馬見塚デンタルクリニック
東京都中央区明石町8-1 聖路加ガーデン内 セントルークスタワー1階

お問合せ・ご相談はこちらへ

03-3541-8110

ご覧頂いた方もいらっしゃると思いますが、

本日放映された、TBSテレビの「はなまるマーケット」

美と健康をフルチャージ!『Bマニュアル』というコーナーの

特集 “あんな病気からこんな病気まで・・・『あなたの口は大丈夫?』”

の中で、当院のPMTCを取り上げて頂きました。

テレビの力は凄いなと思うのは、早速ご覧頂いた皆様からの問い合わせがありました。

比較的メディアで取り上げて頂く機会が多い私達の医院ですが、

一人でも多くの人に、正しい情報が伝わり、

歯科医療を通して皆さんが幸せになるお手伝いが出来ればと思っております。

PMTC に関しましては当院のHPと、こちらの専門サイト

そしてPMTCブログにも詳しいことが書いてありますので、

よろしければご覧になってみて下さい。

2011年9月2日の日経新聞に歯周病の記事が載っていましたね。

この記事でも、歯周病と心疾患や糖尿病との関係についても記載がありました。

歯周病と全身の疾患の関係については、さまざまな研究が進められています。

以前のブログでもお話しましたが、歯周病は自覚症状もなく進行し、最終的には歯を失うことになる病気です。

さまざまな説はありますが、本来治療を必要としている人のうち、実際に受診されているのは2〜3割程度だといわれています。

つまり、本来治療を受けるべき人たちの8割が受診していないことになるんです。

本来の目的ではないかもしれませんが、歯とそして全身の健康の為にも定期的な受診が必要ですね。

この健康歯考ブログやPMTCブログでも、歯周病と全身疾患とのかかわりについて何度となくお話をしていますので、よろしかったら過去のブログもご覧になってみてください。

6月22日の水曜日にNHKのためしてガッテン「突然死を招く感染症」という放送が先日ありました。

実は、この番組の取材協力をさせていただいていました。

今回は歯周病と全身疾患(糖尿病、心臓病、脳梗塞等)との関係がテーマでした。

以前から、この事に関してはいろいろとブログでお話しさせていただいていたのはご存知だと思います。

時としてマスコミにも取り上げられる事の多い話題ですね。 場合によって、あまりに誇張されてしまっている事に対して、批判的な意見をブログに書いた事もあります。

今回も、取材される時点で担当の方に対し、「どのように取り上げられるのか?」をお聞きした所、基本的にとてもまじめな取り組み方をされている事がわかり、微力ながら協力させていただきました。

担当の方達は、番組制作に際してとてもまじめに勉強をされていたのが印象的でした。

私達が取材されたからではなく、この番組は必ず皆さんの参考になると思いますので、再放送が予定されている様ですので、ご覧になられる事を、お勧めします。

 前回までのブログで、マスコミに取り上げられた歯科医療関連の話題についてふれてきました。

せっかくなので、過去の自分のブログでマスコミに取り上げられた歯科医療関連の話題についてのものを読み返してみました。

すると、そのほとんどが、虫歯や歯周病とほかの病気や生死にかかわることと関連付けられて取り上げられていたんです。

これって、ちょっと変ですね。

 虫歯や歯周病は、いちいちほかの病気と関連付けなくては話題にならない病気なんでしょうか?

極端かもしれませんが、生き死にに関連付けなくては、関心をもってもらえないんでしょうね。

歯科医療従事者としては、寂しい気持ちになります。

基本的に、虫歯も歯周病も直接命にかかわることはほとんどありません。

しかし、いったん歯を失うとそれは決してよい状態ではありません。

場合によっては、噛めない、しゃべれない、笑えないという状態になります。

そして、その歯を補う為に、ブリッジや入れ歯、あるいはインプラントをしていかなくてはならなくなってしまうんです。

自分の歯で、最後まで食べるそして、わずらうことなく天国への階段を元気に昇っていきたいと思いませんか?

