと。春ですしね。

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今回は6つの条件から
4手術の技術についてお話していきましょう。
勿論、トライアンドエラーは決して許されません。

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4・手術の技術
ただ単に上手か下手かということではありません。
特別な技術が必要なのではなく科学的根拠に基づいた技術と知識が大切なのです。
この科学的根拠とは何のことだと思いますか?
聞き慣れない言葉かもしれませんね。
つまり言いかえれば長い年月研究を重ね安全だと実証されていることです。
その実証されていることを確実に行うことこそが大切なのです。
ではインプラント手術の際、骨とくっつくためにどういう技術が必要だと実証されているかお話しましょう。
まず第1のポイントは骨の火傷です。
骨の火傷は骨の細胞を殺してしまうためインプラントと骨のくっつきを妨げてしまうのです。
よっていかに火傷を与えずにインプラントを埋め込む穴を骨にあけるかが重要なのです。
それには骨を削るドリルは毎回新品の物を使用します。
もったいないと思われるかもしれませんが手術毎に使い捨てです。新品で切れの良いドリルを使うことで、骨を削る際に発生する摩擦熱を軽減し骨の火傷を防ぐことが出来るのです。
そして骨を削る機械もインプラント専用の物を使用します。
この機械はドリルの回転速度を精密にコントロールします。
決められた速さで削ることでも骨への摩擦熱を減らし火傷を防ぐのです。
第2のポイントは環境です。
漠然と聞こえてしまうかもしれませんね。
では、ちょっと想像してみてください。
もしお腹を切るような手術をしたら、どんな場所で、どんな状態かと。
いわゆる手術室というものを想像したのではないでしょうか。
インプラント手術も同じなのです。
例えお口の中という狭い範囲の手術でも体の一部にちがいありません。
ましてインプラントという人工のものを体内(顎の骨)埋め込む手術です。
壁や床も消毒したり、空気清浄機を用いて空気中の浮遊物を取り除き、室内に置く様々な機械類も全て消毒したりと可能な限り雑菌を排除したきれいな環境で行うことでも、インプラントと骨のくっつきをより確実なものにします。
もちろん手術を行う術者もお腹の手術と同様の方法で手洗いをし、使い捨ての滅菌された術着を着用するなど細心の注意を払うことはいうまでもありません。

まみクリ新聞 〜インプラント特集〜 Vol.14

こんにちは。
19日(日)、当院スタッフによる第二回健康歯考講座が開かれました。
お忙しい中たくさんのご参加ありがとうございました。

さて、前回第二ボタンのお話をしましたが、今回は私の卒業の時の習慣についてお話ししましょう。(実は前回の記述者とは実に十年の年の差があります)
私の時代は、憧れの先輩にブレザーを貰う習慣がありました。
卒業式が近くなるとドキドキしながら勇気を振り絞り「卒業式にブレザーを下さい!」と約束をします。 特に人気のある先輩には誰が先に約束をとるか周りの様子をうかがっていました。
ブレザーをもらえた人は、新学期先輩のブレザーを着てくるのです。
サイズは大きすぎるし、ワッペンの色が違うなど明らかに自分のブレザーとは違う点がある為、皆先生に見つからないようにハラハラしながら着ていたんですよ!

では本題に入りましょう。
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インプラントにも形などの違いがあることをご存じでしょうか。
今回はインプラントが骨とくっつくための6つの条件から
1体に害がないこと
2インプラントの形
3インプラントの表面性状
のお話をします。

1・体に害がないこと
これは体にとって害を及ぼさない材質を使うことです。現在用いられている材質はチタンです。チタンはアレルギー反応を起こしにくく、骨折の手術の時に骨を留めるネジ、骨の代わりとしても広く応用されているので安全性が証明されていると言えます。

2・インプラントの形
今までにいろいろな形が考えられてきましたが、主だったものには、スクリュータイプ(ねじ型)、シリンダータイプ(筒型)、ブレードタイプ(板型)があります。
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現在はスクリュータイプ(ねじ型)が骨との接触面積が多く、ねじ山に沿って骨が入り込むのでくっつきが良いとされ主流になっています。他の形のものは日本でインプラント治療が行われ始めたころに使われていましたが、その形態から破損が生じやすかったり、埋め込むための穴が大きく安定性が悪い為衰退していきました。

3・インプラントの表面性状
簡単に言えば、表面がつるつるなのか、ざらざらなのかと言うことです。骨にくっつくためには可能な限りインプラントの表面と骨との接触する面積が広いほど良いとされているので、現在はざらざらのものが主流になっています。

まみクリ新聞 〜インプラント特集〜 Vol.13

先日、春を先取するべく、いちご狩りに出掛けました。
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ハウスの中は、すっかり春爛漫!あまりの暖かさに雨蛙まで元気に飛び跳ねていました。
実際の春も、もうじきですね。春が間近だとなんだか気分も浮き浮きしませんか?
しかし、この時期は同時に寂しさも訪れる季節でもあります。そう『卒業式』シーズンです。
私の学生時代には憧れの人に“制服の第二ボタンを貰う”という習慣がありました。(現在はどうでしょう?)
なぜ第二なのか…ご存じですか?
それは、心臓に一番近い場所だからだそうです!つまり「あなたのハートを下さい」という意味があるんですよ。今更ながら大胆な意味合いに気恥ずかしくなります(苦笑)
さて、人間にとって肝心要の『心臓』。実はインプラント手術を行う際にも、心臓と同じくらい重要な要があるのです。
今回、私たちの班はインプラント手術において“要”になる『インプラントと骨がくっつくための6つの条件』についてお話していきたいと思います。
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みなさんは、インプラント治療が成功しきちんと咬めるようになる為には何が重要だと思いますか?
それは、顎の骨と埋め込んだインプラントがくっつくことです。
ではどうしたらきちんとくっつくのか・・・それには以下の6つの条件が大切になります。

