馬見塚デンタルクリニック
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スヌーピーの雛壇
みなさん、おはようございます。
2月の連休も終わり気付けばもう3月です。
それにしても今年は暖冬でしたね。すでに先日関東地方にも春一番が訪れたそうで。当院にも春の飾り付けが登場しました。
個人的にスノーボードが大好きな私としては、今シーズンの雪不足はとても悲しいのです。自然とは本当に予測のつかないもので、、、、、、。
春も目前ではありますが何とか雪が降ってもらえないかと願っている今日この頃でございます。
さて、この度私は、我が馬見塚デンタルクリニックで「歯磨き指導」を受けました。
私が馬見塚デンタルクリニックの受付に勤務し、かれこれ1年となります。
歯科医院に勤めているせいか、普段友だちとの会話中『歯磨きって何分すればいいの?』というような事をよく聞かれます。患者様にも同様の質問をされることがあります。
私は以前から『どうやって磨けばいいの?』ではなく、『何分磨けばいいの?』と質問される事が気になっていました。
時間をかけて歯磨きをすれば、より汚れが落ちそうですが、本当にそうなのでしょうか?
そこで今回のブログをいい機会に、私も歯科業界に携わる人間として、しっかりと正しい磨き方を教えられるようになりたい!と「歯磨き指導」の体験をさせて頂いたのです。
裏の理由としましては、、、、自分の口の中の状態をちょっと見てもらいたいなぁ〜なんてことも思ったのでした。
という事で、今回のブログでは私が実際に受けた「歯磨き指導」についてお話したいと思います。
1.まず始めに歯磨きについていくつかの質問を受けました。
以下は私と今回担当してくれた歯科衛生士さんとのやり取りの一部です。
衛生士さん『1日何回磨いていますか?』
私『3回です。』
衛生士さん『1回の歯磨きはどのぐらい?』
私『どのくらいですかね。朝、昼は5分くらい。たぶん夜は10分くらいしてます。』
衛生士さん『歯ブラシ以外に何か使っているものってある?』
私『毎日ではないけど、時間のある時はフロスを使ってます。』
衛生士さん『いつもどおりに今磨いてみて。』
私『(シャカシャカシャカ、、、、あれっ、いつもどうやって磨いてたかな?)』
衛生士さん『、、、、、、んんっ?今すごく危険な磨き方したよ。もしかして歯茎磨こうとしてないかな?』
私『どちらかというと歯茎をねらって磨いてますけど?』
衛生士さん『歯茎が腫れるのは歯にバイ菌がくっついてるからなのね、だから歯を磨くんだよ。歯茎をゴシゴシ磨いていたら、ましてや腫れている歯茎を歯ブラシで擦ったら傷つくよ。』
私『、、、、、、、。』
日頃の歯磨きについての簡単な質問だったので特に意識せず答えていました。
その後担当した衛生士さんと話をしていたら、さっき何気なく話していた会話の中から、私の性格や生活習慣、はたまた私への歯磨き指導プランがすでに衛生士さんの頭の中にあったと知り、言葉を失いました!!すごい、すごいけど、でも、、、。
実は私、ブラッシングには結構自信があったのです。
というのも、私は学生のころから歯科の業界に携わっており、プロの方から直々にブラッシング方法を習っていた事があったのです。(このことは担当した歯科衛生士さんには内緒にしていましたけど。)
だから今回、褒められると思っていたのです。
『歯ではなく歯茎をメインに、歯茎をマッサージするように磨く!』
私が行っていたブラッシング方法です。それが今回の歯磨き指導では全く逆の事を言われてしまったのです。
褒められるどころか、どちらかといえば怒られた感じで、青天の霹靂とはまさにこの事だと思いました。
でもこの時点ではまだ半信半疑だったというのが正直な気持ちです。
だって今までず〜っとこの方法で磨いてきましたし、本格的に勉強もしていたのですから。
ひっかかるはずがない、ありえないと思いました。
ですがその後の過程で、私が間違っていたのを確信していくのです。
2.次に歯と歯茎のすき間(歯周ポケット)の深さを測りました。
これは歯茎の炎症を診たり、歯茎の中に付いている歯石の有無を調べたりする為に行っているそうです。
歯を支えている顎の骨が溶けて無くなっているかどうか、つまり歯周病の進行度が歯周ポケットの深さでおおよそ分かるのだそうです。
右の絵のような器具を使用します。歯茎をチクチクとする感じがありました。先が目盛りになっています。
正常な歯茎の場合は1〜2mm、少し歯茎が腫れている場合は3mm。
4mmになると歯周病のはじまりで、5mm以上はとても危険な状態、重度の歯周病だそうです。
ちなみに、恥ずかしながら私の上の奥歯になんと6mmの歯周ポケットがあったのです。ただただショックで(泣)。
ちゃんと磨いていたのに〜。
3.その次に歯垢染色液なるもので歯を赤く染め出しました。
歯垢染色液とは磨き残したプラーク(歯垢)が赤く染まる液の事です。
今回下の歯の前歯のみの体験でしたが、歯磨き直後だというのに自分でも驚くほど赤く染まっていました。
ご覧の通り、私の場合はちっとも磨けていない事が証明されてしまった事になります
歯科業界に勤める私は多少の知識を持っているつもりでしたが、それが中途半端で間違った認識だらけだった事を今回の体験を通じて身を持って痛感し、深く後悔しました。今までやっていた歯磨きとは一体なんだったのだろう。
6mmの歯周ポケット、真っ赤に染め出された歯、鏡をみて心底悲しくなりました。
今回の私の実体験をお読みいただき、みなさんが日頃の歯磨きについて考えてくださればうれしいです。生活習慣となっている歯磨きは漫然としたものになりやすいと思います。だからこそ、少しでも自分の口の中は実際どうなのかと気にしていただきたいのです。
「歯磨き指導」後の私の口の中の変化については近々ご報告いたします。
実はまだ指導を受けた直後なので私自身もどう変わっていくのか分からないのです。
次回の私が担当するブログでは、私の口の中が改善され、「なぜ歯を磨くのか?」という‘歯磨き’本来の意味をみなさまにお伝えできる内容になっていればと思います。ご期待下さい。
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馬見塚デンタルクリニック院長
馬見塚賢一郎
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