「は〜るよ来い、は〜やく来い」立春を迎えたばかりだというのに昨日は雪が降り、訪問診療で自転車に乗っていたら顔が凍りそうでした。それにしても寒かった〜。(手袋、耳あては必需品です)
今朝も築地駅すぐ側のあかつき公園の芝生にはまだうっすらと雪が残っていましたよ。
雪不足のトリノも20年ぶりの大雪ということで冬季オリンピックの準備は万端ですね。日本はいくつメダルがとれるでしょうか?私は成田童夢くん、今井メロちゃんの活躍を期待しています。「決めてネ!メロウ720!!」
『カリンちゃん』が春と共に皆さんへ福を運んでくれますように、という思いを込めてお面をかぶせてみました。
皆さんはこの『カリンちゃん』のことをご存知ですか?このライオンは私たちの目指すサービス『お客様のニーズを先読みし、感動を与えるパーソナルサービス』を実践しているザ・リッツ・カールトンホテル大阪のオリジナルマスコットなんです。これは以前院長のブログでもお話したように昨年宿泊した時に購入したものです。つぶらな瞳に一目惚れしました。ドレスもセクシーでかわいいですよね。ホテルのシンボルであるベビーライオンをドレスアップさせて「どなたにも受け入れていただけるように」という思いから生まれたものだそうです。名付け親はザ・リッツ・カールトンホテル大阪のスタッフの方々だそうです。
カ...ザ・リッツ・カールトンのカ
リ...ザ・リッツ・カールトンのリ
ン...女の子らしくするため!
このように『カリンちゃん』の誕生や名前に秘話や理由があるのと同様にインプラント手術の成功にも条件や基礎研究があるのです。(ちょっとこじつけのような気もしますが・・・・)
今回のブログVOl.2ではそのことについてご説明します。
《ブローネマルク教授の研究/成功するインプラントとは?》
人間の体にとって異物である金属の人工歯根がいったいなぜ体に受け入れられるのでしょうか?この疑問を解く鍵はこの発見から・・・・・。
スウェーデンのイエテボリ大学解剖学教室に所属する医師、ブローネマルク(Branemark)教授は1952年に偉大な発見をしました。当時、ブローネマルク教授は骨髄内微少循環の研究をしていました。ウサギのスネの骨に純チタン製の顕微鏡を埋め込んで観察した後、いざ顕微鏡を外そうとしても外れない事から骨とチタンがくっついていることに気が付きました。教授はそこで終わる事なく、それを口の中に応用しようと考えたのです。でも何故口だったのでしょうか?口の中には歯がたくさんありますよね。それに口を開ければ歯を見る事ができます。ということは、数多くの研究が出来、なおかつその経過を簡単に見られるということなのです。
この発想!この思いつき!すばらしい!の一言です。
軟組織の介在なしに『骨とチタンが直接くっついている』ことをラテン語で骨という意味を持つオス(OS)と英語で結合という意味を持つインテグレーション(integuration)を組み合せてオッセオインテグレーション(Osseo integration)と言います。この言葉はブローネマルク教授がつくった造語で、これが成功するインプラント(先にお話した良いイメージのインプラント)の第一条件です。その後ブローネマルク教授は13年間、「なぜ骨とチタンがくっつくのか」「どのような条件の下でくっつくのか」と基礎研究、動物実験を繰り返しました。そして1965年人体におけるインプラント手術が行なわれたのです。
次回のまみクリ新聞〜インプラント特集〜VOl.3は2日後の2月9日からの予定です。
どうぞご覧下さいませ。