1・体に害がないこと
2・インプラントの形
3・インプラントの表面性状
4・手術の技術
5・患者さんのお口や体の状態
6・術後の患部への負担

これは1981年カナダ・トロントで行われた会議でスウェーデン人のアルブレクトソン教授が提唱し決められた事です。
アルブレクトソン教授はブローネマルク教授(現在最もデータと実績があるブローネマルクシステム考案者)と共に、長年インプラントの研究を行っている第一人者です。
この『6つの条件』は言葉だけではよく解らないと思いますので、次号より3回に渡り、ひとつずつ解説していきましょう。

まみクリ新聞 〜インプラント特集〜 Vol.12

まみクリ新聞インプラント特集も終盤となってきました。
このブログを通して皆様のインプラントへの疑問に少しでもお答えできていれば幸いです。みなさんもう少しお付き合いして下さいね。
さっそくですが、今日はホワイトデーです。春めいた陽気に誘われ心もワクワクしますね。
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ところで、ホワイトデーの由来ってご存知ですか?
そもそもバレンタインデーは3世紀のローマ皇帝クラウディウスが出した、恋愛による結婚禁止令に違反した男女を救うため、2月14日に殉死した聖バレンタインを記念して、設けられたものです。それからひと月後の3月14日、その男女はあらためて2人の永遠の愛を誓いあったということです。その日を記念したのがホワイトデーでヨーロッパをはじめ世界中の多くの人々に語り継がれてきました。毎年なんとなく過ごしていますがこのような背景を知るともっと心のこもったホワイトデーになるのではないでしょうか。
インプラントも同様、インプラントそのものだけに注目するのではなく、背景を大切に考えています。そこで今回は、インプラントを成功させる為に当院が何を行っているのかを紹介しています。
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インプラントの成功と美味しいリンゴ!?どんな内容なのでしょうか・・・。
みなさんは、美味しいリンゴとはどのような物を想像されるでしょう。
赤々と色艶が良く、蜜がたくさん入っていて、甘く、サクッとした歯ごたえ。考えるとつい食べたくなってしまいます。そんなリンゴに出会えたとき、どこで作られたのだろう?どんな人が作ったのだろう?と興味が湧きますよね。最近では、生産されている場所や作っている方のお名前や顔写真が紹介されていて、「へ〜、斉藤さんという方が作ったんだ〜。」なんて思うことがあります。農家の方は皆さんの手元に美味しいリンゴが届くよう、リンゴができるまでの過程や環境を守り、それを作り続けることを日々努力されているのでしょう。
プロとしてのプライドと作る事への熱意が必要ですし、見様見真似でできる事ではありませんね。インプラント治療も同様で、インプラントそのものだけに注目するのではなく、プロがインプラントの成功を考えたとき、どのようにして成功したのか、どのような環境が必要なのかを理解する必要があります。本物の原点を知り、原理原則を忠実に守り、実行していく事が大切なのです。
以下では、インプラントを成功させる為に実際にどのような事を行っているかについて説明したいと思います。

美味しいリンゴを作るには、【太陽】【水】【土】が必要です。
インプラントの成功に必要なのは、【知識】【環境】【手技】です。ここで少し両者を重ね合わせていきたいと思います。

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【知識】インプラントの原点に触れます。世界最古のインプラントはトルコ古墳で発見された石製のインプラントで紀元前550年のものと推定されます。現代のインプラント治療を確立したのは、スウェーデンのブローネマルク教授とそのチームです。彼らの功績は、インプラント体と生体間に生じる現象を科学的に研究し、生体に適切な反応をするインプラントの材質、デザイン、表面性状などを解明し、インプラントを成功に導く厳格な治療法の標準(プロトコール)を示しました。他に例を見ない長期に渡る研究開発期間、誠実なデーターの取り方、また、多数の科学的論文などからEBM(Evidence Based Medicine=根拠に基づく医療)を語れる唯一のインプラントシステムだと言えます。ブルーネマルク教授は、13年もの間、インプラントの実験、研究、解明に費やし、1965年に初めて無歯顎の患者さんにインプラント治療を行いました。当時埋入されたインプラントは40年経った現在も、患者さんのお口の中でしっかりと機能しています。当医院では、原点から原理原則まで、教育やトレーニングを受けた歯科医師、歯科衛生士を必ず確保し手術を行っています。

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【環境】手術を行うには、手術室あるいはそれに準ずる環境が必要であると文献に記載されています。インプラントの成功には必ず、このような環境下で行うことが必須です。そのため、当医院では手術室を使用し、病院での外科手術と同等のできる限り無菌的な環境を作っています。また、手術の一週間前には患者さんにPMTC(Professional Mechanical Tooth Cleaning=専門科による機械的な歯の清掃)を実施し、手術前には歯のみならず舌に至るまでPTC(Professional Tooth Cleaning=専門科による歯の清掃)を行います。手術室に入ってからは、口腔内、口腔外の消毒をします。

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キャップとマスクを装着し、消毒液を使い床や壁を消毒します。

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患者さんは手術着に着替えて頂き、歯のみならず舌に至るまで口腔内全体を清掃します。

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手術室に入ってから口腔内および鼻から首にかけて消毒します。

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滅菌水を使用しての手洗いを行っています。スウェーデンで実際に行なわれている手洗い様式やその環境と同様のスタイルをとっています。