歯は、大切です。

TV番組「仲居正広の怪しい本の集まる図書館」定番の都市伝説を徹底調査という番組で、

「虫歯で死ぬ?ということがある。」と放送されていた件についてお話している続きです。

前回は、この番組で、取り上げられた、「歯周病で歯を失うと痴呆になる?」についてでした。

結論として、

歯周病であろうと、虫歯であろうと歯を全て失うと痴呆になる確立が高くなる可能性があるといわれています。

それは、咀嚼することで、歯に伝わる刺激によって、脳血流量の減少を防ぐことが出来るといわれているからであり、

またそれを受け、歯が一本もない状態はアルツハイマー型痴呆と関連する項目に指定されているそうです。

アルツハイマー型痴呆の疫学調査によれば、いろいろな刺激(たとえば咬むという刺激)がなくなることが痴呆のリスク要因となっているということだそうです。

学習することや記憶するという能力の維持に、口から受ける刺激というものもある程度の役割を担っていると考えられているのです。

しかし、また一方では、噛むことで、歯につたわる直接的な刺激がなくなるだけで、痴呆になるわけではないことは確かで、歯を失うということは一つの要因に過ぎません。
咬むということは、顎の関節を動かすことになり、この関節の近くには脳への血流を補う部分やそれに関する筋肉があり、物を咬むことによって脳への血流が助けられます。
たとえるならば、歩くということで脚の大きな筋肉を使うことが、第二の心臓を動かすような働きとなりるといわれているのと同じようなことだといえるのではないでしょうか?

そのため、ものを良く咬むことは、脳の血流を増やすといわれています。

歯を失う事もひとつのマイナス要因なのかもしれませんが、それより、「咬まない」という事も影響するので、歯が全部あっても物をあまり咬まない現代人には、そのことを考えたほうが良いと思います。

 そして今回は、歯周病菌と痴呆の関係についてです。

この番組では、歯周病になると、歯周病菌が血液の中に入り何らかの要因で、痴呆を引き起こしている可能性があるといっていましたが、これはまだほとんど証明はされていません。

2000年前後から、特にアメリカを中心として歯周病と全身疾患(心筋梗塞や早期低体重児出産、糖尿病等、)との因果関係があるのではないかということを示す研究が発表されるようになり、現在も研究はされています。

その中で、今その因果関係が強いのではないかと考えられているものは、糖尿病、早期低体重児出産、心筋梗塞、誤嚥性肺炎等があげられます。

今後研究が進めば、歯周病菌と痴呆との関係が本当にあるのかどうか?ももう少し明らかになると思いますが、現時点では何も証明はされていないのではないかと思います。

いずれにしても虫歯になることや歯周病になること、歯を失うことも、今回の痴呆や全身疾患(心筋梗塞や早期低体重児出産、糖尿病等、)との因果関係があろうが無かろうが、けして良いことではありません。

自分の歯を失わず、何でも良く噛んで楽しく食事をすることはQOLにとってとても大切なものであることは間違いありませんね。

前回のブログでTV番組「仲居正広の怪しい本の集まる図書館」定番の都市伝説を徹底調査という番組で、

「虫歯で死ぬ?ということがある。」と放送されていた件についてお話しました。

結論として、

虫歯で死ぬということは、ありえます。

しかし、それは「よっぽどの場合」ですから、ご安心ください。

しかし、虫歯は放置していよい病気ではありませんからね。

虫歯に気づいたら早めに歯科医院を受診しましょう。

ということでした。

そして今日は、この番組で、取り上げられた、「歯周病で歯を失うと痴呆になる?」についてです。

この番組では、、「歯周病で歯を失うと痴呆になる?」というテーマでしたが、現時点では、、歯周病であろうと、虫歯であろうと歯を全て失うと痴呆になる確立が高くなる可能性があるといわれています。

それは、咀嚼することで、歯に伝わる刺激によって、脳血流量の減少を防ぐことが出来るといわれています。

また、歯が一本もない状態はアルツハイマー型痴呆と関連する項目に指定されているそうです。

アルツハイマー型痴呆の疫学調査によれば、いろいろな刺激(たとえば咬むという刺激)がなくなることが痴呆のリスク要因となっているということだそうです。

学習することや記憶するという能力の維持に、口から受ける刺激というものもある程度の役割を担っていると考えられているのです。

しかし、また一方では、噛むことで、歯につたわる直接的な刺激がなくなるだけで、痴呆になるわけではないことは確かで、一つの要因に過ぎません。
咬むということは、顎の関節を動かすことになり、この関節の近くには脳への血流を補う部分やそれに関する筋肉があり、物を咬むことによって脳への血流が助けられます。
たとえるならば、歩くということで脚の大きな筋肉を使うことが、第二の心臓を動かすような働きとなりるといわれているのと同じようなことだといえるのではないでしょうか?

