もうすぐ10月31日、ハロウィンが近づいてきました。
当医院の診療室や待合室もハロウィンの飾り付けでいっぱいです。
ハロウィンは11月1日の万聖節(キリスト教で全ての聖者に祈りを捧げる日)の前夜祭にあたる行事のことで、かわいらしいお化けに仮想した子供達が「Trick or Treat !!」の掛け声と共にご近所をまわってお菓子をもらいます。この日ばかりは、子供達もお菓子食べ放題!?
・ ・・でも、お菓子を食べたらハミガキをしなくちゃね!!
ところで、皆さんは毛の軟らかい歯ブラシと毛の硬い歯ブラシ、どちらがお好きですか?今、コンビニやドラックストアなどの店頭には本当にたくさんの種類の歯ブラシが並んでいますよね。「こんなにたくさんの種類があるのか〜!」と感心してしまいます。しかし同時に、「何を基準に選べばいいのか、迷っちゃうな〜」とも思います。
先日、患者さんが「歯ブラシは毛の硬いものが好き。よごれ(歯垢)が良く落ちるような気がして。軟らかい毛の歯ブラシだと、磨いた気がしないのよね」とおっしゃられました。しかし、これは大きな勘違いなんです。
「歯ブラシの毛が硬ければ、よごれが良く落ちる」という訳ではありません。
正しいハミガキの方法は、歯と歯肉の境目(歯周ポケットの入り口)を磨きます。そのため、歯ブラシの毛先が歯肉にあたり硬い毛の歯ブラシだと歯肉が傷ついてしまう恐れがあるのです。また、力が強いとさらに、歯までも傷つけてしまう可能性があります。
歯ブラシの毛は、ふつう〜軟らかめを選んで下さい。
よごれは、歯ブラシの毛先があたっていれば十分に落ちるのです。
みなさんの豆知識のひとつに加えていただければ幸いです。