馬見塚デンタルクリニックでは、スウェーデン研修チームも無事に帰国し
来る11月9日(日)「第10回健康歯考講座」に向けてラストスパートです!
練習にも気合が入ります♪
それでは今回の質問です。
矯正治療の痛みについて〜セパレーション編〜
Separation〜セパレーション〜というのは「分離」という意味で
歯科では、歯と歯の間を拡げることをいいます。
矯正治療では、治療の最初の段階で奥歯に「バンド」という
指輪みたいなリングをつけます。
その際に 事前準備としてセパレーションを行います。
通常、歯と歯の間は隣どうしピッタリ接触していますが
このバンドというリングには厚みがあり
歯と歯の間を拡げなければ装着することができません。
そのためゴムやバネのような針金を用いて、歯を動かし拡げていきます。
そしてこの時に痛みが生じます。
3日間1週間ぐらい痛みが続きます。
ほとんどの人がこの痛みを経験することになります。
(痛みの感じ方には個人差があります)
1週間くらい経てば、痛みはなくなります。
では、この歯の痛みはなぜ起こるのでしょうか?
簡単に説明しますと、歯を動かすために装置で歯に力を加えるのですが
そしてこの炎症が起こることによって、圧迫された側の骨が吸収されて歯が動き始めるのです。
この炎症が痛みの原因なのです。
私も矯正治療を経験していますが、初めて歯を動かすためにセパレーションをした時、痛がりな私にはちょっと辛かったこと覚えています。しかしズキズキ痛いわけではなく、じんわりとした鈍い痛みです。矯正治療をこれから始めようと考えている人は、当然不安もあるかもしれませんが、たえられる程度の痛みですので安心してください。
もし万が一にも、かなり強く痛みを感じてしまう方は、鎮痛剤を1回飲むとすごく楽になりますよ♪