今日は、久しぶりの雨ですね。花粉で苦しんでいる方にとっては恵みの雨なのでしょうか?
私の家にいる犬にとっては散歩に行けなくなるので、残念な雨なんでしょうね。
さて、今日の質問です。
ブリッジが生存できなくなった(外れるあるいは外さなければならなくなった)理由として、突然外れるというのはどうしてですか?
天然の歯は、一本一本が独立していて少しですが自由に動くことができるのです。つまりそれぞれの歯に通常のかみ合う力が加わった時に上手く順応することができるのです。ところがブリッジは土台になる歯同士を固定しています。そうすると、たとえは稚拙ですが、二人三脚をさせられているような状態になるわけです。ある部分は固定されているが、動く部分もある状態になるわけです。二人三脚の時に無理な力が一番にかかるのは二人の脚を結んでいるヒモです。歯にとって頭はブリッジで固定されているが、根っこは動ける状態です。つまり咬む力を加えることはブリッジに無理な力が加わり、ブリッジを外そうという力となり、徐々にではありますが、ブリッジを固定している接着剤が破壊され外れてしまうことになるのです。
現在は接着剤の質もかなり良くなり、優れたものを使うことによってこのような事態を招かぬように、可能な限り長期間安定して接着の状態が維持できるようになってきています。技術の進歩の恩恵ですね。
しかし残念ながら、極論ではありますが、物理的にくっつけたものは、たとえどんな素晴らしい接着剤を使用したとしてもいずれは外れてしまうわけなのです。その前提のもとで、可能な限り長期的な安定を私たちは目指しています。
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