そのため、ものを良く咬むことは、脳の血流を増やすといわれています。

歯を失う事もひとつのマイナス要因なのかもしれませんが、それより、「咬まない」という事も影響するので、歯が全部あっても物をあまり咬まない現代人には、そのことを考えたほうが良いと思います。

 そして、歯周病菌と痴呆の関係についても触れていましたが、これについては、次回お話します。

昨日のTV番組「仲居正広の怪しい本の集まる図書館」定番の都市伝説を徹底調査という番組で、

「虫歯で死ぬ?ということがある。」と放送されていた件について質問がありました。

まず、はじめに「虫歯で死ぬ?ということがある」かということですが、

厳密に言えばありますが、それはごくごくまれなことであり、一般的ではないと言えます。

この番組でも、

虫歯の虫歯菌、あるいは口腔内の細菌が上顎にある上顎洞や、下顎の骨髄に感染を起こしした場合

死亡につながることがありえると報道されていたようです。

もし重篤な感染が起こってしまえば、それはその元が虫歯であろうが切り傷であろうが、ヤケドであろうが死にいたる可能性をひめています。

よって、この番組は間違っていませんが、

実際に、そのようなことはそう簡単にはおきません。

人間の体には、免疫力というものがあり、外部から細菌等が体内に侵入した場合、それらを取り除く仕組みを持っているんです。

通常は、その免疫が適切に働いて、死にいたる以前というよりも病気になる以前にちゃんと体を守っていてくれています。

その免疫力、あるいは免疫応答が何らかの理由(病気、重度な疲労、薬剤や放射線等)によって非常に弱くなってしまった場合にこのようなことが起こる可能性が高くなります。

ですから、健康な方が簡単に虫歯で死ぬなどということはほとんど起こりえないと思っていただいてよいと言えます。

いつも、思うことなのですが、多くのTV報道というものが、ある一面だけを捉え、やもするとそれを誇張してしまうことで、その番組を面白くする傾向があるように感じます。

もちろん間違ってはいない、だけれどもあまりにまれなことをほじくくりだしているようなこともあるようですね。

このような番組を制作するにあたり取材をうける段階では、我々はそれがどのような形で放送されるかを完全には知りえません。

その為、聞かれればそれについて起こりえることをお話することが大切なんですすが、時として自分たちが思っていることとは、まったく別な捉え方で番組が作られてしまうことがあるのです。

この番組がどのような意図があるのかは、わかりませんが、もう少しでいいから補足の説明も放送していただけると良いのではないでしょうか?

まして、このような時期で、生きることに精一杯になっている多くの人たちがいるのです。

娯楽はあっても良いと思いますが、死ということに関連するにはあまりにもまれなことを取り上げるのは、いかがなものなのでしょう。

昨日の番組の結論です。

虫歯で死ぬということは、ありえます。

しかし、それは「よっぽどの場合」ですから、ご安心ください。

しかし、虫歯は放置していよい病気ではありませんからね。

虫歯に気づいたら早めに歯科医院を受診しましょう。

そして、この番組で、取り上げられた、「歯周病で歯を失うと痴呆になる?」については次回にさせて下さい。

前回は、誤嚥、そして緊急時の対応について少しお話ししましたが、このような緊急の対応をしないですむことが大切になります。

そのためには、患者さんと歯科医師が協力し合うことが大切なのです。

当たり前ではないかと思われることが大切なんですね。

では、今回の様な場合にそれが出来たか?というと、ほぼ不可能に近い状態ですよね。

小さなお子さんにとっては、転んだだけでも興奮しているはず、そしてさらに歯医者に連れていかれて、それで冷静になれるはずもありません。

泣き叫ぶのは当たり前ですね。

そして、泣き叫んでいるということはお口を使って激しく呼吸をしてしまっているわけです。

その状況でもし何かがお口の中に落ちれば、誤嚥する可能性はものすごく高くなってしまいます。

かなり危険な状態で治療をしなければならないわけです。

やはり、その時には親御さんの協力も必要になりますし、より多くスタッフの助けが必要となります。

そして、可能な限り最低限の処置にすることを本人それが無理なら、親御さんに理解してもらうことが大切なのかもしれませんね。

私達はプロという意識があるために、どうしてもちゃんと最後もまでやりとうそうとしがちですが、時と場合によっては、最低限の必要なことで終わらせなくてはいけないのかもしれませんね。

 誰一人として自分がミスを犯そうと思って行動する人間はいないはずです。

そして、ミスは防げないことがあるということを前提に行動する事は、臆病になることではなく、勇気を持つということになるのではないでしょうか?