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【手技】手術では一般的な外科学の原則にのっとって、手術する部位の細胞が治癒しやすいように、より厳格な手術が要求されます。実際の手術で使用されるインプラント専用ドリル等は大変高価なもので、手術の状況に応じて多数使用されます。そして、それらの専用ドリルは、滅菌処理をすれば基本的には再利用は可能ですが、滅菌して繰り返し使用することでドリルの刃の切れが悪くなり摩擦による骨の火傷を引き起こす可能性があります。そのため当医院では、インプラント専用ドリルを再利用することなく全てを破棄し、使用するものは安全性、信頼性の確保のため、全て新品を使用しています。また、手術着などの消耗品も、全てディスボーザブル製品を使用しています。

『リンゴの実を美味しく作ること』つまり、【太陽】【水】【土】といった環境作りが大切なように、『インプラントの成功』にも、【知識】【環境】【手技】の原理原則を忠実に守ることが大切です。
私たちはこれらを忠実に実践することで、インプラントの安全性、信頼性を確保し、成功率を維持するよう努めています。

いかがでしたか?長い文章におつき合いいただきありがとうございました。

次回は『インプラントと骨がくっつく為の6つの条件』についてお届けしたいと思います。

まみクリ新聞 〜インプラント特集〜 Vol.11

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みなさんは、進学、就職の準備でお忙しいのでしょうか。当医院では、ホームページで告知しているセミナーの準備を進めているところです。
さて、前回の続きとして成功率について書きます。いろいろな研究論文がありますが、そのうちのひとつを紹介します。
Espsito,et.al (1998年)の文献によると、
 
 無歯顎に対するインプラントの成功率は上顎93,8% 下顎98,4%
『インプラント植立本数6609本中、失敗384本(上顎2722本中270本失敗、下顎3887本中114本失敗)であった』
1981年から1997年にブローネンマルクシステムの追跡調査をした18の文献の平均値である。
 
 局部欠損ブリッチのインプラントの成功率は上顎93,8% 下顎98,4%
『インプラント植立本数4393本中、失敗177本(上顎1990本中89本失敗、下顎2403本中88本失敗)であった』
1986年から1996年にブローネンマルクシステムの追跡調査をした13の文献の平均値である。
 
 単独歯のインプラントの成功率は上顎98,7% 下顎98,2%
『インプラント植立本数781本中、失敗19本(上顎608本中12本失敗、下顎173本中7本失敗)であった』
1990年から1996年にブローネンマルクシステムの追跡調査をした13の文献の平均値である。

また、以下のような論文もあります。
インプラント治療の長期予後は、患者やインプラントシステム、治療にあたる臨床家の力量によって決まる。
Albrektsson et.al

これは適切なインプラントシステムを選ぶこと、熟練した歯科医によって治療が行なわれることがインプラントを長持ちさせるということになりますね。また、インプラントはブラッシング状態が悪いと歯周病になりますので、患者さんにも正確にブラッシングすることをマスターしてもらわなくてはなりません。
私達歯科医、歯科衛生士と患者さんのコミュニケーションをとることが成功への道となりますね。

まみクリ新聞 〜インプラント特集〜 Vol.10

こんにちは。今、学生達は合格発表の頃でしょうか。今回、私達はインプラントの合格(成功)について書きます。
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患者さんから「成功率はどれくらいですか?」「どれくらいもつのですか?」と質問される事が多々あります。まず、何をもって成功と判断しているのでしょうか?
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1978年と1988年の2回に渡り、インプラントに関するコンセンサス会議が世界的に行なわれ、その時にブローネマルクのオッセオインテグレーションするという事が成功の前提であると認識されたようです。また、患者のQOL(クオリティオブライフ)の向上をゴールとする医療が求められていく中で、ようやく1998年にアルブレクトソンらによって、インプラントの治療成績を評価するコンセンサスとガイドラインが提示されました。
インプラントの成功基準
1. インプラントは患者と歯科医の両者が満足する、機能的ならびに審美的な上部構造をよく指示している。
2. インプラントに痛み、不快感、知覚の変化、感染の徴候などがない。
3. 臨床的に診査する時、個々の連結されてないインプラントは動揺しない。
4. 機能下1年以降の経年的なインプラント周囲の垂直的骨吸収は0.2mm以下である。
Albrektsson R,Zarb et al.

まみクリ新聞 〜インプラント特集〜 Vol.9

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みなさんこんにちは。
明日はひな祭りですね。花屋の店先には桃の花がたくさん並んでいます。
ひな人形の起源は、厄落としの身代わりにする人形(ヒトガタ)なんだそうです。ご存知でしたか?
「節句が過ぎたら、ひな人形を早くしまわないと嫁に行き遅れる」というのは、その名残だそうです。子供の頃は、夢中になって飾っていたおひな様も、大きくなるに連れあまり興味がなくなり、いつからか父が一人でせっせと飾ってくれていたのを思い出します。きっと『早く嫁に行ってもらわないと』と思いながらひな人形を並べてくれていたのでしょうか?これは冗談ですが。
子供の健やかな成長を願うという親の気持ちと、日本の伝統行事のすばらしさを自分が親になって改めて実感しています。そういえば、私のおひな様のお顔は、少しだけ歯が見えていました。みなさんのお宅のおひな様はどんなお顔でしょうか?歯の話になったところで本題に入りましょう。

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今回は、皆様が思われているインプラント治療に対する疑問や不安をあげてみました。

Q.インプラントの手術は痛いの?

