馬見塚デンタルクリニック
東京都中央区明石町8-1 聖路加ガーデン内 セントルークスタワー1階

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歯科医院でクラスターが発生というニュースがありました。

ニュースでは

「滋賀県は22日、新たに県内に住む0歳から70代の男女12人が新型コロナウイルスに感染していることが確認されたと発表しました。このうち4人は、すでに1人の感染が確認されている草津市の歯科医院のスタッフで、県では歯科医院で集団感染が発生したとみて調査しています。」

とのことでした。

これを受けてインターネットのコメントには様々なご意見が載っていました。

みなさんいろんなお気持ち、お考えがあると思いますが、

同じ仕事をしている立場からすると

本当に知りたいのは

始めに感染したスタッフの方はそもそも誰から感染したのか?

患者さんからなのか、それともプライベートで接触した人からなのか?

歯科診療で感染したとしたらどのような治療なのか?

スタッフ同士が日々どのような環境で過ごしていたのか?

歯科医院としての感染対策はどのようなレベルでなされていたのか?

等がわかり、その上で検証しなくてはいけないことがたくさんあると思うのです。

内容を一般に公開することは必要ないと思うのですが、

感染が起きてしまった結果を受け今後どうすることが望まれるのかを何らかの形で情報発信して欲しいです。

そうすることでより良い感染対策に取り組んでいけると思いますし、

みなさんに安心、安全な歯科医療を提供できます。

やもすると

歯科医院がただ危ない環境だとか、

歯科衛生士の仕事は危険だとか、

医療に携わる人達への偏見がまた増えてしまうと思うのです。

以前の新型コロナの感染に関する報道で、感じたことなのですが

「日々マスク、手洗い、人との接触を可能な限りしていた若い方が新型コロナに罹患したというもの」があったのですが、

よくよく見てみるとその方の仕事は人と濃厚接触するタイプの仕事でその仕事ではマスクはさせてもらっていなかったというのです。

もし、この部分を見逃してしまったら

もう何をやっても感染してしまうと思ってしまうのではないでしょか?

そうやって、恐怖心をただ植え付けるのではなく、起きてしまったことをしっかり検証し今後はどうしたら良いかを導く手立てになるといいと思うのです。

今回の報道後も、その歯科医院で起こってしまったことに対し、単に出来ていなかったことを批判するのではなく

事実から得られたことをどうしたら良いか考えたいですね。

新型コロナウィルスの報道で度々耳にするCDC アメリカ疾病予防管理センター のコンサルタントをしている

ジョン モレナーリ先生が2018年の11月にご講演のため来日された時に馬見塚デンタルクリニックにお立ち寄りいただいたんです。

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日本の歯科開業医の感染対策レベルを視察したいとのことでした。

来院されクリニックの受付から診療空間、そして洗浄、滅菌の工程を見ていただき、

大変喜んでいただきました。

一般開業医としてここまでしっかりやっているのは素晴らしいとお褒めいただき

幾つかのアドバイスを受けることができました。

翌日のご講演では、大変貴重なお話をいただくと同時に

私たちの取り組みについても話していただきとてもびっくりしました。

感染管理への取り組みは、とても地味なものでなかなか評価されることが少ないのですが、このように褒めていただくとスタッフと日々努力してきたことが間違いではなくやっていてよかったなと思っています。

私たちの取り組みが、新型コロナの感染対策にどのように生きてくのかはわかりませんが日々大変な中今後に生かしていくチャンスだと思っています。

先日も当院非常勤歯科衛生士の1人で感染管理のエキスパートがおりまして、

その歯科衛生士の指導のもと感染管理の勉強、実習をおこないました。

予防歯科医療を行う上でとても大切なPMTCはもうかなり多くの皆さんに認知されるようになりました。

おかげさまでPMTCという言葉を検索して私たちのクリニックを受診される方も多くなっております。

おかげさまで当院がPMTCを始めてから25年が経ち、お受けいただいている方も現在は月に400名以上になっています。

現在、多少予約が込み合ってしまっていますが1人でも多くの皆さんがお受けいただき継続できるように努力しております。

PMTCに関してはこちらをご覧になってください。

PMTCでは専用の器具(ハンドピース)、ブラシ、チップ等を用いてトレーニングを受けた資格を持つ歯科衛生士がクリーニングを行います。

その際に使用する器具(ハンドピース)は、以前もお伝えしたように使用後は毎回、専用の滅菌システムにかけ洗浄、滅菌をしています。

そして、使用したブラシ、チップ等は全てディスポーザブルで廃棄しておりますのご安心ください。

このPMTCで使用する専用のブラシやチップはこのように準備されています。

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PMTCが終わったら中材コーナーに持って行き全て廃棄しています。