小さな不注意やミスが、大きな不幸を招いてしまうと言います。

歯科医療のほとんどは、直接的には命に関わることはありませんが、今回のことを含め、歯科の治療行為というものが場合によっては命を脅かしかねないということを、我々も、そして皆さんも、もう一度しっかりと認識する必要があると思います。

今回の様な事故の状態を誤嚥と言います。

誤嚥(ごえん)とは、Wikipediaによると以下のように表現されています。

食べ物や異物を気管内に飲み込んでしまうこと。また異物を消化管内に飲み込んでしまうこと。

窒息死することがあり、適切な方法ですみやかに除去する必要がある。

喉周辺の筋肉や嚥下中枢(延髄)の機能が衰えた高齢者による事故が多く、後に誤嚥性肺炎を招くこともある。

日本では、今後、高齢化が進むことから、嚥下しやすい機能性食品(病院食と普通食の間を埋める位置づけの食品)の開発が進められている。また声門部に於ける局所的な神経支配の障害、物理的な閉鎖障害により閉鎖不全がおこり、誤嚥が起こることがある。

そして、

誤嚥の特別な例として歯科治療の途中で器具材料を誤って取り落とし、気管内あるいは消化管内に飲み込ませた場合にもこの語を使う。

特に高齢者で嘔吐反射が低下した患者さんの治療の時に注意が必要である。

誤嚥を起こした材料として、試適時のインレー、クラウン、ブリッヂ、義歯など。治療器具として、リーマー、ファイル類、バー類などがある。

特にリーマー、ファイル類の誤嚥の防止にはラバーダム防湿法が必須である。

とあります。

Wikipediaにもこの様に載っているということは 、このような誤嚥は歯科治療では起こりえることと言えるのではないでしょうか?

しかし、私は起きて良いことだと言っているのではありません。

まして今回のように、死につながる事故となってはいけないのは当たり前です。

我々も大学教育の場、卒後研修の場で緊急事態に対する対応は勉強しているのですが、それはやはり研修にすぎず、まして、このような事態はそう簡単に起こるわけではなく、実際に遭遇することがまれなため、表現は適切でないでしょうが、経験不足であることは間違いないのです。

そのため、緊急事態に備え病診連携をとったり、卒後研修を受けたりと努力はしているのです。

当院でも、年間研修プログラムのなかに救命救急処置や緊急時の対応研修を行うことや、全身管理の必要な治療に際しては、歯科麻酔医を依頼し、その管理下で治療を行うよう努力をしています。

 新座市の歯科医院「にいざデンタルクリニック」で治療中の女児(2)が止血用の脱脂綿を気管に詰まらせ、約15時間後に死亡したという事故がありました。

 弁護士によると、女性歯科医師(37)らが治療を始めたのは、13日午後3時頃。自宅で転んで前歯を打った女児は上前歯が抜けそうな状態だったが、治療を嫌がって診察台の上で暴れ、母親が胴体、助手3人が手足と頭を押さえて処置にあたった。

 女医は局所麻酔を施してから治療を再開しようとしたが、その際に女児の頭が激しく動き、口に含ませていた円筒形の脱脂綿(直径7ミリ、長さ2・5センチ)が落下。器具で吸引しようとしたが引き出せず、同3時6分に救急搬送を要請したという。女医は「まさか脱脂綿が落ちるとは思わなかった」と話しているという。

 地元消防などによると、女児は和光市の総合病院に搬送。約2時間後に東京都板橋区の大学病院に転送され、その後、死亡した。県警は女児の死因を窒息死とみているが、15日以降、司法解剖して詳しく調べる。