インプラントに関わらず、炎症のある部位の治療は術後、痛みがでる事が多いです。しかし、インプラント治療は手術前に口腔内の炎症、感染を除去する事が必然であるため、手術後の痛みが出る事は非常に少ないのです。又、当医院では、手術の際、手術部位に十分に麻酔をし、全身にも不安や痛みを和らげる薬(静脈内鎮静法)を使用しますので、痛みを感じることなく手術を受けることができます。

Q.失敗したらどうなるの?

*インプラントが抜けてしまう事はないの?
術後、インプラントが骨とくっつかずに抜けてしまうことが稀にあります。原因は、感染によるものや噛み合わせによるものなど様々あり、また原因不明の場合もあります。しかし、骨の回復を待ち、再度同じ部位にインプラントを入れることが可能な場合が多く、その後の経過に問題が生じることはほとんどありません。
  
*神経麻痺がおきてしまうかも?
特に下顎の場合に考えられることですが、これは、インプラントによって下顎神経を損傷させてしまった場合におこります。しかし、手術前には骨の量や神経までの距離をレントゲン等で確認し、必要な場合はCTを撮ってより正確に調べるなど、充分なデータを集め、手術にあたる事で防止できます。

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まみクリ新聞 〜インプラント特集〜 Vol.8

01sugismallsmall.jpg皆さんこんにちは。トリノオリンピックも終わり、明日からいよいよ3月ですね。3月といえば花粉症の季節、憂鬱な方も多いのではないでしょうか。僕もその一人です。外へ出るにもマスクが欠かせません。目も鼻もかゆくなり辛い時期ですね。薬を飲もうにも、たくさん種類がありすぎて何が効果があるのかわからないですし、鼻は楽になるけどすごく眠たくなる薬もあり一長一短です。
さて本題に入りますが、花粉症の薬同様に私達が現在取り上げているインプラントにも利点と欠点があります。今回はインプラントの利点と欠点についてお話しします。

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『万能な治療は存在しません。』
こんな事を宣言してしまうと、不安に思われてしまいますね。
ただ、どんな治療を行なう時も、その治療の利点・欠点を充分に理解する事が大切です。
ここでは、インプラント治療の利点・欠点について考えられる代表的なものを挙げてみました。

☆インプラント治療の利点
 (1)ご自分の歯のように、違和感なく噛む事ができる。
 (2)まわりの歯にダメージを与えずに治療ができる。

たとえば、歯を失った時に考えられる治療として、インプラント以外にブリッジや義歯があります。これらを簡単に比較してみましょう。

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ブリッジは固定式である為、装着しても違和感があまりなく、また、人工の歯の材料を選択する事により天然歯と遜色のない審美的な修復が可能です。しかし下の写真からもわかるように、ブリッジを支え固定する為に、たとえ健康な場合でも両隣の歯を削らなくてはなりません。

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義歯は、ブリッジのように健全な歯を削らずに補えます。
両脇の歯にバネ(金具)をかけて固定する為、取り外しが出来、手入れも簡単ですが、構造的に外れ易く違和感もあります。両脇の歯への負担は大きく、噛む力も健康な状態に比べて30%〜40%位に減少してしまいます。また、義歯を装着する場所によっては、バネ(金具)が見えてしまう為、審美的な面で問題があります。

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以上からもわかるように、健全歯に何の影響も与えずに治療ができ、ご自身の歯と同じように噛める唯一の治療がインプラントです。


★ インプラントの欠点
   (1)外科的処置を伴う
   (2)治療に期間を要する
   (3)保険診療対象外のため、費用がかかる。
   (4)定期的なメインテナンスを受けなくてはならない。

インプラントは何年もつのか?といった質問をよく受けます。10年位でダメになってしまうのではと不安に思われる方が多いようです。
インプラントは衛生管理の行き届いた環境下で手術を行ない、定期的にメインテナンスを行なえば10年以上持ちます。前々回のテーマ『色々なインプラントシステム』でご案内しましたが、今から約40年前にブローネマルク教授が最初に埋入したインプラントが、現在も患者様のお口の中で機能しています。
しかし、この事が欠点となることもあります。
何だろう?と思われましたか?
それは、「5年〜10年の間でダメになりそうなご自身の歯(抜かなくてはならない可能性のある歯)より、インプラントの方がはるかに長持ちすることがある」という事です。私達はなるべく患者様の歯を残していきたいと思います。しかし、あらかじめダメになりそうな歯を抜いてインプラントを埋入する事があります。ご自身の歯を抜く(失う)のは嫌ですよね。
どこからどこまでの範囲で歯を保存していくのか、インプラントにするのか、判断が難しくなるのです。

インプラントの利点・欠点を簡単に挙げてみましたが、どう思われましたか?
どんな治療を行なうにしても、それに伴う利点・欠点を十分に理解する必要があると最初にお話しました。
しかし、その全てが全患者様にあてはまるとは限りません。ご自身のお口の現状を知り、生活習慣などを踏まえた上で、最善の治療を検討する事が大切ですね。

次回は「インプラント治療の疑問や不安」についてお届けしたいと思います。

まみクリ新聞 〜インプラント特集〜 Vol.7

Iaorana!
最近はだいぶ暖かくなってきましたね。それでもまだ、春の訪れは遠いように感じます。
冬よりも夏が好きな私としては、せめて気分だけでもと思い、常夏の国の写真をお届けします。

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私事ですが、昨年末に新婚旅行でタヒチの「ボラボラ島」に行ってきました。
冒頭のIaorana!(イアオラナ!)とは、タヒチ語で「おはよう」や「こんにちは」、「はじめまして」などの意味で、現地でのコミュニケーションはいつでもこの言葉から始まります。
初めて(最初で最後?)訪れた国ですが、タヒチは想像していた通りの楽園でした。
1枚目の写真は行きの飛行機から撮影したものです。あまりの長旅で(乗り継ぎを含め、片道約19時間!)お肌もすっかり乾燥し、疲れきった中でようやく到着というときに、機内の窓から見えた景色です。透き通る青い海の美しさに、それまでの疲れも吹き飛びました。
2枚目の写真は宿泊した水上コテージからの眺めです。オテマヌ山(ボラボラ島のシンボル)の緑と空の青、照り付ける太陽と心地よい波の音・・・、テラスに座っていると時間が経つのを忘れてしまいます。
美しい自然は、見ているだけで癒されますよね。

何だか思い出話になってしまいましたが、少しでも南国の気分に浸っていただけましたでしょうか?

