先日、春を先取するべく、いちご狩りに出掛けました。
ハウスの中は、すっかり春爛漫!あまりの暖かさに雨蛙まで元気に飛び跳ねていました。
実際の春も、もうじきですね。春が間近だとなんだか気分も浮き浮きしませんか?
しかし、この時期は同時に寂しさも訪れる季節でもあります。そう『卒業式』シーズンです。
私の学生時代には憧れの人に“制服の第二ボタンを貰う”という習慣がありました。(現在はどうでしょう?)
なぜ第二なのか…ご存じですか?
それは、心臓に一番近い場所だからだそうです!つまり「あなたのハートを下さい」という意味があるんですよ。今更ながら大胆な意味合いに気恥ずかしくなります(苦笑)
さて、人間にとって肝心要の『心臓』。実はインプラント手術を行う際にも、心臓と同じくらい重要な要があるのです。
今回、私たちの班はインプラント手術において“要”になる『インプラントと骨がくっつくための6つの条件』についてお話していきたいと思います。
みなさんは、インプラント治療が成功しきちんと咬めるようになる為には何が重要だと思いますか?
それは、顎の骨と埋め込んだインプラントがくっつくことです。
ではどうしたらきちんとくっつくのか・・・それには以下の6つの条件が大切になります。
1・体に害がないこと
2・インプラントの形
3・インプラントの表面性状
4・手術の技術
5・患者さんのお口や体の状態
6・術後の患部への負担
これは1981年カナダ・トロントで行われた会議でスウェーデン人のアルブレクトソン教授が提唱し決められた事です。
アルブレクトソン教授はブローネマルク教授(現在最もデータと実績があるブローネマルクシステム考案者)と共に、長年インプラントの研究を行っている第一人者です。
この『6つの条件』は言葉だけではよく解らないと思いますので、次号より3回に渡り、ひとつずつ解説していきましょう。