こんにちは。突然ですが、明日4月18日は何の日か皆さんご存知ですか?『418』語呂あわせで、実は『良い歯』の日なのです。
皆さんは、良い歯と聞いてどのような歯を想像されますか?
むし歯の無い歯が良い歯と思われる方が多いかと思いますが、被せ物をしたり、白くしたり、歯並びをきれいにしたりと、治療をしてきれいになった歯を良い歯と思われる方もいるのではないでしょうか?
確かに、真っ白で歯並びもきれいだと、とっても良く見えますよね。
しかし、治療している歯は全く治療をしていない健康な歯に比べ、トラブルがでやすいのです。
なぜかと言うと、治療したといっても歯科治療のほとんどがむし歯を削って、その空いたところに他の材料を代替的に据え置く(後始末)しかできないのです。そうすると、ご自身の歯と詰め物や被せ物の間が磨きにくくなるため、むし歯が再発しやすくなってしまいます。
治療して治したといっても、もとの健康な状態に戻っているわけではないのです。つまり、治した=補修したといえるのではないでしょうか。だからこそ歯科医師の技術、そして治療に使用される薬品や材料が大切になってくるわけです。むし歯治療のクオリティーを上げることは、技術の優れた歯科医師が質の良い薬品や材料を使うことによって出来るわけで、それを求めていくと自費診療となるのです。
しかし、現在でもむし歯治療のほとんどが補修治療であり、もとの健康な状態に戻すことができない以上、なるべく削らずに質の高いレベルの治療を受けることが大切なのです。それ以上に大事なこと、それは治療のされていない健康な歯を大切にしていくことです。だからこそ、これからはむし歯にならないよう予防していくことがとても大切になっていきます。
この考えを基本としているのが当医院の掲げている健康創造型歯科医療なのです。その理念に基づいて、私たちは皆様に各々の予防プログラムの提供をしております。
過去のブログでも予防についてのお話をさせて頂いておりますが、皆さんの歯やお口の環境、生活習慣は個々に異なります。それにも関わらず既存の予防プログラムは、どちらかというと公衆衛生的なアプローチ(大勢の人を対象としているもの)をしていました。実際はむし歯になりやすい人もそうでない人もいるのに、みんな同じ予防内容になってしまっていたのです。そこで私達は、ご自分に合った予防方法を見つけるため、唾液の検査というものを行っております。唾液の質や量、むし歯菌の数、お口の環境、生活習慣などを総合的に検査し、むし歯になりやすい体質なのか、また、どうしてむし歯になりやすいのかを調べます。(この唾液の検査は自費診療であり、検査と医療面接で5.250円になります。検査を受け、原因と考えられることがわかったら、どう対処していけばよいかをお話させて頂きます。
このようにすることで、ご自身のむし歯に対する危険性を知り、自分に合った予防をしていかれると良いと思います。予防をして、今後は新たにむし歯を作らない、また、すでに治療されている歯もむし歯にしないよう頑張ってください。