(2010年6月15日  読売新聞)
ということがありました。
事故の詳細は、これからになると思います。
まず、何よりも、亡くなってしまったお子様のご冥福と、ご遺族のお気持ちを考えなければいけないと思います。
そして、このような事故が二度と起こらないようにするためにも、歯科医療従事者として、コメントをさせていただきたいと思います。
まず、このような事故は、起こってはいけないことで、私達も日々細心の注意をはらっています。
しかし、このようなことが絶対に起こらないと言えるかというと、答えは「ノー」と言わざるをえないのではないかと思います。
いろいろなことを考慮に入れなくてはいけないのですが、 今回、皆様にまず知っていただきたいことが一つあります。
それは、お口は食べ物の入口であると同時に、空気の入り口でもあるのです。
その環境で治療を行うということは、万が一にも、何か物を落としてしまった場合に、それが気管に入ってしまい重大な事故に結びつくことがあるということなのです。
それを前提に患者さんと我々が協力し合い、理解し合って治療を行うことが大切になります。 「歯医者は歯を治療するから命にかかわらない」のではなく、場合によっては生命を脅かすことが起こりえるのだ言うこともご理解いただいきたいと思っております。
このブログでも過去にいくつかの事件を取り上げ、歯科治療に伴う危険性について患者さんだけでなく歯科医療関係者に少しでもご理解いただけるように努力してきたつもりでしたが、今回も本当に残念でしかたありません。
今後も、皆様に少しでも安心してい診療を受けていただけるようにしていきたいと思っております。

歯磨きでがんリスク3割減 1日2回以上が効果的 3800人調査

2009年9月28日付けの 共同通信社発表で、以下のようなものがありました。


 1日2回以上歯を磨く人が口の中や食道のがんになる危険性は、1回の人よ
り3割低いとの研究結果を、愛知県がんセンター研究所(名古屋市)がまとめ
た。全く磨かない人の危険性は、1回の人の1・8倍だった。

 約3800人を対象とした疫学調査の結果で、歯磨き習慣と発がんの関連を
示す報告は国内初という。横浜市で10月1日から開催される日本癌(がん)
学会で発表する。

 同研究所疫学予防部の松尾恵太郎(まつお・けいたろう)室長は「口やのど
には発がん物質とされるアセトアルデヒドを作る細菌がいる。歯磨きで細菌や
発がん物質が洗い流されるので、少なくとも朝と夜に磨けば、がん予防に役立
つ」と話している。

 同センターを受診した人の中から、口の中やのどなどの頭頸部(けいぶ)が
んと食道がんの患者計961人と、がんでない2883人に、歯磨きや喫煙、
飲酒などの習慣を聞いた。年齢は20〜79歳で平均は61歳。

 解析した結果、2回以上磨く人は1回の人に比べ、がんになる危険性が約2
9%低く、全く磨かない人の危険性は2回以上磨く人の2・5倍だった。喫煙
や飲酒をする人だけの解析でも同様の結果で、歯磨き習慣がないことが、ほか
の危険因子と関係なく、独立したがんの危険因子であることを強く示すものだ
という。

 最近は、お口と全身の病気の関係が盛んに研究されています。

このような研究も、今後もう少しいろいろな形で行われていくことで、もっといろんなことがわかると思います。

いずれにしても、歯磨き習慣は大切ですね、

前回まで、新聞報道に対するコメントを掲載していきました。

入れ歯の安定剤自体にも問題がある可能性もありますが、前回も掲載したとおりまずは入れ歯事態をちゃんと作り、ちゃんと調整することが大切ですね。

実際問題として、現時点での保険診療の費用の中で、患者さん、歯科医師、歯科技工士の三者が満足できるものを作ることは難しい状態です。

これは、たんに自費診療をお勧めしたいのではありません。

しかし、実際問題として保険でよい入れ歯を作れる状態ではないということも患者さんには知っていただきたいのです。

歯科関係のある団体は、「保険でよい入れ歯を作れるようにしよう」という働きかけを政府にしているくらいなのです。

そのことは、別にして入れ歯というものはちゃんと製作し調整すれば、基本的には使えるようになるものなのです。

もちろん入れ歯としての欠点もありますが、それは使えないということではないのです。

何度もお話ししているとおり、治療法には欠点のないものはありません。

もし皆さんの中に、入れ歯の安定剤を毎回使用しなければならないような方がいらっしゃったら、

一度歯科医師に相談されてみることをお勧めします。

全ての問題が解決されるわけではありませんが、場合によっては今抱えていらっしゃる問題を解決できるのかもしれません。

当院にも入れ歯の専門医が、非常勤ではありますが勤務しておりますので、何かありましたらご相談ください。

先週の続きです。

グラクソ・スミスクライン社の推計では、国内の入れ歯使用者は約2820万人。うち十数%が安定剤を使っているとされるが、こまめに入れ歯の調整をしていれば、通常、安定剤は必要ないものであることを忘れないようにしたい。

この報告が正確なら、入れ歯使用者の十数パーセントが、入れ歯が安定していないということになりますね。

実際はいかがなものなのでしょうか?