さて、まみクリ新聞ブログ版もVol.6を終え、本日から私たちの班の新聞内容を掲載させていただく事となりました。
班としての第一回目は「当医院が導入しているインプラントシステムについて」です。
それでは本題に入りましょう。

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インプラントには色々なシステムがあるのをご存知ですか?
インプラントといっても、世界には様々なインプラントがあり、その数は数百を超えます。
ここでは、当医院が採用しているシステムについて少しご案内いたします。

†ブローネマルクシステム†
「ブローネマルクシステム」この言葉を耳にした事がある方もいらっしゃるのではないでしょうか?
このシステムは40年に及ぶ歴史と研究データを持つ、世界が認めたものです。
40年の歴史と研究データを持つインプラントシステムは他にはなく、現在もなお、最初に埋入されたインプラントが患者様のお口の中で使われています。

†アストラテックシステム†
1995年頃より、『インプラントは表面がツルツルしている物よりもザラザラしている物の方が骨とくっつき易い』といわれるようになりました。この、表面がザラザラしたインプラントの研究データ(約10年以上)を多くの持つのが「アストラテックシステム」です。

現在、ブローネマルクシステムにおいてもインプラントの表面がザラザラした物が開発され、当医院でも取り扱っております。


次回は「インプラントの利点と欠点」についてお届けしたいと思います。

まみクリ新聞 〜インプラント特集〜 Vol.6

もうすぐひな祭りですね。お雛様は我が子の成長と将来の結婚式を表しているんですよね。日本のならわしや昔から伝わっていることは奥深い!!と感心してしまいます。子供たちには昔ながらの遊びも人気があるようで、私の4才の娘はサンタさんに竹馬のプレゼントをお願いし、年明けから保育園では、コマまわし、羽根つき、けん玉などの正月遊びを楽しんでいるそうです。今は最新のゲームや素晴らしいおもちゃがたくさんありますが、私が子供の頃に遊んだ昔ながらの遊びは今見ても新鮮に感じます。自然な形で伝えていけるといいなと思っています。

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そんな話から (ちょっとこじつけですが…) 今回は最新のインプラントが本当に優れているのでしょうか??というお話です。医療の世界は日進月歩。インプラントにおいても新しいシステムや製品が次々に開発されています。システムの簡略化、治療期間の短縮、早く咬める…
皆さんは歯医者に行って、自分では気付かないところに虫歯が見つかったり、歯周病の治療が必要だったり、思った以上に期間がかかったという経験はありませんか?その中でもインプラントは期間が長くかかる治療のひとつです。インプラントの1回目の手術をした後、骨とインプラントがくっつくために期間をおいてから2回目の手術を行なう、これが40年の実績があるブローネマルクシステムの基本的な方法です。

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この治療期間をできるだけ短くすることを目的に考えられたのが、2回の手術を1回で行なう1回法です。そのためフィクスチャーとアバットメントという本来は別々のものが、一体になっているものを使用します。そして手術後すぐに仮歯が入り自分の歯のように咬めるようになります。また手術による外科的な侵襲を少なくするために考えられたのが切らない(切開しない)インプラントです。

患者さんの負担が少なくなるとても良い方法ばかりですが、現段階では以下の点で問題が残されています。                    
★2回の手術を1回で行なうため骨が治る期間を待たない。実績はまだ数年であり、エビデンス(根 拠)が少ない。
★チタン製のフィクスチャーは最初に骨とふれなければならないという条件 がありますが、切らない  (切開しない)インプラントでは最初に歯肉とインプラントがふれてしまう可能性が高い。

これらの点の理論的裏付けが現在されつつありますが、現時点で完全なものではありません。当院では、インプラント治療が確実に成功することを第一の目的と考えています。そのため現在は、40年の根拠と実績に基づいたブローネマルクシステムを、従来の方法で行なっています。今後、患者さんの負担がすこしでも少ないインプラント治療ができることを願い、今後の動向に目を向けていたいと思います。

まみクリ新聞 〜インプラント特集〜 Vol.5

健康な歯。健康という言葉、最近の流行ですね。リラクゼーション、スパなど癒しや健康を求めているのは、日本のストレス社会の影響でしょうか?
先日、開催された「愛・地球博(愛知万博)」から流行だした『LOHAS』という言葉。皆さんはご存知ですか?『LOHAS』とは“Lifestyle of Health and Sustainability”の頭文字をローマ字読みしたもので、直訳すると「健康と持続可能な社会を求めるライフスタイル」です。この言葉に明確な定義はないそうですが、将来(未来)のことまでを考えた視野をいれ、持続可能な社会が実現するようなエネルギー、製品、手段の選択を心がけるなど、自分自身の日常生活や身近な自然の保護だけでなく、地球規模の環境や人間の健康を最優先するライフスタイルということになります。
このことは、お口の中の健康に関しても同じと言えると思うのです。例えば、今回のブログのテーマになっているインプラントでしたら、歯のない所を噛めるようにする処置としての1つの選択方法であります。
インプラント治療を選択する理由の1つは、残っている他の歯に負担をかけずにすむから。他の健康な歯を助けたいという気持ちが私達にはあり、それを患者さんに1つの選択肢として考えて頂きたいのです。将来のご自身のお口の中のことを考えた選択が、あなた自身の歯の健康を最優先するライフスタイル、まさに『LOHAS』ではないでしょうか?
それでは本題に入りましょう。