前回は、患者さんの診療が終わった後の診療台等の消毒についてお伝えしました。

今回は、診療に使った器具の滅菌についてです。

診療に使用した器具は、高レベル洗浄し、滅菌処理されます。

私たちのクリニックでは、ミーレのウォッシャーディスインフェクターという機器を用いた高レベル洗浄を行い、

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その後リサ社のクラスB オートクレーブ装置で

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滅菌処理をしています。

それから、皆さんが一番嫌いな歯科用切削器具(タービン)やPMTCのときにも使用するコントラヘッドと呼ばれる器具は

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専用のDAC Universalというオートクレーブで滅菌処理を行っております。

診療が終わった後の診療台の消毒についてです。

診療が終わり患者さんが退席された後、使用した診療台は

医療機器・機材用クロス

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医療・福祉施設用環境除菌・洗浄剤のピュレル サーフェスを用いて拭掃しています。https://www.gojo.com/ja-jp/product-catalog/product?sku=3340-03-GJJ00&sc_lang=ja-JP

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この環境除菌・洗浄剤のピュレル サーフェスは米国環境保護庁に登録されており、除菌効果・安全性が確保されいるもので拭掃後に皆さんがすぐに触れても安全です。

診療時に使用しているエプロン、紙コップ、タオルについてです。

患者さんの診療に際し使用する紙コップ、エプロンは全てディスポーザブルで毎回廃棄しています。

そして、診療時に必要があればお顔におかけしているタオルは患者さんごとに交換しています。

使用したタオルはもちろん、

診療で着用した私たちのユニフォーム、Tシャツ、靴下も全て医療用のMiele PROFESSIONAL製の特別な洗濯乾燥機で洗濯しています。

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こんにちは!

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インターネット上のニュースで医療機関でタブレット端末からの感染が広がった可能性が高いものがあったという記事がありました。

実は、以前からその時代を受けて対象物は違いますが、

診療室、医局等を含めた医院、病院環境の中で

意外にもナースコール、ワゴン、電話機、スイッチ、カルテホルダー、PCのキーボードやマウスそして医療者が常に携帯していたPHS端末等が汚染されていたという研究、報告は文献、学会発表を含めて発表されています。

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それを知っていればこういうことはなかったのでは?ということを言うつもりは全くありません。

そうではなく、職員を含め皆さんが可能な限りの対策を行っていたとしても、残念ながら落とし穴のようなことはあると思うのです。

今回の報告の大切さはこのような事実を速やかに発表された事です。

最近では、スマートフォンやタブレットの普及により気軽に医療従事者が診療中及び休憩時携帯して使用する事が容易になっています。

例えば、汚染が予想されるような空間に持ち込んでしまったスマートフォンやタブレットを食事休憩中にそのまま持ち出していじりながら食事をしてしまうような行為は、結果として感染につながる恐れがあるということですね。

医療安全のリスクマネージメントで大切なことの一つにインシデントの報告の重要性が挙げられています。

何かが起こったときにそれを速やかに報告する。

それを受けて速やかに活用する事が大切です。

今回このような大切な報告を受けて

私たちも一般の皆さんも単に手洗いの励行だけでなく常時携帯しているスマートフォンやタブレットの表面の消毒をする、あるいは食事等の前に手洗いをしたら、スマートフォンやタブレットは触らずに食事をすることが大切ですね。

何度もお伝えしていることですが、

触れてしまうことが問題なのではなく、触れたとしても手洗いをしっかりと行うことが大切なのです。

その手洗いも手指消毒薬がなくても、流水下で石鹸を用いてしっかりと洗うことでも感染は防げるのです。

マインドフルネスの観点からいうと、食事の時は食事だけに集中することが良いそうです。

食事の時くらいはスマートフォンをいじらずに美味しいご飯を楽しみませんか?