残念なことですが、当院の外来でも、やはり入れ歯に対し何らかの不満をお持ちの方の数は決して少ないとは言えません。

しかし、ちゃんとした入れ歯を作り、こまめな調整をしていれば、多くの場合が入れ歯安定剤の使用は避けることができることも事実ですが、現状の保険制度では、入れ歯治療は不採算になるとされているためその治療のクォリティを向上させることは、かなりの努力が必要になっていることも事実なのです。

いずれにしても、入れ歯の安定剤を可能な限り使わないですむように、より良い入れ歯を作る努力が必要ですね。

入れ歯に関してはこちらもご覧になってみて下さい。 

先日のロングライドの疲れもやっといえたところで、前回の続きです。

グラクソスミスクライン社広報部によると、亜鉛入り製品は接着力が持続し、1回で終日もつ。添付文書では1回の使用量は最大でチューブから約3センチ(0.69グラム)としている。1日使うと60%が溶けて体内に取り込まれるが、亜鉛の摂取量は十数ミリ・グラム以内におさまる計算だ。

それでも亜鉛を含有させているのは接着力が増し、長持ちする為だということ、つまり、患者さん側にとって便利(接着力が優れ、長持ちする)な製品は、通常の使用法では、一日に使った場合でも溶け出だす亜鉛は、厚生労働省の食事摂取基準の、上限内に収まる可能性は高いのでしょう。 

小松義明広報部長は「普通に使えば心配ないが、利用者は高齢者が多いので、家族も気を使ってほしい」と言う。米国での報告に対応し、添付文書に新たな注意書きを加える方針だ。

もし今までの添付文書にこのような記載がないのでしたら、結果としてそれは問題となりますが、このようなことを考えると現在は通常では想定外の事まで想定内にしなければならず、このことがまた別問題を引き起こす可能性が考えられますね。

しかし、こういう報道がされている以上、迅速に対応するべきだと思います。

 前々回の続きです。今回問題になっている亜鉛とは一体どんなものなのでしょうね?  

亜鉛は人体に不可欠な元素で、サプリメントで補う人も多い。しかし、長く過剰摂取すると銅の欠乏を招き、貧血や神経障害を起こすことが知られている。 福岡県飯塚市の歯科医師広瀬知二さんが、国内で売られているクリームタイプの安定剤3種類を調べたところ、2種類は亜鉛を含まなかったが、グラクソ・スミスクライン社の「新ポリグリップEX」には、1グラムあたり33.5ミリ・グラムの亜鉛が含まれていた。 厚生労働省の食事摂取基準によると、成人1日の亜鉛摂取量の推奨量は男9ミリ・グラム、女7ミリ・グラム。健康障害の危険がない上限量は30ミリ・グラム。広瀬さんは「使い方によっては、上限を超える場合もあるのではないか。長期の過剰使用には注意した方がいい」と話す。 

この報告では、たしかに「使い方によっては上限を超える場合もある」というのは間違っていないと思います。

そして、高齢者が使用することが多いこのような安定剤の場合、間違った使用をされる可能性は否めませんね。

十分な注意が必要ですね。
私たちが知らなければいけないないのは、全ての入れ歯安定剤が危険なのではなく、中には亜鉛が含まれている物もあり、その場合使用法を間違えると健康障害を引き起こす可能性があるということではないでしょうか。

