しばらくの間、忙しさにかまけてブログをさぼっていました。
すみません。
今月は、インプラントの学会の為、担当医が渡米したり、新しく、画期的なインプラントシステムを導入する為の海外出張やミーティングを行ない、院内に新しいインプラントシステムを導入する為に時間を取られていました。
私達の医院では、新しいものを導入するときは、かなり慎重になります。
医療の分野には、鳴り物入りで開発されたものが数年のうちに完全に否定される事が少なくありません。その様なものをまちがって導入する事の無い様に、慎重になります。そして一度導入すると決めたら、「守破離」の精神で、まず徹底的にそのシステムのコンセプトを守り導入するべく検討を重ねていきます。
このシステムは本当に凄いですよ。インプラントをより安全に、正確に、そして患者さんに対してより負担の少ない手術が可能になるものです。当院も今回の導入に際して約2年の準備期間をようしていますし、このシステムを日本に導入する初期段階から関係企業、開発担当等とディスカッションを重ねて来ました。
詳しい事は、今後このブログやHPでご紹介いたします。
さて、この土日の二日間、大阪で歯周病のシンポジウムがおこなわれ、スウェーデンとアメリカから世界的に有名な歯周病専門医が来日され講演がありそれにスタッフと行ってきました。いろいろと勉強になったと同時に当院の歯周病治療のプロトコール、スタッフに知識、技術のレベルが世界的に見ても優れている事に確信がもてました。
そしてせっかくの機会ですから、ちょっと贅沢をして、日本では大阪にしかないリッツカールトン大阪に宿泊してきました。
一流のサービスに実際にふれてみたいと思い、世界でも一流と認められているリッツのホスピタリッティーを学んでみようということになったのです。
結論から言うと、とても素晴らしい体験をしてきました。百聞は一見にしかずですね。
書籍等にも掲載されていて、多少の知識をもってはいましたが、やはり本物は凄いとしか言いようが無いですね。
本物のクレドも見せていただいてきたのですが、クレドの中に書いてある事は決して特別の事ではないのです。どちらかというと、当たり前の事、でもそれを、当たり前の事として行動している姿は、感動します。みせて頂いたクレドが本当にすりへっていました。ことあるごとにこのクレドを見て、それに基づいて仕事をしているのだなという事が解りました。
以前にも書いたと思うのですが、「一流とは、当たり前の事を,当たり前にする。」ということを本当に実践していました。
ただ感動するだけでなく、歯科医院のリッツカールトンになりたいと心から思いました。いや、思っています。
まずは。クレドを作らなくてはいけませんね。
さて、当院の診療台は全てシロナ(前シーメンス社)製を使っています。この診療台は世界的にも有名で優れているのですが、唯一価格が高いと言う事が難点になります。多くの歯科医師が一度は使ってみたいと思う診療台です。
例えていえば、診療台のメルセデスベンツといえるのではないでしょうか?価格も同じ様なものですし。
どのような点が優れているかと言うと、あげればきりがないのですが,その中のひとつをあげてみます。
無影灯について
無影灯とはお口の中を照らすライトの事をいいます。これがとても明るいのです。それもただ明るいと言うだけではなく、読んで字のごとく陰が出来にくく光が自然光に近いのです。
つまり、視野がしっかり確保出来るわけで、極初期の虫歯を見つけたり、歯ぐきの腫れや、粘膜の病気の発見がとてもしやすいのです。
より安全で正確な診断、治療が可能になるわけです。
また差し歯(これはもう古い表現ですが)の治療の時に歯の色を合わせる時も通常の無影灯だと光の色に影響を受けて歯の色が本来の色と違ってみえてしまう事があり、色合わせの時は無影灯を消して色を見なければならないのですがこの無影灯は点けたままでも色合わせする事が出来るのです。
ライト一つにもこだわりがあるのです。