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「私は、6歳臼歯といわれている奥歯が一本ありません。

今回、そこを治療するにあたり選択肢として、ブリッジ、入れ歯、インプラントがあると言われました。

そこで、入れ歯は嫌なので、インプラントかブリッジの治療を考えています。

よく、インプラントの成功率については、歯科医院のHPでも見ることができます。

では、ブリッジの成功率はどのくらいですか?」

ブリッジの場合、成功率をどう定義づけするかにもよるかもしれませんが、外れないでいるということを生存率とするのならば、10年で70〜80%、15年で60〜70%という報告がスカンジナビア(北欧)を中心にされています。

この数字だけを比べてしまうとブリッジによる治療は、インプラント治療の成功率よりもおとっているように思え、インプラント治療の方が成功率では優れているようにみえてしまいます。このことを逆手にとってインプラントが優れていると言う人たちもいるようですが、そうともいえないと私は思います。

一つには、インプラントの成功が、歯を失った部分の骨、あるいはそこにインプラントを埋入する部分の骨に依存するように、ブリッジの場合、ブリッジの支え、あるいは土台となる歯の状態に依存してしまうため、その歯の状態に多少無理があったとしても、そこにブリッジを入れることはあり得るわけで、ブリッジの成功率が多少悪くなることは分かっていたとしても、意図的にブリッジを選択している場合もありえるのではないでしょうか?

ですから、この報告だけでブリッジを否定する必要はないと思います。

また、インプラント治療でも、インプラントに隣り合う歯が、インプラント治療を受ける時点では、まだ抜くほど悪い状態ではないが、将来に問題が起こる可能性のあるような状態の場合、やはりどうしてもその歯を抜かずに隣にインプラントをしてしまう場合があります。このような場合数年後に、その歯を抜くような結果となることは、ありえることです。

現実に、最近のスウェーデンでは、インプラントに問題はおこっていないが、そのインプラントに隣り合っている歯が先にだめになってしまうという問題が起きているという報告があります。

もちろんこの報告は、インプラントを埋入するとその隣の歯がだめになるということではありません。

お分かりいただけたでしょうか?

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馬見塚賢一郎
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