健康歯孝講座インプラント編をお読み頂いてありがとうございます。
難しい話が続いて、つまらなくなり飽きてきた方もいらっしゃるのではないでしょうか?
もう暫く続きますので頑張って下さいね。
先日、スイス在住の方からメールをいただきました。日本にいらっしゃる時は患者さんとして来院されていた方で、現在もスイスでこのブログをご覧いただいているそうです。ちょっと嬉しくなりました。
さて今日はちょっと一休みで、動物の歯のお話です。
私達は永久歯を一度失うと、もう二度と生えてくる事がありません。
その為、歯を失った後は、歯科医院で何らかの治療をしなければならず、そ
のひとつの方法としてインプラントがあるわけです。
しかし、サメは歯が何度も生え替わることで、有名です。
サメの歯は何列にもなっていて、一番前の歯が抜け落ちると後ろの
歯が前に出てくる様にできています。うらやましいと言って良いのかどうか
きっと患者さんにとっては、うらやましくて、私達(歯科医療従事者)に
とっては、あまりうらやましくないかもしれませんね。
何度も生え替わるのは、サメだけと思われがちですが、実は象も何度も生えかわる んです。
象というとあの長い鼻と牙がイメージですよね。
では、ゾウの歯は何本でしょうか?
実はゾウには、歯が4本しかありません。
すごく大きな臼歯(人間でいう奥歯)が、上下左右に1本ずつだけなので
す。そして象の歯は、後ろから生えてくる新しい歯に押し出されて前の歯が
抜けるしくみになっていて、口の中にはずっと歯が揃っていて、歯が、
無くて、歯医者に行かなければいけないなんてことはないのです。
実は、動物は歯が無くなると生きて行けないんです。
大変ですよね。
学生時代に、昔、上野動物園のロバ(だったと思うのです)が歯を全部
失ってしまいこのままでは死んでしまうという事で、その当時の歯科医師が
入れ歯を作ってあげた。という話を聞いた事があります。