今回はキシリトールを食べることで生まれる虫歯予防パワーについてお話したいと思います。
私たちが食べ物を食べたときにお口の中には唾液がでてきますよね?キシリトールにはこの唾液がたくさん出るようにする働きがあります。それがどうして虫歯予防とつながりがあるのでしょうか?
普段なにも食べていないときから唾液は出ていてお口の中を守っています。この唾液を安静唾液といいます。また食べ物を食べたりしたときにたくさん出てくるさらさらな唾液を刺激唾液といいます。
じつは唾液にはお口の健康を保つためにとっても大切な効果があるんです。
その1:ムシバラス君達を洗い流す効果(洗浄効果)
その2:ムシバラス君達の元気をなくす効果(殺菌・抗菌作用)
その3:ムシバラス君達が出す酸を薄める効果(緩衝作用)
その4:酸で溶かされ始めた歯の表面を修理する効果(抗脱灰作用)
など
キシリトールを食べることでムシバラス君は酸を出すパワーを失われるのですが、キシリトールの刺激により出たさらさら唾液で、さらに追い討ちをかけられます。ムシバラス君は洗い流されたり、元気をなくしたり…!はたまた、それでもなんとか力を振り絞り出した酸は薄められて…と、ムシバラス君にとってはスペシャル攻撃をうけることとなるのでした〜〜!!
弱ったムシバラス君のいたずら相手である私たちの歯は、さらさら唾液によってしっかりと守られるため、さらに虫歯になりにくくなるんです。
食事の後、キチンと歯を磨いてムシバラス君を退治する事がなによりの虫歯予防です。その上でキシリトールを食べると、虫歯予防効果はさらにアップするようですね。