朝晩が冷え込む季節となってきましたが、みなさんは風邪などひかれていないでしょうか。体調には気をつけてくださいね。
今日は、自費診療と保険診療の違いについてお話しさせて頂きます。
被せ物や詰め物の治療をする際、被せる物や詰める物を選択することができます。基本的には、保険診療の範囲で治療をするとパラジウムという金属(いわゆる銀歯)になります。また、自費診療をご希望される場合はセラミック(白い歯)やPGAというプラチナと金の合金(金歯)にすることもできます。
さて、ではこれらの詰め物は何が違うのでしょうか。まず、当たり前ですが材質が異なります。例えば、PGAに含まれる金は金属としては軟らかく、噛み合わせることでよくなじみます。材質の他に、大きく違う点が精度です。詰め物や被せ物をするというのは、虫歯になってしまった部分を削って穴の空いた所に代わりの物質を付ける治療をすることで、本来の歯の機能を回復するために行います。歯と詰め物や被せ物がぴったりとくっついていたほうが隙間から虫歯菌が入りにくくなります。保険診療でもなるべくぴったりと適合のよいものを入れたいのですが、保険診療の範囲内の材料を使い、治療をするのですから自費診療と比べると精度は落ちてしまいます。その点、自費診療となると、保険の制約がないため、型をとる材料や接着剤の種類などをよりよいものを使い、診療にかける時間も十分にとることができます。また、実際に被せ物や詰め物を作成する歯科技工士も腕のいい者を採用していくことが可能になります。
このように、自費診療と保険診療とでは違いがあります。しかし、保険診療の範囲内でもなるべく精度のよい物を作成するよう心がけています。
治療をしていく上で何かご要望があればスタッフにお声をかけてください。