週末はよいお天気で、皆さん桜を見に行かれたんでしょうね。聖路加ガーデンの周りも桜がとてもきれいです。残念ですが、きっと今日の雨で散ってしまうのでしょうね。もう少し、頑張って咲いていて欲しいですね。
今,いろいろなものに季節感が無くなってしまっていますよね。
季節の食べ物もいつでも食べられたり、海外を利用すれば、いつでもウインタースポーツができたり、一年中夏を感じていられますよね。
これってどうなんでしょうね?
時々複雑な気持ちになります。いろんなものが便利になっているのに、私達のほとんどが時間に追われてしまっている。
晴耕雨読は夢のまた夢なのでしょうか。
そんな中、一年に一度,この季節に、それもほんの短い時間だけ逢える(あえてこの字を使わせて下さい。)桜の花、私は大好きです。
さて、当院は開業してもうすぐ11年になります。実は、先日待合室の椅子がやぶれてしまいました。その為、週末に張り替えをしました。
この椅子にも、こだわりがあります。
それは、環境対策です。
IBRAと言う,北欧のメーカーの製品を使っています。海外の空港のロビー等の公共施設で使われている事が多いようです。自然素材を使用し、人間工学に基づいて設計されている為、見た目以上に座り心地がよく、とても快適ですよ。シンプルなデザインも私は好きです。そしてこのメーカーの環境対策が気に入っています。私達は便利さを求めるあまり、いろんな所で地球をいじめてしまっていると思います。できる限り地球を大切にしていきたいですよね。
IBRAの環境対策
1. エネルギー
伝統的な工法を用いて家具を作成して入るため、製作過程におけるエネルギー消費はほんのわずかに抑えられています。又、木の切れ端などは燃やされ、その熱で工場の暖房などを行っています。
2. 素材
デンマークの森から切り出されるソリッド材は、非常に優れた素材です。台座などに使われるパーティクルボードも、可能な限り中性に保ち環境に配慮しています。
通常のスチール材は、“Foyer”シリーズのメインのビーム部分に使われています。プラスチック系の発砲体はシート材として一切使われていません、ネジ、糊材、ラッカーなどの使用量は全体のマテリアルの1%以下です。
3. 輸送と梱包
製品は組み立て前の状態で出荷される為、梱包に使用される材料は少なくてすみます。又、輸送の際に場所をとりません。主にダンボールと木のパレットが梱包に使用されます。
4. 家具の寿命
家具は丈夫で何年でも長持ちします。しかし、どこか一部分が磨耗したり損傷があるといった場合は、六角レンチで簡単にその部分を交換することが出来ます。このため、例えばシート部分が壊れただけのベンチを廃棄しなければならないという必要はなくなります。交換用のパーツを取り付けるだけで良いのです。
IBRAの家具は流行としてのファッションではなく、そういうものに左右されないクラシックなものです。このコンセプトにより、IBRAの家具が長い間に渡り、魅力が衰えることなく愛用されるものであるそうです。
確かに11年以上前の椅子が張り替えだけで今後も使用出来る。そして流行に左右されないデザインの為、私は気に入っています。