今回から「インプラント治療の流れ」と題しまして、お話をしていきたいと思います。
それでは手術について・・・といきなりインプラントの治療ができるわけではありません。
インプラント治療を始める前には、治療計画などの準備が必要になります。
以前のブログでレントゲンやCTの撮影についてお話をしたことがあります。それをもとに、インプラント治療をすることが可能かどうか、最も有効な方法かどうか、その他の治療法はあるのかどうかを診断します。
インプラント治療も他の歯科治療と同様、あくまでも治療の中の選択肢のひとつにすぎません。インプラントも100%万能な治療法ではありません。その治療のメリットとデメリットの両方を理解することが不可欠です。そして最終的には患者様ご自身で治療法を選択していくことからスタートします。
インプラントが可能な場合にはどの場所に、どのインプラントを埋入するのか事前に充分な診査を行ないます。CTのデータを利用し、コンピューターを使ってあらゆる角度から診査や、治療計画をたてます。
全身疾患やアレルギーなどがある方は、場合によっては病院を受診していただき、インプラント手術を行なっていくうえで問題がないかなどを確認します。これはインプラント治療に限らず、通常の歯科診療を受ける上でも大切なことです。
その後、抜歯、虫歯や歯周病の治療など、インプラント手術を始める前に必要な処置を行ない、手術の時期を決定します。
ここまでが手術前の流れですが、次回からはすこしずつ解説をしていきたいと思います。