青森の女児ら歯科医提訴 「処置怠り植物状態に」
2009年7月2日 提供:共同通信社
虫歯治療中の麻酔注射で急性アレルギー症状を起こし植物状態になっ
たのは適切な処置を怠ったのが原因として、青森市の女児=(8)=と
母親が1日までに、同市の歯科医院と歯科医に約1億4300万円の損
害賠償を求める訴訟を青森地裁に起こした。
訴状によると、歯科医は昨年8月、女児に麻酔薬を注射。「アナフィ
ラキシーショック」というアレルギー反応でけいれんを起こした女児に
同医院は速やかに人工呼吸などを行わず、救急隊への連絡も事故後約3
0分経過していたことから重大な障害が残ったとしている。
歯科医の代理人は「直ちに近くの内科医を呼んで心臓マッサージや人
工呼吸を行い、適切な薬を投与した。過失はない」と主張している。
ということがありました。
事実関係もわからないため、この件に対するコメントは、できませんが、歯科医院で麻酔を注射したことで、このようなことがなぜ起こったのかについてコメントをさせて下さい。
実は、歯科治療で用いる局所麻酔薬にアレルギーを起こしてしまう人がいます。今回のこの子もおそらくそのアレルギーによって一種のショック状態(アナフィラキシーショック)になり、その結果植物状態に陥ってのだと推測されます。
このようなことを防ぐ為には、もし今まで一度も歯科で局所麻酔の注射を受けたことがなければ、その旨を担当歯科医師に必ず伝えて下さい。
多くの場合は、比内テストというアレルギーを調べる事をすることになるか、あるいは他の病院施設で、麻酔薬等に対するアレルギーのテストを受けていただくことになります。
これは、子供に限らず成人でも同様です。
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