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みなさんは、CTという言葉を聞いて、何を想像しますか?
多くの方は、医科での手術や検査の為に用いられる断層写真を思い浮かべるのではないでしょうか?
今回のブログではインプラントの手術でCTがなぜ必要なのかを、お話させて頂きます。
身体の輪切りの断面像を撮影できるCTは、インプラントを行う骨の幅の少なないケースや、神経までの正確な距離や位置、埋め込むインプラントの長さを明確に測定するなど、骨の状態を把握する為の情報を集めるのに必要になってきます。
ではCTと普段歯科医院で撮影しているX線写真の違いを分かりやすくサイコロを例に挙げて、ご説明します。上の新聞をご覧下さい。右下に2つのサイコロがあります。
図1はX線写真で撮影したサイコロです。図1では、AとBの長さが分かります。
図2のCTで撮影したサイコロはAとBに加え、Cの長さも分かります。つまり、CTにより、3次元の断面像が得られるのです。サイコロだけでは想像しにくいと思いますので、顎の骨の模型の写真をお見せします。

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CTとX線写真の違いは、お分かり頂けたでしょうか?
インプラントを埋め込む場所や角度を決める為には、正確な情報が大切になります。最近では、CTを用いてインプラントを埋め込む場所をナビゲーションしてくれるシステムもでています。今後主流になるとは思いますが、設備やコストがかかるなどの様々な問題があるのが現状です。

まみクリ新聞 〜インプラント特集〜 Vol.4

今日はバレンタインデーですね。
私達から皆様へ、ささやかなプレゼントです。
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突然ですが、貴方の歯は『健康ですか?』と聞かれたら、自信を持って『健康です!!』
と答えられますか?
 歯の健康とは、一体どういう事なのでしょう。私達が考える健康な歯とは“虫歯がない”“歯周病がない”“きれいに歯が磨けている”“何でも良く咬める”などがあります。削って詰めた歯などは一見治った様に思われるかも知れませんが、歯が元通りに治る事はありませんし、一度進んでしまった歯周病もダメージを受けた所が元通りに治るという事はありません。ですから、私達は本当の意味での『健康な歯』を維持していく事を目標に日々診療を行っています。
 しかし、虫歯が進行して根しか残っていなかったり、歯周病が進行して歯がグラグラになったり、歯が割れていたり、どうしても残しておく事が出来ない歯は、どんなに優れた歯科医でも抜かなくてはならない場合があります。残念ながら歯を失ってしまった場合はどの様な治療をするのでしょう。その失った部分を補う方法として、入れ歯、ブリッジ、インプラントがあります。その中でも「インプラント」は様々な種類がありますが、成功率と基準が保たれて初めて良いシステムと言えるのではないかと私達は考えています。その点から当院では、40年の歴史と実績のある“ブローネマルクシステム”を取り入れています。インプラントは、ブリッジと比べると両隣りの歯を削らない、入れ歯と比べると自分の歯と同じ様に咬む事が出来るというメリットがあります。そのためインプラントの方が周りの状態の悪い歯より長く持つ事もありますし、場合によっては先に状態の悪い歯を抜いてインプラントを入れるという事もあります。
 やはり一番は、健康な歯を維持して、一生ご自分の歯で生活していく事だと思います。残念ながら治療が必要になった場合は、ご自分の今の口の中の状態をよく見つめ、ご自身にとって最も良いと思われる治療を選択される事が大切だと思います。その為によき歯科医師を見つけて頂きたいと思います。 

まみクリ新聞 〜インプラント特集〜 Vol.3

「おはようございます。これ遅くなっちゃったんですけど…….。」
と今朝もらったのは、昨年末当院のスタッフが結婚式を挙げた時の写真でした。新郎新婦も参加した私達もとびっきりの笑顔で、二人の幸せな気持ち、それからみんな二人の事が大好きで、本当に祝福しているのが伝わってくるいい写真でした。(ここでお見せ出来ないのが残念ですが)それにしても花嫁さん(当院のスタッフです)がとてつもなくきれいだわ。ゴールドのドレスに身をまとった彼女はまるでどこかの国の王女様!?ちょっとスタッフひいきかな?おでこに垂らした髪飾りは『魔女っこメグちゃん』にでてくる私が小さい頃に憧れていたノンのようでした。あっ、年代がわかってしまいますね。
ということで今回のテーマは『お祝い!』です。


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昨年の12月に出した壁新聞の写真です。これを作るときパッと頭に浮かんだのはクリスマス!
インプラントとクリスマス。なんの関連もないのにどうしてでしょう?


