馬見塚デンタルクリニック
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昨日は、第
14
回全日本トライアスロン選手権東京港大会
を観戦しにお台場にいってきました。トライアスロンという名前はご存知の方も多いと思いますが、メジャーなスポーツとは言えない状態ですが、今年のオリンピアンの参加もあり、観戦に来た人の数も増加しているようです。このようなマイナースポーツ(表現が適切でないかもしれません。とはいえオリンピック種目でもあり皆さんも名前はご存知のスポーツ)が、おこなわれるのも、大会にかかわるスタッフそして、それをサポートしてくれているスポンサーがあるからだと思います。今大会はメインスポンサーが
NTT
で、その他にも
JAL
等がスポンサードしてくれていました。大好きなトライアスロンが、これから発展していくためには、我々のようなファンが、積極的にスポンサーになってくれている企業を使っていくことが結果としてお役に立てるのではないかと思いました。
さて、今回は、窒息等の事故を引き起こす可能性のある食品についてです。
こんにゃく
入り
ゼリーよりものどに詰まって死亡した件数が多い食べ物はどのようなものがあるかを調べてみました。
厚生労働省:食品による窒息事故に関する研究結果等について
厚生労働省の調査は
2008
1
月から
3
月にかけて行われたもので、
2006
1
1
日からの
1
年間、消防本部および救命救急センターを対象としたものです。そして、同期間において「こんにゃく入りゼリー」で死亡した件数は「
2
件」という報告が国民生活センターにありました。
消防調査では
432
例、救命救急センターでは
371
例あり、
この両方を足した結果、「こんにゃく入りゼリー」よりも件数が多い食べ物です。
1
:もち(
168
例)
2
:パン(
90
例)
3
:ご飯(
89
例)
4
:すし(
41
例)
5
:あめ(
28
例)
6
:だんご(
23
例)
7
:おかゆ(
22
例)
8
:流動食(
21
例)
9
:カップ入りゼリー(
11
例)
10
:ゼリー&しらたき(各
4
例)
このデータをそのまま鵜呑みにするのは危険です。例えば、
ご飯やパンはこんにゃくゼリーと比較して、ほとんど毎日食べるため、口にする頻度が多いので、一回食べる機会でご飯はこんにゃく入りゼリーよりもすごく危険があるわけではないと判断するべきです。
その頻度をどう判断するかは別として、これだけに食品で事故が起きていることは確かなわけです。私もびっくりしました。また、事故の年齢は、
1
歳〜
4
歳の乳幼児と
65
歳以上の老人が多かったとのことです。
つまり、上記の結果を受けると「
1
歳〜
4
歳の乳幼児と
65
歳以上の人は、基本的に、食事の際に食べ物を飲み込む時、のどに詰まりやすい傾向があり、常日頃から、もち・パン・ご飯・すし・あめ・だんご・おかゆ・流動食・カップ入りゼリー・ゼリー・しらたきを食べる時には、十分な注意が必要である。
」と言えるのかもしれません。
ですから、こんにゃくゼリーだけがどうというのではなく、上記の事実を周知徹底することが大切なのではないでしょうか?
スマーフ.jpg
最近、また残念なことですが、こんにゃく入りゼリーによる死亡事故の報道がありました。不幸な事故にあわれた方のご冥福をお祈りします。
市販されている食べ物で、ましてやそれが毒入りでもないのに死亡事故に至ってしまうというのは確かに考えものです。
しかし、なぜこんにゃく入りゼリーだけがこのように取り扱われてしまうのでしょうか?
もう直ぐ年末を迎え、私たちの大好きな正月が来ます。来年のことを言うと鬼が笑うといいますが、お許し下さい。お正月といえばおもちですよね。このおもちをのどに詰まらせて起こる事故の件数(年間数百件と言われている)は、こんにゃく入りゼリーによる死亡事故の件数よりも圧倒的に多いはずなのです。
それを考えると、今の報道の在り方や、政治家の言動は正しいのでしょうか?こんにゃく入りゼリーを問題視するなら、おもちはどうなるのか?おもちは日本の伝統食だからいいのか?今回、こんにゃく入りゼリー問題で、こんにゃく入りゼリーだけを悪者にすることをがんばった?人たちに聞いてみたいものです。
私は、けしてこんにゃく入りゼリーを擁護したいわけでもありません。実は、こんにゃく入りゼリーは殆ど食べたことがないくらいですし、反対におもちは大好きです。しかし、今回のこんにゃく入りゼリーによる死亡事故の報道に関して、ただただ事実を伝えていたとは言えない気がします。なぜ、おもちによる事故の確率や対処法、その他の食品で同じような危険のあるものはないのか?等、を正確に調べ伝えてほしかったと思うのです。
そして、危険性のある食べ物については、その食べ方、危険性等について、様々な媒体を通して十分な情報を与えるべきではないでしょうか?
例えばある団体の代表者の発言で「そもそも高齢者や子どもが食べてはいけないお菓子が流通していること自体おかしい」というものがありました。確かにその通りと感じてしまいますが、それなら、他にも、もっと窒息死亡事故の例が多い食べ物はないのか等についても同様に検討し発言に含めるべきではないでしょうか。
次回は、窒息等の事故を引き起こす可能性のある食品についてです。
いい天気ですね。
聖路加ガーデン前の隅田川沿いのさくらが開花しそうです。
今日の様なお天気だと、お昼になるとオフィスの人達が河原にでて昼食をとっています。
ここの環境を、私は大好きです。
二子山親方
[03年秋から長い闘病生活を続けていた二子山親方の病気は、口腔底がんだった]という報道があったせいか、インターネット上でもいろんなかたちで口腔ガンについての情報がながれていますね。
このニュースをきっかけに「口の中にもガンが出来る」事を知られた方も多いのではないでしょうか?
ただし、この様な報道や情報が不必要な受診を促さないといいなと感じています。
実際に、お口の中にも様々なガンが発症します。舌、歯肉、頬の内側の粘膜、上顎、顎の骨などにできます。
ちょっと古いデータですが財団法人がん研究振興財団が出している「がんの統計‘01」という資料のなかの1996年のがんの部位別発生頻度をみると、胃がんが24%,肺がんが13%,結腸が13%なのに対し、口腔・咽頭は2%となっています。頻度としてはそんなに高くないと言えるのではないでしょうか?
では、どんな時になってしまうのかと言うと
入れ歯があたってしまっているのに長く使ってしまっている場合、
詰め物被せものの角が尖ってしまっていて、それが歯ぐきや舌にあたっている状態を放置してしまっている場合、
歯を抜きっぱなしにして、抜いた歯の咬み合う相手の歯がのびてきて直接歯ぐきと歯が咬んでしまっているのを放置している場合、
ヘビースモーカーなどに発生しやすいと言われています。
今回話題になっている口腔底ガンとは口の中(口腔)にできるがんの一種で、舌と歯肉の間(舌をくるりと持ち上げた下の部分)に発症するものです。食道などの重複がんの発生も多く、リンパ節転移の頻度も高いといわれ、誘因として喫煙や飲酒が考えられるといわれています。
発症の男女比は4対1で男性に多いものです。
治療法としては主にがん細胞を切除する外科的治療、放射線を照射してがん細胞を死滅させる放射線治療のほか、抗がん剤を用いる化学治療などがあります。
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馬見塚賢一郎
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