こんにちは!それにしても今週は寒かった〜。
春はどこへ?と思っていましたが、今日は暖かくなりましたね。
ほっと一安心したところで、先週のブログのイラストの謎にお答えします。
『スタッフの小言』にも書いていましたが、4月18日は語呂合わせで良い歯(418)の日でした。それにむけて歯之助(しのすけ)も頑張ってブラッシングしていたのです。
今回はピカピカになった歯之助と、おめかしした歯頭(しず)ちゃんが仲良くお出かけです。
お天気になって良かった。
今日は『ショートインプラント』についてのお話をさせていただきます。
POCの2日間の講義の中でも主題の一つでした。これは『どのような場合でも“短いインプラント”を選択する』という考え方のことです。
短いインプラントか長いインプラントか(といってもその差はわずか数mmなのですが)この差を議論することは大変良いことだと思います。
口の中や顎の骨で考えた時に1mmの差は非常に大きいものなのです。
歯科医師がこの数mmにこだわり続けることは重要だと思います。単純に長いか短いかだけではなく、適切な長さとはどうあるべきかが重要なのです。
生体に浸襲が少ないという点で、短いインプラントのメリットはあります。
ただし、生体がどういう反応をするのか、すぐに分からないことが山ほどあります。
そのひとつひとつをクリアにして積み上げて、初めて応用していかなくてはならないと思います。
なかには、少数の研究者達の短い期間の臨床報告のみで製品化されたり、臨床の手技として応用されたりしてしまい、場合によっては世界的なブームになってしまっているものもあります。
今後もより生体への浸襲が少なく、患者さんの負担が少ないインプラント治療へとどんどん改良されることを願いながら、今後の動向に目を向けていきたいと思っております。
ブローネマルク教授は、生体を守ることを一番に考えインプラントシステムを作りあげました。そして、今でもその考えのもと治療を続けています。
教授は、成功したインプラントの話だけでなく“失敗したインプラントの検証をして議論することが必要だ”と話していました。
今回の講演の中では、インプラントの失敗についての報告も多くありました。
今後このような議論が盛んになることを期待します。
私は今回この講演会に参加して「インプラント治療をさらに安全な治療にするべく努力していきたい」とあらためて思いました!