馬見塚デンタルクリニック
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インプラント治療は万能なのでしょうか?
いろいろなHPをみるとあたかもインプラント治療は万能な治療の様にうたわれていますよね。
本当でしょうか?
私は、「残念ながら治療というものに利点だけで欠点のない万能な治療は存在しない」と思います。
つまり利点・欠点を十分に理解したうえでその治療をするかどうか選択することが大切で、ある意味ではその選択肢を正確に説明出来る事が優れた歯科医療者の一つの資質ではないでしょうか?
インプラント治療の利点・欠点とは?
利点
天然歯に近い状態になる(いろいろなものがよく咬めるようになる。
            会話がし易い)
周りの歯にダメージ与えずにすむ
口腔ケアがしやすい
長持ちする
欠点
   外科的処置を伴う
   治療に期間を要する
保険診療対象外
歯を失った原因の除去の正否に依存
   長持ちする
お気づきの方もいらっしゃると思いますが 利点・欠点の両方に、「長持ちする」という事があげられています。利点の長持ちは理解出来ると思います。
では、なぜ欠点にも「長持ちする」があげられているのでしょうか?
皆様もお解りの様にインプラントは現在最長で40年もつ事が証明されています。ちゃんと行なわれたインプラントはかなりの高い確立で、成功し長期的に使えています。そうするとただ歯のないところにインプラント治療をしたとしても、周りの歯がインプラントより先にダメになって、抜かなくては行けなくなる事が起こってしまっているのです。その為,あるいはその様な事態をさけるために、たとえ現在は、すぐ抜かなくてもよい状態と判断したとしても、あらかじめ将来問題が起こるであろうと予測される歯を、前もって抜いてしまうという事が起こってしまっています。
これはすごく難しい問題です。
ひとつには、
どのレベルの歯をダメだと判断しなければいけないのか明確な判断基準(ガイドライン)がないのです。
また、日本の歯科医師が参考としている文献も、アメリカやスウェーデンの症例が基になってしまっているのです。
しかし、これも問題で、例えばアメリカでは再治療は訴訟問題になってしまう可能性があるというバックグラウンドがある為に、問題の起きそうな歯をある意味戦略的に抜いてしまう事がある事があるのです。
こういう事実や、お国の事情は論文には出ていません。その事を知らずに日本の歯科医師が、ただただ結果だけを鵜呑みにしてしまっていたら、これは大変な事ですね。
その歯は本当に抜くべきなのか?担当の歯科医師とよく相談してみて下さい。
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馬見塚賢一郎
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