そして、美味しいご飯を食べるためにも食べたらすぐに歯磨きしてください。

診療前のうがいについてです。

当院では診療前にポピドンヨードにてのうがいに協力いただいています。

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ポピドンヨード製剤には抗ウイルス活性があるとの文献、報告があります。

簡単に言えば治療前にうがいをしていただく事で医療従者の感染や施設の汚染が軽減する可能性があります。

歯科治療は口の中の治療をするわけで、口の中には唾液、血液があります。その中にはウイルスが入っている可能性があります。

治療によってはお口の中で霧を発生させる事があります。

治療時に飛ぶこの霧の中にウイルスや細菌も含まれる事があります。

それを浴びる医療従事者は場合によっては感染を起こすリスクがあるのです。

そのため、医療従事者はマスク、手袋、防護用にメガネをする事が必要なのです。

前回のお話でさせていただいたように当院では全ての患者さんごとに使い捨ての手袋を使用しているのです。

実は、当院では以前に一般的な歯科治療で霧が発生するような治療をした場合に

どれくらい私たち医療従事者があびてしまうかの実験・研究をしています。

その結果、当院に設置されているシロナ社製の診療台のような吸引力の強いバキュームを上手に併用する事で医療者への飛散はかなり防げる事がわかりました。

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また、口腔外バキューム装置を用いる事でも診療時の霧の飛散は軽減できます。

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それに加えて、診療前にポピドンヨード製剤でうがいをしていただく事でウイルスの活性を抑える事ができるのです。

今回の新型コロナウイルスの感染対策の中にも診療前のポピドンヨード製剤でうがいする事が推奨されています。

その為、当院では来院された患者さんには診療前にポピドンヨード製剤でうがいの協力をいただいております。

診療台の間隔は2m以上ありパーテーションで仕切られていますので、診療台に座っている患者さん間の感染の可能性はありませんのでご安心ください。

皆様のご理解、ご協力よろしくお願いいたします。

本日は、定例の14:00〜のミーティングの時間を利用して、明日にも発動されるであろう緊急事態宣言後の対応を踏まえ、新型コロナウイルス対策についての勉強会を行いました。

 

緊急事態宣言後に東京都の発表が待たれますが、ご来院される患者さんだけでなく、スタッフの安全を守った上で基本的に当院は通常時間で開業してまいります。

 

勉強会では、

新型コロナウイルスの特徴

感染対策として

1.標準予防策の徹底

これは、基本的に誰もがこのウイルスを保有している可能性がある事を考慮して、全ての患者さんの診療において、状況に応じて必要な個人防護具を選択して適正に着用する事。

 

新型コロナウイルスはエンベロープ(特殊な膜)を有しているため、擦式アルコール手指消毒は有効である事の確認と手指衛生を適切なタイミングで実施する事の徹底


2.感染経路別予防策

飛沫予防策と接触予防策を標準予防策に追加する事

ウイルスを含む飛沫が目、鼻、口の粘膜に付着するのを防ぐ

ウイルスが付着した手で目、鼻、口の粘膜と接触するのを防ぐ

 

3環境消毒

新型コロナウイルスはエンベロープ(特殊な膜)を有するためアルコールに感受性を有し、0.05%の次亜塩素酸ナトリウムも有効と考えられている事を踏まえ、診療台等の診療機器に対しては抗ウイルス作用のある消毒剤含有のクロスでの清拭消毒の徹底

 

4換気

ビル自体が換気を徹底し、換気設備や診療空間の空気環境の定期的チェックもされているが、それ以外に外部空気取り入れを積極的に行うと同時に診療台バキューム装置、口腔外バキューム装置の利用の励行

 

5患者に使用したリネンについて

患者さんに使用したリネンは熱水洗浄が出来る特別な医療用洗濯機にての洗濯乾燥を行う

 

等を確認しました。

 

そして、以上の事を徹底して診療にあたった場合は、医療スタッフは濃厚接触者に当たらないとの見解が厚生労働省より令和2年3月24日時点で出ている事を確認しました。

 

このブログご覧いただいている一般の皆様には多少解りにくいところもあると思いますが、結論から申し上げますと

当院では上記の対策は以前よりしっかりとされていますのでご安心ください。

本日は、私たち医療従事者の治療前の手洗いについてです。

前回はご来院いただく患者さんを含めての消毒についてでした。

今回は私たち医療従事者が皆さんを検査、治療する時についてです。

基本的に全患者さんに対してグローブをして行います。

そして、もちろん患者さんごとにグローブは使い捨てています。

まずは、メディカルハンドソープで手洗いをし、ペーパータオルで拭き乾燥します。

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そして、治療に際してはディスポーザブルグローブを着用します。