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この写真は2005年9月29日の風景です。
実は40年前の1965年9月29日は、初めて人の口に
インプラント手術が行われて成功した日なのです。
ということで「40周年のお祝いをしよう!」と、
スペシャルケーキを用意しました。






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デザインはスウェーデンの国旗、スウェーデンにゆかりのある海賊や幸せを呼ぶ馬「ダ−ラナ馬」をモチーフにしています。これは私達がデザインしました。どうですか?おいしそうでしょ?ちなみにケーキの周りを飾る花は私が自宅の庭から持ってきたものです。大輪のバラは父が大切に育てている‘プリンセス・ダイアナ’です。ちゃんと許可を得て持ってきました。本当ですよ!このようなケーキを食べられるのも大切な歯があるからですよね。私達にとってインプラントとはクリスマス同様にお祝いできるようなものなのです。



《インプラント手術初の成功者は誰?》 


当時スウェーデン人の34歳の男性、グスタラ−ション氏の下顎にインプラント手術が施されました。手術前のグスタラ−ション氏は生まれつきの顎変形症のため、食事や会話が困難な状態でした。ところがインプラント手術の成功によってしっかりと物が噛め、スムーズに話せるようになり、彼の人生は大きく変わりました。それから40年以上経った今も尚、グスタラ−ション氏のインプラントは問題なく快適に機能しています。

現存する文献によると、ブローネマルクインプラント以前のものでは先にお話した真珠貝製インプラント以外は骨とくっついていなかった、つまり成功はしていなかったとされています。ということは、1965年以前のインプラントのほとんどは良いインプラントではなかったということになります。しかし、現在でもブローネマルクインプラントの成功例をまねて本質を振り返る事なく開発、アレンジされたインプラントシステム、また一部に科学的な裏付けのないインプラントシステムが存在し、現在も使われている事実があります。このような背景から悪いインプラントの情報も皆さんに入ってしまい、相反するイメージがつくられてしまったのだと思われます。

       
    ご紹介しているまみクリ新聞は、スタッフが7チームに別れて作成しました。
    次回からは、Vol.1〜3を担当した私達「村社・一之瀬・ 和知」チームから
    次のチームにバトンタッチとなります。
    つたない文章でしたが、ここまでお読み頂きありがとうございました。
    今後、Vol.16まで予定しています。
    引き続き院長のブログ共々よろしくお願い致します。


       
次回のまみクリ新聞〜インプラント特集〜Vol.4は2月14日火曜日の予定です。

まみクリ新聞 〜インプラント特集〜 Vol.2

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「は〜るよ来い、は〜やく来い」立春を迎えたばかりだというのに昨日は雪が降り、訪問診療で自転車に乗っていたら顔が凍りそうでした。それにしても寒かった〜。(手袋、耳あては必需品です)
今朝も築地駅すぐ側のあかつき公園の芝生にはまだうっすらと雪が残っていましたよ。
雪不足のトリノも20年ぶりの大雪ということで冬季オリンピックの準備は万端ですね。日本はいくつメダルがとれるでしょうか?私は成田童夢くん、今井メロちゃんの活躍を期待しています。「決めてネ!メロウ720!!」
『カリンちゃん』が春と共に皆さんへ福を運んでくれますように、という思いを込めてお面をかぶせてみました。
皆さんはこの『カリンちゃん』のことをご存知ですか?このライオンは私たちの目指すサービス『お客様のニーズを先読みし、感動を与えるパーソナルサービス』を実践しているザ・リッツ・カールトンホテル大阪のオリジナルマスコットなんです。これは以前院長のブログでもお話したように昨年宿泊した時に購入したものです。つぶらな瞳に一目惚れしました。ドレスもセクシーでかわいいですよね。ホテルのシンボルであるベビーライオンをドレスアップさせて「どなたにも受け入れていただけるように」という思いから生まれたものだそうです。名付け親はザ・リッツ・カールトンホテル大阪のスタッフの方々だそうです。

 カ...ザ・リッツ・カールトンのカ
 リ...ザ・リッツ・カールトンのリ
 ン...女の子らしくするため!

このように『カリンちゃん』の誕生や名前に秘話や理由があるのと同様にインプラント手術の成功にも条件や基礎研究があるのです。(ちょっとこじつけのような気もしますが・・・・)
今回のブログVOl.2ではそのことについてご説明します。


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《ブローネマルク教授の研究/成功するインプラントとは?》
人間の体にとって異物である金属の人工歯根がいったいなぜ体に受け入れられるのでしょうか?この疑問を解く鍵はこの発見から・・・・・。

スウェーデンのイエテボリ大学解剖学教室に所属する医師、ブローネマルク(Branemark)教授は1952年に偉大な発見をしました。当時、ブローネマルク教授は骨髄内微少循環の研究をしていました。ウサギのスネの骨に純チタン製の顕微鏡を埋め込んで観察した後、いざ顕微鏡を外そうとしても外れない事から骨とチタンがくっついていることに気が付きました。教授はそこで終わる事なく、それを口の中に応用しようと考えたのです。でも何故口だったのでしょうか?口の中には歯がたくさんありますよね。それに口を開ければ歯を見る事ができます。ということは、数多くの研究が出来、なおかつその経過を簡単に見られるということなのです。
この発想!この思いつき!すばらしい!の一言です。

軟組織の介在なしに『骨とチタンが直接くっついている』ことをラテン語で骨という意味を持つオス(OS)と英語で結合という意味を持つインテグレーション(integuration)を組み合せてオッセオインテグレーション(Osseo integration)と言います。この言葉はブローネマルク教授がつくった造語で、これが成功するインプラント(先にお話した良いイメージのインプラント)の第一条件です。その後ブローネマルク教授は13年間、「なぜ骨とチタンがくっつくのか」「どのような条件の下でくっつくのか」と基礎研究、動物実験を繰り返しました。そして1965年人体におけるインプラント手術が行なわれたのです。