昨日、尊敬している先輩から、

当院のブログの記事で

「皮内テストをすればアナフィラキシーショックを完全に防げるように書くのは良くないのでは」と指摘している先生がいると教えていただきました。

歯科医療従事者の方からのご意見だったのですが、もしも、一般の方でこのように思いこまれてしまっている方がいらっしゃったら問題だと思い書きました。

そのブログでは、皮内テストやアレルギーのテストをすれば絶対にアナフィラキシーが防げるとは書いていないのです。

現実には、このようなテストを行うことで、そのテスト自体がアナフィラキシーを起こしてしまうこともあり、そのテストで大丈夫だからと言って、その次に実際に麻酔の注射をしたらアナフィラキシーが起こってしまうこともあるのです。

そうなると何もできないという現実があるのです。

じつは極論ですが、製造物責任云々という法律が出来てから、私たちが用いる薬品のほとんどはその能書きに書いてある指示、特に注意事項を守ろうとすると起こり得るリスクがあまりにも多すぎ、また現在の医療不信の様な風潮の中では、まともに使うことが出来ない状態なんです。(もちろんこれは大げさな表現ですが。)

話を戻しますと、アナフィラキシーを防ぐ為に皮内テストやアレルギーのテストをすることでももちろんリスクはあるのですが、それをしないあるいはその事実を無視するよりは、何らかの検査をした方が良いと私たちは(多くの医療関係者も含むと私は思っています)考えているのです。

今回の事で、もし誤解を招いてしまったのでしたら、大変申し訳ないことだと思います。

私たちのブログを読まれている医療関係者の方も多いようなのですが、もし適切な表現でないものがあると思われた場合は、ご意見を直接頂けると助かります。

また、専門的には充分な表現でなかったりすることもあると思いますが、これは一般の方により分かりやすくするためにあえて行っている場合もあることをご了承ください。

基本的に、医療者都合にならない、より一般の方の利益なる為のブログにしていきたいと思っております。

平成21816日 読売新聞 朝刊に「入れ歯安定剤で神経障害、米で報告 成分の亜鉛 過剰摂取」という記事が、ありました。 この記事に対する当院のコメントを何回かに分けて赤字で掲載していきます。  

入れ歯使用者の増加とともに、入れ歯のぐらつきを抑える安定剤の使用も広がっているが、長期の過剰な使用による神経障害と考えられる症例が、米国で報告されている。日本では報告されていないが、心配はないのだろうか。 

入れ歯は本来ちゃんとあっていれば、安定剤は必要ないはずのものなのです。

つまり、安定剤の使用が広がっていること自体がいかにちゃんとした入れ歯が提供されていないかということの表れなのかもしれません。

そうはいっても、入れ歯の支えになるあごの骨、いわゆる土手と言われている部分がやせてしまったり、かみ合わせに問題がありどうしても入れ歯が安定しない症例というものもあります。 

昨年秋、米テキサス大学が発表した論文によると、手足の力の衰えや知覚異常、尿失禁などの神経障害がある4060歳代の男女4人の血液を調べたところ、亜鉛濃度が高く、銅濃度が低かった。

4人は入れ歯使用者で亜鉛が入った安定剤のチューブを週2本以上使い、1日に330ミリ・グラム以上も亜鉛を摂取していた。通常は1本で3から10週間もつ。 

もしこの濃度が本当の数値であるのならば、これでは、入れ歯安定剤に問題があったのではなく、使用法に問題があったという方が正しいのではないでしょうか?   

青森で虫歯治療中の麻酔注射で急性アレルギー症状を起こし植物状態になってしまった事件の報道を受け、アナフィラキシーショックについて掲載をしてきました。

これまでのブログで、アナフィラキシーの怖さがご理解いただけたと思います。いかがですか?

では、本日は「アナフィラキシーを防ぐ為にはどうしたら良いか」についてです。

アナフィラキシーも予防することが最も重要であり、たとえば歯科医院を受診するのでしたら、局所麻酔等の薬物の投与を受ける時には、ご自身の過去にアレルギー疾患や薬物(局所麻酔の経験の有無、飲み薬等に対するアレルギー反応の有無や、食べ物等に対するアレルギー反応の有無などを担当の歯科医師に十分知ってもらうことが重要です。

