馬見塚デンタルクリニック
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そういえばエジプトの遺跡から金でできた爪楊枝が見つかったなんて話を聞いたことがあります。時は紀元前1500年、太古の昔の王様も歯のお手入れには気を遣っていたようです。黄金の宮殿でお腹いっぱい食べた後、召使いたちにお掃除させていたのでしょうね
さて、現代のお話に移りましょう。
お口の清掃用具の主流は今は歯ブラシですね。歯の表面を磨くのには、なくてはならないものです。では、歯の隙間はどうでしょうか?
皆さんは、何をつかって磨いていますか?
虫歯や歯周病が一番起こりやすいのが歯と歯の間。隣り合う歯同士は絵のように一点で接していてそこから歯グキまでの間に三角形の隙間があります。ここは普通の歯ブラシでは毛先が届きません。歯石やプラークも溜まり放題です。
そんな歯の隙間の清掃用具には、主に「デンタルフロス」と「歯間ブラシ」があります。
「デンタルフロス」は一般的に「糸ようじ」と呼ばれているものもあります。「デンタルフロスと糸ようじって、どちらがよいの?」と質問を受けることがありますが、用途はどちらも同じで歯と歯の接触している部分の清掃に適しています。糸を指で巻いて使用するデンタルフロスが苦手という方はホルダー(把持部)のついた糸ようじを使用して下さい。
そしてもう一つの「歯間ブラシ」は歯と歯の間の三角形の隙間を磨くのに適した用具です。同じ隙間でもデンタルフロスとは磨ける場所に違いがあります。だからデンタルフロスは使いにくいけど歯間ブラシなら楽…という使い分けはしないで下さい。歯の隙間の広さに応じて、可能であればどちらも必要不可欠なものなんです。歯間ブラシはサイズにも種類があるので、私たちにお気軽にお尋ねください。
エジプトの王様と違って現代の私たちは自分でお口のお掃除をしなくてはいけません。歯ブラシに加えてフロスや歯間ブラシもとなると正直大変です。でもお口の健康のために面倒がらずにキチンと汚れを落としましょう
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馬見塚デンタルクリニック院長
馬見塚賢一郎
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