今回のテーマは「フードインパクション(食片圧入)」についてです。聞き慣れない言葉ですが、「フードインパクション(食片圧入)」とは、歯と歯の間に食べ物が詰まることをいいます。
では、「なぜ歯と歯の間に食べ物が詰まるのでしょうか?」
歯と歯の間に食べ物が詰まる原因として考えられるのは、
1、上下の歯の咬み合わせ
2、歯周病による歯の揺れや、歯肉が下がって隙間ができる
3、歯と歯の間の虫歯
4、過去に治療した詰め物、被せ物に問題がある
5、歯並びが悪い
などがあげられます。
次に、「食べ物が詰まりやすいとどうなるのでしょうか?」
歯と歯の間に食べ物が詰まってその状態を放置すると、そこにプラークが溜まりそのプラークが原因で、治しにくい根の虫歯や歯周病になることがあります。
最後に、「どのような治療が必要なのでしょうか?」
まず、どうして歯と歯の間に食べ物が詰まりやすくなったのか、原因を歯科医院で診断してもらいましょう。原因によって治療法は異なりますが、咬み合わせの調整や歯周病、虫歯の治療、詰め物、被せ物のやり直しなどを行う必要があります。
食べ物がつまっただけで大したことないだろうと思われる方がよくいらっしゃるのですが、虫歯や歯周病が重度に進行してしまうことがありますので、歯科医院を受診されることをお勧めします。