万が一にもアレルギー症状(アナフィラキシー症状等)の既往歴があれば、その薬を再び使用されないよう、自己申告をしっかりすべきです。

問診時は、可能な限りご自身の情報を担当歯科医師に伝えることが大切です。

当院では、このブログの他に、予防に関するブログインプラント治療に関するブログ、そして当院とはどんなところなのか(就職、採用)に関するブログがあります。

よろしければそちらもご覧になってみて下さい。

また、当院のHPもよろしくお願いします。

きょうは、アナフィラキシーショックが起こった場合の治療方法についてです。

アナフィラキシーショックは発症するとその多くが、非常に急速で、急激な変化を起こします。

そして、ここが重要なのですが、気道の閉塞を伴ってしまいます。

つまり、窒息が起こってしまうのです。

ショックによる死亡は、ショックが起こってから1〜2時間の間に起こり、多くは喉頭のむくみによる気道閉鎖、あるいは不整脈による心停止などが原因です。

そして、重篤な酸素欠乏症と血圧低下によっても起こります。したがって、アナフィラキシーショックに対する治療の目的は呼吸と循環(心臓の機能)を緊急に改善することです。
 まずは気道の確保と酸素吸入(俗に言う人工呼吸)が重要で、それから輸液および薬剤を投与するための静脈確保が行われます。 

このような緊急事態に対する機器、薬品の準備と実習、訓練が必要です。

当院でも緊急事態に対するための機器、薬品の準備、そして定期的な実習等を行っております。

また、このアナフィラキシーショックは、特に林業等を営まれている方たちが仕事中にハチに刺されて起こってしまうことが多く、その場合の対処の一つとして、エピペンという治療補助剤が開発されています。 当院にも緊急薬の一つとして常備しています。

当院の診療設備に関してはこちらをご覧下さい。

当院では、このブログの他に、予防に関するブログインプラント治療に関するブログ、                   そして当院とはどんなところなのか(就職、採用)に関するブログがあります。

よろしければそちらもご覧になってみて下さい。

また、当院のHPもよろしくお願いします。

前回の続きになります。

前回はアナフィラキシーが起こると、窒息を引き起こす可能性があることをお伝えしました。

つまりとても怖いアレルギー反応だということがご理解いただけたのではないでしょうか? 

今日は、その経過についてです。

アナフィラキシー反応の多くは、ある種のたんぱく質や、薬物などを注射や蜂等刺され直接生体内に取り込んだ時に起こりやすいといわれています。

しかし、原因となる物質に強く感作(かんさ)されている場合は、口からとったり、皮膚に触れたり、あるいは吸い込んで気管から体内に原因物質が入れば起こりうるそうです。

アナフィラキシー症状が出現する時間は、個人の感作の状態、原因となる物質の量、体内に入ってくる経路によって異なります。

典型的な全身性アナフィラキシーの場合、原因となる物質の注射後、約5〜10分以内に始まりますが、最も早い場合は30秒以内に始まるといわれており、注意が必要です。

ですから、アナフィラキシーの治療は1分1秒を争うことになりますので、薬物の服用後、注射後やハチ類に刺された後に、前回お伝えしたような皮膚の症状や、鼻、喉、目などに症状があれば、直ちに病院へ行くことが大切です。

原則として症状の発現が早い場合は、重い症状になりやすく、逆に、遅いと軽い症状となる傾向にあります。

しかし、軽い症状からだんだんに症状が進行することもあります。逆に原因となる物質が体内に取り込まれてから、症状が発現するまでに30分以上かかることはまれだといわれています。

いずれにしても、何か変だと思ったら、迅速な対応が必要になります。 

当院では、このブログの他に、予防に関するブログインプラント治療に関するブログ、そして当院とはどんなところなのか(就職、採用)に関するブログがあります。よろしければそちらもご覧になってみて下さい。

また、当院のHPもよろしくお願いします。

  • トップページ
  • 健康歯考
  • 一般診療
  • インプラント
  • 矯正
  • PMTC
  • 健康歯考講座
  • 当医院のご案内
  • 受付よりお知らせ
  • 当院公式ホームページ

医療法人社団 成扶会
馬見塚デンタルクリニック

歯科・小児歯科・矯正歯科・口腔外科

03-3541-8110

〒104-0044
東京都中央区明石町8-1
聖路加ガーデン内
セントルークスタワー1階

新患随時受付中
  • 予約制
  • 訪問治療
  • 車いすOK
  • 盲導犬OK
AM 9:00〜13:00
PM 月・水・土・祝
14:30〜18:00
火・金
15:00〜18:30

休診日:木、日

プロフィール

馬見塚デンタルクリニック院長
馬見塚賢一郎
profile_face