馬見塚デンタルクリニック
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いったいいつになったら春らしい日が来るのでしょうか?極端に寒かったり、雨が続いたりでこのまま梅雨になってしまうのでしょうか?

気候も安定しない中、皆さん体調管理には十分お気を付け下さいね。

さて、今日の質問です。

「入れ歯は違和感が強いということですが、現実には多くの人たちが入れ歯を入れているわけですから、この違和感を取ることは可能なのですか?」

違和感には大きく分けると二種類あります。

ひとつは入れ歯に問題があるもの、入れ歯の土手の覆い方が不適切であったり、覆ってはいけないところを覆ってしまっていることがあります。これは、基本的に入れ歯に問題があるわけであり、入れ歯を調整したり、場合によっては作り直すことで改善できます。

もう一つが慣れの問題です。歯を失った部分に入れ歯という異物を入れるわけですから、入れ始めた時には多かれ少なかれ違和感というものがあります。まずは、それに慣れて頂くように可能な限り使っていただきたいのです。しかし、歯の失い方にもよるのですが、入れなくても、食事ができてしまったり、不自由を感じられていない場合、あえてその違和感を我慢してまで入れ歯を入れていただけない場合があります。そうなるといくら歯科医院で入れ歯の調整等をおこなっても違和感がなくなることはないわけです。言い方は悪いですが、ある意味で慣れの問題の部分もあるわけです。

また、場合によっては嘔吐反射が起こってしまうことがあります。これは入れ歯を口に入れると「ゲッ」となってしまい、どうしても受け入れることができなくなってしまうことです。原因としては入れ歯の覆い方が悪くて引き起こされる場合と、心因的なことがあります。

しかし、ほとんどの場合は、皆さんのご協力と歯科医師の技術によってちゃんと使える入れ歯になります。

入れ歯は、装着感では、ブリッジやインプラントよりも圧倒的に劣ってしまうのは、仕方がないことなのかもしれません。

しかし、全ての患者さんが、ブリッジ治療やインプラント治療を受け入れられるわけではありませんし、ブリッジやインプラントにも欠点はあるわけですから、入れ歯の設計や製作の際には最善の注意をはかり、メインテナンスを定期的に行うことで、ある程度長い期間使用していただくことは可能だと思います。

そして、この違和感というものは、患者さんの努力で入れ歯を入れる習慣を造り上げていけば、やがては消失していくものであるといえます。

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馬見塚デンタルクリニック院長
馬見塚賢一郎
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