昨日は鏡開きでしたね。毎年、あのお餅の固さにてこずっています。開く(切るとか割るとかいう言葉は使ってはいけないそうです。)時も、お汁粉に入れる時も。何かいい方法を知っている方いらっしゃいませんか?
‘七草粥’‘鏡開き’ときて、主婦の私にとって忙しかったお正月もこれで一段落!という感じです。
さて、1月21日に行う『健康歯考講座』ですが、お申し込みの受付はすでに終了しております。たくさんのご応募本当にありがとうございました。
内容はインプラントに関しての事なのですが、あらためて皆様の関心の高さを知りました。今後も講座を定期的に開催する様頑張りますので、今回いらっしゃれない方も機会がありましたらぜひ参加してみて下さい。
今回の講座では私達インプラントチームからも「歯科衛生士が行う感染予防」についてお話させていただきます。私達が感染予防で行う大切な事の1つに手術室の掃除・消毒があります。
そういえば「掃除」って今大ブームですよね。何故今?松居一代さんの影響なのでしょうか?本もたくさん出ていますよね。
ところで『夢をかなえる掃除力』という本をみなさんはご存じですか。最近コンビニにも置いてあるのをみました。(実は私は一昨年購入したのですが、その時本についていた帯には「15万部突破!」とあったのがコンビニで見た本は「35万部」になっていました!)
その本にナイチンゲールの事がかかれています。有名な話なのですがナイチンゲールはクリミア戦争で兵士達の病院内での死亡率を42.7%から2.2%まで減らしたそうです。その時行ったのは徹底した衛生管理、掃除だったそうです。
話がとんでしまいましたが私達も可能な限り良い環境でインプラント処置を行いたいと考えています。手術の際は骨膜下とよばれる無菌状態のところにインプラント体を埋入します。その過程で汚染させてはいけないのです。
最近は歯科界でもいろいろな事を簡便にする方向に流れています。
効率良く行う事はもちろん必要です。でもブローネマルクインプラントにおける高い成功率はきちんと消毒した手術室の環境で行ったデータからきているものです。
消毒する順番、方法、細かい取り決めがたくさんあります。時間もかかります。でも当院ではインプラント治療をはじめた当初からこの方法をとってきましたし、今後もレベルは落としません。
もしかしたら歯科衛生士である私が手術室の掃除を長時間かけて行っている姿は他の人から見たら奇異に映るかもしれませんね。でも私は手術室を消毒している時間が大好きで大切に考えています。壁や床を無心に拭いていると手術室にとても良い気が流れている感じがします。そして患者さんへの思いが手術室に充満してくるのがわかるんです!
そういえば先程ご紹介した本にもそういった事が書かれていました。今ブログを書きながら気付きました。う〜ん、すごいっ!!掃除力ブーム(?)の理由がなんとなくわかった気がする今日この頃です。