土曜日の雪はいかがでしたか?
私の住んでいるアパートの周りも一面真っ白できれいでした。
実は先週風邪を引いてしまいちょっと体調が悪く、ブログもさぼってしまいました。すみませんでした。その代わりといっては何ですが、健康歯孝講座インプラント編第2弾を3月に東京フォーラムの会議室にて開催させて頂こうと思っています。思ったよりも反響も強く、皆様から、「続きをやって欲しい」、あるいは「今度あれば参加したい」、「ブログではなく直接話が聞きたい」というご意見をいただく事が多く、なんとか3月に開催しようと思っています。インプラント治療を勧めたり、患者さん獲得、勧誘の為のものでは決してありません。まだ準備中ですが、決まり次第ブログ等で発表させて頂きます。
さて、インプラント講座を始めたいと思います。
今までに、インプラントの歴史的背景とどうしたらインプラントが骨とくっつき、成功するかについてお話をさせて頂きました。
ところでインプラントの成功ってどういう事でしょうか?
成功率が95%以上とか話にはよく出てきますが、その成功の定義、あるいは基準ってなんでしょう。
「またかたい事を言い出して」とお思いでしょうが、大切な事ですよね。
実は、このインプラントの成功の基準自体も始めのうちは、厳格なものではありませんでした。極端な表現をすると「痛くなく、咬めれば良い。」という様なものでした。そして70年代、80年代はその成功率も5年で75%とあれば良いというものでした。
1998年にZarb(ザーブ先生)&Albrektsson(アルブレクトソン先生)が、カナダで開催されたトロント会議において、インプラントの成功の基準を定義したのでした。
それが、以下のものです。
・インプラントは、患者と歯科医の両者が満足する、機能的ならびに審美的な上部
構造をよく支持している。
・インプラントに痛み、不快感、知覚の変化、感染の徴候などがない。
・臨床的に診査するとき、個々の連結されていないインプラントは動揺しない。
・機能下一年以降の経年的なインプラント周囲の垂直的骨吸収は、0,2mm以下であ
る。