昨日は中央区明石町の新年会に参加させてもらいました。
私たちの歯科医院もこの地に開業させていただき、まる14年になります。
振り返って見ると、この14年の間に少しずつですが成長してきたという実感はあります。
今後も、多少なりとも地域医療に貢献していきたいと思っております。 この写真は、新年会にお見えになった聖路加国際病院理事長の日野原 重明先生とちょっとめかし込んだ、当院スタッフです。
さて、今日の質問です。
「具体的に、ブリッジの寿命はどのくらいと考えるべきでしょうか?」
ブリッジの寿命は、8.3年、10.3年、11年といった報告(これが全てではありません)があります。
他にも、日本補綴学会等の報告でも、データとして数字にすると、似たようなものがほとんどのようです。
言い換えれば、これらの報告からは「歯を失って、そこにブリッジを入れた場合、多くの場合がおよそ10年前後でやり変える事になっている可能性がある」といえるのかもしれません。
しかし、これは、一部の集められたデータの分析結果の報告であり、全てを確実に表せているわけではありません。実際には、もっと長持ちしている症例も、少なくはないと思います。実際に日々の臨床の中で、自分が治療させていただいたものや、患者さんに問診させていただくと、もっと長くもっているものも少なくないと思います。
またそれとは反対に、ブリッジを入れたとしてもおそらく長持ちはしないとわかっていても、患者さんと歯科医師が同意の上でいれている場合もありえるわけです。
だからといって、この報告が役に立たないわけではありません。いくつかの研究が、似たような報告を出していることからも、「症例による格差はあったとしても、平均すると(ここが大切で、統計上、数字を平均しているという事を十分ご理解下さい)歯を失ってそこにブリッジを入れた場合、およそ10年前後でやり変える事になっている可能性がある」と言う事をこの報告は示しているといえます。
ですから、ブリッジの寿命については、残念ですが、上記のデータも一つの参考としていただいた上で、やはりそれぞれの症例によってその寿命に違いがでるといえると思います。
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