いい天気ですね。
聖路加ガーデン前の隅田川沿いのさくらが開花しそうです。
今日の様なお天気だと、お昼になるとオフィスの人達が河原にでて昼食をとっています。
ここの環境を、私は大好きです。
二子山親方
[03年秋から長い闘病生活を続けていた二子山親方の病気は、口腔底がんだった]という報道があったせいか、インターネット上でもいろんなかたちで口腔ガンについての情報がながれていますね。
このニュースをきっかけに「口の中にもガンが出来る」事を知られた方も多いのではないでしょうか?
ただし、この様な報道や情報が不必要な受診を促さないといいなと感じています。
実際に、お口の中にも様々なガンが発症します。舌、歯肉、頬の内側の粘膜、上顎、顎の骨などにできます。
ちょっと古いデータですが財団法人がん研究振興財団が出している「がんの統計‘01」という資料のなかの1996年のがんの部位別発生頻度をみると、胃がんが24%,肺がんが13%,結腸が13%なのに対し、口腔・咽頭は2%となっています。頻度としてはそんなに高くないと言えるのではないでしょうか?
では、どんな時になってしまうのかと言うと
入れ歯があたってしまっているのに長く使ってしまっている場合、
詰め物被せものの角が尖ってしまっていて、それが歯ぐきや舌にあたっている状態を放置してしまっている場合、
歯を抜きっぱなしにして、抜いた歯の咬み合う相手の歯がのびてきて直接歯ぐきと歯が咬んでしまっているのを放置している場合、
ヘビースモーカーなどに発生しやすいと言われています。
今回話題になっている口腔底ガンとは口の中(口腔)にできるがんの一種で、舌と歯肉の間(舌をくるりと持ち上げた下の部分)に発症するものです。食道などの重複がんの発生も多く、リンパ節転移の頻度も高いといわれ、誘因として喫煙や飲酒が考えられるといわれています。
発症の男女比は4対1で男性に多いものです。
治療法としては主にがん細胞を切除する外科的治療、放射線を照射してがん細胞を死滅させる放射線治療のほか、抗がん剤を用いる化学治療などがあります。