馬見塚デンタルクリニック
東京都中央区明石町8-1 聖路加ガーデン内 セントルークスタワー1階

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平成23年7月31日(日)に開催致しました健康歯考講座、「親子で虫歯予防」の様子をご紹介します。
今回は12組のご家族15名のお子様に参加していただき、大盛況でした♪
親子講座は回を重ねるごとにご参加下さる方が増え、大変うれしく思っております。
ご参加いただいた皆様本当にありがとうございました。

①「よ坊さん虫歯予防道場」という人形劇を行いました。

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②「予防さんの虫歯予防道場登場人物」ムッシー”よりクイズを出題しました。
 参加されたお子様皆様大変優秀な解答でした。

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③お子様の磨き残しを確認する為、赤く染め出しを行います。


歯科医師、歯科衛生士がお子様1人1人のお口を確認しながら親子指導を行います。


お子様と一緒に歯磨き練習を行いました。


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④最後に院長より保護者向けにお話をしました。

今後も皆様のお役にたてるような企画ができればと思っております。
次回開催日は未定ですが、開催が決まりましたらホームページでもご案内しますのでまた是非ご参加下さい。

昨日の読売新聞に 以下のような詩が投稿されていました。

歯がぬけた           横川 遥佳 

歯がぬけました

歯をさわっていたらういたからまわしていたらぬけました

いつもより大きい歯だったからぬけた感じがへんです

歯がぬけたら歯がはえてきました (埼玉県川島町・小見野小5年)    

乳歯から永久歯に生え換わるときの詩ですね。

子供たちにとってはどんな気持ちになるのでしょうか?

この詩では、乳歯が抜けてその下から永久歯が生えてきているようですが、永久歯が生える場合でも、乳歯が抜けずに生えてくることもあるんですよ。

代表的なものが六歳臼歯と呼ばれる奥歯です。

この奥歯は、乳歯が抜けることなく生えてきて、なおかつ奥の方に生えるために親御さんが気がつかないうちに生えてしまうことがあります。

実は、これが問題で生え始めの時期というのはとても虫歯になりやすい時期で、可能な限り歯磨きの徹底をしてもらいたいのです。

しかし、六歳臼歯は、生え始めの時期を見逃しやすく、多くの場合に虫歯にしてしまうのです。そのことが災いし、多くの成人で、この六歳臼歯が抜かれてないことが多いのです。

生え始めの時期を上手くコントロールできると、虫歯にならないですみますので、注意して下さいね。

生え始める時期は、読んで字の如く、基本的には六歳前後になるのですが、個人差がありますので早い子は、五歳前後から注意が必要です。

また当院では、子供たちに対して、虫歯予防(永久歯に一本も虫歯のない子にしよう)プログラムを実施しております。

詳しくはこちらをご覧になって下さい。

先日、小さいお子様を持つお母様より、「子どもが転んで歯を強く打ってしまった。急患で診てほしい」とお電話をいただきました。

今回のテーマは歯牙破折(歯が欠けたり、折れてしまうこと)についてです。

歯は、無理な力が加わると欠けてしまったり、折れてしまったりします。

例えば、転倒による事故や交通事故で歯を強く打ってしまった時や、極度に硬い物を噛んだ時におこります。他にも、くいしばりや歯ぎしりで欠けてしまうこともあるんです。

折れてしまった歯はどうなるのでしょうか?

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残念ながら、折れてしまった歯は元に戻りません。虫歯で失ったような状態になってしまうのです。

そのため、なんらかの形で折れてしまった部分を補うことになります。

しかし、歯の根まで折れてしまうとほとんど治す事ができなくなります。

残念ですが、抜歯の対象となります。

今回のお子様の場合も、根まで折れてしまっていたため、その歯を抜く事になったのですが、乳歯だったため、今後は永久歯が生えてくるかどうか経過観察をしていく事で、事なきを終えました。

(写真は歯牙破折の一例です。乳歯のケースではありません) 

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皆さんおはようございます。今年も早4月、新しい期の始まりですね!この4月に職場や学校など、新たな環境でスタートをきった方もたくさんいらっしゃると思います。
当クリニックにも2名の歯科衛生士が入ってきました。真剣に様々な事を学んで吸収していっている彼女たちを見ていると、私達が彼女たちの見本になれるようにならなければ!!と思います。初心を忘れず頑張ります!!

