こんにちは。
卒業の話題になってますが、残念ながら前の二人のように淡い思い出がないんですよ・・・グループで行動していたのでそういう発想がなかったんですね、あの頃は。今考えるとそれ自体が淡い思い出なんですね。そう考えるともっと何かちがうことも出来たのかと色々と考えさせられますね。若い頃はトライアンドエラーも有りだったと。それによって何か新しいことが芽生えたかもしれないのかなと。春ですしね。
今回は6つの条件から
4手術の技術についてお話していきましょう。
勿論、トライアンドエラーは決して許されません。
4・手術の技術
ただ単に上手か下手かということではありません。
特別な技術が必要なのではなく科学的根拠に基づいた技術と知識が大切なのです。
この科学的根拠とは何のことだと思いますか?
聞き慣れない言葉かもしれませんね。
つまり言いかえれば長い年月研究を重ね安全だと実証されていることです。
その実証されていることを確実に行うことこそが大切なのです。
ではインプラント手術の際、骨とくっつくためにどういう技術が必要だと実証されているかお話しましょう。
まず第1のポイントは骨の火傷です。
骨の火傷は骨の細胞を殺してしまうためインプラントと骨のくっつきを妨げてしまうのです。
よっていかに火傷を与えずにインプラントを埋め込む穴を骨にあけるかが重要なのです。
それには骨を削るドリルは毎回新品の物を使用します。
もったいないと思われるかもしれませんが手術毎に使い捨てです。新品で切れの良いドリルを使うことで、骨を削る際に発生する摩擦熱を軽減し骨の火傷を防ぐことが出来るのです。
そして骨を削る機械もインプラント専用の物を使用します。
この機械はドリルの回転速度を精密にコントロールします。
決められた速さで削ることでも骨への摩擦熱を減らし火傷を防ぐのです。
第2のポイントは環境です。
漠然と聞こえてしまうかもしれませんね。
では、ちょっと想像してみてください。
もしお腹を切るような手術をしたら、どんな場所で、どんな状態かと。
いわゆる手術室というものを想像したのではないでしょうか。
インプラント手術も同じなのです。
例えお口の中という狭い範囲の手術でも体の一部にちがいありません。
ましてインプラントという人工のものを体内(顎の骨)埋め込む手術です。
壁や床も消毒したり、空気清浄機を用いて空気中の浮遊物を取り除き、室内に置く様々な機械類も全て消毒したりと可能な限り雑菌を排除したきれいな環境で行うことでも、インプラントと骨のくっつきをより確実なものにします。
もちろん手術を行う術者もお腹の手術と同様の方法で手洗いをし、使い捨ての滅菌された術着を着用するなど細心の注意を払うことはいうまでもありません。