日曜日に院長とインプラントチームの数名でインプラントについての勉強会を行いました。院長の休日に無理を言って、いわば『特訓』をしてもらいました。
この勉強会の目的はただひとつ、院長と同じレベルでインプラントを理解したい、インプラントについて考えられるようになりたいという思いで行っています。当院でのインプラント治療は7年目を迎え、いままでにも歯科医師向けの講習会やシンポジウム等様々なものに私達が行ったり、インプラントに対する知識を深めてきてはいるのですが、まだまだ足りないと感じています。オリジナルのインプラントの本当の意味、インプラント界の現状や今後、外科手術について、最新の消毒法や滅菌法など、患者様が本当に望むインプラント治療を考えた時、いろいろな疑問が次々と沸き上がります。このことを解決する為には、インプラントに関わる全てをもう一度、基礎から学びなおさなくてはとこの会を始めました。
歯科医師も歯科衛生士も学校で勉強してるんじゃないの?なにをいまさら?なんて感じる方もいらっしゃるかもしれませんね。
歯科衛生士学校の教育では『インプラント学』はありませんでした。(私が学生だった平成10年当時です。当院の若手に聞いてみましたがやはり現在も同じでした。)当時、私が学んだ事と言えばインプラントと聞いてなんとなくイメージできる、そんな程度でした。歯科大学でもインプラントの教育は立ち後れているのが日本の現状のようです。
学生の頃、歯科医院で歯科助手のバイトをしていましたが、そこでもインプラント治療が行われていました。今思えば通常以下のレベルでの内容でしたが、『知らない』というのは大変怖いことで、何も知らなければなんの疑問もなくそれを見ていられるんですね。私にはどうすることもできないことでした。
卒業後、本当の意味での勉強を始めてから今に至り、インプラントについて学ぶうち、ブローネマルク教授が考えたこと、そしてそこから生まれたオリジナルのブローネマルクシステムのすばらしさを痛感し、もっともっと知りたいと思うようになりました。
先生のとなりにいてアシストをするだけなら、歯科衛生士であれば誰でもできる仕事です。先生と同じ目標をもって、同じ知識をもって、ひとつの治療をチームでできること、これがインプラントチームの目標です。これからも勉強会はどんどん続きます!!