それでは今回の質問です。 「うちの子供に6才臼歯が生えてきたのですが、生えてきてから歯茎を痛がるようになりました。いったいどうしたのでしょうか?」

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さて、質問にある6才臼歯ですが、これは奥歯で最初に生えてくる大人の歯です。ちょうどこの4月に新一年生になった6才くらいの時期に生えてくる歯です。

ここでお子さんが訴えている痛みは『萌出性歯肉炎(ほうしゅつせいしにくえん)』によるものと思われます。
『萌出性歯肉炎』とは、萌出(歯が生えてくる)時に見られる歯肉(歯茎)の炎症です。歯が生えてくるころ、乳歯で6〜7ヶ月頃、永久歯で6〜7才頃に発症します。

歯は生え始めてから生えきるまでに期間がかかり、その間は、部分的に歯が歯肉に被われている状態が続きます。そこにプラーク(細菌のかたまり)や食べかすがたまって歯肉に炎症を引き起こすのです。そして質問にあったように、歯や歯肉の痛みが出てきます。他に、歯肉が腫れる、出血する、むずがゆい感じがする、といった症状が出ます。

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特に今回の質問にある6才臼歯には『萌出性歯肉炎』が多くみられます。
6才臼歯は完全に生えきるまで約1年と長くかかることや、噛み合わせの面に深い溝があり他の歯よりもプラークや食べかすが停滞しやすいことが原因です。(と同時に虫歯にもなりやすいということです。注意してくださいね!)
さらにこの時点では一番奥に生えていて(12才頃に6才臼歯の奥に12才臼歯が生えてきます!)前の歯よりも背丈が低いのでブラッシングがしづらいのです。

また、写真のように噛み合わせの面に歯肉が被さっているので、咀嚼したときに歯肉を噛んでしまい、痛くなってしまうこともあります。

この萌出性歯肉炎は、歯が完全に生えると歯にかぶさっていた歯肉はなくなるのでおさまります。ですからあまり心配はいりません。 でも、もちろん炎症を起こさせないに越したことはありませんよね。

萌出性歯肉炎を起こさせないためには、ここをいかに清潔に保つかにかかっています。そうです、やはりブラッシングが大切になってきます。 デリケートな部分ですので保護者の方が必ず仕上げ磨きをしてあげてくださいね。本人には歯肉をこすらず歯をやさしく磨くように教えてあげてください。


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ブログでもご紹介したことのあるプラウトや仕上げ磨き専用の歯ブラシなど毛先の小さな物を使って、やさしい力加減で丁寧に磨きましょう。歯肉に被われている部分の歯も慎重に磨いてください。

質問のようにすでに萌出性歯肉炎になっている状態であれば、セルフケアによって歯肉を傷つけて症状を悪化させてしまうこともありますので、一度、歯科医院にいって診てもらい、適切な処置と指示を受けることをお勧めします。

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 今日は、子供の指しゃぶりについてお話しをしたいと思います。お子さんの指しゃぶりについて悩んでいるお母さんは多くいらっしゃるようで、患者さんから聞かれたり、保育園の父兄の懇談会などでも話題にでることが多くあります。恥ずかしながら、歯科衛生士の私も、6歳の娘の指しゃぶりをどうやめさせるか、悩みを抱えている母親のひとりです!!
今日は私の体験も合わせてお話しをしていきたいと思います。

 まずはじめに、何故、指しゃぶりを始めるのかお話しをしたいと思います。
実は、人間はお母さんのお腹の中にいる時からすでに指しゃぶりを始めているそうです。これは、生まれてすぐに母乳を飲むための練習として重要な役割を果たしています。

 生後2〜4ヶ月頃は、口のそばにきた指や物を捉えて無意識に吸うため、指しゃぶりは自然な行為だといわれています。そして、5ヶ月頃になると何でも口にもっていってしゃぶるようになるため、この時期の指しゃぶりも自然な行為なので心配はいりません。

 1〜2歳になると遊びが増え、昼の指しゃぶりが少なくなり、退屈な時や眠い時にみられるようになります。その後、5歳を過ぎると自然と指しゃぶりをしなくなるのが平均的な発達です。そして、6歳を過ぎても指しゃぶりをしている場合は、特別な対応をしないとやめることが難しくなるそうです。

