11月27日の院長のブログにも書いてありましたが、11月26日の日曜日にインプラントの講習会に行ってきました。実はこの講習会は歯科医師対象のものだったのですが、特別に私達歯科衛生士も参加させてもらうことができました。そして一昨日も院内での勉強会を行いました。こんなにも自分の望んでいる環境で仕事ができるなんて!歯科衛生士冥利に尽きます。
....と、私は思っているのですが、はたしてインプラントチームの他のみんなは?
ということで、今日は可愛い後輩の紹介です。
彼女はインプラントチームのメンバーに抜擢されたばかりで、現在、オペに使用する器具の滅菌を担当しています。滅菌がきちんとされていなければオペの成功はあり得ません。とても大切なポジションなのです。そして!このブログのイラストも担当してくれています。私は個人的に、前回の『築地魚河岸 〜競り落とした大間産マグロを抱える歯之助〜』編が気に入ってます。みなさんはどうでしょうか?
では、お願いします!
はじめまして。私は、10月よりインプラントチームに入りました歯科衛生士です。毎回ブログに登場する歯のイラストの名前(先程少しふれてますが)実は、歯之助(しのすけ)!?といいます。どうぞ宜しくお願いします。ただ今、歯之助はクリスマスの準備中です☆
インプラント体は顎の骨に埋め込みますので、細菌、埃の1つでも入ってしまえば、それが失敗へとつながってしまいます。その為手術中だけでなく、その準備の段階からの1つ1つのステップがインプラントの成功に関わる大切な仕事なのです。院長は「インプラントは成功か失敗かの2つしかない。」とよく口にしていますが、本当にその通りだと思うのと同時に、その言葉の意味の重さを強く感じています。
そして、今回のブログでは私の担当である器具の滅菌で、インプラントの成功へと導くために気をつけている事についてご紹介させて頂きたいと思います。
〜オペで使う器具の滅菌のレベルをより良くする為に〜
1. まず洗浄消毒器からあがった器具は、空気清浄器のかかった部屋で滅菌にかける準備をします。
2. そしてこの部屋に入る所から、帽子をかぶり、マスクをつけ、器具が不潔にならないようにします。
3. また、汚れが落ちているかどうか、器具がきちんと機能するかどうか、また器具に水滴がついて いては滅菌がきちんとできないので、水滴がついていないかどうか等、隅々まで確認をします。
4. 全ての器具の確認をしたら、次は器具を組んでいきます。この時も、ただ組むだけでなく、取り出しやすいように、使う順番になるように組んでいきます。(先輩からは何度ダメだしされたこ とか。。。しかし、きちんと滅菌された器具なしにオペは成り立たないのです。)
5. オペが成功するように気持ちを込めて、器具を滅菌にかけます。
今迄のブログでも、何回か滅菌や洗浄について話してきたのは、手術だけでなく、準備の段階から全ての過程が大切と考えているからです。
手術はお芝居で言えば主役のようなものです。しかしたとえそれが一人芝居だとしても主役の役者さんだけでは成り立ちません。裏方さんを含めいろんな人たちの協力があるからこそ、素敵なお芝居になると思うのです。インプラント治療も同じで、チームが各々の役割を担う事そしてそれを確実に遂行する事で、安全で確実なインプラントへと繋がるのです。1つのミスにより、インプラント治療は失敗してしまいます!!だから、全ての事で、最高の状態にもっていけるようこだわらなくてはならないのです。
お芝居で例えると、裏方さんの (?)私の仕事☆とても重要でそれを任せてもらえて、責任感と共にやりがいを感じています。
小さなことでも、全て自分で気づくことができ、さらに安全で確実なインプラント治療を患者様に提供できるように、追究し努力していきたいと思っています。