今日はインプラントの型どりから被せ物ができるまでの流れをお話させて頂きます。
手術が終わり、翌日は傷口の確認を行います。1週間から10日後に抜糸をし、この時に簡単な型を採らせて頂きます。
その後、精密な型どりをし、噛み合わせをとり、仮り歯を作成し、本歯を作成します。
症例にもよりますが、精密な型どりから被せ物が入るまでは、早い方で約2週間、遅くても約1か月で最終的な被せ物が入ります。その間、2回から4回の来院が必要となります。
イプラントの被せ物は、精度と噛み合わせがとても重要です。精度の高い被せ物を作成するために、型どりの材料をよりよいものを使用したり、また、噛み合わせの調整をはじめ、全てにおいて慎重に、丁寧に処置を進めなくてはなりません。そのため、症例にもよりますが、1回の処置時間が2時間を越えることもあります。また、処置の途中で被せ物のくるいが発見された場合、やり直しをさせて頂くこともあります。お時間がかかってしまい申し訳ありませんが慎重に進めさせてください。
被せ物が入ったあとは、今まで歯がなかったところに歯ができるので、インプラントの部分もご自身の歯と同じように清掃が必要になります。インプラントの構造上、ご自身の歯以上にお手入れが複雑になることもありますが、被せ物が入ったら、その被せ物にあったお手入れの仕方について私たち歯科衛生士よりお話させて頂いております。