 では、指しゃぶりが長く続くことで、どのような影響がでるのでしょうか。ひとつはかみ合わせの影響です。上の前歯が前方にでてきたり、上顎の顎そのものが前方にでてくることがあります。分かりやすくいうと、出っ歯の状態です。上の前歯が前方にでることによって、上下の前歯が咬み合わなくなり、隙間があくことがあります。この状態では、発音がしにくくなったり、舌を隙間に入り込ませる習慣がついたり、唇が閉じにくいことで口呼吸になることがあります。 この状態を放置することは問題で、この状態のまま成人になってしまうと矯正をしても、理想的な状態にすることは難しいことが多いのです。

 では、いつまでにやめさせればよいのでしょうか。3歳頃までの指しゃぶりは心配ないとされていますが、日中も遊びに夢中になれないくらい頻繁にしていたり、指にたこができるほど強く吸っている場合は注意が必要です。それ以降、習慣化している場合はやめるよう促すことが必要になります。

 さて、多少の知識を持っている私ですが、来年小学校にあがる娘の指しゃぶりが続いています。日中、保育園ではすることはないそうですが、家にいて眠い時や、テレビを見ている時に指しゃぶりをします。本人いわく、左手はバナナ味、右手はイチゴ味がするそうで、指を吸うと安心するとの言い分でした。「お誕生日をむかえたらお姉さんになるからやめようね」とか「歯が前にでるからやめようね」というのは効果ありませんでした。親指にからしを塗るなどを試したことはないのですが、ここまできた以上、自覚をもって自らやめていくように促したいと思い、少し前から、夜、寝る前に両手の親指にキャラクターのばんそうこうを貼って、「歯が前にでないようにやめよう」と話をしました。 これが少し効果があって、就寝前の指しゃぶりはばんそうこうをはらなくてもしなくなりました。ただし、睡眠中や普段も時折しており完全にしなくなったわけではないのですが・・・

 というわけで、指しゃぶりを治す方法でこれだ!といえるものを私は分かりません。その子にあった時期、方法は千差万別だと思います。ただし、その子が指しゃぶりがやめられない状況を考えて、子供が指しゃぶりをしなくても安心できる環境をつくることは大切だと思います。いずれにしても、指しゃぶりを続けてしまうことは後々問題になる事が多いので、愛情を持ってやめさせてあげることが大切ですね。

みなさん、こんにちは。
先日、幼稚園に通う息子が帰宅するなり「今日ね〜、○○ちゃんの歯がとれちゃったんだよ」と報告してくれました。子供にとって衝撃的な出来事だったようです 6才〜7才の頃、早いお子さんでは5才過ぎ頃から歯が抜け始め、永久歯が生え始めます。個人差はありますが下の前歯がはじめにグラグラしだします。「もうすぐ大人の歯が生えてくるね〜」と、とても楽しみになり前歯に注目が集まりますが、ちょっと下の奥歯ものぞいてみてください。乳歯の奥歯の後ろに六才臼歯(第1大臼歯)が顔を出しているかもしれません!
この6才臼歯、とっても大切な歯なんです 永久歯の中では最も大きい歯で、咬む力が一番強く咀嚼の中心になり歯並びや咬み合わせの基本となる歯です。しかし、残念なことにこの歯を虫歯にしてしまっている方がとても多いのです。その原因として次のことがあげられます。
咬み合わせにある溝の形が複雑。
エナメル質と呼ばれる歯の表面が未成熟な状態で生えてくる為虫歯になりやすい。
完全に生えてくるまで1年程度かかる為、手前の乳歯より位置が低い状態が長く歯ブラシがとどきにくい。また、生えかけの状態では歯肉が被っていて汚れが溜まりやすく磨きにくい。
この様なことが原因となって虫歯になってしまう事が多いのです。そして生えて間もないうちに虫歯になると急速に進行してしまうため治療が複雑になってしまうこともあります。ですから、大事な大事な奥歯も必ずチェックしてください。
そして、もし生えていたらしっかり歯磨きしましょう。
でもちょっと歯磨きに工夫が必要です。
写真のようにブラシを横から入れて、低い位置にあわせて歯ブラシを当てて磨きます。同時にフッ素入りの歯磨き粉を使って歯の質を強くすることも大切です。お子様が磨くだけでは不十分ですから大人の方が「仕上げ磨き」をしっかり行ってくださいね。
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馬見塚賢一郎
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