次回のまみクリ新聞〜インプラント特集〜VOl.3は2日後の2月9日からの予定です。
どうぞご覧下さいませ。

まみクリ新聞 〜インプラント特集〜 Vol.1

「鬼は〜外、福は〜内」昨日2月3日は節分でしたが,皆さんは豆まきをしましたか?豆まきは疫病、災害を追い払うためのもので邪気を払い福を呼び込んでくれるそうです。
最近では季節を感じる事が少なくなりましたよね。たとえばお野菜、私の大好きなトマトやキュウリは夏を代表するものですが今では食べたい時に食べる事ができます。確かに便利といえば便利ですがこれは本当にいいことなのでしょうか?季節を感じ、自然の恵みに感謝するという気持ちを忘れてしまいそうです。

ご存知ですか?節分には焼いたイワシの頭をヒイラギに刺し、マメの殻と一緒に家の戸口や軒先き、窓口などにさしておく風習があります。ヒイラギのトゲで目を刺し、イワシの悪臭で追い返し、豆の皮の音で脅かして鬼を追い出すという意味があるそうです。豆まきのような昔からの伝統や風習は大切に伝え続けていきたいですよね。
歳を重ねていくにつれ、また家庭をもってからは特にそう感じるようになりました。今回のブログの中でもきちんとした情報を伝えていきたいと思います。

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さて、昨年の10月30日に私達、馬見塚デンタルクリニックでは「第1回健康歯考講座〜科学的根拠に基づいたインプラント治療〜」という一般の方向けのセミナーを開催しました。お陰様でセミナーは好評のうちに終わりました。御参加頂いた方もこのブログをご覧になっているかもしれませんね。その後、当日都合が合わずに参加出・なかった方や、参加頂いた方の中からも「もう一度聞きたい」という有難い声を頂きました。その声にお答えすべく、スタッフ全員で新たに壁新聞を作り、現在当クリニックの待合室に飾ってあります。

第1回セミナーを開催してから早いもので4ヶ月が経ちました。まだまだ寒い日が続いていますが本日2月4日は立春です。冬から春へと季節の変わり目が新年の始まりと考える説もあるそうです。ということで新年にあたる今日を『壁新聞』ブログ版の初日とする事にしました。最良の日だと思いませんか?それでは第1回目のスタートです。

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《インプラントのイメージ》
インプラント治療ってどのようなものかご存知ですか?シンプルに言うと、失った歯の代わりに人工歯根を埋め込み、その上に人工の歯を造る治療法のことです。

皆さんはインプラントと聞いてどのようなイメージを抱きますか?
インプラント治療を行なって快適に過ごされている方が身近にいらっしゃる人はその体験談などを聞き、このようなイメージをお持ちではないでしょうか。
・良く噛める治療
・痛くない治療
・入れ歯やブリッジを入れないで済む
・見た目が良い
・長持ちする
などの良いイメージ。

しかしなかにはこのようなイメージをもたれている方もいらっしゃるようです。
・良く噛めない
・怖い、痛い、大変な治療
・失敗して入れ歯も入れられなくなってしまった
・治療してすぐダメになった
などの悪いイメージ。

同じ治療でなぜこのように相反するイメージを抱くようになってしまったのでしょうか?インプラントの歴史を探りながらこの謎を解明していきましょう。


《インプラントの歴史》
現存する世界最古の成功したインプラントはハーバード大学Peabody考古学、人類学博物館に保管されています。1931年Willson Popeoe 博士夫妻によりホンジュラスで発見されました。
大昔、古代マヤ文明時代のもので、なんと真珠貝製です。後世で『成功していた』と科学的に証明されているインプラントです。

インプラント治療とはシンプルに言うと、『失った歯の代わりに人工歯根を埋め、その上に人工の歯を造る』治療のことです。昔も今も歯を失って苦労するのは一緒なのですね。歯がなければ美味しいものが食べられないですものね。

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                       〈ここでちょっと豆知識!〉
               鏡でお口の中をのぞいて、上にある鬼の絵と見比べてみ
               て下さい。歯はそれぞれ形が違うのがわかると思います。
               それはすべての歯それぞれに役割があるからなのです。
               食事をするときはまず前歯(黄緑色)で野菜や果物など
               を噛み切ります。糸切り歯(ピンク色)では肉や魚など
               を噛み切ります。次にその奥の歯(水色)で噛み切られ
               た物を砕きつぶし、最後にそのまた奥の歯(白色)です
               り潰して飲み込みます。この全ての働きがあって初めて
               食事をするという事が可能なのです。
               このような役割を果たし機能しているからこそ美味しい
               物が食べられるのです。1本1本全ての歯が大切です!



様々な時代に世界各地で動物の歯、石、象牙、乾燥した骨などがインプラントの材料として試され、その後も試行錯誤が繰返されましたが、ほとんどが良く噛むことができず失敗に終わってしまいました。このようなことの繰り返しによりインプラントが歯科界に普及するまでには、かなりの年月を費やすこととなりました。

第2回の掲載は2月7日の予定です。

健康歯考講座番外編

smallまみくり新聞.jpg当院に来院されている方は、ご存知の方もいらっしゃるのですが、今日から「まみクリ新聞、インプラント編」が待合室に掲示されました。

ブログとは別で、当院のスタッフがグループに分かれて作ってくれました。出来上がった後で、みんなでチェックして仕上げたものです。今後順番に掲示していく予定です。

ブログ上でも写真で掲示してみようかなと思っています。結構力作ぞろいです。

このために、ここ何週間か当院のスタッフは、毎日、夜遅くまで残って創り上げてくれたのです。手前味噌ですが、つくづく私は優れたスタッフに恵まれて、幸せです。