昨日の読売新聞に 以下のような詩が投稿されていました。
歯がぬけた 横川 遥佳
歯がぬけました
歯をさわっていたらういたからまわしていたらぬけました
いつもより大きい歯だったからぬけた感じがへんです
歯がぬけたら歯がはえてきました (埼玉県川島町・小見野小5年)
乳歯から永久歯に生え換わるときの詩ですね。
子供たちにとってはどんな気持ちになるのでしょうか?
この詩では、乳歯が抜けてその下から永久歯が生えてきているようですが、永久歯が生える場合でも、乳歯が抜けずに生えてくることもあるんですよ。
代表的なものが六歳臼歯と呼ばれる奥歯です。
この奥歯は、乳歯が抜けることなく生えてきて、なおかつ奥の方に生えるために親御さんが気がつかないうちに生えてしまうことがあります。
実は、これが問題で生え始めの時期というのはとても虫歯になりやすい時期で、可能な限り歯磨きの徹底をしてもらいたいのです。
しかし、六歳臼歯は、生え始めの時期を見逃しやすく、多くの場合に虫歯にしてしまうのです。そのことが災いし、多くの成人で、この六歳臼歯が抜かれてないことが多いのです。
生え始めの時期を上手くコントロールできると、虫歯にならないですみますので、注意して下さいね。
生え始める時期は、読んで字の如く、基本的には六歳前後になるのですが、個人差がありますので早い子は、五歳前後から注意が必要です。
また当院では、子供たちに対して、虫歯予防(永久歯に一本も虫歯のない子にしよう)プログラムを実施しております。
詳しくはこちらをご覧になって下さい。