皆さんはむし歯の治療で白いつめものをしたことがありますか?
この白いつめものとはどういうものなのでしょうか。
このつめものはCR(コンポジットレジン)というプラスチックの合成樹脂です。これは小さいむし歯や力を入れて磨いてしまったり、強い咬みあわせにより歯と歯茎の境目で歯が削れてしまっている場合などの治療に用いられるつめもののことです。
ではなぜ治療の後、しみたり痛みがでてしまうのでしょうか。
最も可能性の高いものとして、治療で歯を削る際、歯の神経が刺激され、一過性の炎症を起こして痛みが出てしまうことがあげられます。
症状によりますがほとんどの場合、数日で治ります。継続して痛む場合は、次のような対応をします。
- 知覚過敏抑制のためフッ素を塗り様子をみます。
- むし歯が深かった場合、中の神経が炎症を起こしてしまっていることを疑い、レントゲンを撮り確認し、場合によっては一度つめものをはずし、神経を落ち着かせる薬をつめて様子をみます。
- しみや痛みが治まらない時は、神経を抜くことがあります。
治療後に出る症状は様々です。気になることがありましたら、お気軽に歯科医院を受診して下さい。