治療後はグローブは医療廃棄処理をして、手洗いを行います。

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全ての患者さんで使い捨てることになりますから、手袋専用の医療廃棄入れがこのようにいっぱいになってしまうのです

廃棄物が多くなるという事は環境保護の観点からは良い事とは言えませんが、感染管理を行う上ではやむを得ないことです。

どうか、ご理解のほどよろしくお願いします。

新型コロナウィルスの蔓延で多くの方たちが感染という事に関心を持つようになっていらっしゃると思います。

マスコミ等でも日々様々な報道がされています。

これからお伝えする事は、コロナの感染対策という事ではありませんが、私たちのクリニックが行っているコロナを含めた日々の感染対策についてお伝えしていきたいと思っております。

当院は開業当初より感染管理、感染対策に特に力を入れており、今日現在までに歯科医療従事者向けに2冊のテキストブックと3冊の専門誌に記事を投稿させていただいています。

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医療機器学会にての発表も行っております。

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滅菌技師の資格を持ったスタッフが3名在籍しており、外部アドバイザーとして2名に委嘱し、全スタッフ一丸となって感染対策に取り組んでおります。

本日は患者さんを含めた一般的手指消毒についてです。

当院には手指消毒用ディスペンサーが5台あります。

1台は患者さんが来医院された時使っていただく為のもので入り口に設置しています。

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2台目は通用口に設置してあり、

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これは当院にお見えになる来訪者のかたや当院スタッフが通勤時、そして外出から戻った時に使えるようになっています。

3台目は診療空間中央部に設置しており、診療時の手洗いとは別に必要と感じた時にいつでも使えるようになっています。

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4台目は受付スタッフ用です。

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この4台はピュレルというブランドのゴージョーHIS-Nというものを使用しています。

