もうすぐ12月。1年があっという間に過ぎようとしています。ここ数日、とっても寒くなってきました。
先日、ホットカーペットを出して、ゴロゴロと過ごしていたら案の定眠りについてしまい風邪をひいてしまいました。みなさんは体調を崩さないように気をつけて下さい.
さて今回は、「インプラント手術は痛いと聞いたので心配です。また、手術後も痛みが続くのでしょうか?」という質問にお答えしたいと思います。
インプラント治療に限らず、手術と聞いて、痛みを心配されるのは当然のことと思います。
今回は、実際に当院でインプラント手術を受けられた方の感想をもとに、お話をさせて頂きます。
はじめに、手術はどうでしたか?という質問に対しての感想です。
「手術前に聞いていた通り、手術中は寝ていて、ほとんど分かりませんでした。痛みを感じることもなくリラックスして受けることができました。」
当院のインプラント手術では、お口の中に行う局所麻酔と腕から点滴を採って行う静脈内鎮静法を併用して行います。局所麻酔は、虫歯や歯を抜く治療の時と同じ麻酔法です。静脈内鎮静法は、できるだけリラックスした状態で手術を受けて頂くために行なう麻酔法で、感想の中にあったようにほとんどの方が、手術中は寝てしまっています。手術が終わると目を覚まし、手術中のことは全く覚えていないか、断片的にしか覚えていないとおっしゃる方がほとんどです。
全身麻酔ではないので、意識がなくなるわけではありません。手術中に強い痛みがあれば寝ていたとしても、痛みでとびあがることでしょう。実際には、みなさんが考えているように、手術中に痛むということはほとんどないと思います。
次に、手術後に痛みはありましたか?という質問に対しての感想です。
「歯を抜いた時のようなうずく感じがありましたが、痛み止めのお薬を飲むほどではありませんでした。手術後は、うちでのんびりしていましたが、いつも通り過ごしました。」
手術後、痛みが強くて我慢ができないと言われたことは一度もありません。ただ、手術をしたところよりも、器具でひっぱっていた唇が痛いと言われたことはあります。これは、大変申し訳ないのですが、安全にインプラント手術を行うためには、必要なことなのです。狭いお口の中で、手術をおこなうために口を大きくあけて頂いて、唇をひっぱったりしなければなりません。ただし、
数日のうちに改善しますので、ご安心下さい。
以上が、患者さんの感想をふまえた回答です。ご参考になれば幸いです。