こんにちは。
だいぶ寒くなり秋になったなーと感じる今日この頃。
みなさんは体調くずされていませんか?
さて今日は、馬見塚デンタルクリニックの先生達が行っている‘ほとんど痛くない麻酔’についてのお話しをさせていただきます。
麻酔で痛みを感じるのは、“針を刺す時”とそのあと体に“薬を入れる時”です。
針を刺す時に痛みを感じさせないようにするため、まず行っているのは表面麻酔です。針を刺す前にその場所をよく乾燥させ、表面麻酔剤を付けた綿球を粘膜に塗り続けます。そうすると粘膜の表面に薬がしみ込んでいきます。その後注射による麻酔を行うのですが、薬が粘膜の表面にしみ込んでいるので、針を刺す時のチクッという感じが少なくなります。
さらにチクッという感じをなくしたいので、最初に刺すのは痛みのでにくいところを選びます。粘膜に対して負担のかからない角度で針を押しつけるようにすーっと挿入していきます。
そして麻酔液をほんの少しゆっくりと入れます。このときある程度そこで麻酔が効くのを待ち、それから注射をしていきます。注射のポイントはゆっくり、本当にゆ〜っくりと丁寧に行う事です。早く麻酔を打とうとすると、圧力が麻酔の効いていない組織を押しひろげ、痛みを強く感じてしまいます。ですからゆっくりと行うことが大切になるのです。 この圧力のコントロールは技術が必要で、当医院で勤務することになった先生は必ずその練習を行っています。
針は細いものを使用しています。実はお口の中は場所によって痛みを感じる繊細さが異なるのです。前歯は敏感なので、中でも一番細い針を使用しています。さらに麻酔液は身体と同じ37℃近くに暖めています。それにより、麻酔液と体温との温度差によって起こる痛みを抑えることができます。
こうして様々な注意をはらうことで、少しでも痛くない麻酔をする様に努力しています。
いかがでしょうか?
歯科治療での麻酔注射への心配が、少しでもやわらいでくれたら幸いなのですが。 先生!どうかお願いします♪
来週は「針にまつわる話」の第3弾です。
どうぞお楽しみに☆