当院でのインプラント手術は「執刀医」「麻酔医」「直接介助者」そしてもう1人‘器械出し’と呼ばれる「直接介助者」以前ブログでもご紹介しました‘外回り’の「間接介助者」、以上5人体制で行っています。
今日は、その中の誰かに登場してもらおうと思っています........
あっ!いいところに今オペを終えたばかりの麻酔医がやって来ました。
当院でのインプラント手術では、麻酔医が静脈内鎮静法という精神鎮静法を行っています。
患者様の多くは、治療の際の痛みのイメージから、恐怖心・不安感を抱いていると思います。インプラント手術と聞けばなおの事ではないでしょうか。
治療中の精神的緊張状態は、時にショックや発作などの全身的偶発症の原因にもなってしまいます。そこで当院では麻酔医による静脈内鎮静法を行っているのです。
では先生お願いします。歯科麻酔医の藤井佳子先生です!
こんにちは、藤井です。
静脈内鎮静法というのは全身麻酔と異なり、患者さんの意識を失わせずに『恐怖心』や『不安感』のみを除去しリラックスした状態で治療を受けていただける方法です。
歯科ではインプラント埋入手術、埋伏智歯抜歯(顎の骨の中に埋まっている親知らずの抜歯)などの手術の時、歯科治療恐怖症の患者さん、内科的疾患(糖尿病、心筋梗塞、狭心症など)の急性憎悪の予防などを目的として行う場合が多いです。
手術や治療を受けようとしている患者さんは誰でも緊張しているものです。なるべく、その緊張を和らげ、リラックスできる環境を麻酔医として目指しています!!