今回の院内ツアーでは手術室をご案内します。
前回ご紹介したレントゲン室を通り、右に曲ると個室が2部屋あります。向かって右手の部屋が手術前の準備、手術後の回復室として使い、左手の部屋は手術を行う手術室としています。
当院が使用しているインプラントは、ブローネマルク教授が開発したブローネマルクシステムです。ブローネマルク教授はインプラントの成功の条件のひとつとして、『インプラント手術は手術室または手術室に準じた場所で行う』ことを定義しています。これは必ず守らなければならないことのひとつです。
みなさんはテレビなどで手術の様子をご覧になったことはありますか?なんだか厳粛な印象を受けませんか?インプラントの手術も医科の手術と同様、清潔なところで手術を行わなければなりません。なぜならインプラント治療は顎の骨の中に、インプラントを埋入するいわば移植と同じなのです。通常の診療の空間は、手術を行うという点では適しているとはいえません。そこで限りなく清潔な環境で手術をすることを目的に、手術室があるのです。
では、当日の流れに沿ってお話しを進めます。
インプラント手術を受ける方は、まず右手の部屋に入ります。
手術着への
着替え、血圧、脈、体温測定などの体調の確認をし、手術中、手術後の注意事項などのご説明をします。その後、ブラッシングなどのお口の中の消毒を行います。お口の周りの消毒を行い準備完了です!!(この時が1番緊張されるのではないでしょうか、、、)
その後、左手の手術室に入ります。手術室は部屋の全てが消毒された後に、手術の準備をします。滅菌された清潔なものを使用します。
手術に入るスタッフは、手術室の入口にある手洗い場で手洗いをし、滅菌されたガウンを着て入室します。これが手術中の様子です。
手術が終わると、右手の部屋に戻ります。当院ではなるべくリラックスした状態で手術を受けて頂くために、お口の中の局所麻酔と、静脈内鎮静法という麻酔法を併用しています。全身麻酔のように意識がなくなってしまうわけではありませんが、半分眠っているような状態になるため、手術後、麻酔がさめるまでお休み頂いています。個人差はありますが、覚醒まで30分から1時間くらいかかる場合もあります。
くわしくは→
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院内ツアーはまだまだ続きますので、楽しみにしていて下さい。