今日は、ちょっと雲行きがあやしいですが、明日からゴールデンウィークも後半の四連休ですね。
皆さんはどのように過される予定ですか?
天気も回復しそうですし、行楽地は大勢の人出が見込まれますね。
わたしは、東京でのんびりと過ごせればと思っています。
さて、前回まで、いろいろな形でブリッジについてお話しをさせていただきました。
本日から、歯を失った場合の選択肢の一つの入れ歯について始めさせていただきます。数ある入れ歯の中でも、今回は特に部分入れ歯についてお話したいと思います。
では、本日の質問です。
「ブリッジについての問題点等は理解できました。それでは、部分入れ歯にした場合の利点はどのようなものですか?」
ブリッジ治療をする場合と違い、部分入れ歯を入れていく場合は、その利点として、入れ歯を入れるためにほとんど歯を削らなくてすむことが多いといえます。場合によって特殊な装置を用いるために歯を大がかりに削らなければならなくなったりすることもありますが、比較的簡単に、局所麻酔等も行わずに治療ができます。
欠点としては、装着感が悪い。針金が掛かる歯に、ブリッジほどではないにしても力の負担がかかる。針金がかかる歯を削ることは少ないが、削らなくとも針金がかかる歯に歯垢が付着しやすく虫歯になる可能性が高くなる。見た目が悪い。しゃべりにくくなる。食事後にはずして手入れをしたり、夜間にはずして保管したほうが良い等の管理の煩雑さがある。
部分入れ歯の予後については、ある調査では、下顎に入れた入れ歯と、ブリッジを5年間調査した結果、部分入れ歯を入れた患者さんの方が虫歯になる確率が6倍高く、咬み合わせや、入れ歯の安定は時間の経過と共に不安定になったそうです。