昨日は東京マラソンが開催されましたね。
たまたま私用で、近くを通った時に、今迄、全く気づかなかったことがありました。
雨も降っていて、寒いし走っている人は大変だろうななんて思ってみていると、沿道から「頑張れー」と声をかける人が結構いらっしゃるんですよね。これは箱根駅伝とかでもよく目にしますよね。でもこの声援は本当に効くみたいです。
辛そうな顔して走っているランナーもこの声で気を取り直している様子を何度もみました。
そして、私は徒歩で駅に向かっていたのですが、規制で道が横断出来なくなっていたのです。そこで、関係者の方にどうやって道を渡れば良いか尋ねてみると「ご迷惑をおかけしてすみません。この先を暫くまっすぐ行って頂けると地下の通路がありますからそちらをご利用下さい。」と丁寧に教えてくれました。
その時は、何とも思わなかったのですが、その後すぐに、中年の男性が、同じように道を渡りたいらしく「俺に、わざわざ向こうまで行けというのか?」と
語気をあらたにしてやり取りしているのが聞こえてきました。
この時、私は、「走っている人達はこの日の主役かもしれないけれど、このマラソンをサポートしてくれる人が裏には沢山いる事、そして多かれ少なかれマラソンとは関係のない人に迷惑をかけているという事、そしてその上にこのイベントが成り立っているんだ」と思いました。自分のやっている事にばかりとらわれ、それを陰で支えてくれている人や、気づかずに迷惑をかけてしまっている人の事を忘れてはいけないものですね。