今日も暖かいですね。花粉も相当飛んでいるらしく、スタッフの何人かは苦しんでいます。私は今の所大丈夫なようです。
さて前回の続きです。
皆さんもご存知の日野原重明先生は聖路加国際病院理事長で、ここ聖路加ガーデンはそのお膝元です。
最初の開業から数年後、現在の開業地である聖路加ガーデンへのお誘いがありました。日野原先生とお会いする事も出来、その時に私が御身体の不自由な方と働ける環境を作りたいと思っている事にご理解をいただき、「応援して下さる。」とおっしゃって頂いたときはとても嬉しかったです。
聖路加ガーデンは車イス利用者の方にたいして駐車場の問題もなく、診療室内は医局をふくめユニバーサルデザインとする事がでました。もちろんトイレも車イスの方でも利用可能なものも用意して頂きました。やっと御身体の不自由な方と働けるという私の思いが現実となりました。現在までにお二人の車イス利用者の方と働くことができました。
このブログをご覧の方のなかで、ご自身が、あるいはお知り合いに車イス等の利用者で、歯科医院の受付業務に興味のある女性の方がいらっしゃいましたら気軽に連絡してみて下さい。ただ皆さんが想像されているより受付業務は、ちょっとハードかもしれません。もし、ご縁があれば一緒に仕事をしてみませんか?
また、聖路加ガーデンに移る事ができたことは私の大きな転機となりました。日野原重明先生をはじめ、お名前を挙げたらきりがないほどのすばらしい先生達とお会いする機会に恵まれ、医療人としてのあるべき姿を実践されているお姿を拝見する事ができ、歯科医療者としての自分の至らなさを痛感し、自分なりに懸命に勉強をするようになり現在に至っています。
今私達はこの素晴らしい環境のなか、歯科医療を通して、地域の皆様に少しでも貢献できるよう情熱をもって日々働いています。
情熱を持って生きる。はじめはその炎は小さなものでもそれを大切に持ち続けるとそれは広がりを見せ大きくなり、美しく輝きだし、夢を照らし、明確にし、実現させていくものだと私は信じています。