そして5台目は手術室入り口に手術用手洗い場に設置されています。

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これは手術前の手洗い時使用するものです。

感染対策に手指消毒、手洗いはとても大切です。

日常生活のの中で皆さんが出来る新型コロナウイルス対策としても

手洗いはとても有効です。

私たちが使っているような手指消毒剤がなくても流水下で石鹸で手洗いする事でも

十分な効果が期待できます。

手洗い場や手指消毒剤がない場合はアルコールを含んだウェットティッシュで良く拭くことも効果的です。

当クリニックにご来院される皆さんは入り口での手指消毒にご協力ください。

よろしくお願いいたします。

週末はよいお天気で、皆さん桜を見に行かれたんでしょうね。聖路加ガーデンの周りも桜がとてもきれいです。残念ですが、きっと今日の雨で散ってしまうのでしょうね。もう少し、頑張って咲いていて欲しいですね。
今,いろいろなものに季節感が無くなってしまっていますよね。
季節の食べ物もいつでも食べられたり、海外を利用すれば、いつでもウインタースポーツができたり、一年中夏を感じていられますよね。
これってどうなんでしょうね?
時々複雑な気持ちになります。いろんなものが便利になっているのに、私達のほとんどが時間に追われてしまっている。
晴耕雨読は夢のまた夢なのでしょうか。
そんな中、一年に一度,この季節に、それもほんの短い時間だけ逢える(あえてこの字を使わせて下さい。)桜の花、私は大好きです。
さて、当院は開業してもうすぐ11年になります。実は、先日待合室の椅子がやぶれてしまいました。その為、週末に張り替えをしました。
この椅子にも、こだわりがあります。
それは、環境対策です。
今日も暖かいですね。花粉も相当飛んでいるらしく、スタッフの何人かは苦しんでいます。私は今の所大丈夫なようです。
さて前回の続きです。
皆さんもご存知の日野原重明先生は聖路加国際病院理事長で、ここ聖路加ガーデンはそのお膝元です。
最初の開業から数年後、現在の開業地である聖路加ガーデンへのお誘いがありました。日野原先生とお会いする事も出来、その時に私が御身体の不自由な方と働ける環境を作りたいと思っている事にご理解をいただき、「応援して下さる。」とおっしゃって頂いたときはとても嬉しかったです。
聖路加ガーデンは車イス利用者の方にたいして駐車場の問題もなく、診療室内は医局をふくめユニバーサルデザインとする事がでました。もちろんトイレも車イスの方でも利用可能なものも用意して頂きました。やっと御身体の不自由な方と働けるという私の思いが現実となりました。現在までにお二人の車イス利用者の方と働くことができました。
このブログをご覧の方のなかで、ご自身が、あるいはお知り合いに車イス等の利用者で、歯科医院の受付業務に興味のある女性の方がいらっしゃいましたら気軽に連絡してみて下さい。ただ皆さんが想像されているより受付業務は、ちょっとハードかもしれません。もし、ご縁があれば一緒に仕事をしてみませんか?
また、聖路加ガーデンに移る事ができたことは私の大きな転機となりました。日野原重明先生をはじめ、お名前を挙げたらきりがないほどのすばらしい先生達とお会いする機会に恵まれ、医療人としてのあるべき姿を実践されているお姿を拝見する事ができ、歯科医療者としての自分の至らなさを痛感し、自分なりに懸命に勉強をするようになり現在に至っています。
今私達はこの素晴らしい環境のなか、歯科医療を通して、地域の皆様に少しでも貢献できるよう情熱をもって日々働いています。
 情熱を持って生きる。はじめはその炎は小さなものでもそれを大切に持ち続けるとそれは広がりを見せ大きくなり、美しく輝きだし、夢を照らし、明確にし、実現させていくものだと私は信じています。
今回はわたしが、どのようにして開業に至ったのかをお話しさせて下さい。
ほとんどの歯科医師にとって開業は一つの夢だと思います。その夢を実現させる為には、明確な目標を持つこと。あるいは、その夢を可能な限り具体的なものにする為の努力をすることが大切で、情熱を持って生きることでその夢は実現可能なものだと思います。
卒業直前のわたしは、ただ何となく、「いつかは開業したいな」とは考えてはいても明確な将来の目標を持っていたわけではありませんでした。私の身内には開業医はおろか歯科医療関係の人間が一人もおらず、開業するにしても具体的にどうしたらいいのか分かりませんでしたし、それはいったいいつになるのかも全く見当もつきませんでした。
明確な目標を持つためには、現実を知る事が必要です。そして、そこから具体的な目標や夢が創り出されていくものだと思いますが、私にはその明確な目標がありませんでした。
訪問看護科の婦長 押川真喜子さんとの出会い
当院のHPがアップして約一週間がすぎました。驚く事に、もう既に何名かの方が、このブログを読んで頂いているようです。そのほとんどの方がおそらく当院に通院されている患者さんだと思います。そこで今回は、当院の医療理念である健康創造型歯科医療(予防を中心とした歯科医療)を導入し始めたきっかけについて書かせて頂きます。
開業した当初は治療中心で、早期発見・早期治療型医療に疑問があったわけでもありませんでした。現在の健康創造型歯科医療を始めるきっかけは、在宅訪問歯科診療でした。
隣接する聖路加国際病院の訪問看護科の婦長さん 押川真喜子さん(ご存知の方も多いと思いますが、今は時の人ですよね。訪問看護の第一人者で、すてきな本も書いています。良かったら読んでみて下さい。感動しますよ。本の題名は、「在宅で死ぬということ」、 「訪問看護婦だからできること」という2冊です。 )が患者さんとして、通院していたことがきっかけで私達は訪問看護のお手伝いをさせて頂く事となりました。
私達のオフィスは中央区明石町、聖路加国際病院に隣接する 聖路加ガーデンセントルークスタワー 47階建て高層ビルの1階にあります。ビル内開業のため、開業当初は、オフィスワーカーの方達が患者さんの中心でした。健康創造型歯科医療を展開していくうちに徐々にビル外の患者さんも増え、現在はビル内からくる患者さん50%、ビル外からくる患者さん50%位で、患者さんの年令分布は乳幼児から高齢者まで幅広い層となっています。とても嬉しい事に遠方からも沢山の方が定期的に来院されています。アメリカ、カナダ、ロシア、韓国、スイス、アフリカ等の海外在住の方も定期検診やPMTCを受けに定期的に来院して下さっています。
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歯科・小児歯科・矯正歯科・口腔外科

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プロフィール

馬見塚デンタルクリニック院長
馬見塚賢一郎
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