きょうは、アナフィラキシーショックが起こった場合の治療方法についてです。
アナフィラキシーショックは発症するとその多くが、非常に急速で、急激な変化を起こします。
そして、ここが重要なのですが、気道の閉塞を伴ってしまいます。
つまり、窒息が起こってしまうのです。
ショックによる死亡は、ショックが起こってから1〜2時間の間に起こり、多くは喉頭のむくみによる気道閉鎖、あるいは不整脈による心停止などが原因です。
そして、重篤な酸素欠乏症と血圧低下によっても起こります。したがって、アナフィラキシーショックに対する治療の目的は呼吸と循環(心臓の機能)を緊急に改善することです。
まずは気道の確保と酸素吸入(俗に言う人工呼吸)が重要で、それから輸液および薬剤を投与するための静脈確保が行われます。
当院でも緊急事態に対するための機器、薬品の準備、そして定期的な実習等を行っております。
また、このアナフィラキシーショックは、特に林業等を営まれている方たちが仕事中にハチに刺されて起こってしまうことが多く、その場合の対処の一つとして、エピペンという治療補助剤が開発されています。 当院にも緊急薬の一つとして常備しています。
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