先週の続きです。
グラクソ・スミスクライン社の推計では、国内の入れ歯使用者は約2820万人。うち十数%が安定剤を使っているとされるが、こまめに入れ歯の調整をしていれば、通常、安定剤は必要ないものであることを忘れないようにしたい。
この報告が正確なら、入れ歯使用者の十数パーセントが、入れ歯が安定していないということになりますね。
実際はいかがなものなのでしょうか?
残念なことですが、当院の外来でも、やはり入れ歯に対し何らかの不満をお持ちの方の数は決して少ないとは言えません。
しかし、ちゃんとした入れ歯を作り、こまめな調整をしていれば、多くの場合が入れ歯安定剤の使用は避けることができることも事実ですが、現状の保険制度では、入れ歯治療は不採算になるとされているためその治療のクォリティを向上させることは、かなりの努力が必要になっていることも事実なのです。
いずれにしても、入れ歯の安定剤を可能な限り使わないですむように、より良い入れ歯を作る努力が必要ですね。
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