前回の、あなたの大切なお子さんを虫歯にしないために大事なこと103では、
フッ素の虫歯予防効果を得るたまには、一日何回フッ素入り歯磨きで磨けばよいのでしょうか? ということについてでした。
フッ素の虫歯予防効果を得るためには、毎食後+寝る前にフッ素入り歯磨きで磨くことが効果的です。
私たちは食事をするたびに、歯に脱灰が起こっています。
フッ素には、再石灰化を促して、脱灰した歯の表面を修復する働きがありましたね。
つまり、酸によって溶かされてしまった歯の表面をフッ素が修復してもとあった状態に戻す働きがあるということです。
この能力を最大限に活かすためには、毎食後にフッ素入り歯磨きを使うことが大切ですね。
そして、
私たちは、寝ている間唾液の出る量が少なくなり、なおかつねばねばした唾液が出るようになるのです。
これは、簡単に言うと寝ている間は虫歯になりやすい環境になっているということなんです。
寝ている間に、歯の表面に脱灰が起こりにくくするためにも
寝る前にフッ素入りは磨きを使うことは、虫歯予防には効果的といえます。
でも、フッ素入りの歯磨き粉を使ったとしても、洗口してしまったら効果はあるのでしょうか?
つまり、
フッ素入りの歯磨き粉を使った後、どの程度洗口すればよいのでしょうか?
答えは、
約15mlの水で、5秒程度洗口するのが良いといわれています。
ほんのちょっとのお水で、軽くゆすぐだけが良いのですね。
歯磨きの後、一生懸命洗口してしまうことはフッ素の効果という意味では良くありませんね。
フッ素入りの歯磨きで日々のケアを正確に行うこと、
そして定期的に歯科医院を受診されPMTCを受けられることが虫歯予防をより確実なものにしていきます。
WHO(1994)も継続してフッ化物配合の歯磨き粉を使用していくと虫歯抑制率は高まるという見解を公表しているのです。
安全性も確立されていますから、安心して継続的にお使いになることが、虫歯予防には効果的だとうことでしたね。
フッ素入りの歯磨き粉で日々のケアを正確におこなうこと、そいして定期的に歯科医院を受診されPMTCを受けられることが虫歯予防をより確実なものにしていきます。